
「お金を受け取れないのは、父親を認めていないから」って、本当にそう?
子どもの頃、「おまじないノート」っていうのが流行った。
願いごとを書いたり、
おまじないを書いたり。
私も、自分の願いを書いた。
母が毎日涙に溺れていたので、私は、
「お金持ちになれますように」
と書いた。
今思えば、
なんて素直な願いなんだろうと思う。
でも、そのノートを同級生に見られるのが嫌だった。
「お金持ちになりたいなんて書いてる」
そう思われたり、
からかわれたりするのが恥ずかしかったから。
だから私は、その言葉を消しゴムで消した。
ところが――
そのことがきっかけで、
同級生の悪口を書いていたと勘違いされて、いじめられることになった。
当時「家なき子」が流行っていたこともあり、
いじめはエスカレートしていった。
今でも思う。
あの頃の私は、
どうしてそんなに「お金持ちになりたい」と書いたことが恥ずかしかったんだろう。
「お金持ちになりたい」のに、恥ずかしい
大人になった今なら、
「お金大好き❤」
なんて、普通に言える。
お金があったら、
できることも増える。
必要な人に必要なものをプレゼント🎁できる。
行きたいところにも行けるし、
好きなことをできる幅も広がる。
だから、いまは
「お金持ちになりたい」
と思うこと自体は、
別に悪いことじゃないと思う。
でも。
もし心のどこかに、
「お金持ちは嫌な人」
「お金持ちって、なんかいやらしい」
「お金の話をするのは恥ずかしい」
「そんなにお金を持って、どうするの?」
「人よりお金を持つのは申し訳ない」
「お金って汚い」
そんな気持ちがあったとしたら?
「欲しい」と「怖い」が、同時にあるかもしれない
たとえば、
頭では、
「お金持ちになりたい!」
と思っている。
でも心の奥では、
「お金持ちになるのは、ちょっと怖い」
そんなこともあるのかもしれない。
「お金が欲しい」と思いながら、
お金を受け取ると申し訳なくなる。
「成功したい」と思いながら、
いざ結果が出そうになると怖くなる。
「もっと稼ぎたい」と思いながら、
大きな金額を受け取る自分を想像すると落ち着かない。
そう考えると、
「私はお金持ちになりたい」
という言葉だけでは、
自分の本当の気持ちはわからないのかもしれない。
じゃあ、私はどうだったんだろう?
子どもの頃の私は、
「お金持ちになれますように」
と書いた。
でも、それを人に見られるのが恥ずかしくて消した。
今の私からあの頃の自分を見ると、
「どうして消したんだろう?」
と思う。
もしかしたら私は、
お金持ちになることそのものより、
「お金持ちになりたいと思っている自分」を人に知られることが嫌だったのかもしれない。
もちろん、本当にそうだったのかはわからない。
子どもの頃の自分に聞いてみないと、
本当のところはわからない。
でも、
「もしかしたら、私はお金に対して何かネガティブなイメージを持っていたのかもしれない」
と、今になって思う。
「父親を認めていないから、お金を受け取れない?」
そんな話を聞いたことがある。
父親を認められない。
だから、
「父親の象徴でもある社会的な成功やお金を手に入れたら、父親と同じになってしまう」
という無意識の抵抗が生まれる。
だから、
お金を受け取れない。
成功できない。
……という考え方。
確かに、
そういう経験をする人もいるのかもしれない。
でも。
私はここで、一度立ち止まりたい。
ほんとにそう?
私の場合は、
少なくとも子どもの頃から、
「お金持ちになりたい」
という願いと、
「お金持ちになりたいなんて、知られたくない」
「恥ずかしい」
という気持ちが同時にあった。
だったら、
「父親を認めれば、お金を受け取れるようになる」
という一つの答えだけでは、
私のことは説明できない。
原因を探すより、まず自分の気持ちを見る
「どうして私はお金を受け取れないんだろう?」
そう思ったとき、
「父親との関係が原因かもしれない」
と原因を探すこともできる。
でも、その前に、
私は、お金に対して何を感じているんだろう?
と、自分に聞いてみてもいい。
たとえば、
お金持ちの人を見たとき、何を感じる?
自分がたくさんのお金を受け取ったら、どんな気持ちになる?
人よりたくさん稼いだら、申し訳なくならない?
悪いことしてるって思わない?
「お金持ちになった自分」を想像したとき、
嬉しい?
それとも、ちょっと怖い?
誰かに「お金持ちになったね」と言われたら、
嬉しい?
それとも、恥ずかしい?
