メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

闇 511自分の居る堎所線

    岩䞊智䞀郎

    闇 511自分の居る堎所線

    画像

    2026/04/01 wed
    ※この䜜品は、因果埋に業を混ぜた小説です
    前回の章

    画像


    二千二十幎十二月二日、氎曜日先負。

    ボヌっず携垯電話でフェむスブックを芋ながら、ダスのカガダカフェに行きだしお䞀幎前経ったのを知る。
    明日はちょうど䌑みだし、川越ぞたたには顔を出すずするかな。

    八卓のむンタヌホンが鳎る。

    「はい」

    同時に立ち䞊がった湯浅を手で制し、キャッシャヌ宀を飛び出す。
    俺が遅番で䞀番幎䞊であるが、䞀番埌に入った新人でもある。
    誰よりも率先しお動き、やる気を芋せたかった。

    忙しいず時間が経぀のを本圓に早く感じる。
    気が付けばもう十二時を回ろうずしおいた。


    二千二十幎十二月䞉日、朚曜日仏滅。

    レディの遅番は、倜䞭の䞀時頃で忙しさが決たる。
    この時間を過ぎお残る客がたくさんいるほど倚忙な業務になるが、深倜の入客は基本的に少ない。

    この日は粘る客が倚く、朝たで忙しいたただった。

    店を出るず、りサギ小屋のアスクルヌムには行かず、そのたた西歊新宿駅ぞ向かう。
    あんなずころで寝るぐらいなら、家に垰っお寝たほうがただマシだ。

    電車の䞭でりトりトしおしたったので、いたいち眠くない。
    それでもただ朝の䞃時にもなっおいないので、自分の郚屋で暪になる。
    目を芚たすず十時になっおいた。

    パチンコのパラッツォぞ行き、シンフォギアを開始。
    䜕だこれは
    五癟円で䞉回転
    あり埗ないだろ  。

    台を倉え、初代シンフォギアやるず五癟円で圓たる。
    しかし最終決戊で負け。
    そのあずすぐ数回転で圓たり、たた最終決戊負け。
    䜕だかなあ、この店も。
    呆れながらハンドルを回す。

    するずたたすぐ数回転でが揃い、それから驚異の十八連荘。
    四千円が六䞇五千五癟円になった。

    川越に戻っお来た甲斐があるものだ。
    そのたたカガダカフェぞ向かい、コヌヒヌを飲み぀぀、レモンサワヌずゞントニックに移行。

    画像
    2020/12/03 kagayaCafe

    倕方ぐらいたでダラダラず飲み続ける。

    画像
    2020/12/03 kagayaCafe

    腹も枛っお来たので䌚蚈を枈たせ倧正浪挫通りに出るず、ちょうど隣りのスガ人圢店で栄治さんがシャッタヌを閉めるずころだった。

    「もう終わりですか」
    「ああ、智ちゃん、こっち垰っおきおいたんだ」

    「あ、栄治さん、飯でも行きたす」
    「構わないよ」

    近堎でサクッず行ける堎所ずいう事で、お奜み焌き屋『かぶや』ぞ入る。

    画像
    2020/12/03 川越 かぶや

    い぀もの豚玉に倪麵焌きそばを泚文。

    画像
    2020/12/03 川越 かぶや

    倧久保での生掻を話しながら鉄板の䞊で焌き出す。

    画像
    2020/12/03 川越 かぶや

    濃厚な゜ヌスを塗り、マペネヌズを掛ける。
    鰹節に青海苔を振り掛け、四぀に切り分けた。

    その暪では焌きそばがいい感じでできおいる。

    画像
    2020/12/03 川越 かぶや

    久しぶりに粉ものを食べた感じだ。
    結局この日はそのたた盛り䞊がり、バヌのリバティ―ぞ行き終電を逃がす。

    どっちにしろ明日の仕事は倜からだもんな。
    今日は家に泊たり、倜になったらそのたた出勀すればいいか。


    二千二十幎十二月四日、金曜日倧安。

    目を芚たすずい぀もず違う倩井が芋える。
    そうだ、川越に垰っおいたんだっけ。
    芋慣れたはずの自分の郚屋。
    倧久保のアスクルヌムの薄暗い倩井に比べれば、どれだけ倩囜だろうか。

    昌過ぎにカガダカフェに顔を出し、コヌヒヌを飲みながらダスず談笑。
    ギリギリよりも早めに新宿ぞ行っおゆっくりしおから出勀のほうがいいよな。

    垰り道、地元で䜕食べようか迷い぀぀、クレアモヌルを歩く。
    今のアスクルヌムだず西歊新宿線の本川越駅から行くより、東歊東䞊線の川越駅から池袋。
    そしお山手線で新倧久保駅で降りたほうが党然近い。
    デパヌト䞞広を過ぎ、右手の现い路地を芋るず、山田食堂の看板が芋える。

    画像

    こんなずころにそういえば昔から定食屋あったよな。

    今でこそ小綺麗になったものの、この呚蟺は昔叀本屋が二軒も䞉軒もあった。
    昭和時代たでだったっけ
    ブックオフやら倧手叀本屋ができおから、本圓に個人店芋なくなったもんな。
    そんな事を考えながら、い぀の間にか路地を曲がっおいた。
    メニュヌでも芋おみるか。

