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【バリ島新婚旅行記Vol.2】サヌールのおすすめローカルスポット&おみやげはこれだ!
アラフォー夫婦(夫43歳・妻41歳、バツイチ同士)が入籍1年越しで行ってきた6泊バリ新婚旅行。前半の3日間はサヌールに滞在し、初日から地元民に愛されるイタリアンを堪能しました。 2日目と3日目は、サヌールに住む親友からおすすめされたスポットを中心にぶらっと散策しました。今回はスポットとそこで見つけたおみやげをご紹介します。 お土産を買うならスーパーマーケット2日目はイタリアンでたんと食べた後、夕方から親友に教えてもらったスーパーマーケットへ。 スーパーマーケット Grand Luckey(グランドラッキー)。名前はもちろん色使いが可愛いよね^ ^ とっても広かった!南国感が漂う陳列。バリ島産のナッツを使ったYAVA。甘い・しょっぱい・辛い全部ある!渡した方々から好評でした○個人的に「これ買って良かった!」と思うのはチョコレートです。バリはカカオの産地らしく、おみやげコーナーのチョコはラインナップが豊富でした。 ベルギー人が立ち上げたMonggo(モンゴ)甘すぎないので食べやすい。いい感じの甘さ。一般的なチョコよりはやや高くて1枚500円くらい。これはおやつ用にストックしておきたい!アソート。定番のミルクやダークのほか、塩、抹茶、ホワイト。いかにもお土産という感じ。キットカットみたいなウエハースなんだけど、ウエハースまでチョコしみしみで美味しかった!地元のスーパーに行けたのは良かったけど、思ったよりも飛びつくようなおみやげはなかったです。たぶん、スーパーは事前に買うものを調べてから行ったほうが良いと思います。我々みたいに調べずに行ったら何を買えばいいか迷うかも。というのも、インドネシア語の表記がよく分からないから! スーパーに行く前には事前リサーチをおすすめします。 地元民の胃袋を満たすワルン3日目に訪れたのが、これまた親友に教えてもらったワルン。 ワルンとは食堂のことで、日本でいうとファレスみたいな感じなのかな? どこにでもあります(とはいえチェーン展開ではないような?個人店のような気がする)。地元民の胃袋を支えています。 我々が行ったのはジャワ島料理のワルン。ジャワ島は辛いものが多い。店内向かって右奥にも縦にテーブル席がある。店内奥は暗めでお店自体はそんなにきれいじゃない。好きなものを言うとお皿に入れてくれる。何が何だかよく分からず気になったものを言った結果がこちら。これで約310円。やっっす!どれも辛くて美味しかった。ルピアから円への概算はゼロ2つとれば○行こうと思ったきっかけがこれ。親友がホテルに来てくれたときに食べてたこのテイクアウトに目が釘付け。ペーパーに全部つめこんでテイクするこの感じがローカル感に溢れていて一目惚れ。最初はテイクアウトしようと思ったけど、イートインできると分かり我々は店内で食べることに。インドネシアのローカル飯を食べたい人はぜひワルンへ! コンビニやドラッグストアもおみやげを買うのに◎ 散策していて意外だったのは、思ったよりもコンビニやドラッグストアがあること。サークルKが多かったんだけど、日本のあのサークルKなのかな…? 仮にスーパーに行けなかったり、行ったものの「あれ買うの忘れたー!」となったりしても、スーパーに売ってるものもあるので買えますよ。 バリ島のコンビニにもイートインコーナーあり。大抵は外にあります。このアルファマートも多かった!多分アルファマートの店内。スーパーもコンビニもレイアウトや陳列がおしゃれだし広くて見やすい。個人的には、コンビニへ行ったらインスタント麺を買うのが良いかと! かなり辛いです。私もなかなかの辛党ですが、これは麺をすすったら辛味が喉に飛んできて咽せた。のびるの覚悟でゆっくりすすって食べました。ドラッグストアに行ったら買ってほしいのが虫除けスプレー。これを使ったら本当に蚊に食われなかった!しかもいい香りで気に入りました。インドネシアにしかないコスメ「Sensatia(センセイシャ)」これまた親友から友達用のおみやげにおすすめされたのがコスメブランド「Sensatia Botanicals(センセイシャ ボタニカルズ)」。バリ島東部のカランアッサムで生まれたブランドでコスメは100%ナチュラル。天然由来成分のみの使用なので、オーガニック志向の方にも喜ばれるかと。香りもとても良かったです◎ ウッドがベースのナチュラルモダンな店内。 スキンケアからボディケアまで一通りありますメンズギフトもあった!友だちには右下のゼラニウムの香りがするハンドクリームを購入。香りが良いと喜ばれました。日本円で1300-1400円くらい。外観。なんかバリの人ってお店の前によく座ってる^^;人がいないときに撮影を試みるもここはよく座られるスポットらしく、大抵誰かしらが座っていた。食べもの以外でおしゃれなおみやげが欲しい方にはもってこいのお店です。サヌール以外の主要エリアにも店舗があります。 このような感じでサヌールではローカルな魅力をたくさん発見してきました。見るだけでも楽しいのでサヌールに行かれた際にはぜひまちブラしてみてはいかがでしょうか。 【バリ島新婚旅行記】

【バリ島新婚旅行記Vol.1】初日から心掴まれた!地元民から愛されるサヌールイタリアン
4/1から行ってきたバリ新婚旅行(6泊)。最初の3日間は南東部のサヌール、後半の3日間は最南部のヌサディアに滞在しました。決めた理由は、サヌールに親友が住んでいることと、ヌサディアに親友が勤務しているホテルがあること! ほぼ親友が軸のようなプランニングですね(笑)。どちらもデンパサール空港(正式名称:イ・グスティ・ングラ・ライ国際空港)と近い点も決め手となりました。 我々はマイペース夫婦。旅行のときもそれは変わりません。新婚旅行という特別なイベントなのでいつもよりは計画的でしたが……やっぱり基本ゆるかったです(笑)。最初のサヌールでの3泊が特にそうで、飲み食いと散策が中心でした。 今回の旅は総じて食べものが美味しくて大満足○その良い流れを作ってくれたのが初日に行ったイタリアンレストランです。 ▼序章はこちら▼ 地元民からも愛されるイタリアン「Massimo」新婚旅行1日目は、バリに到着したのが夕方。ホテルに着いた頃はもう真っ暗だったのでこの日はディナーのために外出することにしました。行ったのは親友おすすめのイタリアンレストラン「Massimo(マッシモ)」です。親友いわく、観光客向けだけど地元民からも愛されているレストランとのこと。 向かって右側はジェラート販売コーナー。 人気でいつも行列ができるとのこと。お通しのチーズボール。 美味しいうえに食べやすいサイズときたらぱくついてしまいます。すぐにお腹いっぱいになるのでご注意を!レバーパテ。 右のパンが美味しかった!メニュー名忘れました(^^;; モッツァレラのサラダ添え? 彩りの美しさが食欲をかき立てます○牛のカルパッチョ。 ライムをかけてさっぱり。美味しかったけどもうちょい塩気があっても良かったかな!タラのトマトソース煮込みは問題なく美味。親友と。仕事帰りに空港まで迎えに来てくれました。 ありがとう!! 初日から大満足○ 2日目に見たエンタメ精神とにかく驚いたのはメニューの多さ。豊富なラインナップで目移りしました(メニューの写真撮ってくれば良かった…)。 こちらはパスタとピッツァが美味しいと聞いたものの、この日は満腹になってしまったので断念。どの料理も美味しかったので絶対に炭水化物を食べようと決意し、翌日再訪しました。 バリでは大体スパークリングワインを飲んでました。なぜならあちらにはハイボールがないから!!スパークリングがお酒で一番好きなので良かったけど、バリはお酒が高くて飲兵衛には大変でした。このボトルは5,000-6,000円くらいだったような。タコのカルパッチョ。 薄くスライスされたタコがバラみたいだった🌹あちらのカルパッチョはライムとチーズをかけるのが定番なのかしらね。夫がスモーカーなのでこの日は喫煙可なテラスへ。 テラスはジェラートを買った人も使えるみたい。ちなみに店内は禁煙です。豚肉とチーズのタリアテッレ。 季節メニューだったよう。マッシモで食べた中でこのパスタが一番美味しかった!もちもちのパスタと豚肉の旨みとチーズのコクが絡んで最高でした○確かボルケーノピッツァ? 名物みたいです。ピッツァなので膨らみの中にぎっしり具が詰まっているわけではありません。ナイフで切ったら萎みます(笑)中身はシンプルなピッツァでした。こんな感じ!こちらは店内の一部。店内はとっても広いです。店内中央に設けられていた装飾物。 どうやらイースターの飾りみたいでバリの伝統装飾物と融合されています。味はもちろんですが、こちらのスタッフさんがみんな感じが良かったのも高ポイントでした。そして、料理によってはエンタメ要素があって楽しめたことも良かった点です。 その様子がこちら↓Instagramのリール動画に収めました。 kyon on Instagram: "ハネムーン2日目も地元で人気のイタリアン・マッシモへ🇮🇹このファイヤーはなんとピザ🍕名物みたい!パスタはスペシャリティ。チーズボールの中でチーズを混ぜたパスタをさらに混ぜるというもの。豚肉のタリアテッレ🐷トリュフが香って美味しすぎた😻エンタメ要素もある素敵なお店♡バリサヌール来たらぜひに❣️#バリ #bali #バリ島グルメ #ハネムーン #旅行"21 likes, 1 comments - k.a.log on April 3, 2026: "ハネムーン2日目も地元www.instagram.com 気になるお値段は…?こちらのレストランは地元民から愛されるものの観光客向けのため、地元民からしたらやや高いとのこと。しかし、日本と比べると食事は安いと思います。 ただし、お酒はバリ全体が日本よりも高いので飲兵衛の方は気をつけて!ちなみに一番安いのはビールでした。 さて、お会計ですが…… 初日は、上記の写真にソフトドリンク2杯とスパークリングワインのボトルを入れて15,467円。 2日目は、上記の写真が全て(のはず)で10,777円(ともに税込)。 うん、やっぱりお酒は高い! でもハネムーンなので良しとします○ バリ島のサヌールに行かれたらぜひ訪れてほしいMassimo。とってもおすすめです!

【バリ島新婚旅行記Vol.0】海外苦手夫と海外好き妻。どうやって旅先を決めたのか?
入籍して1年経ち、ようやく4/1から4/8までハネムーンに行ってまいりました。 行ってきたのはインドネシアのバリ島。私は大学の卒業旅行以来なので20年ぶり、夫はお初です。 後半3日目に泊まったホテル ケンピンスキーバリでの1枚。 あーまたすぐに行きたい!!今回の旅はドローカルからラグジュアリーまで幅開く堪能でき、大満足のハネムーンとなりました。これから数回に分けて私たちが訪れたバリ島の魅力をご紹介していきます! ですが、初回である今回は、タイトルにもあるように旅先の決め方について。 我々夫婦は海外旅行に対する意識が正反対。夫は苦手というよりも嫌いに近いです(笑)。そんな夫をどうやって海外に連れ出したのか? なぜバリ島になったのか? 多分、うちのような夫婦は多くはないけど少なくないとも思います。海外旅行嫌いな伴侶を説得したい方の参考になれば幸いです! 夫が海外旅行を嫌う理由そもそも、なぜ夫が海外旅行に行きたくないのか。 その理由は飛行機です。飛行機が苦手なんですって。長時間同じ場所でじっとしているのが辛いらしい。以前長崎に行ったとき、1時間のフライトも嫌だったとのこと。何時間も乗ったら気が狂うと言われました(笑)。 それを友人に言ったら「お酒いっぱい飲んで飛行機乗ればいいじゃん。高度が上がると酔いが回ってすぐ眠れるから、そしたらあっという間に着くよ」と。 ほんとそのとおり!と思って夫に言うと、「嫌だ、なんかそれ怖い」と言われました(笑)。酒好きのくせによく言うわ! どんなに彼が飛行機が苦手だとしても、私は絶対に新婚旅行は海外じゃないと嫌でした。もとから海外旅行が好きだし、新婚旅行という特別なイベントだからこそ海外に行きたいし! 夫にあわせて私の思いを全部諦めるのはナンセンス。フェアじゃないと思いました。旅行代金は折半だしね。なので、彼も嫌がらない国に行くことにしました。 夫が納得した行き先決め夫と話し合った結果、フライトが10時間以内の国で落ち着きました。 となると、「時間内に収まって新婚旅行にピッタリとくればハワイじゃない?」となり(私の中で)、これに夫も快諾。一旦ハワイに落ち着きました。 それからというもの、どこに行きたいのか、せっかく行くんだから何をしたいのか?などちょくちょくヒアリングしていたんですね。ハワイにはジュラシック・パークのロケ地があって、ジュラシック・パーク好きの我々にはぴったりだよね〜なんて話していました。 なのに、なのに!! 数ヶ月経ち、またハワイについて聞いてみると、なぁぁぁんか反応が微妙だったんですね。 「おいおい、こちとら本当はヨーロッパ行きたいのに、我慢してるのによ。何よその微妙な反応は!」とイラつきましたが、そこはグッと抑えて改めて聞くことにしました。 「じゃあどこの国なら行ってもいいと思うの?」 その答えがインドネシアでした。 これは意外でした。なんでインドネシアなのか聞いたところ、夫がもう4年くらい続けているオンラインゲームで絡む外国人の中で一番優しいのがインドネシア人なんですって。だから行ってみたいと。 子どもか! と思いましたが、なんか純粋にその選び方いいな、かわいいなって思えたんです。 それに、インドネシアのバリ島には私の親友が住んでいるので行ったついでに会うことができる。それを言うと夫も「あ、いいじゃん」と言ってくれました。さらに、ホテルは私が決めて良いこともあったので(国内旅行も毎回そう)私も不満はない。こんな感じでバリ島に落ち着きました。 まとめほんとくだらない決め方ですよね(笑)。でも、これくらいライトなほうがすんなり決まるのかもしれない。 行き先はどちらかが我慢する選択は良くないと思うので、双方にメリットがある国にするのが良いと思います。海外苦手な相手にあわせつつ、自分のメリットがあるかどうかを確認するのが大切! あと、夫は海外旅行に抵抗があったので直近で予定を組むのはやめました。多分、行き先については1年前くらいから話していたかな? 苦手な人に直近で予定を立てたら絶対に嫌がると思ったので、ハードルを徐々に低くするためにかなり前から話をして慣らしていった感じです。 海外旅行が苦手な伴侶には、こんな感じでアプローチするのが良いかと思います! 参考になったなら幸いです。 さて、次回からバリ島本編に入っていきます。お楽しみに♡

