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『君ず私ず』文化祭線⑀「決壊」

    『君ず私ずIF』文化祭線より


    ヌ教宀

    教宀の爆笑の枊はただ収たらない。

    桜柀さくらざわ
    「埅ちやがれ
    䞭藀なかふじ」

    勇人ゆうず
    「ダなこった」

    クラスメむトの矀れに
    阻たれる桜柀。

    ふぅ〜。

    やっず解攟されたぜ。

    䞀息぀く。

    しかし、
    たさかあそこたでりケるずは。


    久々の倧ヒットだ。

    䜕か、
    思った以䞊の事態に
    なった気がするけど。

    たぁ気のせいだな

    たさか、
    あのゎリメむドを
    スルヌする蚳には行くたい

    桜柀の方を芋るず、
    男子も女子も集たっおきお、
    からかっおは笑っおる。

    顔真っ赀だな、あい぀。

    意倖ずノリいいじゃん。

    ぀いニダけおしたう。

    そう蚀えば、
    さっき䜕か「ゎン」ずか
    聞こえた気がするな。

    音がした方に目を向ける。

    ず

    あれ

    葵あおいが自分の机に突っ䌏しおる

    䜕か

    プルプルしおね

    顔を䞡手で芆っお、
    突っ䌏したたた
    肩を振るわしおいる。

    ははぁ〜ん

    今日の俺の笑いセンサヌは
    感床抜矀だな。

    賑いをそっず離れ、
    スススず近寄る。

    耳たで真っ赀じゃねヌかこれ。

    葵もこんなこずあるんだな。

    ぀い、むタズラ心が隒ぐ。

    そっず耳元に近寄り、
    小声でボ゜ッず、

    勇人
    「いらっしゃいたせ、ご䞻人様♡」

    次の瞬間。

    葵
    「ぷヌっあはははははははははははは」

    葵の笑い声が、
    教宀党䜓に響き枡った。

    「あはははははははははは、
    ふぅっふぅっ、
    あはははははははははははははははは」

    止たらない笑い声。

    やべっ

    教卓の呚囲で、
    小林ず桜柀を囲んでいた
    クラスメむトたちも、
    異倉に気づき、
    䞀斉に芖線を向ける。

    葵
    「あははははははははははは
    はぁっはぁっ、
    あはははははははははははははは」

    「だめはぁっ、
    止たらないはぁっ、
    あはっあははははははははははは」

    クラスメむトたちがざわ぀く。

    「平方ひらかたさんが」

    「笑っおる」

    「嘘だろ」

    「平方さんが
    笑っおるずこ、
    初めお芋た。」

    葵
    「あはははははははははは」

    これダバいダツ

    ここたでずは。

    流石に焊る。

    どうすんだこれ

    焊る心ず裏腹に、
    止たらない葵の笑い声。

    陜葵ひたり
    「ちょっず。」

    「あんた、
    いったい䜕したのよ」

    い぀の間にか
    背埌に来おいた陜葵。

    勇人
    「いや、
    䜕か顔抌さえおプルプルしおたから、
    ちょっず䞀蚀。」

    陜葵
    「で、
    トドメ刺した、ず。」

    勇人
    「はい。」

    陜葵
    「あんたねぇ。」

    呆れ顔で苊笑いし、

    「ほら、葵。
    倧䞈倫」

    尚も止たらない
    葵の背䞭をさすっお
    介抱する陜葵。

    陜葵
    「はぁ〜い、
    ゆっくり息吐いおぇ〜。」

    耳たで真っ赀な顔で、
    䞡目に涙を溜めながら、
    息も絶え絶えに、
    ヒィヒィ蚀っおる葵。

    陜葵
    「笑いすぎお
    過呌吞になっちゃっおんじゃん。」

    「はぁ〜い、
    吞ったらゆ〜っくり吐いおぇ〜。
    空っぜになるたでぇ〜。」

    ニダけながら、
    半ば呆れ顔の陜葵。

    陜葵
    「ったく。
    この子はあたしが芋ずくから、
    䞭っちは片付けしずいで。」

    勇人
    「はい、
    お願いしたす。」

    倧原
    「西川さん、
    過呌吞なら䜕か袋いる

    陜葵
    「あ〜、
    それ叀い知識だよ。」

    「今はゆっくり息を
    吐き切らせるのが䞻流なんだっお。」

    「袋䜿うず、
    窒息の可胜性ずか、
    䞋手したら心臓止たるこずも
    あるらしいよ。」

    倧原
    「ぞぇ〜、
    そうんなんだ。」

    陜葵
    「そそ。」

    陜葵の介抱のお陰か、
    少しず぀萜ち着く葵。

    陜葵
    「䞃海ななみ〜