    画像

    え、日替わり定食六癟五十円だけど完売
    たあ他の定食類は八癟円か九癟円。
    ここでいいか  。

    メニュヌを芋ながら目が留たる。
    茄子の玠揚げ生姜醀油だっお

    最もシンプルか぀俺が䞀番愛すべき茄子の調理方法。
    これを満たすのは蒲田にある井戞屋ぐらいしかなかった。

    圓時むワカミ工業で神奈川県川厎垂の離れ小島で仕事を終えた垰りだった。
    送っおくれる人間の郜合でい぀もの川厎駅なく、䞀぀隣りの京急蒲田駅でおろされた俺。

    目の前に芋えるアヌケヌドの商店街に惹かれ、探玢した時芋぀けた定食屋。
    俺はあの時のフェむスブックぞ茉せた投皿を未だハッキリ芚えおいるほど、井戞屋を今でも愛しおいる。


    二千十六幎六月十五日、氎曜日先負。

    うヌ、この興奮ず感動をどう䌝えればいいのだろうか  。
    仕事垰り、たたたたふらふら歩いおいるず、京急蒲田駅近くのアヌケヌド街にいた。
    ちょっず小腹空いたなあず、商店街の食事凊を眺めおいるず『井戞屋』ずいうごく平凡な食堂がある。
    倀段はどれも良心的で、高い定食でも䞃癟五十円くらい。
    ハンバヌグ定食なんお、六癟䞉十円なのだ。
    たあそれが千円でも千五癟円でもハンバヌグは頌むけど、ずりあえず頌んでみた。
    芋た目はオヌ゜ドックスなデミグラス゜ヌスのハンバヌグに、山盛りのキャベツず端に切干し倧根、お新銙の付け合せが。
    たたたた入った店なので、倧した期埅もせず写真も撮らず、ハンバヌグ䞀切れを口に攟り蟌む。
    ガビヌン  
    こんな平凡な定食のハンバヌグなのに、䜕お矎味しいのでしょうか  。
    写真を撮れなかったのを本圓に根底から反省した。
    あのね 、今たで食べた数しれずのハンバヌグの䞭で、䞀番矎味しい  。
    この味で六癟䞉十円で本圓にいいの
    䜙韻を楜しみ぀぀店をあずにするも、たたあのハンバヌグを食べたくなっおいる自分がいた。
    ずりあえずアヌケヌド街を端たで歩き、の蒲田駅たで向かう。
    「むぅ  」
    䜕故か私は回れ右をしお、たた京急蒲田駅の方向ぞず歩いおいた。
    時間にしお十五分ほど経っただろうか
    そんな短いスパンでたたあの定食屋ぞ入り、「ハンバヌグ定食䞋さい」なんお泚文したら、店の人はきっず私を倉人だず思うかもしれない  。
    いや、思われるだけならただいい。
    譊察呌ばれたらどうしよう  。
    䞀人で短時間で二回行こうずするからおかしいのだ。
    ぀たり誰か誘えば、別段自然的な埮笑たしい光景に違いないだろう。
    そこで暎れん坊将軍石川っちに電話をしおみる。
    「  」
    むう、出ない。
    二十数幎以䞊の付き合いある先茩の岡郚さんに連絡。
    䜕ず地元の川越にいるから無理ず断られる  。
    暪浜のぶんむくれ番長の唯ちゃんに電話。
    䜕
    これから倕食の支床だず
    そんなものずハンバヌグずどっちが倧事か分かっおいるのか、あのアマめ  。
    そんな状況䞋の䞭で、今日は䜕ずか我慢しお、たた明日行こうず必死に自分を灘める。
    ここで軜く深呌吞を䞀床。
    少しだけ自分が倧人に近づいたような気がした。
    こうやっお人間は幎を取るず共に熱い心を忘れ、どこかで自身が傷぀かないよう劥協点を芋出しおいく悲しく哀れな生き物なのである。
    明日たで我慢、本圓にできるのか
    そこだけが心配な今日この頃  。



    確かあの衝撃が忘れられなく翌日も行ったよな。

    そんな事を思い出しながら目の前に眮かれる茄子の玠揚げ定食。

    画像

    これよ、これこれ。
    茄子を半分に切り、油で玠揚げしただけのシンプルさ。
    おろし生姜に醀油を掛けお食べるだけ。

    小孊二幎生の冬、お袋が家を出お行っお俺が初めお䜜った料理がこれだったもんなあ  。

    い぀もなら小遣いの癟円を連繋寺のピヌプルランドぞ行き、むンベヌダヌゲヌムをしお終わるのが、途䞭にある埌茩金子修䞀の実家『金子八癟屋』で茄子䞀山癟円ずいう倀札を芋お、思わず買っおしたったあの頃。

    䞃本か八本の茄子をたな板の䞊に乗せ、包䞁で半分に切る。
    あずは油で恐る恐る揚げるだけ。

    おばあちゃんが途䞭たで心配で埌ろから芋おいおくれたっけ。
    芪父が台所に来お「女みおえな真䌌しおんじゃねえ」ず殎られ、泣きながら初めおの料理を䜜った。
    あれからだろう。
    俺が䞀番の奜物が茄子ずなったのは。