【旅行記】富良野でワインケーション
11月に北海道は富良野へ行ってきました。ずっと行きたかったものの、これといったタイミングがなく行けずに数年経っていたのですが、富良野市が数年ぶりに企画募集型ワーケーションツアー(定員制)を実施すると知り、「これだ!」と思って即応募。見事行けることになり、4泊滞在してきました。 人生初の富良野。もうね、最高でした。すっかり富良野ファンになりましたよ。そして、今回のツアー内容がめちゃんこ良かった!このツアーはぜひ恒例にしてほしいくらいです。 ということでこの記事では、富良野の魅力を存分に堪能できた5日間をツアー内容と共にくまなくご紹介します!長くなりますが富良野について、ワーケーションツアーのコンテンツやスケジュールについて知りたい方はぜひご覧くださいませ。 ふらのワーケーションツアー2025とは?今回参加したツアーは、富良野市を代表する特産品「ふらのワイン」がテーマ。よって、勝手にワインケーションと命名しました(笑)。ふらのワインの魅力を知りながら、参加者が富良野の銘菓や地産グルメとのペアリングを考え、発信するというもの。要は、ふらのワインのPRを考えてね!ってことです(笑)。そのため、ツアーにはふらのワインを知るためのコンテンツが豊富に組まれていました。ふらのワインのファンやワイン全般が好きな人はもちろん、知的好奇心が旺盛な人、ある地域に特化して魅力を深掘りすることに楽しみを感じる人には楽しめる内容でした。 午前中はワークタイム兼フリータイム。 午後はふらのワインを知り、 楽しみながら味わい、学べる企画がたくさん!なぜワーケーションツアーなのかというと、参加者が仕事をする時間が設けられているから。ワークタイムは午前中でした。また今回に限っては、富良野市が指定するアクティビティに参加すればワーケーション助成金が支給されました。 ※毎回助成金が支給されるわけではありません。 富良野といえばワーケーション! 富良野市は前々からワーケーションに力を入れています。よく目にするのが親子ワーケーション。 企業向けワーケーションにも取り組んでいて、人材育成の一環として研修やチーム合宿でワーケーションを行えるように、JTBと連携して企業ワーケーションの受け入れガイドを作成。個人的には「富良野=ワーケーション」というイメージが強く、しっかりワーケーションでブランディングしているなと思います。富良野のワーケーションに興味がある人はこちらのサイトをチェックしてみてね↓ ワーケーションフラノ憧れの富良野でワーケーション 北海道のへそと呼ばれる富良野は360°雄大な山々に囲まれ、豊かな自然と四季折々の美しさを堪能furano-workation.com ワークスペースはどんな感じ?今回私が滞在したのはモダンホステル栞FURNO。こちらの共用部にはオープンスペースがあり、ドロップインとしても利用できます。客室も仕事がしやすい空間。私が泊まったツインルームには幅広のカウンターデスクがあったので物を散らかしても支障なく仕事ができました。 オープンスペース。テーブル・カウンター席がある。正面奥には防音ルームがあり、オンライン会議に最適。今回宿泊した客室。ゆとりある広さで快適でした。コンセント、Wi-Fi完備、幅広のデスク。 仕事が捗りました。ワーケーションツアーに参加した皆さまと。Day1. ふらのワイナリーへツアー初日は午後に富良野へ到着。宿泊施設にチェックインした後、ふらのワイナリーへ行きました。こちらのワイナリー、富良野市が経営しています。そう、ふらのワインとは富良野市が作っているワインなのです! ノスタルジックな外観国内の自治体が営むワイナリーはこちらと北海道の池田町にあるワイナリーの2ヶ所のみ。今後新たに自治体ワイナリーができる可能性は皆無とのことです。理由は民間企業にプレッシャーを与えてしまうとかなんとか(国の見解のよう)。 今年で設立52周年。設立当初は農業振興が目的だった。この日は、全国唯一の公務員ソムリエである谷口さんがアテンドしてくれました。ワイナリーの歴史からぶどうの生育方法などを事細かに説明してくれました。 試作品・分析品の保管庫。製造年ごとに並べられている。万一商品に何かあった場合、すぐ調べられるように保管している。とはいえ、現在までに取り出すことはほとんどなかったとのこと。ワインでタイムカプセル。しゃれてる!今回は特別に、貯蔵庫にも入らせていただきました! こちらのタンクは日本酒用。古いワイナリーのタンクは日本酒用が多いそう。スペイン製だが アメリカンとフレンチオークを使用した樽。澱が固定しないように 毎日ボトルを一本一本手回ししている。 貴重な貯蔵庫を見た後は2階へ。2階には、試飲コーナーとお土産コーナーがあります。 無料で飲める試飲コーナー。 工場限定のワインも試飲できるのが嬉しい。 有料試飲コーナーは1杯300円。お土産コーナーのレジで専用コインとグラスをもらう。 コインを入れてボタンを押すと出てくる。試飲コーナーの反対側は展望室。 富良野市内を眺めながら試飲すればいい旅夢気分。充実したラインナップのお土産コーナー。 ここでしか手に入らないものもある。ワイナリーの歴史からふらのワインの製造過程を見られ、ちゃっかり味わうこともでき、初日からワイン尽くしの1日でした。 Day2. 座学とペアリングでふらのワインの理解を深める2日目は富良野市役所へ。会議室にてオリエンテーションとふらのワイン勉強会が行われました。 富良野市役所は文化会館一体型の複合施設。 2022年9月から。地域おこし協力隊から今回のツアー概要を説明。ふらのワイナリーアドバイザー 平原さん前日に引き続き谷口さん勉強会では、ふらのワイナリーアドバイザーの平原さんと、前日案内してくれた谷口さんによる講話を聞きました。お二方とも本当に詳しくて、情報量が豊富!新しい発見や「なるほどぉぉ」と唸ることばかりで毎瞬新鮮な気持ちになりました。平原さんからはお酒という観点でご説明いただき、谷口さんからはソムリエとしてペアリングのイロハを教わりました。 ふらのワインとのペアリングコースを実食! ワインの基本からふらのワインの特徴、ペアリングまで座学でしっかり学んだ後に向かったのは、Furano French 岳。このツアーでしか味わえない、ふらのワインとのペアリングコースを食べました。4種類のワイン(スパークリング1、白2、赤1)とぶどうジュース1種と合わせたのですが、もうね、美味しすぎ。どれも完璧にマリアージュしていました。うっとりする美味しさで皆さんすぐにグラスが空っぽに(笑)。今までは特に何も考えずに味わっていたペアリングコース。今回は「白にはこういう料理、赤はこれが合うな」と考えながら味わいました。頭を使いながら食べるのも面白いですね。 新鮮な地元野菜を使った前菜。 しょっぱなからこの美しさで惚れ惚れ。なんと、上のゼリーはヒグマのコンソメ! いい出汁がとれていました🐻11人でこんなに空けました(笑)Day3. 富良野特産品を知る3日目は、ペアリングする富良野特産品を知るための日。夜に特産品とのペアリングを考える試飲会があり、そこに協賛していただく事業所へ訪問しました。最初に訪れたのは富良野チーズ工房。こちらは富良野市から指定管理を受けた第3セクター、(株)ふらの農産公社が営んでおります! 雪がコンコンと降っていて幻想的でした。チーズを作る過程をリアルタイムで見学できる。館内にあるレストラン・ピッツァ工房。 出来立てのチーズがのった出来立てのピッツァなんて よだれの洪水。石窯で焼いている。イカスミを使ったカマンベール。 これは今後も取り寄せ確定。お土産コーナーにはチーズだけでなく チーズケーキやクッキーなどのお菓子もたくさん!丑年としては撮っておきたい。チーズのあれこれや知らない知識が展示されている。撮り忘れてしまったけど、へそまんじゅうでお馴染みの菓子司新谷さんにも行きました。 試飲しながらペアリングを考案 夜はふらのワインとのペアリングを考える試飲会。チーズや地元の銘菓、人気店の自家製ベーコンやソーセージがずらっと並びました。北海道ならではのレアなものも食せました…! 試食会の域を超える品揃え〜チーズ工房のチーズはどれも美味し。前日伺った岳さんから熊肉!! 獣臭いと思ったら全然! 美味でした。谷口さんが厳選したワインたち!なんと!特別に大変貴重なアイスワインを 持ってきてくれました!甘美で優雅な味わいでした。 前日のペアリングと打って変わって全員が真剣な表情…。ペアリング、思っていた以上に考えるのが難しかったです。「合う気がするけど…これで本当にいいのか?」「意外な組み合わせでイケるけど、私だけじゃないよね?」とか。このときに知ったのですが、ふらのワインって42種類もあるんです!こんなに種類があるとは知らなかった…。 ちなみに、このときの様子が、北海道新聞に取り上げられました! 私が考えたペアリング案が掲載。 一生の思い出なり。試食会といいながらも、しっかり食べて飲んだ2時間。晩御飯を食べる必要は皆無でした。 Day4. 北の国からを彷彿とさせる⁈ゼロカーボン体験4日目は助成要件であるゼロカーボン体験をするために富良野自然塾へ。富良野自然塾とは、『北の国から』の脚本を手がけた作家・倉本聰氏が主催するNPO法人で、ゴルフ場跡地を元の森に還す「自然返還事業」と、そのフィールドを使った「環境教育事業」を行っています。 ※助成金関係なく受けたい人は受けられます。実際に今回もそうでした。 『北の国から』の世界から出てきたような外観。ゼロカーボンとは? 今回体験したゼロカーボンとは、旅行中に排出されるCO2を相殺するためのアクティビティ。暖かい時期は植樹体験を行いますが外で作業するには厳しい時期なので、防草プレートにウッドバーニング(電熱ペンで木材を焦がして絵や模様を描くこと)を施しました。防草プレートは、暖かくなって植樹をする際、芽を支える役割があります(おそらく)。植樹したら写真で報告をしてくださるようです。あー今から楽しみだ!! 木の温かみ溢れる館内も『北の国から』に 出てきそうな感じ。 自然塾やウッドバーニングについて説明を受けました。みんな真剣!!ふらのワインを手にした愛猫ピカソ個性豊かな出来となりました!楽しみながら環境に良いことができるなんて最高だよね。こういうコンテンツがもっと広がればいいなぁ。子どもから大人まで楽しめると思います! 終了後、少し時間があったので、再びふらのワイナリーへ。この時間はペアリング案の作成に充てる時間でしたが、どうしても買いたいワインがあったので再び連れて行ってもらいました。 買う前に試飲してチェック。考えたペアリングを披露する時間へ 終了後、市役所へ向かい、ペアリング案の発表へ。本来であれば翌日のはずでしたが、一足早く帰られる方々がいるので、取り急ぎその方々の発表を聞くことに。 忙しないスケジュールだったにも関わらず、ちゃんとスライドを作っていらして内心ドキッとしていました(笑)。お二人とも短時間でふらのワインと特産品と真剣に向き合っていたことが伝わってきました。 最終夜はもちろん大宴会!この日は最後の夜。ということで、参加者全員のみならず関係者各位が参加し、大宴会が開かれました! 北海道のあらゆるものを楽しめる居酒屋 ふらの家さん串カツ!ほっけ!大きいけど地元民からすると そうでもないみたい。 北海道のほっけ、どれだけ大きいの?(笑)北海道のご当地グルメ ラーメンサラダ。 略してラーサラ!家でもぜひやりたい。 罪悪感のないラーメン。厚岸の特大カキ!めっっっちゃ楽しかったー!!いやぁ皆様よく食べるしよく飲む!(笑)4日間の仲とは思えないくらいの距離の近さになりました。 Day.5 ペアリング案を大発表!遂に最終日。午前から集まり、市役所にてペアリング案を発表しました。前日あんなに大盛り上がりしたのに皆さんしっかり起き、遅刻も欠席者もなし。素晴らしいの一言です(笑)。 他の方のペアリング案を聞いて新しい発見があったり、それもいいよねと頷いたり。ペアリング案自体はもちろんのこと、皆さんの「なぜそのワインでペアリングを考えたのか」という背景を聞くのが非常に興味深く、皆さまのパーソナリティーが見え隠れして面白かったです。 発表直前まで皆さん真剣!私もなんとか資料を作成しました(笑)私のペアリング案はこちら。 こう見ると、甘いワインのペアリングが多いです。 イチオシはソレイユとベーコン!ワーケーションとワインのWでポーズ本当に最後の時間!みんなで唯我独尊へ 発表を無事に終え、解散の時間に。最後の最後に、行ける人でランチに行きました。行ったのは富良野市の超人気店・唯我独尊!北海道といえばスープカレーですが、こちらはルーカレーが有名です。カレー好きにはたまらないこと間違いなしですし、別にカレーは普通という人でも、富良野の人気店に行きたい人はぜひ。 渋さが漂う店構え。店内の写真を撮り忘れたけど 味がある空間でした。唯我独尊さんはペアリング試飲会で ベーコンとソーセージを協賛してくださいました。 とっても美味しかった。右のベーコンとソレイユというワインがベストマッチでした。私はソーセージカレーのベーコントッピング。 ボリューミーだったけど美味しくてぺろりでした。 我ながら恐るべし…(笑) ルーは、ある合言葉をいうと無料でおかわりできます。 合言葉はぜひ現地に行って聞いてみてください^ ^圧巻の景色(笑)ワインにご当地グルメに、ひたすら飲んで食べた5日間はこうして幕を閉じたのでした。まさにワインケーション! 総括〜私が心底実感したこと2つ長文となってしまいましたが、ご覧のとおり大変充実した5日間でした。ふらのワインだけでなく富良野のうまいもんをたらふく味わい、観光スポットにも行けて。堪能する、とはまさにこのことです。 滞在中、ふらのワイン以外で身に染みて感じたことが2つあります。 ひとつは、ワーケーションは参加者同士の距離が一気に縮み、絆ができるイベントだということ。てんでバラバラの属性ではじめまして同士の大人が、数日で仲良くなり、プライベートや自身のことをなんの抵抗もなくぺろっと話せる。こんなこと、なかなかありませんよね。同じ空間で同じ時間を過ごし、同じ釜の飯を食べる、もとい同じワインを飲む(笑)。限られた時間の中でたくさんの「同じ」を共有し、同じ目的に向かって動くことで想像以上の一体感が生まれたし、互いのいろんな一面を見たことで親近感を抱くようになりました。しかも、ワーケーションって忖度が発生しないんだよね。みんなゼロペースでの参加だし、自分だけが一人勝ちするような構造になりにくい。学生の頃のようにフラットでいられて同じ目的下にいるから、属性がバラバラでも良い関係を築けたと思います。 もうひとつは、富良野の方々の富良野愛がすごい。自分たちが暮らす土地に誇りをもっているし、その土地で生まれた全てのものに対する想いが深い。そう思った理由は、皆さんの語りです。何かについて説明しようとすると単語や最低限の説明で終わらない(笑)。「ここは〇〇さんがね〜」と必ず追加情報がある。そして、イキイキした顔で語っているんだよね。そんな姿から、富良野を好きな気持ちがひしひしと伝わってきました。 富良野にいると温かい気持ちになりました。きっと、私たちに富良野を好きになってほしいからもてなしてくださったのだろうけど、どなたも私たちが楽しんでいる姿を優しく見守ってくれて、胸がじんわりほっこりしましたよ。最後に、唯我独尊の社長さんにお会いしたのですが、別れ際に「良い旅を!」と言われたんですね。初めて会った私たちにも満面の笑顔で言ってくれて。本当に素で言ってくださった感じで、胸にグッときました。私が富良野を好きになったのは間違いなく「人」のおかげもあります。市役所の方、地域おこし協力隊の方々、参加者の皆さま、協賛事業所の皆さま、本当にありがとうござました! ふらのワインが好きな方または今回の記事で興味を持った方、富良野に行ったことがない方はぜひ行ってほしいです。言わずもがな富良野はワーケーションにおすすめです。今回の記事が、皆さまが富良野に行くきっかけになりましたなら、参考になりましたなら幸いです。最後に今回行った場所のリンクを記載しておきますね。 訪問先リンク集 Winery ふらのワインふらのワイン、期間限定のオススメワイン、ロゼワイン、赤・白ワイン、ぶどう果汁、ギフトセットなど、富良野市ぶどう果樹研究所がwww.furanowine.jp 【公式】栞 -shiori– FURANO | 北海道富良野スモールラグジュアリーホテル北海道・富良野の自然に寄り添い、ゆったりと過ごせる宿泊施設。ワーケーションや長期滞在にも最適なフリースペddl-lavida.com Furano French 岳 (富良野/フレンチ)★★★☆☆3.04 ■予算(夜):¥6,000~¥7,999tabelog.com 富良野チーズ工房 - Top Page-www.furano-cheese.jp | 北海道 富良野 |菓子司 新谷(SHINYA)yukidoke.co.jp ふらの家 本町酒場富良野・美瑛エリアの北海道中の美味しい料理、ふらの家 本町酒場のオフィシャルページです。お店の基本情報やメニュー情報などをfurano-sakaba.gorp.jp 唯我独尊 (富良野/カレー)★★★☆☆3.63 ■地産地消にこだわった富良野カレー先駆けの味を、地ビールと一緒に楽しめるお店 ■予算(夜):¥2,00tabelog.com
食と私
食の思い出とグルメ記。