    その人のメむク、
    萜ずしおやっおくれる〜」

    「道具そこにあるし〜」

    䞃海
    「おっけヌ、陜葵」

    それを受けお、

    真琎たこず
    「それじゃ、みんな。
    今日はここたでにしお、
    埌片付け始めたしょう。」

    䞀斉に返事をする
    クラスメむトたち。

    「は〜い。」

    「おヌし
    ずっずず片付けようぜ。」

    「いや〜、
    今日は笑ったわ〜。」


    いや、
    たさかあそこたで
    クリティカルヒットするずは。

    埌で謝ろう。


    「平方さん倧䞈倫かな」

    「萜ち着いお来おるみたいだしね。」

    「でもたさか、なぁ」

    「ホント、
    平方さんの笑うずこ芋れるずは。」

    ガダガダず、
    埌片付けは進む。


    校門にお

    陜葵
    「そんじゃ、
    葵のこずよろしくね〜、
    䞭っち。」

    校門から、
    満面の笑みで
    右手をヒラヒラさせる
    陜葵。

    いや、たぁ。

    確かに、
    俺がトドメ刺したのは
    そうなんだけど。

    劙にワザずらしい
    笑顔が気になる。

    勇人
    「葵、
    倧䞈倫か」

    俯き加枛で、
    コクリず頷く葵。

    勇人
    「そんじゃ、
    垰ろっか。」

    そう蚀うず、
    お互いチャリを匕いお
    䞊んで歩き出す。

    しかし、
    あんなこずになるずは。

    ちょっず調子に乗りすぎた。

    チラッず、
    隣を歩く葵の様子を䌺う。

    俯いたたた、
    無蚀でチャリを抌しおいる。

    気たずい。

    䜕か話題は。

    勇人
    「それにしおも、
    倧分、日も延びたな。」

    葵
    「そうだね。」

    勇人
    「月にもなるず、
    時半じゃ
    倕方もこれからっお感じだよな。」

    葵
    「うん。」

    䌚話が続かない。

    最近は、
    あのベンチで喋っおる時、
    葵も結構笑顔だったり
    したんだが。

    しばらく、
    無蚀で歩き続ける人。

    そう蚀えば、
    陜葵の甚事っお
    䜕なんだ

    あい぀が葵のこずを
    他人に任せるほどの甚事

    ふず、
    先ほどのやりずりを
    思い返す。


    ヌ教宀にお

    それは、
    埌片付けも䞀段萜し、
    陜葵が葵を介抱しお
    萜ち着いた頃のこず。

    陜葵
    「ちょっず、
    䞭っち〜。」

    「あんた、
    今日、葵のこず
    送っお行きなさいね」

    勇人
    「え
    俺」

    陜葵
    「あんたが
    トドメ刺したんでしょうが。」

    「責任取りなさい」

    勇人
    「はい。」

    陜葵
    「ホントは、
    あたしが送りたいんだけど。」

    「ちょっず野暮甚がね。」

    煩わしそうにする陜葵。

    「あんたは
    信甚できそうだし。」

    「たぁ頌むわ」

    勇人
    「。」

    陜葵
    「その代わり、
    今日はこれ以䞊、
    笑わせんなよ」

    「䞋手したら、
    呜に関わるこずも
    あるんだからね」

    真剣な顔で釘を刺される。

    勇人
    「はい。」



    そんなやりずりがあり、
    今こうしお
    葵を送っおる蚳だ。

    䜕なんだろうな、
    野暮甚っお。

    次第に日の傟きも増し、
    倕焌け空が広がる。

    それにしおも。

    盞倉わらず俯いお歩く、
    圌女のストレヌトロングの黒髪が、
    倕日を受けお茝く。

    怒っおる、
    よな

    流石にあれはマズかった。

    葵にしたら、
    むメヌゞぶち壊しも
    いいずこだもんな。

    あそこたで、
    声を䞊げお笑う葵の姿は
    初めおだった。

    クラスのダツらも、
    同じ反応だったし。

    うん、
    ここは男らしく

    勇人
    「なあ、葵」

    葵
    「。」

    勇人
    「さっきは、
    その、ごめんな。」

    「たさか、
    あんなこずになるず
    思わなくお。」

    「ホントごめん。」

    「調子乗りすぎたわ。」

    尚も無蚀の圌女。

    やっぱり嫌われたよな。

    たぁしゃヌない。

    俺にしちゃ運が良かったんだ。

    孊校に埩垰しお、
    進玚をかけた補講の山を
    こなしおいた月。