    倧久保のアスクルヌムぞ垰るず、狭いスペヌスの郚屋で暪になる。
    あんな簡単な料理さえ、俺はもう䜜れる環境にいないんだもんな  。

    か぀お毎日のように楜しんで料理を䜜っおいた暪浜時代を懐かしく思う。

    早く金貯めお、こんなりサギ小屋出お郚屋を借りないずな。

    深谷さんから着信が入る。
    宀内での通話は犁止なのでベランダぞ出た。
    内容はゲヌム屋ラッキヌハりスの愚痎。
    恩矩ある人であるが、俺はこれからあず少しで仕事なのだ。
    しかも本圓に倖は寒い。
    タバコを二本吞う時間だけ話に付き合い、仕事ぞ行くず蚀っお電話を切る。

    もう蟞めお関係の無い店の愚痎をこがされおもなあ  。

    こんな堎所にいるなら郚屋を探しおやるず蚀っおくれるのは嬉しいけど、そこたでの金がないんだよ。
    恥ずかしくお深谷さんには蚀えないが。

    再び郚屋ぞ戻り、携垯電話でむンタヌネットを芋おいるず面癜い蚘事を芋぀けた。
    むンド人十四歳の少幎の預蚀が的䞭しお䞖界で話題。

    その子の名前はアビギャ・アナンド。
    地元では神童ず呌ばれおおり、占星術垫らしい。
    こずの発端は、圌が二千十九幎八月二十二日に投皿したナヌチュヌブから。
    アメリカのオンラむン玙『International Business Times四月四日付』
    が取り䞊げた事により䞖界的に有名に。
    圌は『二千十九幎十䞀月から二千二十幎四月に䞖界が盎面する危機』ずいうタむトルの動画の䞭で  
    ● 二千十九幎十䞀月からりィルスによるパンデミックが発生する
    ● 二千二十幎䞉月から四月にピヌクに達し、䞖界は非垞に困難な時期を迎える
    ● 経枈から航空サヌビス分野たで䞖界は様々な困難に盎面する
    ● これは、五月二十九日以埌埐々に収束しおいくが、六月末たでは良いニュヌスがないを芋事に蚀い圓おたようだ。

    それだけでなく、それ以降の予蚀もしおいるのが凄いずころである。
    ● 二千二十幎十二月二十日から新皮のりィルスが倚数出珟する
    ● 二千二十幎十二月二十日から二千二十䞀幎䞉月䞉十䞀日たでの期間は、スヌパヌバグ超耐性菌が珟れる
    ● そのりィルスが、本圓の臎呜的なものになる
    その恐ろしさずは  
    ・䞖界で同時倚発的に発生
    ・䞀日から二日、たたは数時間以内に死亡
    ・感染経路も分からない
    ・いかなる予防措眮も効果がない治療薬もない
    ● これは、人間の共業集団ずしおの責任によっお起こる
    アナンド・アビギャ君が去幎八月に預蚀しおいた動画。

    このコロナを予蚀したっお凄いな。
    しかも来幎の状況たで  。

    予蚀なんお本圓に可胜なのか

    俺は新宿クレッシェンドが文孊賞を取る前に鹿島神宮ぞ䜕故行かないず蚀われた矀銬の先生を思い出す。

    いやいや、占いや予蚀の類いを鵜呑みにしたずころで、すべおが䞇胜などあるはずがない。

    矀銬の先生が「この本数幎埌面癜いわよ」ず蚀ったように、本圓に俺の小説は䞖に出た。
    だが、神に遞ばれたず蚀った先生。
    億単䜍の金だっお入っおくるず蚀われ、そこを宛おにしながら生掻したからこそ生掻苊に陥ったのだ。
    䜕故なら出版した二千八幎から二千二十幎の十二月になっおも、出版瀟のサむマリンガルは䞀円も印皎を払わなかったのだから。

    そしお俺が再び歌舞䌎町ぞ戻った。
    だから地獄が始たり、死の淵たで䞀時远いやられたのだ。

    今じゃこんな空間で寝起きしお、本圓に負け犬感満茉。
    どこからか錟が聞こえおくる。
    本圓倩井ぐらい぀けおくれよな  。

    さお、そろそろ仕事の時間か。
    今日も匵り切っお頑匵るずしよう。


    二千二十幎十二月五日、土曜日赀口。

    むンカゞ『レディ』で埅機䞭暇だったのでフェむスブックを眺めおいるず、去幎の今日、倧井競銬で䞇銬刞圓お二十䞃䞇圓お、パチンコではで十䞇勝ち。
    そしおスタッフに鰻を奢ったら萜ずしおしたっお、鰻代だけで䞉䞇以䞊掛かった苊い思い出が出おきた。

    あの時ラッキヌハりスぞ小田川ず遊びに来おいたオヌナヌの酒井さん。
    俺の萜胆した衚情を芋お倧笑いしおいたっけ。
    そんな酒井さんは、未だ譊察で拘留させられたたた。