【バリ島新婚旅行記Vol.1】初日から心掴まれた!地元民から愛されるサヌールイタリアン
4/1から行ってきたバリ新婚旅行(6泊)。最初の3日間は南東部のサヌール、後半の3日間は最南部のヌサディアに滞在しました。決めた理由は、サヌールに親友が住んでいることと、ヌサディアに親友が勤務しているホテルがあること! ほぼ親友が軸のようなプランニングですね(笑)。どちらもデンパサール空港(正式名称:イ・グスティ・ングラ・ライ国際空港)と近い点も決め手となりました。 我々はマイペース夫婦。旅行のときもそれは変わりません。新婚旅行という特別なイベントなのでいつもよりは計画的でしたが……やっぱり基本ゆるかったです(笑)。最初のサヌールでの3泊が特にそうで、飲み食いと散策が中心でした。 今回の旅は総じて食べものが美味しくて大満足○その良い流れを作ってくれたのが初日に行ったイタリアンレストランです。 ▼序章はこちら▼ 地元民からも愛されるイタリアン「Massimo」新婚旅行1日目は、バリに到着したのが夕方。ホテルに着いた頃はもう真っ暗だったのでこの日はディナーのために外出することにしました。行ったのは親友おすすめのイタリアンレストラン「Massimo(マッシモ)」です。親友いわく、観光客向けだけど地元民からも愛されているレストランとのこと。 向かって右側はジェラート販売コーナー。 人気でいつも行列ができるとのこと。お通しのチーズボール。 美味しいうえに食べやすいサイズときたらぱくついてしまいます。すぐにお腹いっぱいになるのでご注意を!レバーパテ。 右のパンが美味しかった!メニュー名忘れました(^^;; モッツァレラのサラダ添え? 彩りの美しさが食欲をかき立てます○牛のカルパッチョ。 ライムをかけてさっぱり。美味しかったけどもうちょい塩気があっても良かったかな!タラのトマトソース煮込みは問題なく美味。親友と。仕事帰りに空港まで迎えに来てくれました。 ありがとう!! 初日から大満足○ 2日目に見たエンタメ精神とにかく驚いたのはメニューの多さ。豊富なラインナップで目移りしました(メニューの写真撮ってくれば良かった…)。 こちらはパスタとピッツァが美味しいと聞いたものの、この日は満腹になってしまったので断念。どの料理も美味しかったので絶対に炭水化物を食べようと決意し、翌日再訪しました。 バリでは大体スパークリングワインを飲んでました。なぜならあちらにはハイボールがないから!!スパークリングがお酒で一番好きなので良かったけど、バリはお酒が高くて飲兵衛には大変でした。このボトルは5,000-6,000円くらいだったような。タコのカルパッチョ。 薄くスライスされたタコがバラみたいだった🌹あちらのカルパッチョはライムとチーズをかけるのが定番なのかしらね。夫がスモーカーなのでこの日は喫煙可なテラスへ。 テラスはジェラートを買った人も使えるみたい。ちなみに店内は禁煙です。豚肉とチーズのタリアテッレ。 季節メニューだったよう。マッシモで食べた中でこのパスタが一番美味しかった!もちもちのパスタと豚肉の旨みとチーズのコクが絡んで最高でした○確かボルケーノピッツァ? 名物みたいです。ピッツァなので膨らみの中にぎっしり具が詰まっているわけではありません。ナイフで切ったら萎みます(笑)中身はシンプルなピッツァでした。こんな感じ!こちらは店内の一部。店内はとっても広いです。店内中央に設けられていた装飾物。 どうやらイースターの飾りみたいでバリの伝統装飾物と融合されています。味はもちろんですが、こちらのスタッフさんがみんな感じが良かったのも高ポイントでした。そして、料理によってはエンタメ要素があって楽しめたことも良かった点です。 その様子がこちら↓Instagramのリール動画に収めました。 kyon on Instagram: "ハネムーン2日目も地元で人気のイタリアン・マッシモへ🇮🇹このファイヤーはなんとピザ🍕名物みたい!パスタはスペシャリティ。チーズボールの中でチーズを混ぜたパスタをさらに混ぜるというもの。豚肉のタリアテッレ🐷トリュフが香って美味しすぎた😻エンタメ要素もある素敵なお店♡バリサヌール来たらぜひに❣️#バリ #bali #バリ島グルメ #ハネムーン #旅行"21 likes, 1 comments - k.a.log on April 3, 2026: "ハネムーン2日目も地元www.instagram.com 気になるお値段は…?こちらのレストランは地元民から愛されるものの観光客向けのため、地元民からしたらやや高いとのこと。しかし、日本と比べると食事は安いと思います。 ただし、お酒はバリ全体が日本よりも高いので飲兵衛の方は気をつけて!ちなみに一番安いのはビールでした。 さて、お会計ですが…… 初日は、上記の写真にソフトドリンク2杯とスパークリングワインのボトルを入れて15,467円。 2日目は、上記の写真が全て(のはず)で10,777円(ともに税込)。 うん、やっぱりお酒は高い! でもハネムーンなので良しとします○ バリ島のサヌールに行かれたらぜひ訪れてほしいMassimo。とってもおすすめです!

むしゃくしゃしたらサイゼだ
久しぶりに結構なストレスを感じている自分に気づき、食べて発散したくなった。食でのストレス解消はあとあと後悔するに決まってる。食べすぎた自分に後悔するのは分かっていたけどそれでもいいや! 夜食べなきゃいいやと開き直って家を出た。 無性に行きたくなって向かったのはサイゼリヤ。家から徒歩数分で行けるのに行くのは3ヶ月ぶりである。 なんかもう、昼から飲んでガッツリ食べる、そんなやりたい放題をしたかった。それができるのは間違いなくサイゼリヤだった。 サイゼといえば破格のワイン。一杯だけにしようと思ったけど小さなデキャンタにした。だって、200円(税込)だから! サイゼの白はすっきり辛口食べまくりたいとはいえ、野菜を摂取しなければとヘルシー志向の自分もいる。小海老のカクテルサラダにしようか一瞬迷ったが、やや便秘だったので海藻の力を頼ることにした。 モリモリのわかめのサラダ。サイゼのサラダの素晴らしい点は、ボリューミーであること。野菜不足の人には嬉しい限りだろう。コリコリわかめとシャキシャキレタスが盛り沢山で、しっかりと「食べてるっっ!!」と実感できる喜びを税込350円で噛み締められる。あぁなんと素晴らしやサイゼリヤ。値上げ大国ニッポンに住む今、自分で買って食べるよりもサイゼで食べたほうが安いし量もあるのでは? さて、胃袋に繊維質をばらまいたので、次はメインのあちらを食べよう。 イカの墨入りセピアソースまさか、イカ墨をサイゼで食べられるとは誰が思っていただろうか。いや、きっと社員のひとりくらいは思っていたか。そうでなければメニュー入りしなかっただろう。 サイゼのパスタと言えばペペロン、トマト系と思っていて、イカ墨は高級の部類に入ると思っていた私にすれば、そりゃあびっくりした。もうね、これを初めて食べたときは衝撃的だった。お世辞抜きで普通に美味しい。 有名なレトルトのパスタソース「○○の洞○」にもイカ墨がある。食べる前は、そりゃぁこのシリーズだからイカ墨も美味しいと確信していた。しかし、現実は違った。イマイチだった。 あの有名シリーズでイマイチならサイゼもねぇ……と思っていたが、食べたらびっくり。予想を遥かに超えた美味しさで、心に静かに稲妻が走ったのを覚えている。 それ以来、サイゼのパスタはこれ。イカもプリプリで意外に量があるし、セピアソースというくらいだから歯が黒くならない。デート中食べても問題ない素晴らしいパスタである。 さ、十分食べた食べた…と思いきや、ストレスフルな私にはまだ足りない。一瞬躊躇したが意を決して暴飲暴食するために来たのだから、もう一発かましたくなった。 定番のハンバーグステーキ!久しぶりにオーダーしたハンバーグステーキ。大好きな目玉焼きとハッシュドポテトがのっていて、この時点で私にとっては優勝である。目玉焼きの白身の焼き加減と焦げつきは抜群で、これに心を掴まれた人は私以外にもきっといるはず。濃すぎないちょうど良い塩梅のデミソースはプレートにのっている全食材との相性抜群で、実はあまり好きでないコーンもこれをあえて食べればスルッと食べられる。まさに、魔法のソースである。 きっと、大食漢で代謝バリバリの若かりし頃の私なら、これにライスもプラスしていただろう。今の私だって本当は追加したかったが、健康のため美容のためにグッと我慢した。我慢できるようになったのは大人になった証拠である。 久しぶりにサイゼを堪能し、満腹になってご機嫌の私。レシートを見て、改めてサイゼに感謝の念が湧いたのは言うまでもない。 内訳は以下のとおり。 白ワイン デカンタ小 200円 わかめサラダ 350円 イカの墨入りセピアソース 500円 ハンバーグステーキ 400円 (全て税込) 物価高騰の嵐が吹き荒れる中、低価格をキープして、味のクオリティーはそのまま、いやかつてよりも進化している飲食店はほとんどない現代、サイゼリヤは飲食店の神様と言ってもいいだろう。私がなんでこんなにサイゼを好きかと言うと、ただ腹を満たすだけでなく、口にするほどにいろんな想いが溢れるメニューを開発するから。消費者を想い、消費者の味方であろうとするその姿勢に私はただただ感嘆するのである。

クッキングイズドリーム
入籍前は義母が晩御飯を作ってくれていた。義母は隣に住んでいて、すぐに行き来できる。同棲中で共働きの私たちを支えようと、また、おそらく二人が愛や絆を深められるようにとサポートに徹しようと思ったのか食事を提供してくれていた。専業主婦何十年目の義母の料理はどれも美味しく、私たちの健康を支えてくれていた。 しかし、入籍を目前としたある日のこと。神妙な面持ちで我々の所に来てこう言った。二人で家庭を築くのだから協力し合わないといけないし、私もいつまで生きられるか分からないから、これからは二人で作ってね、と。 そりゃそうだと思ったし、これまで私たちのことを思いやってくださった優しさと懐の深さを改めて実感して泣きたくなった。嫁入りしてない私にも優しく接してくださって、この御方は神である。感謝の気持ちが胸に広がる一方ですぐさま夫と当番制で作ろうと決めた。 私は自称グルメだが、料理のセンスはない。詳しく話すと、味は良いけど男料理で盛り付けが下手くそすぎる。前の結婚では二つも料理教室に通っていたが一向に盛り付けが上手くならなかった。原因は分かっている。せっかちだから早く料理を終わらせたいし、作っている間に早く食べたくなるから盛り付けが雑になる。つまりは、やはり私は食べる係なのである。 それに、食材を切るのが下手くそだし面倒。特に後者が勝る。とにかく作る工程が面倒なのだ!!だから、義母の申し出に納得するも「あーめんどい」と思っていた。これ本音。しかし、やるからには夫がメタボにならないように野菜多めとタンパク質多めの献立を作ろうと思った。 今月から二人で当番制で作ることになった。私は月から木のうち3日間、彼は金から日までを担当。平日の1日は外食しようとなった。この猶予はありがたい。 しかし、連続じゃなくても3日間作らなきゃいけない。あーやっぱりめんどい。そんなにレシピ思いつかないよぉ〜と思っていた。 ところがだ。 いざ始まると料理が良い気分転換になった。私は在宅ワークで仕事で外出するのは週に1回くらい。明らかに運動不足だし、ずーっと狂ったように働いているからメンタルヘルスによろしくない。そんな殺伐とした日々にやってきた当番制の自炊。めんどくささしか感じなかったのに、いざやり始めたら意外にも楽しく、男料理ながら凝り始めた。作るからには、夫に対して栄養バランスが良いものを提供したいし、健康に配慮したい。そんな思いが強くて、下手くそなりに試行錯誤し始めた。 そんな私が作った最近の料理。あらかじめ言っておく。やっぱり見た目は良くないが、あり物で創意工夫して作った品々は愛情いっぱいの食事である(自画自賛すぎる)。 左上から時計回りで、なんちゃってちゃんぽんスープ、エリンギが主役のサラダ、ジャガイモオムレツトマトソースがけ、しそ・茗荷・生姜・浅葱のたっぷり薬味のやっこ。 トマトソースはイタリアンなのにちゃんぽんスープとやっこって。異国情緒が溢れすぎた食卓、まさに長崎県である。ここは出島だろうか。 しかし、あり物で、私なりに栄養バランスを考えて作った。これが今の私の限界であるがよくやったと思う。ちなみに、トマトソースは玉ねぎをみじん切りしてあらかじめ炒め、辛党の我々の舌に合わせて唐辛子を入れて味の奥行きを出すためにニンニクを入れて煮込んだ、意外にもこだわったソースである。あ、食べ応えにも気をつけてツナ缶をいれたで! 夫の目の前にさっと出すと、おーすげ〜と声を挙げる。いや、別にすごくはないのよ。どれも難しくないし、手際が良いわけでもない。でも、味は良かったようで、うまいを連呼しおかわりもしてくれた。1時間くらいかかった料理があっという間になくなっていく。 料理って儚いよね。時間をかけて作ってもあっという間に胃の中に入ってなくなってしまう。でも、それだけ喜んでくれたってことだから良いのだけどさ。 何が言いたいかと言うと、料理は面倒だけど始めると意外にも楽しいし、喜んで食べてくれるとやっぱり嬉しい。毎日作っている方は素晴らしいし偉い! 話を戻すが、どんなに時間がかかってもあっという間になくなるのは切ない。だけど、短時間で喰らいつく夫を見ると、また美味しい物を作ろうと活力が湧いてくる。 儚いのに意欲が湧くなんて、なんか夢みたいだ。夢は儚い。でも希望が湧く。料理も夢みたいなものかもしれないね。

