
クラスで一番サッカーができない長男を見て、親が苦しんだ話。
4歳の長男は、サッカー教室に通っている。
正直なところ、最初から少し不安だった。
サッカー中継を見る習慣もないし、観戦に行ったこともない。
ボール遊びが大好きなタイプでもない。
だから長男から突然、「サッカーやりたい」と言われた時は驚いた。
公園で遊ぶ様子を見ても、ボールを追いかけるより虫を探している方が楽しそうだったからだ。
それでも本人がやりたいと言うのなら、と始めた。
あれから1年。
年少だった長男は年中になった。
クラスには新しい子がどんどん入ってきた。
そして気づけば、
後から入った子たちにどんどん追い抜かれていた。
サッカーをする長男を見るのが辛い
もちろん、サッカーの技術向上だけが目的で通わせているわけではない。
サッカーを通して体を動かしたり、仲間と関わったり、楽しい経験をしてくれればそれでいい。
それでいいのだけれど・・・
実際に練習を見に行くと、親というのは本当に勝手な生き物だと思う。
ボールをバウンドさせてキャッチする。
そんな基礎練も、長男は見事なくらい上手くいかない。
ボールに遊ばれている。
試合形式になればもっと絶望する。
みんなが夢中でボールを追いかけている中、蚊帳の外だったりする。
「ボールを取りに行くんだよ!」と思わず教えてあげたくなる。
極めつけは、先生が気を遣って長男にボールを蹴らせる機会を作ってくれても、人に譲る。爆
長男よ、それを優しさとは言わないのだよ・・・
できなくても、やりたい気持ちがあって、一生懸命頑張っていれば素直に応援できるのだけれど、
そもそも、全くボールやサッカーというものに興味関心がなさそうなのだ。
それが見ていて苦しくなる原因なのだと思う。
本当にサッカーが楽しいのだろうか
本当に申し訳ないのだけれど、そんなことを思ってしまう。
そんなにサッカーに関心がなくて、
そんなにできなくて、
果たして楽しいのだろうか。と思ってしまう。
コーチから、練習カレンダーをもらってきた。
でも長男は、自分からやろうとはしない。
私が一応、聞いてみる。
今日はやらないと言ったり、つまらなそうに練習したりする。
終わる。
練習後にシールを貼る時だけが、楽しそうだ。
どう見てもサッカー少年ではない。
むしろ興味がなさそうに見える。
ボールを蹴りたい。
ゴールを決めたい。
勝ちたい。
そんな気持ちが行動を見る限り、全然なさそうだ。
だから私は何度も思っている。
「辞めてもいんだよ?」と。
でも不思議なことに、長男は毎回サッカーのレッスンが終わると言う。
「サッカー楽しい。」
・・・・・・・・。
いやいやいや。
「絶対嘘だろうがー!!!!!!」
渾身の全力ツッコミを、毎回心の中でしている。
うっかり口に出てしまわないか心配になるほど、全力でツッコんでいる。
生粋の運動音痴だった私の話
でも、そんな長男を見ていると、だんだん昔の記憶が蘇ってくる。
私自身のことだ。
私は子どもの頃、運動が全然できなかった。
かけっこはいつもビリ。
跳び箱はクラスで一番できなかった。
友達が10段を軽々飛んでいる横で、
私は一番低い3段か4段をいつまでも失敗していた。
そしていつの間にか、
私は「運動ができない子」になっていた。
親にもそう言われていたし、自分でもそう思っていた。
突然クラスで2番目に足が速くなった
でも不思議なことに、中学に入った頃から急に変わった。
突然変異か!?と思う程、足が速くなった。
当たり前に選抜リレーの選手に選ばれるようになった。
昔から運動音痴ながらも得意だった球技は、更に覚醒した。
高校では「スポーツ万能女子」となり、
学年のサッカー選抜チームに入ったりもした。
あの頃、運動音痴だった私は何だったのだろう。
早生まれだったことも関係していたのかもしれない。
発達のスピードが少し遅かっただけなのかもしれない。
でも、
私は「運動ができない子」というレッテルを信じ込んでしまった。
本当はスポーツが好きだった。
本当は運動部に入りたかった。
でも勇気が出なかった。
どうせできないから。
どうせ向いていないから。
そう思ってしまった。
思い込みとはこわいもので、
中学になって運動ができるようになってからも消えなかった。
今振り返ると、それは人生でかなり大きな後悔になっている。
長男には同じ思いをしてほしくない
だから私は長男に対して慎重になる。
今、できないから。
今、興味がなさそうだから。
今、結果が出ないから。
その理由だけで、「向いていない」とは言いたくない。
開花する時期なんて、誰にも分からないことを私自身が一番知っているから。
何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ
長男は、私から見ると、
サッカー自体に関心もなければ、技術もなさそうだ。
サッカー友達との関りが楽しいというようにも見えない。
果たして何を楽しみにサッカーに行っていて、
何をもって「楽しい」と言っているのか謎だ。
でも私がそうであったように、
傍から見れば、サッカーができそうでもなく、サッカーが好きそうでもないけれど、
技術も、気持ちも、いつか花開くその時がくるのかもしれない。
さいごに
もし長男が明日「サッカー辞めたい」と言ったら、きっと止めない。
また時間が経って、「やりたい」と言い出したら、きっとやらせる。
気持ちも能力も、いつどのタイミングで花開くか分からないからだ。
昔の自分と重ね合わせてみたら、
ボールに遊ばれている長男を見ても苦しくなくなった。
むしろ、この後どんな風に変わっていくのか、
サッカーを続けるのかやめるのか、
どんなことを言いだすのか楽しみなくらいだ。
ちょうど明日はワールドカップの日本戦。
録画をしておいて、土曜日にピザでも作りながら、
家族でテレビ観戦でも誘ってみようかと思う。
長男がやりたいと言い始めた「サッカー」という世界を、長男のサッカーとの関わりを、一緒に見ていきたいと思う。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
これからも、些細な日常を自分の感情の揺れとともに書き記していきます。
また次の記事でお会いしましょ~!
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