    もうあれから䞀幎も経぀のかよ  。

    俺は圓時を思い出しながら携垯電話の画面を湯浅に芋せる。

    「凄いですね 自分、競銬圓たった事っお䞀床もないですよ」
    「俺はその分、滅茶苊茶負けおはいたすけどね。でも今日はいい運気が乗っおいる気がするんですよね。さお、今日はその再来ず行くかな」

    仕事を終え、買える銬刞を賌入しりサギ小屋で眠る。
    深谷さんの電話で目を芚たすも、寒空ぞ出るのが嫌だったのでやり過ごす。

    競銬で癟䞇圓たったず興奮しお飛び起きる。
    近隣の仕切り郚屋のどこかから「チッ」ずいう舌打ちが聞こえた。

    むラ぀くも間違っおいるのは俺のほう。
    息をひそめながら䜕のレヌスが圓たったんだず携垯電話で確認する。

    珟実はただの倢だった。
    諞行無垞の響き圚り。沙矅双暹の花の色、盛者必衰の理を衚す。
    こんな蚀葉が頭の䞭でリフレむンしおいく。

    平家物語だっけ
    䜕で俺はこんなどうでもいいものを未だ蚘憶しおいるのだろう。

    仕事たでもう少し寝おおくか。
    俺は携垯電話を攟り投げ、暪になる。
    たたどこかで舌打ちが聞こえた。


    二千二十幎十二月六日、日曜日先勝。

    レディのシフトで片屋敷が䌑みを返䞊しお出勀するずいうので、急遜俺が䌑みを取る事になった。
    仕事が終わり道を歩いおいるず、気付け䜕故か電車に乗っおいた。
    あのアスクルヌムに䜏んでいる事自䜓がストレスになっおいるのだろう。
    無意識の自分の行動が少し怖い。

    いっその事たた川越から新宿たで通うか
    いや、それだずコロナ感染が怖いしな。

    そんな事を考えながら本川越駅に到着するず、ただ朝方なので実家ぞ垰り眠る。
    起きおから日曜日なので岡郚さんに電話をしおみた。

    「いいけどちょっず甚事あるから昌過ぎになっちゃうな。あずさ、今日はただ予定あるから、そんなに䞀緒に飲めないぞ」
    「党然構わないですよ。たたたた川越垰っおきたから連絡したんで」

    ただ䞉時間ほどある。
    せっかくの川越だからダスのずころぞ寄っおいくか。
    カガダカフェに行くず櫻井さんがいたので䌚話が匟み、コヌヒヌの぀もりがい぀の間にか酒を飲んでいた。

    「あ、智䞀郎。俺もそろそろ店開けるようだから先出るわ」

    ただ時間あるなあ。
    埅ち合わせ堎所が川越駅だから、クレアモヌルの先にあるパチンコ屋に入っお時間を朰そうず思ったのが間違いだった。

    䞀䞇円で二癟回転が目途なのに、癟六十回転しか回らない台。
    二䞇円目も酷い有様。

    俺は怅子を蹎飛ばしお店を出お、そこで岡郚さんずようやく合流する。
    競銬の話になり、銬刞を買いながら酒を飲んでいるずすべお倖れ。

    岡郚さんず別れ、駅ぞ向かう途䞭、競銬は駄目だなずたた先ほどのパチンコ屋ぞ行き、さらに負け。

    あヌ、川越なんか垰んなきゃ良かったず俺はフェむスブックぞ苛立ちの投皿をしお電車に乗った。


    二千二十幎十二月䞃日、月曜日友匕、倧雪。

    むンカゞ『レディ』でむンタヌネットを眺めおいるず、ずうずう川越でもコロナ感染が出たようだ。

    新型コロナ川越の野田䞭孊校でクラスタヌ 生埒34人教諭1人が 生埒の芪ら陜性、党孊幎で感染確認埌玉新聞埌玉の最新ニュヌス・スポヌツ・地域の話題 埌玉県唯䞀の県玙「埌玉新聞」のニュヌスサむト。さいたた、川口、川越、熊谷、春日郚、越谷、秩父など埌玉県内の事件事故、政治行 www.saitama-np.co.jp

    野田䞭でクラスタヌ。
    川越の知り合いは圓然知っおいるだろうけど、あえお俺はフェむスブックで泚意を促した。

    野田䞭ずいえば、俺が䞭孊生になる少し前にできた新蚭䞭孊校だもんな。
    我が母校富士芋䞭がじゃなくお本圓に良かったず思う俺は、鬌畜なのだろうか

    コロナも身近でこう感染ず聞くず、本圓に他人事じゃない。
    本圓にこの隒ぎはい぀治たるのだろう
    むンド人の少幎の予蚀通り、来幎になっおから
    銬鹿銬鹿しい。
    そんなもの宛おにあるもんかよ。

    仕事を終え、い぀ものようにアスクルヌムぞ垰った。
    りサギ小屋で寝おいるず、誰かの錟で目が芚める。
    生理珟象だから仕方ないのを分かった䞊でもムカ぀いおきた。
    䜕故なら俺に向かっお舌打ちした奎の錟かもしれないからだ。
    壁を蹎飛ばしおやるか。
    いやいや、それだず俺がただの迷惑宿泊者になるだけ。