幸せのチャーメン
先日、1年ぶりに彼と旅行してきた。行ったのは長野県茅野市の蓼科温泉。物書きならば一度は行ってみたい本に溢れた旅館に泊まった。何もかも素晴らしい旅館で、本当に至福のひとときであった。連泊したいくらいだが、愛猫が待っているので弾丸一泊旅行で我慢した。この旅館についてはまた改めて綴ることにする。 帰る日は名残惜しかったが少しでも早く愛猫に会うため早々に宿を後にした。あっという間に駅に着くと、すぐさま駅のお土産コーナーに向かう。母や彼母、友人たちへのお土産を物色する。すると、彼が「これ、帰ったら食べよう」と黄色の箱を手にした。 皆様はご存じだろうか。長野県のソウルフード•テンホウチャーメンを。蕎麦が陳列する中で一際目立つ黄色のパッケージ。彼が手に取る前に気づいていたが、何となく長野に似つかわしくない目を引く黄色に圧倒されてスルーした私。対する彼は、電灯に群がる虫の如く、否、花の蜜に吸い寄せられるミツバチの如くこちらに引き寄せられた。私が手に取らなかった理由はちゃんぽん風の写真である。長野と言ったら信州蕎麦、蓼科温泉の帰りなら蓼科蕎麦だろ!とド観光客の思考からこれを買ったら負けになると瞬時に思った。内心は「長野にちゃんぽん?」と興味津々なんだけどね。変な観光客プライドが勝って手に取らずに我慢した。そうとは知らず、食欲のままに手にした彼。この人はいついかなる時も自分に素直だなとしみじみ思った。 テンホウチャーメンは汁なし塩味ラーメンで、長崎ちゃんぽんと同じように豚肉と野菜が混ざり合った麺である。汁なしちゃんぽんと言っていいだろう。ちなみにテンホウは、長野県内に33店舗を展開する1956年創業の老舗ラーメンチェーンである。 限られた時間でお目当ての物を全て買い込み、いざあずさへ。この日、帰宅したら仕事が待っている私は到底チャーメンを作る気がない。「疲れたから作ってね♡」と甘えると、はいはいと彼が微笑んだ。 地元に着き駅近の西友で具材を調達し、そのまま真っ直ぐ我が家へ向かう。彼母のご協力によってペットホテル泊まりを回避した愛猫は、いつも通りにキャットタワーに寝転んで我々を迎えてくれた。 昨年彼と長崎に3泊4日したときは愛猫をペットホテルに預けた。しかし、相当寂しかったのか、愛猫は食欲を失い全然食べなかったよう。ホテルに迎えにいくと背骨が出るほど痩せていてショックを受けた。そんなことがあったものだから愛猫を置いていくことに抵抗があり、彼との旅行もお預け状態だった。ところが今回は彼母が面倒を見てくれるとのことで、無事にホテル泊まりを回避できた。うちの猫は本当に寂しがりやで普段から2人で外出するとすぐにすねて食べなくなる。しかし今回はそんなこともなく、いつも通りに丸々としていた。彼母には本当に感謝しかない。 愛猫の姿を見て安心するやいなや、一気にお腹が減った。すぐさま彼がチャーメンに取り掛かる。袋麺だから大したことないかもしれないが、楽しかったとはいえ旅の後は疲れて何もしたくなくなる。それなのに、間髪入れずに作り出す彼の姿は後光がさしているかのように神々しかった。 とにかく手際が良い彼。麺を茹でている間に手早く肉と野菜を用意し、茹で上がった麺をフライパンに入れ、さらに肉と野菜をインして炒め開始。スープの素を入れて味を染み込ませれば、チャーメンの完成! うむ、ザ男飯。パッケージよりもダイナミックである。うずらの卵、キクラゲを入れるところに彼のセンスの良さを感じる。旅館で朝食をしっかり食べたのに、もう胃はすっからかんだ。さて、初めてのチャーメンの味はいかに?いざ実食! 汁なしちゃんぽんに対して疑念を抱いていたが、食べた後に謝罪したくなった。思ったよりも美味しい。いや、普通に美味しい。汁は具材に適度に絡むくらいで食べやすく、しっかり炒めたので味しみしみ。あー、確かにこれはソウルフードになるわとしみじみ思った。 味の良さはテンホーのスープと麺のクオリティーによるものだが、疲れている中でも文句を言わずに作る彼の優しさが相まって、より一層美味しく感じた。「俺の腕がいいから美味いんだよ」と言う彼。そうだねそうだねと言ったが、いや違うのよと内心呟く。まぁ確かにそうなんだけどもね、あなたの優しさが込められているから美味しくなったのだよ、とまたひとり心で呟いた。 調理時間も早かったが食べ終わるのもあっという間。すぐさまペロリと完食し、2人してリビングにうなだれた。 完食後、旅の疲れと瞬発チャーメン作りによる疲れからか彼は夢の国へ。この人、本当に優しいなと思った。 たかが袋麺、されど袋麺。なんやかんや手間がかかるのに一生懸命作る彼の前では、平野紫耀も霞むだろう。彼が作ったチャーメンは幸せの味がした。 そんな優しい彼と私は来月入籍する。私は幸せ者だ。
彼と私
同棲中の彼とのあれこれ。アラフォーカップルの日々のこと。

【バリ島新婚旅行記Vol.0】海外苦手夫と海外好き妻。どうやって旅先を決めたのか?
入籍して1年経ち、ようやく4/1から4/8までハネムーンに行ってまいりました。 行ってきたのはインドネシアのバリ島。私は大学の卒業旅行以来なので20年ぶり、夫はお初です。 後半3日目に泊まったホテル ケンピンスキーバリでの1枚。 あーまたすぐに行きたい!!今回の旅はドローカルからラグジュアリーまで幅開く堪能でき、大満足のハネムーンとなりました。これから数回に分けて私たちが訪れたバリ島の魅力をご紹介していきます! ですが、初回である今回は、タイトルにもあるように旅先の決め方について。 我々夫婦は海外旅行に対する意識が正反対。夫は苦手というよりも嫌いに近いです(笑)。そんな夫をどうやって海外に連れ出したのか? なぜバリ島になったのか? 多分、うちのような夫婦は多くはないけど少なくないとも思います。海外旅行嫌いな伴侶を説得したい方の参考になれば幸いです! 夫が海外旅行を嫌う理由そもそも、なぜ夫が海外旅行に行きたくないのか。 その理由は飛行機です。飛行機が苦手なんですって。長時間同じ場所でじっとしているのが辛いらしい。以前長崎に行ったとき、1時間のフライトも嫌だったとのこと。何時間も乗ったら気が狂うと言われました(笑)。 それを友人に言ったら「お酒いっぱい飲んで飛行機乗ればいいじゃん。高度が上がると酔いが回ってすぐ眠れるから、そしたらあっという間に着くよ」と。 ほんとそのとおり!と思って夫に言うと、「嫌だ、なんかそれ怖い」と言われました(笑)。酒好きのくせによく言うわ! どんなに彼が飛行機が苦手だとしても、私は絶対に新婚旅行は海外じゃないと嫌でした。もとから海外旅行が好きだし、新婚旅行という特別なイベントだからこそ海外に行きたいし! 夫にあわせて私の思いを全部諦めるのはナンセンス。フェアじゃないと思いました。旅行代金は折半だしね。なので、彼も嫌がらない国に行くことにしました。 夫が納得した行き先決め夫と話し合った結果、フライトが10時間以内の国で落ち着きました。 となると、「時間内に収まって新婚旅行にピッタリとくればハワイじゃない?」となり(私の中で)、これに夫も快諾。一旦ハワイに落ち着きました。 それからというもの、どこに行きたいのか、せっかく行くんだから何をしたいのか?などちょくちょくヒアリングしていたんですね。ハワイにはジュラシック・パークのロケ地があって、ジュラシック・パーク好きの我々にはぴったりだよね〜なんて話していました。 なのに、なのに!! 数ヶ月経ち、またハワイについて聞いてみると、なぁぁぁんか反応が微妙だったんですね。 「おいおい、こちとら本当はヨーロッパ行きたいのに、我慢してるのによ。何よその微妙な反応は!」とイラつきましたが、そこはグッと抑えて改めて聞くことにしました。 「じゃあどこの国なら行ってもいいと思うの?」 その答えがインドネシアでした。 これは意外でした。なんでインドネシアなのか聞いたところ、夫がもう4年くらい続けているオンラインゲームで絡む外国人の中で一番優しいのがインドネシア人なんですって。だから行ってみたいと。 子どもか! と思いましたが、なんか純粋にその選び方いいな、かわいいなって思えたんです。 それに、インドネシアのバリ島には私の親友が住んでいるので行ったついでに会うことができる。それを言うと夫も「あ、いいじゃん」と言ってくれました。さらに、ホテルは私が決めて良いこともあったので(国内旅行も毎回そう)私も不満はない。こんな感じでバリ島に落ち着きました。 まとめほんとくだらない決め方ですよね(笑)。でも、これくらいライトなほうがすんなり決まるのかもしれない。 行き先はどちらかが我慢する選択は良くないと思うので、双方にメリットがある国にするのが良いと思います。海外苦手な相手にあわせつつ、自分のメリットがあるかどうかを確認するのが大切! あと、夫は海外旅行に抵抗があったので直近で予定を組むのはやめました。多分、行き先については1年前くらいから話していたかな? 苦手な人に直近で予定を立てたら絶対に嫌がると思ったので、ハードルを徐々に低くするためにかなり前から話をして慣らしていった感じです。 海外旅行が苦手な伴侶には、こんな感じでアプローチするのが良いかと思います! 参考になったなら幸いです。 さて、次回からバリ島本編に入っていきます。お楽しみに♡

41歳誕生日と今後の抱負について
先日、私事ですが41歳なりました! 41歳。40代2年目です。でも40歳の誕生日ほどすごく節目というわけではないので誕生日当日はどうしようかなぁと考えていたところ、ふと思いつきました。 41歳の誕生日当日の過ごし方それは、父の墓参りです。昨年の父の命日に行って以来でした。最近暖かくなってきたし、帰り際におしゃれなレストランで食事でもしようと思い夫に相談すると快諾。約1年ぶりに行ってまいりました。 当日は生憎の曇り空でやや肌寒い気候でしたが、無事に行けました。前回来たとき、うちの夫は父と初対面。これが顔合わせでした。夫は掃除が好きなこともあり墓石を本当に丁寧に洗ってくれたのですが、あまりに丁寧なので「もうそれくらいでいいよ!」とこちらが言うくらい。今回も前回同様に隅々まで磨いてくれる姿を見て胸にグッときました。「パパ、こんなに優しい人と出会えたよ!」と心の中で語りかけました。 父が亡くなって今年で丸26年。私が中3の頃です。あれから本当にいろいろなことがあったな。でも、総じて私は幸せな人生を歩めていると思います。いろんなことを思い出して悲喜交々したひと時でしたが、パパをはじめご先祖様にお会いできてとても良い気持ちになりました。 私が今いるのはご先祖様がいるからこそ。感謝の気持ちと共に新しいスタートを切れました。誕生日にお墓参り、とてもおすすめです! お墓参りを終え、SNSで調べた外苑前にあるレストランへ。比較的に最近オープンしたようです。 外苑前にあるTHE CARNEまずはスパークリングで乾杯! 店内が空いていなかったのでテラス席で。寒かったけど電気ブランケットをお借りしたので大丈夫でした。ランチセットのサラダ。 新鮮野菜でとても美味しい♡インスタで見るとお肉が人気のようで、私は和牛のタリアータをオーダー。とても美味しかった♡ 都会のお店でもケチケチせず ボリュームがあってよし♡(笑)店内に移動。チャイのムースだったかな? シナモンの香りがふわっと香って美味しかったです。 その後は表参道をぶらついて地元へ。なんと盛り上がり過ぎて4軒はしごしました(笑)。 夫婦で一番行く居酒屋よっちゃん。 この日はたまたま特別メニューで八丁味噌を使った 牛すじ煮込み。まいうー!ホタルイカのなめろう夫婦で行くバー 3.14Companyにて。 なんとお祝いでシャンパンをいただきました!コルクが可愛い!超ご機嫌な私(笑)。 このあと2軒はしごしました(笑)こんな感じでものすごぉぉく充実した誕生日となりました。 私の要望に全て応えてくれて、全部ごちそうしてくれた夫には大感謝です。本当に良い1日でした。翌日は満身創痍でした(笑)。 41歳の抱負〜新たにスタートすることさて、41歳の抱負ですが、毎度言っていますが、自分の物書きをすること。その一環であり、前々からやりたかった自分コンテンツの発信をしっかりやっていきます!誕生日に新しいnoteのアカウントを作成しました。 阿部恭子@インタビューライター/司会MC/講師|note会社員時代に1万人以上のお客様と接し、現場で培った傾聴を活かしてインタビューライターへ。取材企業400社以上、インタビューnote.com 新しいアカウントでは次の3つについて書いていきまふ。 ・インタビューや聴く仕事の知見 ・ノンストレスな人間関係を叶える消耗しないコミュニケーション ・叩き上げから10年ごえのフリーランサーになった経験からフリーランスのなり方や続くフリーランスについて これまで培ってきたノウハウを発信していくアカウントです。私の経験が誰かのお役に立てれば嬉しいです。ぜひ新しいアカウントもフォローしていただけると嬉しいです! こちらのアカウントはこれまでどおりに書いていきます。こちらでも引き続き仲良くしてください♪ 改めまして、皆様今後ともよろしくお願いします!

新年早々旦那自慢
正月三が日は食っちゃ寝食っちゃ寝が基本だが、今年は新年早々に旦那に惚れ直した。 元旦は私の実家へ。向かう途中、嫌な感じのメールが母から来てイラッとした。彼も当然戸惑っていた。 まったく新年早々なんなの、母よ。 旦那も旦那でうろたえるなよ、もう! こんな具合でいらつき、道中あっという間に目が吊り上がった私。実家に着いて開口やいなや喧嘩腰になったが、喧嘩は起こらずセーフ。何事もなく例年通りの元旦が始まった。それからは不穏な空気にもなることなく、ましてや物凄く良い雰囲気で旦那と私、母の3人で朗らかな時間を過ごした。それもこれも旦那の振る舞いのおかげである。 うちの実家はここ数年中華おせち会話の流れから母が家の困り事について話すと、「それ、僕やりに来ますよ。明後日でもいいですか?」と言って、3日の朝に実家に再訪して、母の悩みの種を解決してくれた。 おせちを食べ終わると皿をキッチンに率先して持っていく。母がいいから大丈夫よ、と言っても、大丈夫ですよと持ち運ぶ。こういうところ、私は好き。母にも優しくしてくれてありがとう。 2日は旦那の実家にて集まりで義兄家族も来た。義兄の子どもは2人。私は子どもに会うのは初めて、旦那も会うのは久しぶり。はしゃぐ子どもとの接し方が上手で、この人はホントに子ども好きだなぁとしみじみ思った。うちには息子みたいな猫はいるが子どもはいない。旦那の子ども好きは知っていたが、本当に好きなんだなぁと確信した。義兄の奥さんに対しても配慮ある言葉のチョイスで周りを和ませようとする。そういうところも好きだしさすがでござる。 3日は元旦の我が母との約束を果たした後、私の親友ファミリーと会うことに。海外に住む親友との再会は1年半ぶり。実は人見知りな旦那は会うことを躊躇していたが、私の親友なんだから会ってよ!と猛プッシュしたら会ってくれた。 親友の旦那はイギリス人。でも日本に住んでいたから日本語ペラペラ。それでも、これまで外国人と接する機会がなく生きてきた旦那にとっては緊張していたようだけど、気を遣いながらもすぐに打ち解けていた。 親友ファミリーの子どもは2人。3歳と11ヶ月というかわいい盛り。とはいえ、動き回ったり泣いたりするのも盛んなとき。食事後の移動中は自らベビーカー担当になり、公園やショッピングセンターのキッズコーナーで子どもたちを遊ばせているときは全力で遊ぶし見守るし。親友夫婦も「本当に子どもが好きなんだね」と言っていた。子どもをあやしているときの旦那は笑顔全開で、彼の目尻の皺をいつもより愛おしく感じた。 親友ファミリーと別れた後、2人で焼き鳥屋へ。初めて行ったその店は老舗繁盛店らしく、我らが入店した後、あっという間に満席に。調理しているのは1人で、混雑もあってなかなか料理が出てこない。我らの席は店の一番奥で、満席の店内は通りが狭く動きにくい。なのに、料理が遅いから聞いてくるねと狭い通りを往復して店員さんに聞いてくれた。 その後、地元に戻って馴染みの店へ。実はこの時点で旦那はもうだいぶ酔っ払ってたのだけど、私がどうしても行きたいと言ったら付き合ってくれた。カウンターに座ると初めて見る方が。この方も常連さんらしいけどお初だったので、楽しく盛り上げようと話す旦那。もちろん本人は楽しんでるけど、それ以上に相手を楽しませようと気を遣っていると私には分かる。ちょっと飲むつもりがどんどん盛り上がって、深酒をする結果となった。 こう書いてみると飲み食いしまくっているが、そんなことよりも、旦那の優しさや愛情深さを物凄く感じられた。あと、もとから金払いがいい人だが、甥っ子のお年玉から親友ファミリーとの食事など正月ムードもあってか、ほぼ支払ってくれた。ただお金を使ってくれたから嬉しいんじゃない。こういうめでたいときに、大切な人と再会するときに喜んで払ってくれる姿にグッときたのだ。 「この人を選んで良かった」と思った三が日。新年早々のろけて申し訳ないが、うちの旦那はいい男。私にはやっぱりこの人しかおらんと思った2026正月だった。