    ボヌッずする頭で
    校内を圷埚い歩いお、
    たたたた通りかかった
    あのベンチ。

    そこに、圌女はいた。

    お気に入りっお蚀っおたっけ。

    もう行けねぇな。

    邪魔しちゃ悪いし。

    そんなこずを考えおいるず、

    俯いたたた、
    おもむろに、
    口を開く葵。

    「ごめん。」


    䞀瞬、
    静寂に包たれた気がした。


    「そうじゃないの。」

    続ける圌女。

    「私。」


    「あんなに笑ったの。」


    「初めおで。」


    「凄く。」


    「恥ずかしかったけど。」


    顔を䞊げ、


    「楜しかったの。」


    倕日を济び、
    埮笑む圌女。

    ドキッ

    そしお再び俯く。


    綺麗だった。


    ドキドキする。


    䜕も蚀い返せず、
    がんやりそんなこずを考える。


    空気が。


    苊し玛れに、

    勇人
    「たたぁ。」

    「可愛かったもんな、
    小林。」

    口を滑らせおしたった。

    途端に、
    チャリを支えたたた
    うずくたる圌女。

    「葵」

    たた肩がプルプルしおらっしゃる。

    「すたん。」

    「぀い。」

    そのたた動けないご様子。

    ダバい。

    陜葵にコロされる。

    どうすりゃいいんだ。

    「倧䞈倫か」

    倧きく肩で息を吞い、
    ふぅ〜、ふぅ〜、ず
    ゆっくり息を吐く圌女。

    さっき陜葵に
    教わったダツだ。

    途方に暮れおいるず、

    スッず立ち䞊がり。

    葵
    「勇人のバカ。」

    こっちを軜く睚み、
    ほっぺを膚らたせお
    そう蚀う圌女。

    やべ、
    可愛い。

    そしお、
    固たる俺を残し、
    再び俯いお歩き始める。


    ドキドキが止たらん。


    いや違う

    萜ち着け俺


    「埅およ葵。」

    「眮いおくなっお。」


    これはフラグだ

    調子乗るず事故るダツだ


    远い぀き、

    「ごめんお。」

    尚もスタスタず
    歩き続ける圌女。


    䞍意に立ち止たり、


    振り向きざたに、

    葵
    「よろしい。」

    「蚱したす。」

    そう蚀い、

    ニコリず笑顔を向けるず、

    たた俯く圌女。


    少し赀く芋えたのは、

    倕日のせいだろうか。


    ドキドキがダバい。


    心を無にしろ

    心頭滅华しんずうめっきゃくすれば火もたた涌し


    次第に薄暗くなる䞭、

    圌女の自宅ぞの道は続いおゆく。


    葵の自宅前

    蟺りはすっかり暗くなり、

    街頭ががんやりず照らす。

    葵
    「ここ。」

    家の前で立ち止たり、

    䞀蚀、そう蚀う圌女。

    ここか。

    葵
    「自転車、
    眮いおくるね。」

    そう蚀うず、

    チャリを抌しお、
    ガレヌゞの奥に消えおゆく。

    ぀ヌか俺。

    来ちゃっお
    倧䞈倫だったんだろうか

    䞍意に䞍安に襲われる。


    そこに、
    戻っおくる葵。


    葵
    「それじゃ、
    勇人。」

    「今日は、
    送っおくれお
    ありがずう。」

    「たた明日ね。」

    にっこりず埮笑む。


    勇人
    「おおう。」

    「たたな。」


    埮笑んだたた
    手を振る圌女に、
    手を振り返し、


    絶察気のせいだ

    勘違いするな


    そう自分に蚀い聞かせながら、

    チャリで垰路を急いだ。


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    ※初めおの方は
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    からお読みください。

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    IF the World

     
     
    「もしも、あの時」 誰しもが䞀床は考えた事があるのでは。 実䜓隓から生たれた、 架空の高校が舞台の矀像劇。 そんな"IF"の物語。 ——その先を、芗いおみたせんか  本線定期曎新火・金時 (その他、䞍定期で蚘事を投皿しおいたす。)

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