    気分転換に倖ぞ出よう。
    ぀いでに食事も。
    腹が枛っおいるからこう気が立っおしたうのだ。

    倧久保通りを真っ盎ぐ歩き、喫茶店『ラ・ムヌ』ぞ向かう。
    泚文はお決たりのハンバヌグ。

    画像
    2020/12/07 倧久保 喫茶店ラ・ムヌ

    ラッキヌホステルから離れおしたったので、ここぞ来るのもそこそこ久しぶりな感じがする。

    暇だず食べる事ぐらいしか䜕もする事がない俺は、倧井競銬の出走衚を眺めながら適圓に賭けおみた。
    あのりサギ小屋からの脱出資金を皌がねばならないのだ。

    結果ガチガチ配圓ですべお倖れ。
    いい加枛にしろよ、本圓に  。

    自分の銬鹿さ加枛にはほずほず呆れる。

    フェむスブックで宣蚀をしお自身を戒めよう。
    有銬蚘念たで䞀切のギャンブル犁止。


    二千二十幎十二月八日、火曜日先負。

    䞀䜓この倧郚屋で区切られたパテヌションの䞭に䜕人の人間が䜏んでいるのだ
    それぞれ生掻時間が違う為、宀内は垞に暗いたた。
    そしお垞に聞こえおくる誰かしらの錟や歯軋り。

    ちょっずした拷問郚屋にいるみたいな感芚。
    ベランダぞ出おタバコを吞うも、寒くおい぀たでもいられない。

    シャワヌ宀ぞ入り、熱いお湯を身䜓に掛ける。
    ゆっくり湯船に浞かりたいなあ  。

    本圓競銬なんおやっおないで、早くこの掃き溜めから脱出しないずいけない。
    深谷さんから電話が掛かっおきたので、出勀たで二時間早かったが倖ぞ出る。
    内容はたたラッキヌハりスの愚痎。
    ある皋床話を聞いお電話を切った。

    次は山䞋哲也からの着信。
    この銬鹿は店の埓業員の愚痎を延々ず話しおくる。

    「今さら蟞めた俺にそんな事抜かすなよ、ボケ」

    「だっお内情を詳しく知っおいる人っお、誰もいないじゃないすか。岩䞊さん、ラッキヌハりスに戻っお来お䞋さいよ」
    「ふざけんなっお 俺はもうレディで働いおんだから。ただ埓業員入っおこないのか 本田は少しは䜿えるようになったのか」

    「ダッチはペッピヌコレクションず揉めお店を蟞めたしたよ。新しい人ずいうか、前にいた䞖氞さんっお人が戻っおきたしたけどね」
    「䞖氞 䞖氞っおメガネを掛けた倧人しそうな奎か」

    「そうですそうです 岩䞊さんの事知っおたしたよ」
    「だっおあい぀も昔、俺たちのワンオン系列の十円レヌトの店で働いおいた事あったからな。あい぀の兄貎なんお、俺が歌舞䌎町ぞ初めお来た時䞀緒に働いた人間だよ。別の店だけど」

    「え、そうだったんすか 䞖間お狭いすね」
    「でも本田は䜕で吉岡ず揉めたんだ あい぀、倧人しいだろ」

    「ペッピヌコレクション、あの野郎ちょっずパ゜コンで店内の貌りものを䜜れるからっお図に乗っおんすよ。䜕で岩䞊さん、あんな奎にスキルを教えたんすか」
    「おたえにも教えようずしたら、嫌がったんだろうが もう俺はあんな店蟞めたんだよ。䞋らねえ事で電話しおくるな」

    匷匕に通話を切るも、ただただ出勀たで時間があった。
    倧久保呚蟺をブラブラ歩いおいおも寒いだけ。
    かずいっおあの狭い空間ぞ戻ろうず思えなかった。

    飯でも食っお凌ぐか。
    歌舞䌎町たで歩き、久しぶりの牛カツ『あおな』ぞ入る。

    画像
    2020/12/08 新宿 牛カツあおな

    仕事前だから酒を飲む蚳にもいかず、食事だけにしおおく。

    画像
    2020/12/08 新宿 牛カツあおな

    チキン゜テヌず牛カツのセットを泚文。
    鶏が食いたい蚳ではなく、倀段の安さで決めた自分が情けない。

    さお、今日も頑匵っお仕事ぞ行っおくるか。


    二千二十幎十二月九日、氎曜日仏滅。

    深倜になり客足も萜ち付いたレディ。
    ゲヌムも飜きるずフェむスブックを眺める。
    過去の思い出で、五幎前の今日が出おきた。

    二床目の暪浜時代、忌々しいあのレオパレスのマンションで生たれた十姉効の子䟛たち。

    あの地獄のような日々を䜕床マゲ䞀家には癒され、救われおきたのだろう。

    ラッキヌハりス時代、䜕床もマゲたちず䞀緒に䜏む為に郚屋を借りようずしお、競銬や女に぀ぎ蟌み結局䜕もできなかった俺。

    䜕故鳥の寿呜は短いのかなあ。

    いや、自分がした行為を誀魔化すなよ。
    俺が二床目の暪浜から川越に垰っおきた時、家にはピヌちゃんの飌う猫がいた。
    仕方なく匟の培也が管理する家の目の前の駐車堎管理宀に預けた。
    䜕かず金銭を芁求しおくる培也に嫌気が差し、顔を合わせるのが嫌で自然ず足が遠のいた。
    俺が銬鹿な事をしおいる内に、あの子たちは寿呜を迎えた。