やっぱり夢は叶うんだ
「じゃあ、婚約指輪買いに行こっか」 さらりと言った彼に驚いた。こんなにあっさり言ってくるとは。前から時たま酒が入った勢いで彼にいつ籍を入れるの?と聞いていた。その度に、ちゃんと考えてるよぉと眉毛を下げながら言う彼。入籍はまだ先だと思っていた。 お互い人生の伴侶として共に生きる気持ちはあるが、2人ともバツイチなので慎重だった。特に彼がそうで、入籍するつもりはあるけどまた失敗したらもう立ち直れない、と言っていた。私はそんなこと思ったことがない。やっぱり男はフォルダ分け、女は上書き保存だと毎回このやりとりで実感していた。 なのにだ。 まさかのこの展開。 何が彼を決心させたのかは分からないが、気が変わらないうちに指輪を買いに行く日を決めたい。すぐさま11月初旬の三連休を提案し、無事に決まった。 その日から私の指輪リサーチが始まった。図々しいのは百も承知だが、欲を言えば海外のハイブランドが良いと思っていた。ところが彼もそう思っていて、せっかく買うなら海外のハイブランドが良いと言ってくれた。お言葉に甘えて世界の5大ジュエラーから探すことにした。 5大ジュエラーはティファニー、ハリーウィンストン、ヴァンクリーフ&アーペル、カルティエ、ブルガリ。さて、どれにしようか迷っちゃう! というわけでもない。お互い以前の結婚ですでに経験済みのブランドがあり、それ以外にしようとなった。ブランドには何の罪もないが、やはり御破算になった結婚で選んだブランドは避けたい。残った候補から好みではないデザインを差し引いた結果、ティファニー1択となった。 ティファニーは価格帯が広く、デザインが豊富なので選びやすい。さらには私の理想のデザインもあり、彼のお財布にも優しい(決して優しい金額ではないが)。これぞまさにWin-Win。あとは買いに行く日を待つのみだった。 ……そうなる予定だったはずなのに。 ふと頭にあるブランドがよぎる。 イギリスのジュエラー•GRAFFだ。 ダイアモンドといえばハリー・ウィンストンが有名だが、GRAFFはダイヤモンドコレクターから人気で「21世紀のキングオブダイヤモンド」という異名をもつ。GRAFFとの出会いは今から15年以上前。丸の内OLだった私は、漠然とペニンシュラホテルに憧れていた。そこに入っていたのがGRAFFである。 たしか、大通りに面した外壁にデカデカとGRAFFのポスターが掲示されていたっけ。一面黒バックにどでかい一粒ダイヤが映えるインパクト大のビジュアル。見るからにセレブ御用達である。どんなお店なのか、どれほど素晴らしいダイヤがあるのか知りたかったが、20代前半の私に入店する勇気はない。自分には到底無理と信じ込み、憧れる気持ちを押し殺した。 それから数年後。私は初婚を果たす。 その時にも一瞬GRAFFが頭をよぎったが絶対に貰えることはないだろうと思い、元夫にはGRAFFのことは言わなかった。 そんなGRAFFをこのタイミングで思い出す。絶対に無理と思いながらもググってみた。 すると、あのどでかい高級感溢れる黒ポスターのイメージとは打って変わり、シンプルな白ベースのWebサイトが現れた。なんか雰囲気が変わっている。調べてみると、なんと100万円未満の指輪もある。意外すぎた。すでにティファニーで買っていただくイメージがあったが、GRAFFもいけるかもしれない。恋焦がれたあの気持ちがムクムクと動き出す。後から知ったが、以前は1カラット以上のダイヤしかなかったが、この10年くらいで1カラット未満も取り扱うようになったらしい。 店舗一覧を見ると新宿伊勢丹にあると知る。いつの間にか新宿に上陸していたのだ。この時点でもまだティファニーに9割心を寄せていたが、せっかくならGRAFFにも行こうと決めた。 それからはティファニーとGRAFFのサイトを舐めるように見比べる日々。GRAFFにもドンピシャのデザインがあったが、やはりティファニーよりはお高い。でも、やぁぁぁぁっぱり素敵。さすがに彼に悪いよなぁと思うのに目が離せず、ただただ見入ってうっとりしていた。 そして当日。 たっぷりフレアが特徴のネイビーシャツワンピで身を包み、大粒パールのピアスをつけて念入りにメイクを施す。いつもより気合が入るのは当たり前。古くさいと思われるだろうが、やっぱり婚約指輪は彼から私への愛の証。それをこれから手に入れるのだから、きれいにしないと彼にもハイジュエラーにも失礼である。久しぶりにたっぷり気合を入れた姿を見せつけると、かわいいかわいいと彼もご満悦だった。 この時点でも指輪はティファニーと思っていたし、そのつもりでティファニーのサロンを予約していた。とはいえ、サイトで見る限りGRAFFにも頑張れば手が届く価格もある。もしかしたら店舗には大きなダイヤしかなくて買えないかもしれない、いやそうでないとおかしいと思っていたけど、死ぬまでに1回は入店したい。ティファニーよりも前にGRAFFに向かうことにした。 ドキドキしながら向かうと、思っていたよりもオープンな売場で驚く。品格漂うしつらえだが入りにくさはない。物腰の優しいメンズスタッフに案内され、ショーケースを覗き込む。 初めて目にする21世紀のキングオブダイヤたちはどれも神々しく輝いている。やーーっっっぱり素敵!見惚れながらも素早く価格を確かめると、絶対に無理なわけでもなかった。驚きながら見ていると、ドンピシャな指輪が現れた。 初婚では王道のソリティアリング(一粒ダイヤの指輪)を選んだが、今回はもっと主張が強いデザインにしようと決めていた。これから先、指の節々が太くなってきっとゴツゴツとした手になる。私の母がそうで、そういう手にはデカデカとした指輪がよく似合う。せっかく頂けるのなら死ぬまでつけていたい。しわしわで岩みたいな手でも存在感があるも嫌味のないデザイン。そんな指輪と出会ってしまった。 試着した瞬間、もうこれだと思った。 しかし、予算よりオーバーしていた。彼の手前、すぐにこれがいいと言うのは気が引ける。そもそもティファニーを予約しているし行かないと先方に悪い。瞬時にいろんな思いと葛藤し、一旦店を後にしてティファニーに向かった。 すぐに案内され、お目当ての指輪を試着する。今朝までこれだと思っていたのに自分でも驚くほどときめかない。GRAFFよりも安いから彼にすればティファニーが良いに決まっている。でも、どうしても選べなかった。やっぱりGRAFFの指輪しか考えられない。 早々にティファニーを後にし彼に相談すると、すぐに快諾してくれた。ティファニーは心あらずだったもんね、せっかく買うなら後悔しないほうがいいよ、と笑う彼。あぁ本当にこの人は優しさの塊でしかない。ニヤニヤしながらGRAFFへ向かった。 私たちを見るやいなや接客してくれたメンズがサッと出迎える。席に案内されるとあの指輪を持ってきた。頼んでもいないのに指輪をとっておいてくれたのだ。もう試着した時点で買うと分かっていたのだろう。さすがである。 この時話して分かったのだが、選んだ指輪のカラット数は珍しいもので、あまり出回らないという。私も初めて聞いたカラット数で、大き過ぎず小さいことはない。しかも実寸よりも大きく見えるのに価格も頑張れば手が届く。ちなみにその日見た限り、0.5カラットと0.75カラットでは50万円の差があった。私が選んだのはその間なので彼の予算よりややオーバーくらいで済んだ。 なかなかこんなダイヤには巡り会えないですよ、と微笑むメンズスタッフ。殺し文句だろうけどこう言われて嬉しくないわけがない。指輪の素晴らしさもさることながら、この方の接客と豊富な知識に心を掴まれたのも決め手である。 こうやっていろんなことが重なった結果、私の婚約指輪はGRAFFで決まった。夢が叶うとはこういうことなのかと思った。諦めていたのに巡り巡って最高のタイミングで目の前に現れる。もしかしたら、夢とは忘れるくらいのほうが叶うのかもしれない。 しかし、夢を叶えてくれたのは他でもない彼だ。彼が快諾してくれなかったら私の元にはこなかった。感謝の言葉を伝えると彼がこう言った。 「恭子は指輪でも花でも俺の料理でも、毎回喜び方が変わらないね。それが嬉しいよ」 この人は本当に私をよく見てる。私の喜ぶ姿をよぉくよぉく見てくれているんだなと胸がいっぱいになった。指輪はもちろん嬉しいけど、この人と一緒になれることが何よりも嬉しい。 地元に着くとすぐさま馴染みの居酒屋へ向かった。もう少し洒落た店のほうが良いと思われるだろうけど、私たちのホームである。最高のプレゼントをもらった後はいつもの店でゆっくり過ごしたい気分だった。 どんなに高価な物を頂いても、贅沢しても、二人の原点や日常を忘れない関係性でいられるパートナーが欲しい。それが昔からの夢だった。世界で一番の理解者に出会えたことが、本当の意味で夢が叶ったと言えるかもしれない。 やっぱり夢は叶うんだ。 そんなことを思いながら味わう海鮮と日本酒は格別だった。

モネゆかりの地でアントワネットを思った日
念願のパリひとり旅の本格始動は2日目から。最初に行った観光名所は、モネが晩年過ごしたノルマンディー地方のジヴェルニー村だ。ここにモネが晩年まで40年以上暮らした家と、名画「睡蓮」を生み出した池がある。 こう聞くと、多くの人が池に期待するだろう。しかし、私が訪れた6月上旬の主役は間違いなく庭園だった。色とりどりの満開の花たちが観光客を出迎えてくれた。 満面の笑みを浮かべているような花々庭園はしっとり落ち着いたモネの作品とは正反対で色鮮やか。ピンク、赤、紫の花が燦々と輝いていた。ジヴェルニー・クロード・モネ財団は美観維持のために、ここからは赤の花、あっちはピンク、というようにゾーニングして色の配置を決めているとのこと。なるほど、だからまとまりがあって綺麗なのかと納得した。モネ自身も庭園の色彩にこだわって工夫を施していたらしい。 この日はツアーに一人参加。 ガイドさんにお願いしてパチリ。一番最初に通される部屋。 モネの絵もたくさん飾られていた(コピーか?)寝室。この水色がラブリー。 蝋燭が飾られたプリンセスのような鏡と マントルピースが素敵。キッチンの人気者はブルーと白のルーアンタイル。 銅鍋も良いアクセントになっている。ご覧のとおり、モネの家は非常にかわいかった。ラブリーな色使いと一捻りされたコケティッシュなインテリアはまるでドールハウスのよう。あのモネの顔からは想像つかない世界観だ。 髭モサモサのモネ画家とは、決して自身のビジュアルと頭の中が一致している訳ではないと実感した。 絵になる橋。家から庭園、そして池へと足を運ぶ。池がどれだけ美しいのかと期待したが、見事に裏切られた。 なーんもなかった!この日は蓮の「は」の字もなく、池は濁っていて彩りなんてものはない。それどころか澱んでいる。ま、こんなこともあるかと思った途端に気が抜けて一気にお腹が空いた。 そうだ、何か食べよう。朝7時半に集合したらそりゃ腹は減る。池からまた家のほうに向かい、さらに家を出て店を探した。 ジヴェルニー村は小さく、どの施設もすぐに行けるから助かる。歩いてすぐに見つけた赤い屋根のカフェは、中庭にテーブルが並んでいた。庭と店内はオープンにつながっているからか日中の店内は電気がついてなかった。 店名のとおり自然に囲まれた癒しのカフェだった。なんとなく薄暗い中で一際目を引いたのがマカロンだ。ころんとかわいい色味のマカロンをいくつか食べれば空腹は満たされるはず。せっかくのフランスなのだから現地のマカロンを食べないと! パリにはお昼過ぎに戻りどこかで食べる予定だったので軽めにした。フランスといえばマカロン。フランスのマカロンといえばラデュレやピエール・エルメ。ピエール・エルメは大好きなマカロンである。しかし、ここジヴェルニーにそんなハイソな店はない。この田舎のマカロンの味はいかに。ちゃんと楽しめるだろうか。 なぜこんなに身構えているかというと、日本ではちゃんとした店でないと美味しいマカロンが食べられないからだ。数年前のこと、その辺の店で売られていたマカロンを食べたら、想像以上にちゃちな味でガックリしたことがある。マカロンはちゃんとしたメーカーのものを買うべきと心に強く刻んだ記憶あり。いくらフランスといえども、マカロンに対して疑心暗鬼だった。 少しだけドキドキしながら一口食べてみると、すぐさま不安は消え去った。お、美味しい……。こんな片田舎のマカロンなのにちゃんと美味しい。やはりスイーツ大国おフランスは、どこの店のマカロンも美味しいのだろうか。もちろん、ピエール・エルメのほうが美味しいけれど、ここのマカロンもなかなかだった。さすがマカロンの国である。しかしながらマカロンの発祥国はイタリアなんですと。びっくりである。 フランスといえばスイーツ、スイーツといえばアントワネットだ。「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」は彼女の言葉ではないと言われているが、そう言ったと思われるということは、国民から嫌われていた云々を拭い取って考えたとしても、きっと相当なスイーツ好きだったのではないだろうか。 ふとソフィア・コッポラ監督の映画『マリー・アントワネット』が頭に浮かぶ。あの映画もスイーツだらけだったもんなぁ。あれは演出なのか、はたまた事実なのか。またゆっくり観たいものである。 やっぱりアントワネットは甘党だったのだろうか、だから甘い雰囲気なのか。こんな具合で一人アントワネットに思いを馳せながらマカロンを味わった。 モネゆかりの地でも自身を思い出させるアントワネット、その存在感はやはり大きく、髭もじゃのモネも霞んでしまう。アントワネットはやっぱりすごいとしみじみ思ったのであった。