「お金持ちになりたい」の奥にあるもの
もしかしたら、
「お金持ちになりたい」
の奥には、
安心したい。
自由になりたい。
我慢したくない。
好きなことをしたい。
大切な人を守りたい。
誰にも頼らずに生きたい。
そんな気持ちがあるのかもしれない。
あるいは、
「認められたい」
「成功したと思われたい」
という気持ちなのかもしれない。
どれが正解なのかは、
人によって違う。
だから私は、
「あなたのお金のブロックはこれです」
とは言いたくない。
だって、
自分の気持ちは、自分にしかわからないから。
子どもの頃の私に聞いてみる
もし今、
あの頃の私のところに戻れるなら。
「どうして消したの?」
って聞いてみたい。
「お金持ちになりたかったんでしょ?」
って。
もしかしたら、
「うん」
って言うかもしれない。
そして、
「でも、誰かに見られるのが恥ずかしかったの」
って言うかもしれない。
その小さな私に、
「お金持ちになりたいって思ってもいいんだよ」
って言ってあげたい。
お金が欲しいと思ってもいい。
成功したいと思ってもいい。
たくさん受け取ってもいい。
逆に、
「そんなにいらない」
と思ってもいい。
大切なのは、
誰かが決めた「こうあるべき」ではなく、
自分は本当はどう感じているのかを知ること。
なんじゃないかな。
お金持ちになりたい私は、本当にそう思ってる?
「お金持ちになりたい」
そう思う私。
でも、
「お金持ちになるのは恥ずかしい」
と思う私。
どちらも、
私の中にいるのかもしれない。
だったら、
どちらかを無理やり消す必要もない。
まずは、
「私はそう感じていたんだね」
と気づいてあげる。
そして、
「ほんとにそう?」
と、もう一度自分に聞いてみる。
「お金持ちは嫌な人」
って、本当にそう?
「成功したら、人に嫌われる」
って、本当にそう?
「父親を許さないと、お金を受け取れない」
って、本当にそう?
そして、
「私は、お金をどうしたい?」
お金を手にした先に、
私は何をしたいんだろう?
何が実現できる?
誰を、どんなふうに幸せにできる?
そしてそのとき、
私はどんな感情を持っているんだろう?
答えを変える前に、気づいてみる
心と向き合うって、
自分を無理やり変えることじゃない。
「お金に対するブロックを外さなきゃ」
と頑張ることでもない。
まず、
自分が何を感じているのかに気づくこと。
「お金が欲しい」と思いながら、
「お金が怖い」と思っている自分がいたとしても、
それでいい。
「私の中に、そんな気持ちがあったんだね」
そうやって気づいてあげると、
不思議と心は少しずつほぐれていく。
「成功したい」と思いながら、
「成功するのが怖い」と思っていても、
それでいい。
その気持ちに気づいたところから、
初めて、
「じゃあ、私は本当はどうしたい?」
と、自分に聞けるようになるのだから。
ほんとにそう?
「お金持ちになりたい」
その言葉の奥には、
どんな気持ちがあるんだろう?
あなたは、
お金持ちになることを想像したとき、
どんな気持ちになりますか?
嬉しい?
怖い?
恥ずかしい?
安心する?
それとも、
何も感じない?
正解を探さなくていい。
誰かの答えを借りなくていい。
ただ、
「私は、こう感じてるんだ」
と気づいてみる。
もしかしたら、
そこに今まで見えていなかった
自分の心の声があるかもしれない。
🌿
ほんとにそう?
🌿「ほんとにそう?」シリーズ
「こうあるべき」
「こうしなきゃ」
「普通はこう」
「きっと、こういうこと」
そんなふうに、
いつの間にか自分の中に入り込んでいる思い込み。
そのひとつひとつに、
「ほんとにそう?」
と問いかけながら、
本来の自分の気持ちを思い出していくシリーズです。
「ほんとにそう?」心の声アンケートも再開しています🌿
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScGeGT98ulB_7l6fXD3vXbfXvTnowMQcLh-brjeQ-daTTFJSA/viewform
自分の心の声を、ちょっと覗いてみませんか?
※回答はおひとり一回まででお願いします🙏
🌿 あわせて読みたい
「母と同じ人生を繰り返している気がする。」……ほんとにそう?
親の人生を見ながら、
「私は同じ人生を歩んでいるのかもしれない」
と思ったとき。
その思い込みも、一度立ち止まって見てみる。
▶︎ 記事を読む
「私には価値がない。」……その思い込み、本当に私のもの?
「自分には価値がない」と思ってしまう。
でも、その「価値」って、
いったい誰が決めたものなんだろう?
▶︎ 記事を読む
「家族のために我慢するのが、いい母親。」……ほんとにそう?
「家族のためなら我慢するのが当たり前」。
そう思っている私に、
もう一度問いかけてみる。
#ほんとにそう
#心と向き合う
#感情と向き合う
#お金の思い込み
#お金との向き合い方
#お金持ちになりたい
#仕事とお金
#成功
#自己理解
#心の声
#思い込み
#親子関係
#父親との関係
#自分を大切にする
#生きづらさ