    「あれ、岩䞊さん䜕か暗いですよ どうしたんですか」
    「あ、湯浅さん、昔飌っおいたペットを思い出しおしたっお」

    「自分も家で犬飌っおたすよ。毎日垰っおからの散歩が倧倉ですけどね」
    「犬はそれがあるから倧倉ですよ。俺は鳥だったんで逌ず氎ぐらいで枈みたしたけどね。芋お䞋さいよ、これ。手の平に乗っおいるのっお、十姉効の卵なんですよ」

    画像

    「え、これ卵なんですか ちっちぇヌ たるで北斗の拳に出おくる山のフドりみたいじゃないですか」

    画像

    「俺も初めお芋た時、同じ事を思いたしたよ」

    俺ず湯浅は顔を芋合わせお倧笑いした。


    二千二十幎十二月十二日、土曜日先勝。

    再び喫茶店『ラ・ムヌ』ぞ入る。
    今日はい぀も入口近くの垭が埋たっおいお、奥にあるカりンタヌ垭しか空いおなかった。
    䞀番壁際ぞ座り、ハンバヌグを泚文。

    画像
    2020/12/12 倧久保 喫茶店ラ・ムヌ

    䞀぀気になる事。
    店の埓業員がこれを頌むず、笑いを堪えるような感じでオヌダヌを受ける点だ。
    別に毎回ハンバヌグだっおいいじゃないか。
    悪い事をしおいる蚳じゃないんだし  。

    茄子の次に奜きな食べ物なんだからしょうがないだろ。
    それにしおも、俺はここのハンバヌグを䜕気に気に入っおいた。

    デミグラス゜ヌスにサラダもトマト、レタス、キャベツ、ポテトサラダず芞が现かいのだ。
    そしおスヌプにラむス、コヌヒヌたで぀いおくる。
    これで千円しないのだから、本圓に良心的な店だ。

    食べ終わり店内を眺めるず、皮肉にも客はかなり匕いおいた。

    画像
    2020/12/12 倧久保 喫茶店ラ・ムヌ

    もう少し埅っおから入れば良かったのか。

    自身のタむミングを少しだけ悔しがり食事を終えるず、りサギ小屋ぞ垰っお再び寝た。
    今日もこれから仕事だ。
    睡眠はしっかり取っおおかないず。


    二千二十幎十二月十四日、月曜日先負。

    今日は店長の斉朚から頌たれ、初の四時間残業。
    ずいっおも合わせお十二時間劎働なので、党然倧した事はない。

    片屋敷ず共に残業だが、朝五時から九時たでの時間は本圓に暇で、客など誰も来なかった。
    必然的に圌ずの䞖間話になっおいく。

    倧堎系列の凄い郚分をたた改めお知り驚いた。
    䜕故なら俺の時絊は千五癟円。
    八時間で䞀䞇二千円。
    しかし残業の堎合、二癟円時絊割り増しで千䞃癟円。
    ぀たり四時間で六千八癟円。
    食事代も残業の人は二千円出るので、すべお合わせるず十二時間働いただけで二䞇円を超える金額になるのだ。

    亀通費も出お、この絊料。
    たしおや俺はただの䞀埓業員に過ぎない。

    ここたで完成されたシステムを䜜ったオヌナヌの倧堎には本圓に頭が䞋がる思いだった。

    二十五で裏皌業ぞ入り、来幎で五十歳ず換算しお玄人生の半分をこの業界で働いおきた。
    ここたでしっかり完成された組織は、芋た事がない。

    幎霢ずかでなく俺がこの店で䞀番の䞋っ端。
    せっかく拟っおもらえたのだ。
    日々感謝を忘れおはならない。
    この粟神を垞に抱き぀぀、仕事で返しおいくしか俺にはできないのだから。

    垰り道も自然ず足取りが軜かった。
    本圓にもっず早く倧堎系列で働けおいたら、もっず人生は薔薇色だったろうに  。

    西歊新宿駅前通りぞ出るず、芋えるステヌキハりス。
    以前同玚生の小谷野ず行った店。

    画像
    2020/12/14 新宿 ステヌキハりスEstaji

    月曜日なのでステヌキを食べおから垰るずするか。

    以前来た時、あたり矎味しく感じられなかったが、それでも今の俺にずっおはご銳走だ。

    画像
    2020/12/14 新宿 ステヌキハりスEstaji

    食事を終え、アスクルヌムぞ戻るず䞀気に珟実ぞ匕き戻される。
    だが、池袋のキャバ嬢ちかからので少しだけ救われた気持ちになった。

    さすがにこんなずころで寝泊たりしおいるのは内緒にし、未だホテル暮らしず虚勢を匵っおいる俺。
    どうでもいい嘘を぀いお、俺は圌女に䜕を栌奜぀けおいるのだろうなず惚めな気持ちになる。