天国から地獄に堕ちたパリひとり旅
今年の3月に40歳になった。 2回目の成人式を迎えたともいえるこの記念すべき節目に、何か大きなことをしたくなった。 それならフランスに、パリに行くしかない! フランスは昔から憧れの国。 私にとって、私を育ててくれた国と言っても過言ではない。小学生の頃からあらゆる面でフランス文化の影響を受け続けてきた結果、今の私が在る。 それなのに、ずっと行くタイミングを掴めずに40歳を迎えた。 いや、嘘だ。 本当は怖くて行けなかったんだ。 私は憧れたり大好きだったりするものを神格化しすぎる傾向がある。その結果、飛び込むのが怖くなる。直視できなくなったり、離れたくなったりする。私なんかが近くに行って良いものなのかと恐縮してしまう。 それに加えて、フランスを高尚に思うがゆえに、行くととんでもなくお金がかかるのではと思い行けなかった。総じて、行きたいのに行く勇気がなかったのである。 しかし、勇気を振り絞って、この度ようやく行ってきた。今年の6月に40歳記念と題して6泊でパリ一人旅をしてきた。 この時に初めて自撮り棒を使った。 きっと人生で忘れられない一枚。結論から言うと、最高だった。行きたかった所にはほぼ行けたし、気候も食事も想像以上に体に合った。英語仏語ともに話せないのでどうなることかと思ったが、怖い目にもスリにも遭うことなく本当にパーフェクトな旅だった。 最初は怖かったパリのメトロ。 すぐに乗りこなせるようになった。それなのに、なかなか旅の想い出を書かずにいたのには理由がある。 まだ夢心地だった帰国して1週間経たない頃、それは起こった。 エッセイを書くために撮った1,400枚もの写真を間違えて全消去してしまったのだ。 私の中でこの旅は、エッセイを書くことで完全になるものだった。たくさんの写真とともに想い出を綴る。この特別な、額縁に入れたくなるような旅を、私が“生きた証”として作品にして残す。物書きにとっては最高の締め括り方ではないか! これを楽しみに、旅行中はひたすら撮影していた。いつ見ても胸の高鳴りを、パリの空気感を思い出せるよう片っ端から目についたもの、忘れたくないものを撮った。 それなのに、だ。 凡ミスで全て消してしまった。 気づいたのは真夜中の1時。鏡を見なくてもみるみる顔から血の気が引いていくのが分かった。これぞ顔面蒼白。つい先日まで有頂天だったのに一瞬にして奈落の底に堕ちたような感覚。これを一言で表すなら、エグい。エグすぎる。 復旧ソフトで再現を試み、PCトラブルの出張サービスもお願いしたが、データが戻ることはなかった。あまりにショックで夫に「もう死にたい」と言いながら悔し泣きした。 しばらく立ち直れなかったが、幸い旅行中に友人に送っていた写真やInstagramに投稿した写真があり、かき集めたら140枚ほど復活した。人様に見せるためにチョイスした写真だから、画角は良いので旅の思い出としては申し分ない。過去の私ナイス、神様ありがとう案件である。 Instagramのストーリーズにも結構アップしていた。とはいえ、旅行記を書くには自分的にやや物足りなかったし、全消去したという大ミスの傷はすぐに癒えず、なかなか執筆に着手できなかった。 あぁ、この話をしたら私のことをみんな哀れに思うだろうな。あんなに意気揚々と周りに「パリ、一人で行ってきます!」と言ってたのに、大量の写真がなくなったなんて恥ずかしいにも程がある。 考えるほど自分のアホさ加減が身に沁みたけど、この悔しさを昇華するには笑い話にするしかないと思い、心許せる人や日頃親切にしていただいている人に片っ端から話した。 哀れに思われると思いきや、どの人も「また行けばいいじゃん!」、「パリが”また撮りに来てよ”って言ってるんだよ」と励ましてくれた。あゝ私の周りはなんて優しい方ばかりなんだ。人の優しさに触れ、少しずつ元気を取り戻していった。 帰国してから2ヵ月。 ようやく書けるメンタルになり、筆を取った次第である。写真は少なくても、パリで感じた空気や喜怒哀楽はすぐに思い出せる。 少しずつだけど、あの天国のようなパリでの日々を綴っていこう。

魂だけはフランス育ち
私の人生はフランス無しに語れない。 新しいことを始めたり、趣味ができたりと自分の幅を広げられたのはフランス文化の影響を受けてきたからだ。今の私がいるのはフランスのおかげと言っても過言ではない。 フランスとの最初の出会いは小学校低学年。出会ったのは漫画『ベルサイユのばら』である。 厳密に言えば日本の漫画文化だが、池田理代子先生の緻密でロマンティックな作画によって、ヴェルサイユ宮殿での王侯貴族の煌びやかな暮らしを知ることができ、憧れを抱くようになった。もともとお姫様や人形遊びが好きだった私が夢中にならないわけがない。 当然登場人物にも沼った。 一番好きだったのは金髪の麗人オスカル。本当にこんなに素敵な人がいたのかと考えると、王妃マリー・アントワネットとフェルゼンの恋よりもワクワクしたし、ロマンを感じた。言わずもがな、豪華なドレスに身を包む金髪縦ロールのアントワネットに憧れ、このあたりからプリンセス願望が強くなり、中世ヨーロッパ文化やそれを感じさせるものが好きになった。 私が好きなもののベースを作ったのがベルばらと言える。 人格形成のみならず、小学生のうちにフランス革命を学べたのは大きな収穫である。フランスの歴史を小学生にも分かりやすく語れるのは池田先生しかいない。私が言うのもだが、改めて池田理代子先生は日本の宝だと思う。 その次に出会ったフランスは宝塚歌劇団である。 いや、あれは日本文化ではと思った人もいるだろうが違う。私が言う宝塚におけるフランス文化とは、ベルばらではなく「レビュー(日本ではショーのほうが馴染みがある)」である。 レビューとは、華やかな衣装で歌って踊って次々にシーンが変わる演目のことで、実はパリ発祥である。ムーラン・ルージュやリド・パリなどがそれにあたる。 宝塚レビューは独自に進化した部分もあるが、随所にパリの香りが漂っている。 例えば、パリの街を舞台にタイプの違う美女が練り歩いて自身の美しさを歌とダンスで表現したり、パリをテーマにした歌が所々で歌われていたり。小難しい物語よりも、分刻みで場面が変わって歌とダンスで魅了するレビューのほうが小学生の私には合っていた。家ではお気に入りのレビューのビデオを繰り返し見ては、演者になりきって踊っていた。 このように宝塚にはフランス、とりわけパリがたくさん詰まっており(劇団員の呼称・タカラジェンヌの由来がパリジェンヌと知れば、いかに宝塚がパリの影響を受けているかが分かる)、小学5年生から宝塚が好きになった私は、間接的にパリ好きになる英才教育を受けていたのだ。 ちなみに、宝塚版ベルばらもしっかり生で観た。あれは忘れもしない高校2年生の時。推しのまりちゃん(伝説の娘役と呼ばれ、現在は数々のミュージカルで活躍している花總まり)がアントワネット役とのことで、母におねだりしてチケットを買ってもらった。 当時、久しぶりの再演だったことに加え、人気の宙組公演ということもあり、当然チケットはなかなか手に入らない。でも、これだけはどうしても観たかった。 幼き頃、『花の指定席』(宝塚の公演を放送するNHKの番組)で宝塚版ベルばらを知って以来、ずっと憧れ、観たいと思い続けたベルばら。しかし、すぐに観ることはできず再演されるのを待っていた。 そして10年の月日を経ての再演、しかも大大大好きなまりちゃんがアントワネットである。これはもう観るしかない。いや、観なければ一生後悔することは分かっていた。 この並々ならぬ一人娘の願いに応えるべく、母は得意のYahooオークションで勝ち戦の時を待った。 何度も何度もオークションが画面を検索し、良さそうなチケットを見つけては的を絞って勝負に出る。パソコンの画面と睨めっこすること数日後、無事に落札したのは前から10列目のほぼ中央の席。一席4万円という高校生には贅沢すぎるチケットを手に入れてくれた。 観劇当日はまさに夢の世界そのもので、真紅のドレスで「青きドーナーウーの〜岸辺に〜♪」と歌い上げるまりちゃんを涙ながらに観て「もう死んでもいい」と本気で思ったことを鮮明に覚えている。 これだけどっぷり宝塚にハマれば、当然入団願望も湧き上がる。しかし、生まれつき股関節脱臼だった私に母はバレエやダンスなどを習わせるわけがないし、さらにうちは背が低い家系。入団の夢は儚くも砕け散ったのである。 しかし、歌を歌うことは誰でもできる。宝塚に入れないなら、まりちゃんのように声高らかに歌えるようになりたいーーそんな思いから始めたのが女声コーラスだ。 進学した私立女子中学のコーラス部は割と強豪で、まりちゃんのように歌えるようになるには恰好の場だと思った。実際に、部活には歌うまの先輩たちが勢揃いし、モチベーションは高まりまくり。ここに中高6年間の青春を捧げた。 6年間ソプラノだった私は自分で言うのもだがかなり上手くなり、中学では部長を務めたり(歌唱の上手さでなるものでないが)、ソロパートを任されたりするようになった。 幼稚園の頃から歌うのが大好きだったものの、引っ込み思案なところもあって人前で思い切り歌えなかった私。それが人前で堂々と歌い上げられるようになったのはコーラス部とまりちゃんのおかげであるが、元を辿れば全ての始まりは宝塚レビュー、つまりはパリである。パリが私に歌を歌う勇気をくれたのだ。 フランスとの縁はこれで終わらない。 次に私の前に現れたフランスは大学入学後すぐのこと、きっかけはやはり歌である。 大学ではコーラスをするつもりはなかった。女声コーラスが好きだし、混声コーラスに魅力を感じなかったからだ。 しかし、前述のとおり歌唱力に自信を持った私は一人で歌いたい気持ちが高まり、度胸試しにオーディションを受けようかと考えていた。その矢先、母から東京FMでのオーディションがあると耳にする。 ASAYANみたいなボーカルオーディションかと思いきや、蓋を開けるとそれは東京FMホールで行われるアマチュアシャンソンコンクールと判明。なぜシャンソンかというと、母の中学の同級生がシャンソンの先生で、久しぶりに集まってランチをした時に私の話をしたところ、じゃあ受けてみればという話になったらしい。 最初はシャンソンと聞いて「え、なにそれ?古そう…」と一瞬ためらったが、すぐにやると決めた。一番大事なのは一人で歌えること。それができればジャンルなんて何でも良かった。 その後、母の同級生の元で習い始めるが、18歳で人生を語る歌なんて歌えるわけがない。しかし、当時の私には6年間培った腹筋・背筋を駆使した伸びやかな声と弾ける若さがある。先生は私の強みを活かせるアップテンポの曲や音域が広い曲を歌わせ、毎年コンクールに向かわせた。 1年生の頃は『夢見るシャンソン人形』、2年生で『シェリーに口づけ』、3年生で『サンジェルマンへおいでよ』、そして最後に『地下鉄の切符切り』。これらの選曲が私にピッタリだったからか、毎年都大会までは出場でき、4年生で念願の全国大会に出場となった。全国では何の賞も獲れなかったが、4年間の集大成を見せつけられたので何の悔いもない。気持ちを切り替えて就職することができた。 シャンソンによって待望のボーカルデビューを果たしたわけだが、それ以上にいろいろなものを知ることができた。 人生を語る歌がどんなものなのか大枠を知り、エディット・ピアフやシャルル・アズナブールなど世界的歌手を知り、越路吹雪を知り、思いっきりめかし込んで歌う有閑マダムたちを知り、シャンソン喫茶を知り、シャンソン界という狭いようで広く、深く濃い世界を知ることができた。シャンソン界についてはまたいつか語りたい。 ご覧のとおり、20代前半までに私は数々のフランスと出会い、刺激を受け、成長してきた。 今まで自分では何とも思わなかったが、こうやって改めて振り返るとフランスが私に及ぼした影響は大きく、今の私がいるのはどう考えてもフランスのおかげなのである。純ジャパであるが心にはいつもフランスがいた。フランスが私の魂を導いてくれたと言っても良いだろう。 そんなフランスなのに、40歳になるまで一度も行ったことがなかった。 影響を受けまくってきた大好きで憧れてしょうがない国・フランス。ずっと行くタイミングを逃していた……。 いや、違う。 本当は行きたかったけど、憧れすぎて、想いが強すぎて、行くのに覚悟が必要だったのだ。私にとって特別すぎる国だから。 そんな長年の想いを胸に、とうとう今年私は行ってきた。フランスの中でもとりわけ影響を受けてきたパリに一人で。 そんな特別なパリひとり旅について、改めて綴りたいと思う。
地域活動・地域イベント
自身が参加する地域活動や訪れた地域イベントの感想、レポ

街に溶け込む感覚になれたイベント「国立ノミノイチ2024」
国分寺から2つ目の国立駅でイベントが開催された。「国立ノミノイチ2024」だ。 ノミノイチだからフリーマーケットと思いきや、飲みの市。「クラフトビールをより楽しめる食や雑貨が集まる市」だそうで、駅北口はクラフトビールが中心、南口にはフードや雑貨が集まるとのこと。今回、知人が出店しているので行ってきた。 国立は一橋大学や桐朋学園など名だたる学校が集まる文教地区。昔から多摩エリアの中でもインテリの象徴のような街だが、娯楽施設の建設が制限されているので地味ぃぃな街並みで別に好きでも嫌いでもなかった。とはいえ、中高時代は大変お世話になった街である。もう今は無いボロボロの安いカラオケ屋に足繁く通い、友人とSPEEDを歌いまくっていた。 冴えない街と思っていたが、2006年の新駅建設や駅前再開発によってじわじわと垢抜け、穏やかな街並みはそのままにハイソな雰囲気を纏う街に生まれ変わった。 nonowa 国立 SOUTH 今春にはJR東日本グループ初の木造商業施設「nonowa 国立 SOUTH」がオープン。新しいランドマークもでき、今ノリに乗ってる街と言える。 改札を出てすぐ目の前にあったポスターとチラシ 駅に着くとまず向かったは南口。知人の店舗「みんなのコンビニ」へ向かった。 南口エリア遊び心ある品揃え! 食品サンプルのようなマグネットと 前日行われた音楽イベントを記念して作った 缶バッヂ。 それぞれ一つずつと オリジナルブレンドコーヒーを購入した。 みんなのコンビニは「色んなお店の人たちが棚をシェアして、みんなで一緒に作り上げる」という新しい形態のコンビニで、実店舗は富士見通りにある。まだ行ったことはないが、出店の品揃えから実店舗はさらに楽しい店に違いないと確信した。こじゃれた文具や雑貨、ワンランク上のコーヒーや蜂蜜がひしめくおもちゃ箱みたいな陳列は見ているだけで楽しくなる。 知人に会い、かわいいアイテムもゲットしたところで北口へ。クラフトビールの店が立ち並んでいた。 クラフトビールは全6店、国立と立川のブルワリー以外には早稲田・神楽坂のブルワリーも出店していた。どこにしようか迷ったが、迷った時こそ地場のものを選べば間違いないと自分を律し、「KUNITACHI BREWERY」のビールを頂いた。 選んだのはLULUというビール。トロピカルなのにしっかり苦味とのこと。そんな味わいある?と思いながら一口飲むと、あらそのまんまの味。フルーティーな甘みとビールの苦味がベストマッチで爽やかにぐびぐび飲める。あーこりゃ美味いや。 何も食べずに来たのでお腹はペッコペコ。目についたのはサバサンドだった。サバサンドを初めて知ったのは、かつて通っていた料理教室。パンとサバというショッキングな組み合わせは想像を遥かに超えた美味しさで、度肝を抜かれた記憶がある。 選んだのは辛いサバサンド。 辛党の私にはちょい辛。 サバがドーンと入っていて食べ応え◯。 ミニレモンがついて絞って食べるスタイル。 その辺のベンチに腰掛けて、行き交う人を見ながらゴクゴクもぐもぐ。普段ならこんなことは絶対にしないが、周りもみんな同じ振る舞いだ。躊躇なくできる気持ちよさ、気楽さ。これこそ、こういうイベントの醍醐味だろう。 開放感が溢れる中、公共のベンチが尊く思えた。いつもは何とも思っていない物がここぞとばかりに役に立ち、貴重な憩いの時間をもたらしてくれる。公共空間のありがたみも噛み締められた。 公共空間の活用と同時に、街に溶け込む感覚が分かったのは目から鱗である。この場、ここにいることだけに無意識に集中でき、雑念が飛ぶ。ぼーっとしているのに目の前の一瞬一瞬の変化を楽しんでいる自分を知って、街と一体化しているようだった。とても心地良いけどなんか不思議な気持ち。瞑想に近い気がする。 地域活動に参加していると、街との関わり方に興味がある。理想は街自体が自分事と思える関わり方だが、細胞レベルでそう実感できた経験はなかった。それが今日ようやくでき、密かに興奮した。この感覚を味わえるイベントがもっと増えればいいのにと切に願っている。

