
キャリア選択の罠。35歳、評価されてもなぜ苦しくなるばかりなのか。
35歳、2児の母、JTC勤務、年収800万。
人生で一番、働き方に迷っている。
転職するか。
会社に残るか。
独立するか。
正直、今の会社はかなり恵まれている。
こんな環境で悩むなんて贅沢なんじゃないか・・・と思ってしまうほど。
でも、やっぱり苦しいものは苦しい。
ずっとこの仕事を続けていくのかと思うと、希望が見えない。
その理由が言語化できそうなので、今日はキャリア選択の罠について書きたい。
新卒時代から今まで、ずっと得意な仕事をしてきた
新卒で入ったのはITベンチャーだった。
大学の友人達が大企業へ就職していく中、
「若いうちしか泥臭い経験はできないから!」
そんな気持ちで飛び込んだ。
今思い返しても、なかなか濃い会社だったし、
ベンチャーに行こう!という当時の若かりし自分のバイタリティと勇気に脱帽する。
ベンチャー企業では、
社長のお付き人のようになり、経営者同士の会食へ毎日のように参加した。
会員制のお店にも連れて行ってもらった。
いわゆる夜のお店だった。
さすがに心配した社長から「今日は帰っていいぞ」と言われて、
そっとお店を出ようとしたら、
バニーガールのお姉さんが入口まで来て、深々と頭を下げてくれた。
その瞬間、
「私、いったい何をしてるんだろう。」
と急に客観視したのを昨日のことのように覚えている。
人生って、本当に面白い。
仕事の一環で、セミナー講師もしていた。
セミナーを主催している取引先からランチ接待を受け、
セミナーが終われば、夕方から社長も合流して取引先と飲み始め、
居酒屋。
餃子屋。
スナック。
最後は500円の豚骨ラーメン。
そして、終電で帰る。
絵にかいた新橋のサラリーマンをしていた。
営業は好きじゃない。
飲み会も、できれば行きたくない。
でも、なぜか得意ではあった。
実家が自営業だったからなのか、
相手に合わせることや、その場の雰囲気をぶち壊さないくらいには取り繕うことができた。
だから営業で結果も出て、新卒2年目から年俸制に切り替えてもらい、荒稼ぎした。
ストレスは凄く強くて、稼いだ分だけお金を使いまくった。
その後は外資系企業へ転職して、海外駐在。
海外駐在は見せかけのコミュ力では太刀打ちできず、かなり苦戦したけれど、その経験が帰国後の戦闘力に繋がった。
帰国後は企画職。
さらにJTCへ転職してからも、部署は違えど、
やっていることはずっと企画調整だった。
考えることは好きだった。
他機関、他部署、委託先企業、組織内外いろんな人と人をつないで企画を実現していく仕事はとてもタフな仕事ではあるけれど、
それが得意だったし、達成感ももの凄くあった。
得意だから成果もそれなりに出た。
時短勤務でも、組織の上位10%しかもらえないA評価をもらうことができていた。
でも、毎年評価されるたびに、苦しくなっていた。
🖊そして、休職した。
当時は、育児と仕事。単純に両立が無理だったんだと思っていた。
もちろんそれもあるけれど、少し時間が経って、別の理由も見えてきた。
私がずっと「得意で、儲かる仕事」を選び続けてきたということ。
よく、「好き・得意・儲かる」が重なる仕事が理想だと言われる。
私はずっと、得意。儲かる。
この2つだけで選んでいた。
IT業界を選んだのは、これから伸びる業界だと思ったから。
海外へ行ったのは、自分の市場価値が上がると思ったから。
企画職は、自分に向いていたから。
どの選択も、後悔はしていない。
あの経験があるから、今の私がいる。
でも、一度も「好きだから」という理由で仕事を選んだことはなかった。
キャリア選択の罠
会社は、成果が出る人に仕事を任せる。
仕事を任せられれば経験が増える。
経験が増えれば、さらに成果が出る。
評価される。
昇進する。
自分でも思い始める。
「私はこの仕事に向いてるんだ」と。
でも、向いてる仕事と、好きな仕事は違う。
得意だから頑張れる。
成果も出る。
評価もされる。
だからこそ抜け出せない。
これが、キャリア選択の罠だと思っている。
好きじゃなくても、5年でも10年でも続けられてしまう。
社会や会社から必要とされているから、稼げる。
生活も豊かで幸せに見える。
だから気づかない。
気づいた頃には、
「ここまで来たんだから」
「今さら変えられない」
そんな理由で、自分を納得させ始めるしかなくなると思っている。
私は、それが一番怖いなと思っている。
「好き」の置き去りをやめようと思う
好きなことだけでは生活はできない。
振り返ると、その言葉を信じすぎていたのかなと思う。
現実主義にとらわれ過ぎて、年収、昇進、市場価値。
気づけば、社会や会社の目に扇動されて、
そのレースを走ること自体が目的になっていた気がする。
「儲かる」は、理想の暮らしが続けられるくらいで十分なのかもしれない。
(理想が高すぎたら考えものだけれど。。)
だったら今度は、
好きで、得意で、生活も成り立つ場所を探してみたい。
すぐには見つからないかもしれない。
見つかるのは1年後かもしれないし、5年後かもしれない。
でも、この先の人生を考えたら、
まだ十分に間に合う気がしている。
さいごに
35歳になって、ようやく「好きな仕事」を探し始めた。
少し遅い気もする。
でも、「得意だから」という理由だけで、定年まであと30年働き続けるよりは、今気づけてよかったと思っている。
これから5年くらいかけて、
「好きで、得意で、暮らしていける仕事」へ少しずつフィールドを移していきたい。
もし今、同じように、ある程度得意でお金をそこそこに稼げる仕事をしているけれど、なぜか苦しい。
そんな人がいたら、ぜひ一緒に問いかけてみませんか。
「その仕事、本当に好きですか。」
同じような思いの方がいらっしゃったら、スキやコメントで教えていただけたら、とても心強いです。
***
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
これからも、のらりくらりと、
自分の生き方を考えていきたいと思うので、
またふらっと覗きに来てもらえたら嬉しいです。
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また次の記事でお会いしましょう。