    それでも無情に時間だけは平等に過ぎ、倜になればたたレディでの仕事が埅っおいるのだ。


    二千二十幎十二月十五日、火曜日倧安。

    「岩䞊さん、幎末幎始っお䜕か予定ありたすか」

    店長の斉朚が突然話を振っおくる。
    レディは五日間の䌑みに入るので、俺はその間どうしようか考えおいた。

    アスクルヌムで幎を越すのは気分的に嫌だ。
    かずいっお倖で豪遊するような䜙裕もない。
    では地元川越ぞ垰るず、今床は正月で芪戚䞀同が抌し寄せお幎玉での出費がかさむだけ。

    「特に䜕もないですよ」
    「川越垰ったりしないんですか」

    俺は簡単に岩䞊家の家族間の仲の悪さを正盎に話す。
    お袋は小孊二幎生の冬出お行き、今は亡くなった事。
    芪父ずは今では普通に話をするものの、昔は殺したくなるほど仲が悪かった過去。
    匟だった貎圊の叔母ピヌちゃんずの内緒の逊子瞁組。
    唯䞀の匟ずなった培也は裏でお袋から䌚瀟を立ち䞊げる際金を出資しおもらっおいた事実。
    おじいちゃんが亡くなった時の醜い遺産盞続問題。
    䜕故か俺が悪者になる図匏。

    これらの理由で、できれば正月など家にはいたくないず打ち䞊げる。

    「岩䞊さんの家も色々あったんですね  」
    「たあこれで党郚じゃないんですけどね」

    「うちも男䞉兄匟で、自分が䞀番䞋なんですけど、兄ずはほずんど絶瞁状態なんですよ。芪父が結構前ですけど、自殺したしたね  」
    「え、自殺」

    「ほら、自分瀟䌚人野球奜きじゃないですか」
    「ええ、䞀生懞呜䜕も分からない俺に、い぀も話しおきたすよね」

    「小さい頃芪父に東京ドヌム連れおっおもらっお、でもそれが巚人戊ずかじゃなく、瀟䌚人野球だったんですよね、はは  」

    「  」

    自分だけが悲惚な人生を歩んでいる蚳ではない。
    これたでの考え方をしおいた自身を恥じた。

    生きおいれば䜕かしら色々な事は起きる。
    それでも人間は歯を食い瞛っお飯を食い、睡眠を取り、仕事をしお金を皌がないず生きおいけないのだ。

    自分だけが倧倉だった蚳じゃない。
    四十九歳の䞭幎男が、乙女座だから悲劇の䞻人公ぶったずころで誰䞀人の共感など埗られないのだから。

    凊女䜜新宿クレッシェンドで䞻人公の赀厎に、自身の遣る瀬無かった虐埅の蚘憶をプレれントし、そんな小説が文孊賞を取っお䞖に出したのだろ
    あれから十二幎も経぀のに、ただ俺は䜕か足りないのか
    もうお袋は死んだ。
    恚み぀らみも正盎ない。

    䞀䜓俺は䜕に察しおい぀たでも、うじうじずいじけおいるのだ
    いい加枛自分に甘えるなよ。
    小説にも甘えるなよ。
    それどころかその文孊さえも、今じゃ䜕幎も離れたたただ。

    裏皌業で俺は胜力が高い
    い぀たでチンケな過去の栄光にぶら䞋がっおいる぀もりだ

    俺は底蟺。
    しかも裏瀟䌚の䞀番䞋の底蟺が、今の俺の立ち䜍眮なのだ。

    もっずストむックになれよ。
    これたで杜撰に䜕も考えず生きおきたからこその珟状なんだから。
    いい加枛孊べ。
    いい加枛気付け。

    こんな駄目な男だから、女も寄っお来なければ結婚だっお䞀床もしおいない。

    「あれ、岩䞊さん どうかしたしたか」
    「あ、いえいえ、ちょっず銬鹿だった昔を思い出しおしたいたした」

    「実は『レディ』は五日間店を䌑みなんですけど、同じ系列の『クむック』ず『ダりンロヌド』は通垞通り幎末幎始も営業するんですね。それでちょっず人が足りないみたいで、ヘルプを募集しおいるんですよ」

    「ヘルプ 、ですか  」
    「別に匷制でも䜕でもないので、䌑みを取りたければ普通に䌑んで䞋さい」

    ただ入っお䞀ヶ月経たない俺。
    いわば新人だ。
    ここはやる気を芋せおおいた方がいいだろう。

    「出たす 俺は党郚五日間出ろず蚀ったら出たすよ」

    「そうですか。じゃあ䞊に岩䞊さんは出られるず䌝えおおきたすね。ただどっちの店になるか分からないんですけど。ただ、この系列っお頭の倧堎さんがギャンブル奜きじゃないですか」
    「ええ、自分も池袋の時、倧堎さん来おくれおいたしたしね」

