
働くのをやめる日まで 第13話|保険の断捨離を終えて。結局どの保険は残すべきか

私は3ヶ月後に、会社を辞めます。
前回の記事では、保険の見直しの中でも「どうしても手を付けづらかった」がん保険に、とうとう手を付けた話をまとめました。👇
働くのをやめる日まで 第12話|がん保険、どうする。退職3ヶ月前に出した私の結論
今回は、これまでの保険見直しを総括して「結局どの保険は残すべきか」について整理します。私と同じように固定費の削減として保険を見直そうと考えている方に少しでも参考になれば嬉しいです。
◆断捨離した保険
まずこれまで記事にした保険の見直し概要をまとめておきます。
・生命保険 ⇒ 解約
・介護保険 ⇒ 解約
・傷害保険 ⇒ 大幅見直し
・自動車保険 ⇒ 一部見直し
これらの見直しで年間約42万円の固定費削減をはかりました。
(詳しくは過去の記事をご覧ください。)
若い頃から「保険貧乏」だった私が結構思い切ったものだと思っています。固定費を削減するなら一律で切っていけば簡単です。しかし今回の検討は、根拠を持ってなおかつ対策も備えての断捨離となり、バランスがとれた結果になったと自分なりに満足しています。
◆加入しておくべき保険
断捨離する一方で、踏みとどまったものと、そもそも断捨離してはいけないものとがあると思っています。「結局どの保険は残すべきか」についてその考え方を整理します。なお、法的に義務付けられている公的保険は除外します。
自動車保険(任意保険)
義務はないもののマイカーに乗る人は加入しておくべき保険です。自賠責保険だけでは賠償の範囲と保障額が十分ではありません。いつ何時自分が事故の当事者になるかわかりません。ただし、車両保険や主契約に付けるオプションについては必要過多にならないよう注意したいものです。車の経年化やライフプランの変化に応じて定期的な見直しも必要です。
<FP2級保持者の小ネタ>
保険料を下げる工夫として、外資系自動車保険を選択するという考え方もあります。代理店を通さないことで保険料を抑えられます。一方で対面サポートがないため補償内容の相談や事故時の示談交渉などで国内損保会社と異なる面もあります。人によって判断がわかれるところです。
火災保険
住宅ローンや賃貸契約をする場合を除けば加入義務はありませんが、火災・自然災害・隣家の火事等で被害を受けた場合の最悪の事態に備えておくべき保険です。
<FP2級保持者の小ネタ>
日本には「失火責任法」という法律があります。隣家の火事で自宅が損害を受けた場合に、故意や重大な過失がない限り、火元の住人に損害賠償を請求することはできません。つまり隣家の火事で自宅が全焼しても、相手に重大な過失が認められなければ、自宅の修復費や家財はすべて自己負担になります。
生命保険
私は思い切って切りましたが、ローンや資産の状況・家族構成・子供の年齢などを考慮して、一家の大黒柱であれば加入しておくべき保険です。ただし必要以上に高額な保障にすることはなく、ライフステージに合わせてその都度見直しを加えることも大事だと思います。
◆結局残すと決めた保険
自動車保険(任意保険)
特約を一部切りましたが基本は現状維持です。今後も節目ごとに見直しを行います。
火災保険
保障内容をチェックしたうえで現状維持としました。ここは自動車保険と同様に譲れないところです。
がん保険
保障内容をチェックしたうえで今回は現状維持としましたが、退職後の収支の実績を見ながら1年後にあらためて判断します。
◆保険との付き合い方
若い頃は昼休みに職場でセールス活動をする生保の方をよく見かけたものです。親から「知り合いで頼まれてるし、話だけでも聞いてあげて」と言われてパンフレットを見せられ、あやうくその気になりそうになったことが思い出されます。
歳を重ねて支払った保険料の積み重ねは、マイホームに次ぐ高額な買い物になっているという人も多いかもしれません。かくいう私も「保険貧乏」の一人でした。
保険は入ることが悪いのではなく、入り方とほったらかしにしていないかという点が重要だと感じます。
・その保険は意味がある内容か
・その保険は十分すぎていないか
・その保険は見直しをしているか
最低でもこの3点は吟味したいものです。そのために自分が感じているポイントを挙げてみます。
・今のライフステージと今後のライフイベントを把握しているか
・現実的に考えうるリスクとその可能性を正直に見積もっているか
・国と自治体の公的な保障制度の内容を理解しているか
・自己資金を踏まえて足りる部分と足りない部分を想定したか
・他の保険商品との比較や主契約・特約の内容を確認したか
・複数の保険で保障が重複していないか
・貯蓄型の保険についてはそれが保険である必要があるのか
・加入したきりでその後の見直しを忘れていないか
しっかりお互いを理解し合い、必要なうちは大事にしてほったらかしにしない。そして必要がなくなったなら、それまでに感謝しつつきっぱりと別れを告げる。そんな保険との付き合い方がいいのではないでしょうか。
あれっ、何かと似ている!?
◆今回のまとめ
保険にはいろいろな種類があり、役割もさまざまです。付き合い方を一つ間違えば、知らないうちに大事な資産を浪費していくだけの存在にもなり得ます。
かといって不必要な心配をして意味のない保険に沢山加入すれば固定費を圧迫して家計のやりくりは難しくなります。保険料を払うために生活を切り詰めて、かえって不健康になってしまっては本末転倒です。
**「人生にストレスは大敵」**です。健康で不安なく人生を進んでいくための伴侶である保険で、逆にストレスをためないようにしたいものです。
今回退職を前にとことん保険と向き合いました。もっと早くここに気づいていればとも思いますが、気づいた今からでも遅くはないです。
次回は、退職前に見直したクレジットカードの話を整理します。👇
このシリーズの全話はこちらのマガジンからご覧いただけます。👇
最後まで読んでいただけた方、スキを押していただけると励みになります!
他にも「人生後半の手続き」について書いています。
相続登記を専門家に頼らずに、自分でやった時の記事はこちらからご覧いただけます。👇
親が亡くなった後の手続きについてはこちらからご覧いただけます。👇