ノリさえあれば地域活動はできる!
地域活動やボランティアに興味がある人は多いだろう。その一方で、敷居が高いとか小難しそうと感じる人も多いと思う。私がそうだった。 地域活動を始める前、私の地域活動に対するイメージは″とっつきにくい″だった。理由は3つある。 1つ目は、社会貢献しないといけない気がしていたから。地域活動をググると″地域活性化″や″福祉″など社会貢献性の高いワードが出てくる。メディアが地域活動を取り上げるときもこれらの言葉が多用する。だから、地域活動は大層なことをしないといけない気がしていた。 2つ目は、気楽にできないと思っていたから。ただでさえ仕事で頭も気も使っているのに、プライベートで大志を掲げ、肩肘張って取り組むなんてかったるい、超めんどくさそ〜と思っていた。 そして3つ目は、地域活動を行う人は限られていると思っていたから。時間に余裕がある人、アクティブシニアがその代表格だと思うのだけど、第2の人生を謳歌している人がやるものだと思っていた。 ところが、いざやってみると違った。地域活動は軽い気持ちから始められるし、そういう場がある。それが、私にとっては「こくぶんじカレッジ(こくカレ)」だった。 こくぶんじカレッジ(こくカレ)の リーフレット。 今年も開催されます! こくカレとは、国分寺市が行う市民向け連続講座で、まちで楽しいこと・やりたいことに取り組みたい人を後押しする場である。″まちを自分ごとにする″というキャッチフレーズには、まちの施設や空間など、まちにある物を使い倒して楽しもうぜ!というメッセージが込められている。 また、こくカレでは、まちを使い倒す″まちづかい″が増えればまち自体が育つと考えている。私はこの考えが好きだ。いくら自治体がまちを良くしようと頑張っても、住民がまちに関心をもたなければ、まちはいつまでも発展しない。まずはまちに出て楽しむことが大切。だからこくカレでは少しでもまちに興味あればOKというスタンスだ。人によっては「結局まちづくりに繋げるんかい!」と思うかもしれない。しかし、住民の楽しさの延長線上でまちづくりが進むのはとても健全だと思う。 この軽やかなメッセージを受けて、それなら私もやってみたいと思った。ちょうどコロナ禍で暇だったし、地元から出なくなったので何か地元で楽しいことをやりたいと考えていた。その矢先にこくカレを知ったという流れだ。 一緒に参加した人の話を聞くと、「自分が住むまちで何かやってみたい」という好奇心から始めた人が多い。もちろん、地域をより良くしたいとか、誰かのためにやりたいとか、そういう崇高な精神で地域活動を行っている人もいるが、それが全てではない。 こくカレで立ち上げた堆肥を作るプロジェクト「まちのタイヒ」。生ゴミになる資材から堆肥を作り、それを使って農作物を育てることで身近なところから地域循環を感じてほしいというコンセプトで活動している。しかし、私がこれに参加した理由は誘われたから(笑)。 ノリで参加した。 ここまでくると、地域活動って何?と思う人もいるだろう。私もそう思ったので調べてみた。その結果、地域活動に具体的な定義はない。名前の通り″地域で活動すること″としかいえない。よって決まりも制約もないのだ。 しかし、前述したように地域活動といえば地域活性化や福祉、子ども・高齢者支援など社会貢献につながる言葉を耳にすることが多い。それだけを切り取られると、とんでもなく立派なことをしないといけない気がする人は多いと思う。 だから個人的には、地域活動は「まちで楽しむこと」「まちを遊び場にする活動」「多世代で仲良くなる機会」くらいのゆるい感じで伝えたほうが良いと思っている。その結果、まちがより良くなるんだよ〜って伝えるほうが良い気がする。 私のこくカレ同期に、盆踊り大会を復活させたい人がいた。昨年のこくカレからは、湧き水でワサビを育てようとするプロジェクトや、無料でコーヒーを配ってその場で出会った人とおしゃべりするプロジェクトが生まれた。どれも遊び心に富んでいるし、何よりも楽しそう! フリーコーヒーで地域の人と交流を図る「わらしべコーヒー」。2023年度のこくカレで生まれたプロジェクト。 それに、誰か・地域のために役立ちたいと思って取り組んだとしても最初から役立つとは限らない。役立ちたいという想いは確かに立派であるが、もしかしたら迷惑と思われるかもしれない。頑張ってるのに″いらない″″無駄な活動″なんて言われたらショックすぎる。でも、そういう可能性は十分ありうる。 それなら、周りのために貢献したいと思うよりも、やる側の楽しさや充実感を重視して取り組んだほうが良いと思う。やる本人たちが楽しんでいれば、その姿を見て″なんか楽しそう″と思って参加する人が出てくるだろう。誰かが楽しんでいるだけで周りも楽しくなって笑顔になり、その場が心豊かになるはず。純粋に楽しむことこそが地域活動には必要なのではないだろうか。 つまるところ、地域活動を始める動機も取り組んでいる最中の想いも、軽くていいと思う。暇つぶしで始めるのもあり。どんな理由であれ、試しにやったらハマるかもしれない。その逆も然りで、つまらなかったり自分に合わないかもしれない。 でも、それでいいじゃないか。自分の好き嫌い・合う合わないがわかることは人生においては大きな収穫だ。仕事じゃないんだから自分に向いてなければ止めてしまえばいい。でも、ドタキャンとか無言で去るとかはよろしくないけどね。 あと、地域活動はアクティブシニアが行うものと思っていたけど、そんなことはない。よくよく考えれば、自由な活動なのだから年齢制限なんてないのだ。こくカレの参加者は20代から70代と幅広く、さまざまな年代が一緒に活動している。 こくカレの以外の団体には、特定の年代が集まって取り組んでいるところもある。70代80代の集まりの場合、若い世代に入ってほしいと思っているところは多い。実際に、私が参加している別の団体はまさにそれで「若手に活躍してほしいから入ってほしい」と言われた。だから入った次第である。アラフォーでも若手と言われるのは嬉しい限りだ。 とにもかくにも、地域活動に興味がある人は決して敷居が高くないので、はじめの一歩を踏み出してほしい。もちろん、大志を抱いて取り組むのは素晴らしいしそれを否定する気はない。ここで私が言いたいのは、これから地域活動をしたいけど敷居が高いと感じていたしとしてもそんなことは皆無ということ。ゆるい気持ちで始められるから安心してほしい。動機は軽くていいのだ。 ノリ、興味からの始まりで問題なし。地域活動に限らず何事も軽やかに動いたもの勝ちだ。

なぜお金にならなくても手間が多くても地域活動をしたいのか
一昨年から地元・東京都国分寺市で地域活動をしている。始めたきっかけはコロナ禍だ。国分寺から出なくなり暇を持て余していたが、せっかくこんなに長い時間いるのなら地元で楽しいことをしようと思い、市報を見たりググったりして市民団体やコミュニティなど活動できる場を探した。 その結果、国分寺市が主催する連続講座「こくカレ」や都立庭園のボランティアガイドを見つけたので参加することにした。 こくカレ都立庭園 「こくカレ」に参加するようになると知り合いが急速に増えて関わる団体やイベントが増えた。自ら予定を入れなくても勝手に予定が入ってくる。いまや国分寺にズブズブ。地域密着型とはまさにこの状況である。あー今月暇とはならない。 ここ数日、地域活動を精力的に行っている方々と話した。「お金にならないのに地域活動ばかりしているんだよね(笑)」と話す方がいたが、それは決して皮肉ではない。楽しそうに笑ってた。その姿を見て、本当にそうだよなぁと思って頷いた。 地域活動は面倒なことが多い。仕事や家事の合間に集まったり企画を考えたり。メンバーとの連絡も意外に多く、調べることも多い。「あぁ、めんどっ!」となるときもしばしば。時間も手間もかかるのに、面白いほどお金にならない。 なのになぜやるのか。 それはやっぱり楽しいからだ。 この一言に尽きる。 同じまちという共通点だけで集まった人が知り合いになり、一緒になってよりよくなろうと取り組む。仕事以外で複数で協力し合い、没頭する機会なんて大人にとっては非常に稀だ。かといって、学生や会社のように毎日会うわけではないから程よい距離感を保て、さらりとした関係性を築ける。利益や忖度などは皆無で夢中になって取り組める。これってちょうどいい青春じゃない?青春アゲインだ。 何よりも、地元に知り合いが増えると心強い。私もそうだが地域活動をしているとまちで知り合いに会う機会が多く、すぐに他人が知り合いになる。初めて行くイベントや場所でも「きっと誰かいるだろう」「知らない人でも知り合いになる」と思うから足を運びやすい。こんな具合で知り合いが増えることが当たり前になると、常に人と繋がっている感覚が生まれて安心感を覚える。この点が地域活動の最たる魅力なのだと思う。 遠すぎず近すぎない関係性は団体行動が嫌いな人でも馴染みやすいと感じる。実際に私がそうだから。もし人に会うのがだるければ無理して行かなくてもいい。そもそも任意でやっているから強制力がないので自分のペースでやっても責められはしない。地域によってはあるかもしれないから関わり方にを気をつけないといけないけど、そういう地域ならあらかじめリスクヘッジを考えておくといい。 知り合いが勝手に増え、みんなで協力し合って何かに没頭し、笑い合い、時には熱くなって意見交換する。でも義務ではないから自分に合うペースで携われる。極端に言えば地域活動はお金がかからない最高の遊びだと思う。だから、お金にならなくても手間がかかっても、地域活動にハマる人が多いのだろう。 もし今、しょうもなく暇だったり張り合いがなくて変わりたいと思っているなら、暇つぶしに地域活動に参加するのをおすすめする。嫌なら抜けられるから大丈夫!ズブズブになる前に逃げられるし。遊びの選択肢に地域活動を入れるのは結構よいですぞ。