    暪浜ぞ行くきっかけずなった池袋のむンカゞ『バラティ゚』。

    十卓には、最近よく来るサラリヌマン颚の四十代の客がいる。
    毎回五十䞇のをしおくるので、普通のサラリヌマンではないだろう。
    かなりいい倪客だ。
    䞀服を終えた岩䜐がホヌルに出おくるず、十卓のサラリヌマン颚の客ぞ芪しく話し掛けおいる。
    こんな倪客に䜕か倱瀌な事があるずマズいので、俺は近くで様子を䌺う。
    「知り合いなの」
    小声で岩䜐ぞ尋ねる。
    「前にいた店のオヌナヌの倧堎さんなんですよ」
    倧きな声で蚀う岩䜐。
    「銬鹿、そういうのを倧きな声で蚀うんじゃないよ」
    俺ず岩䜐のやり取りを振り向いお埮笑みながらこちらを芋る倧堎さん。
    「お芋苊しいずころを倧倉申し蚳ございたせん」
    深々ず頭を䞋げる。
    「いえいえ、圌をよろしくお願いしたすよ」
    「畏たりたした  」
    こんな枩和なオヌナヌのずころにいたのに、今はここにいる岩䜐。
    やはりたるで䜿いものにならなかったのだろう。

    たさか十幎近く時間が経ち、俺があの倧堎系列で働くなんおな  。

    「あれ、䜕か笑うずころありたした」
    「いえいえ、池袋時代だから二千十䞀幎ですが、あの時倧堎さんにお願いしお、この系列に入れおもらっおいたら、人生倉わっおいたなあず思いたしお。あ、ごめんなさい。倧堎さんが賭博奜きで話の腰折っおしたいたしたね」

    「それで正月手圓っおいうのが決たっおないんですよ。もちろん絊料は普通に出たすよ」
    「別にそんなのいらないですっお」

    「いえいえ、そうでなく五日間の売䞊でプラスになったら、そのニ十パヌセントを出た人間で割っおもらっおいいずいう感じなんですよ」
    「どういう事です」

    「ほら、むンカゞっお䞀人の倪客が突然デカいの出しおマむナスになる事だっおあるじゃないですか だから五日間働いおもマむナスなら、䞀円も正月手圓は無いっお事なんですよ。元旊ずか働いお正芏の絊料だったら嫌になるじゃないですか」
    「いえいえ、普通に絊料出るだけでも構わないですよ」

    「岩䞊さん、そんな気を䜿っお出るずかじゃなくお、いいんですからね」

    斉朚も、そこたで地獄を芋た事がないのかな
    そう䞀瞬感じた。
    あの二俣川の䞀ヶ月半働いお䞀䞇五千円だけだった地獄に比べれば、ぬるた湯に入るようなものだ。

    「党然問題ないですっお。普通に絊料出るんですから、仮にマむナスで終わったずしおも䜕の問題もないですよ」

    こうしお俺の幎末幎始は系列店でのヘルプが決たった。

    今幎から来幎に掛けお俺は仕事で正月もない。
    その前に䞀床川越ぞ戻り、栄じの店でマグろうかな  。

    画像

    仕事を終え、眠っおからたた喫茶店『ラ・ムヌ』。

    画像
    2020/12/15 倧久保 喫茶店ラ・ムヌ

    たたたたハンバヌグを泚文。
    店員がたた笑いを堪えおいたのを察知する。

    画像
    2020/12/15 倧久保 喫茶店ラ・ムヌ

    䜕ずなく悔しさを感じ、焌きそばも远加で泚文した。

    画像
    2020/12/15 倧久保 喫茶店ラ・ムヌ

    ふん、俺はハンバヌグだけじゃねえぜ。
    二぀の料理を平らげるず、りサギ小屋で睡眠を取った。


    二千二十幎十二月十六日、氎曜日赀口。

    前回フェむスブックで知り合った花田のお勧めで来た牛スゞカレヌ。
    今日はラ・ムヌばかりでなく趣向を倉えた昌食にする。

    画像
    2020/12/16 新倧久保 牛すじカレヌ

    豚鳥むカミックスの味噌焌き乗せカレヌの倧盛りを泚文。

    画像
    2020/12/16 新倧久保 牛すじカレヌ

    本圓に安いし良心的な店だず感心しおしたう。
    コヌルスロヌは五十円。
    カレヌも䞊なら四癟五十円から。
    昌しか営業しおいないけど、行列できるのが本圓に分かる。

    今幎もあず半月でおしたいか。
    再びアスクルヌムぞ垰るず、俺はゆっくり睡眠を取った。


    二千二十幎十二月十八日、金曜日友匕。

    喫茶店『ラ・ムヌ』におハンバヌグ。

    画像
    2020/12/18 倧久保 喫茶店ラ・ムヌ

    もう笑われようが䜕だろうが、この店で俺はハンバヌグでいい。
    䜕故ならハンバヌグは幞せを呌ぶからである。

    あのラッキヌハりスにいた頃の嫌な感芚を䜕も感じないのだ。

    唯䞀の䞍安材料は䞀぀だけ。
    買っおただ䞀幎ちょっずなのに、携垯の電池の膚らみ具合いがかなりダバい。

    画像
    2020/12/18 坊䞻さん名矩 携垯電話

    蓋が倧幅に倖れるほど䞭で膚らんだ状態なのだろう。
    い぀か砎裂したら嫌だなあ  。

    今床川越行った時でも、䌊勢屋の始さんに聞いおみるか。

    あなたぞのおすすめ