
自然写真家/飯村茂樹・40年前のフクロウ写真・フィルムカメラ・ポジフィルムをデータ化(滋賀県湖南市)
滋賀県湖南市のフクロウ編
40年ほど前に滋賀県湖南市平松、国の天然記念物ウツクシマツ群生地で撮影したフクロウ、ポジフィルム写真をデータ化
キャノンAⅠ・FD85mm・50mmマクロetc
サンパックのストロボ4灯使用
北陽電機の反射型光電管を使用
フィルムはコダクローム35mm、ASA64
データ化のサイズはA5印刷に対応する程度(350dpi 224mm×148mm)
大阪の堀内カラーでデータ化(価格、ひとコマ100円)
写真は全てノートリミング







25歳のころ、現在の湖南市(当時は甲西町)平松の池で、ヤマセミに出会ったことが写真家へのはじまり。その池の裏にあったのが美松山のウツクシマツ群生地。日の出前からブラインドにこもり、ヤマセミ撮影をしていると、
「ゴロスケホッホー、ホーホー」とフクロウの声が聞こえていて、その声が5月ごろになると「ホーホーホーホー」と変わる。きっと雛を安全な場所に誘導している声だったのだろう。
巣を見つけてからは、明るい時間のヤマセミ撮影と、夜のフクロウ撮影を掛け持ち。
夜中にウツクシマツ駐車場で、巣のある山を見ていると、フクロウが光電管を横切ったときに、ストロボ4灯が同時に発光するため、一瞬、巣の周りが昼間のように明るく光る。
その光の回数で、夜中にどれだけの餌を運んできたか判断できる。
体力のあった若かりし頃の、懐かしい思い出です・・・
(付録)光電管って何?

光電管とは、簡単に言うと赤外線を出して、その赤外線を何かが遮断すると作動するセンサーです。
大まかに2種類あり、送信機と受信機がある機種と、1台で送受信できる機種がある。
フクロウ撮影に使用した光電管は、後者の反射型とよばれる機種です。
家の玄関などに設置されている、人感センサーのようなものと、考えていただけると、分かりやすいと思います。
これを、洞の下に上向きでセットすることで、フクロウがそこを通過するとセンサーが作動します。
この光電管を、カメラ用に改造し使用しました。
当時のカメラのモータードライブなどは、単純にできていて、プラスとマイナスの2芯を接触させれば、シャッターが切れ、フィルムを巻き上げるという仕組みになっていたため、改造は簡単です。
カメラ用の電磁レリーズの線と光電管の線をハサミで切って、プラスとマイナスの線をつなぐだけで完成です。
コードを延長したい場合は、ホームセンターなどで2芯のコードを購入しつなぎ合わせることで、好きな長さにすることができました。
センサーの電源は、皆さんが良く知っている車のバッテリー(12V)のシールドタイプ(中の液が外に漏れずコンパクトになったタイプ)を使用しました。
このバッテリーを使用すると、2週間ほどスイッチを入れたままでも、しっかり作動します。
今どきのカメラは、複雑に作りすぎていて、かえって不便なことが多くなりました。