平凡な毎日がキラめく「地域活動」の始め方
2022年から地元・国分寺市で地域活動を始めました。それ以降どんどん活動場所が増え、横のつながりが広がり、自分が想像していた以上に所属コミュニティや団体が増えました。参加している団体は以下のとおりです。 ・国分寺市主催連続講座「こくぶんじカレッジ」 ・地域循環プロジェクト「まちのタイヒ」 ・国分寺赤米会 ・野川源流スクール(NPO法人まちづくりサポート国分寺) ・NPO法人マルイス(旧マイスタイル) ・国分寺の音楽フェス「こくフェス」 ・都立庭園のガイドボランティア いつの間にかこんなに増えました(笑)。 おかげさまで都心に行って何か特別なことをしなくても、大変リア充な毎日を過ごせています。 (とはいえ、たまにはオシャレして行きたいけど!) 地域活動と聞くと、地方創生や社会貢献など何やらすごいことをしているように思われるかもしれませんが、そんなことはありません! 少なからず街の活性化に繋がっていたとしても、私は私が楽しむためにやっているだけ。大志なんて抱いていません。 地域活動は誰もができ、楽しめるものだと個人的には思うので、もし地域活動をしたい方はすぐにでもやってほしいと本気で思っています! とはいえ、地域活動を始めたいけど「何からすればいいのかわからない」という方も多いはず。 そこで今回は、私がどうやって地域活動を始めたのか、どんなふうに参加コミュニティが増えていったのかをご紹介します。 地域活動をしたい方や地元で何かしたい方のお役に立てれば幸いです! 地域活動を始めたきっかけそもそも、なぜ私が地域活動を始めようと思ったのか。それは、地元で楽しいことをしたいと思ったからです。 地域活動を始めた2022年はまだコロナ禍で、都心に行くことすら躊躇してしまう状況でした。都心に行かなくなると地元にいる時間は当然増える。それなら、せっかくこんなに長い時間いるのだから地元についてもっと調べようと思いました。 それからは地元の魅力とは何か? 面白いものはあるのか?と調べることに。すると、それまで何とも思わなかった国指定史跡・武蔵国分寺跡や都立庭園、環境省選定名水百選・名湧水57選に選ばれたおたかの道・真姿の池湧水群など、地元には素晴らしい財産があると改めて気づき、「このまち、面白いかも」と思うようになりました。 武蔵国分寺跡もっと地元のことを知りたい。 せっかくなら国分寺で楽しいことをしたい! そんな気持ちが高まって、何かのコミュニティに入って活動したくなりました。 地域活動の見つけ方国分寺には長く住んでいるのに、中高は地元外の女子校に進学、大学は吉祥寺、勤務先も都心だった私は、国分寺のことをよく知りませんでした。 こんな背景なので、いざ地元で活動を始めようと思っても、どこで何が起こっているのかわかりません。 最初に選んだ情報源は市報 そこで、まずは情報収集として市報を読むことにしました。 アナログ過ぎて笑えますが、超ローカルネタや穴場はWEBには載っていないと思ったのです。あと、市報をちゃんと読みたくなった。 いざ読んでみると、市報は情報の宝庫! 目から鱗でした。 公民館ではワンデー講座やなんとか教室など実にさまざまなイベントが行われていて、市は市民が楽しめる場をたくさん設けていると知りました。 ちょうど2022年は武蔵国分寺が国史跡認定100周年だったのでイベントが多かったのもあります。これはほんとにラッキーだった。 心が赴くままに気になった講座やセミナーに申し込みました。 沖本邸最初に申し込んだのは、国分寺の名所的存在の歴史的建築物・沖本邸の歴史を知る講座(現在はカフェになっています)。地元の知らないことを知る時間は無条件にワクワクしたのを覚えています。 市報の次はWEBやSNS 講座に参加するだけでも楽しいけど、だんだん物足りなくなっていきました。今度は自分が主体となって何かしたいと思うようになったのです。 そう思うようになってからは、国分寺を拠点に活動している団体やコミュニティをWEBで探し始めました。任意団体やコミュニティは市報よりもSNSで告知していると思ったからです。 予想は的中し、いろいろな活動を見つけました。 運命を変えた「こくカレ」と都立庭園ガイドボランティアとの出会い調べる中でよく見かけたのが「こくカレ」という文字。 なんじゃこりゃと思って調べると、国分寺市が行う連続講座と判明。ざっくり言うと、市民がまちを使って楽しむ活動を後押しするというもの。そのためにプロジェクトチームを組み、活動を後押しする場として用意されたのがこくカレです。 私が受講生のときのこくカレのチラシ スタートは2022年の7月で、その前に説明があるとのことで参加することにしました。 実はこれと並行して、地元にある都立庭園のガイドボランティアになるために認定講座に通っていました。地域活動を探していたときにガイドボランティアの募集を見つけたので応募したのです。 子どもの頃からちょこちょこ行っている庭園で私にとってはパワースポット。ガイドになればデスクワークでなまった体をほぐすにも良いと思い、すぐさま認定講座に応募しました。昨年の3月に無事認定ガイドとなり、現在は月に1回ガイドを行っています。 こくカレでの出会いから新たなコミュニティに参加こくカレは、国分寺市民または国分寺市と関わりがある人(勤務先が国分寺など)が参加できます。そのため、参加者の属性はバラバラ。 会社員、専業主婦、アクティブシニア、私のようなフリーランスなどなど。まったく異なる属性なのが面白い! こくカレでは受講生でチームを組んでプロジェクトを作り、国分寺を拠点に活動します。このときに発足したのが、身近なところから地域循環を考える堆肥づくりプロジェクト「まちのタイヒ」です(これについてはまた改めてご紹介します)。現在も継続して行っています。 2/18に開催した「堆肥仕込み体験会」堆肥の水分調整のためのサンプリング切り返し作業。翌日は筋肉痛でした(笑)しかし、これとは別の団体でも活動しています。それが、「国分寺赤米会」と「野川源流スクール(NPO法人まちづくりサポート国分寺)」です。 これらに参加することになったきっかけは「まちのタイヒ」でご一緒している国分寺のゴッドファーザー・Mさん。Mさんがもともと運営スタッフとして活動しているところに誘われてジョインしました。 さらに、昨年の2月からこくカレの事務局スタッフになって毎講座の司会進行を務め、今年からはこくカレを市と共に行っている「NPOマルイス」のメンバーにもなりました! このように、芋づる式にどんどん参加コミュニティが増えたのです。 他にも昨年は、こくカレでの出会いから、2024年で3回目となる国分寺の音楽フェス「こくフェス」の司会、JR西国分寺駅開局50周年記念「西国分寺駅前フェスティバル」ステージイベントの司会、氏神さま例大祭・福引の司会なども務めました。 こくフェスにて。ステージ裏で舞台終了後。中高の同級生が遊びに来てくれた!地域活動を広げるコツと楽しむためのマイルールご紹介したように、この2年で私の地域活動は一気に拡大しました(拡大し過ぎてたまに疲れるけど笑)。 地域活動の場が広がったのは ・情報を調べ続けた ・気になったイベントや活動は即参加 ・それぞれで出会った人の誘いを受けて新たに参加 この3つを繰り返したからです。 特別なことはしていません。ですので、誰でも地域活動の場を広げることは可能です! また、地域活動を楽しいものにするために次のことを念頭に置いています。 ・興味を持ったらとりあえず参加する。合わないと思ったら断ればいい だって、別に仕事じゃないし好きでやってるのだから、参加して合わなかったら途中でやめても良いじゃない。周りに迷惑をかけないのは当然ですが、合わないと思ったものを周りに気を遣って続ける必要はない。だから、まずはお試しで参加する。 この考えを大切に取り組んでいます。 自分が心から楽しむためにもトライ&エラーって必要だと思うのです。 活動する上では、自分の状況に合わせて参加頻度を調整していました。仕事が忙しかったら仕事を優先する。余裕がないときは無理して参加しない。これはまったく悪いことではありません。だって、仕事でないし楽しむために行っているから! もちろん、欠席する場合は必ず連絡していました。 これらをマイルールとしています。というよりも、いつの間にかそうなっていた(笑)。 ですので、地域活動をしたい方は、まずは参加する・合わないならやめる・自分の状況に合わせて活動するを基本に、気軽に始めてほしいなと思います。 と、だいぶ長くなりましたが、これから地域活動をしたい方の参考になれば幸いです。 また地域活動についての記事はアップしたいと思います。 長々と読んでいただきありがとうございました!
愛猫との日々
ブリティッシュショートヘアの男の子・ピカソとの日々。

【エッセイ】やっぱりこれよ。
今日は彼の帰りが遅い。 ここ最近仕事が忙しいとは聞いているが、それにしても今日は遅い。どんなに遅くたって20時に帰ってくるのに、20時半を過ぎても帰ってこない。 いつもなら、元気よく「ただいま〜」と帰ってきて、すぐさま近くのスーパーで買ってきたお酒を冷蔵庫に入れて、リビングに颯爽と登場してソファに直行、そして一服。その場でスーツを脱ぎ、部屋着に着替えたらソファにドサっと座り込む。 落ち着いたかと思いきや、始まるのが会社の愚痴。まぁスピーカーのように止まることなく不満が流れ出てくる。それを聞き流しながら私はパソコンをカタカタ。聞き流していることは100%わかっているだろうに、彼はひたすら話してくる。その傍らで愛猫はベランダとリビングを出たり入ったりとやんちゃに駆け回る。 愛猫を横目で見ながら晩御飯を食べ始め、テレビを見ながらまったり過ごす。晩御飯を食べ終わると彼の晩酌がスタート。私も仕事がなければ一緒に呑む。彼はオンラインゲームをしながらテレビを見て、私はテレビをBGMにスマホをいじる。 その間もずっと愛猫は夜風に当たったり、いつの間にかキャットタワーで寝ていたり。時折興奮してダッシュするときもある。 これがいつもの私たち。 だけど、今日はこれがない。 愛猫は多分私のことよりも彼が好きで、彼がいなくて寂しいのか、ふて寝している。 無理やり抱っこしたけど不機嫌連絡がこないので先に私もひとりで食事。 あー、寂しいもんだなぁ。 いつもなら、スピーカーの如く話す彼を「あーうるさい」と思うのに、いないと我が家は静か。ひとりだとテレビをつける気にもならない。 いつもなら、彼と離れてひとりの時間が欲しいと思うのに、いざそんな時間ができると、やりたいことをやろうという気持ちにもならない。 騒がしくて落ち着かない空間でも、私にとっては無くてはならないもの。いつの間にかそんなふうになっていた。 当たり前がなくなると寂しくなるというが、これがそうなのか。 と考えていると、彼からLINE。「やっと帰れる」と一言。それから1時間後、クタクタになって帰ってきた。 リビングに来るないなやすぐにスーツを脱ぎ、晩御飯を3分でたいらげ、最近ハマっているタコサワーで晩酌開始。ついさっきまでふて寝していた愛猫も起き上がり、彼にすり寄っていった。 帰ってきてよかったね今日は呑む気がなかったけど、なんとなく私も彼に付き合うために日本酒を呑み始めた。 キウイの酵母で作った日本酒。キウイの味がするようなしないような。フルーティーでおいしい!新潟のお酒。いつも望んでいたひとり時間は、いざできたら別に楽しくもなかった。なんだかんだ、毎日のルーティーンが一番落ち着くし、賑やかなリビングで何かするのが一番捗る。 なんの変哲もない毎日。いつもと変わらない時間。結局、これが落ち着いて幸せなんだな。 やっぱりこれよ。

【エッセイ】生きるとは
生きるとは、面倒なことだらけだ。 起床後は洗顔に歯磨き、着替えてから朝ごはん。コーヒーか紅茶を飲んで一息つくと同時に、気合いを入れて働き始める。 デスクに向かって仕事をこなす傍ら、我が家では愛猫が元気に走り回る。ベランダの窓を開けると、愛猫は自由に出たり入ったり。いきなり興奮してベランダから廊下にかけて猛ダッシュする。すると、毛が抜け落ちて至る所に溜まる。猫トイレの周辺には用が済んだ後に飛び散った砂が落ちている。こういうのには神経質なたちなので、少しでも毛や砂を見るとすぐさまハンディ掃除機をかける。 愛猫ダッシュにより床は汚れる。足の汚れは放置すると落ちにくい。光の加減で汚れが見えたら、すぐさまクイックルワイパーで取り除く。そしてまた仕事に戻る。 昼になればまたごはんを用意して食べ、ワイドショーを見て一息ついたら洗濯物を干し、仕事を再開。すると、愛猫がおやつをねだりに来てニャーと鳴く。 チュールをあげてから仕事に戻ると、またニャーと鳴くからボールで遊んだり、無理やり抱っこしてラブラブチュッチュダンスをしたり、頬擦りしてあげたりする。 そしてまた仕事。夜になれば彼が帰ってきてごはん。一日の出来事を報告しあって、彼の愚痴やらドラマの感想やら聞いて、一段落ついたら仕事。 彼が先に寝室に行った後も執筆し、切り上げたらお風呂へ。出てからはスキンケアに体のマッサージ、ドライヤーで髪を乾かす。 あーーーーーーーーーーめんどくさい。 ただ生きているだけなのに、こんなにもやることが多い。生きるためには、数々の工程を踏まないといけない。生きるとは、作業の積み重ねだ。 作業をこなすだけが人生なのか。 いや、違う。 作業中または作業の合間に心が動かされたり、成長できたりする瞬間がある。その瞬間を楽しい、幸せ、良かったと思える回数が多いと、素晴らしい人生と思えるのだろう。 たとえ人生の9割が作業だとしても、残りの1割に何かしらの感動があれば、それが際立つ。際立った部分をかき集め、ちりつもでできた山を振り返ったとき、我が人生は豊かだと思えるのかもしれない。 そう考えれば、面倒なことも頑張れる気がする。 なーんてうまくまとめてみたけど、やっぱり生きるとは、面倒なことばかりだ。 ↓愛猫にするラブラブチュッチュダンスが気になった人へ↓

【エッセイ】足裏
彼とは家事を折半している。 私は床掃除と洗濯物、トイレ掃除を担当。彼は皿洗い、ゴミをまとめて出す係だ。洗濯物は最初から彼にお願いされた。自分で私の下着を干したら、私を女として見られなくなると。なんじゃそりゃ。 まぁいっかと思い、洗濯物は引き受けた。私はゴミ出しが面倒だから彼にお願いした。お互い嫌な家事を相手に任かせて、それぞれの役割を全うしている。家事で喧嘩することはない。我が家はいたって平和だ。 ……と言いたいが、一つだけ不満がある。 彼はスリッパを履かない。 帰宅すると早々に服を脱ぎ、靴下も脱ぐ。 仕事を終えた40のおっさんの足裏は皮脂でベトベト。 そのまま歩かれるとフローリングに皮脂がつく。酸化すると落ちにくくなる。たとえ1日でも。 遠目から見ると、うっすら曇って見える。クイックルワイパーハイパーで拭いても足裏汚れはなかなか落ちない。床掃除が嫌になるのはこれ。足裏汚れは床掃除のテンションをことこどく下げる。 同棲してから1年ちょっとは言わずにいたが、今夏の猛暑は彼の足裏汚れをパワーアップさせた。さすがに我慢できなくて、スリッパを義務化した。 最初は履いてくれた。最初は。 履かなくなったのは、半月前くらいからだ。 履かなくなった原因は、これまた彼の足裏だ。 夏場の足裏は強烈な異臭を放つ。スリッパに臭いが染み込み、酸化すると不快さを増した臭いとなる。彼が履いてないときはスリッパから異臭が放たれた。異臭問題だ。ファブリーズをびしょびしょになるくらいかけたが1回では済まず、もう1回行った。2回行ってやっと鎮静化した。 しかし、こんなスリッパを誰が履きたいだろうか。いや、履きたくないだろう。彼用は二足あるから一足腐ったとしても問題ないが、この異臭問題によって彼のテンションは下がったようだ。 今はまた裸足が復活し、足裏汚れは日々生まれている。どんなに拭いても現れる。嫌がらせのようだ。さすがにムカついたので言ってやった。 「もう、スリッパ履いてよ!」 「履いてるよ!あれ、見えないの?透明のスリッパ履いてるよ!」 なんだそりゃ。裸の王様か。見えないスリッパなんていらないんだよ!! その横で、ベランダで外遊びを楽しんできた愛猫がスタスタ歩く。足を拭くために捕まえようとしてもスルリとかわしてダッシュで逃げる。もちろん、愛猫の足跡も廊下につく。うちのメンズは自由気ままだ。 今年の夏はこんな感じで、毎日足裏汚れとの闘いだ。また明日も拭き掃除が待っている。 足裏汚れとの闘いは終わらない。

【エッセイ】喧嘩
私と彼は仲が良い。滅多に喧嘩しない。喧嘩するのは私が悪酔いして酒ヤクザモードになって、理不尽に切れるときくらい。いや、喧嘩と思ってるのは私だけで、彼はそんなろくでもない私をなだめて適度に放置する。これを喧嘩にカウントしないと、大喧嘩したのは1、2回くらい。基本的にはいつもニコニコ穏やかに過ごしている。 けれど、今日は珍しくぶつかった。 本当に些細なことなのに大声をあげて言い合った。普段温厚な彼も、それは違うと思ったときには全力で言う人。私も納得しないときや喧嘩したときは引かない。お互いここぞとばかり引かないので、側から見たらなかなかの喧嘩っぷりだと思う。今日はシラフなのに久々にハッスルした。 このまま話しても、らちが明かない。不穏な空気のままだと思い、途中で仕事部屋に移動した。仕事をして気持ちを落ち着かせた。 こういうとき、仕事があるといい。 怒りの感情から一時離れられる。運良くオンライン会議が入っていたので、そちらに集中できた。 会議を終えると、ある程度気持ちが落ち着いていたので、彼のいるリビングに戻った。明日に喧嘩を持ち越すのは嫌だし、無駄にエネルギーを使うのがアホらしい。何よりも、早くいつもの穏やかな二人になりたい。 ソファでテレビを観る彼に「何してるのー?」とわかりきった質問で話しかけた。 1時間半くらい離れたおかげでお互い冷静になって話せた。我々の良いところは仲直りが早いこと、そしてなんでも話すことだ。さっきまで何を考えていたか、何にむかついたのかなど一連を話す。喧嘩は多かれ少なかれ、お互いに悪いところはある。そこは認め合って、お互いの言い分にも耳を傾け、受け入れる。これが仲直りの最短ルートだと思う。 ひとしきり話した後、無事仲直りできた。今日はなんだから噛み合わない日だったねと笑い合い、いつもの二人に戻った。やっぱりいつもの二人がいい。なんでも話せる人で良かったと思えた。 笑い声が聞こえた途端、愛猫が目を覚ました。 私たちが喧嘩をするとき、愛猫はピリついた空気を感じ取って寝てしまう。今日もそうだった。まるで子どもだ。両親が不仲になると黙り込む子どものように、ピタッと動かなくなる。私たちが仲直りしたとわかったら目を覚まし、安心したのかごはんを食べ始めた。そんな愛猫を見て、悪かったねと話す我々。 喧嘩はしたくないけれど、いろんなことに気付かされる。平穏な毎日の素晴らしさ、支離滅裂な自分の未熟さ、愛猫の空気を感じ取る力。気付かされたことに感謝して、些細なことで喧嘩するのはやめようと心に固く誓った。





