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䞍登校を匷みに―固定芳念を塗り替えた母の蚘録 第章ハレの日、そしお「矎しい」問いぞの答え 

     卒業匏「はい」に蟌めた3幎間

    äž­å­Š3幎生の3孊期は、驚くほど慌ただしく過ぎたした。 みんなが高校入詊を終えたた埌、教宀もなんずなくゆったりずし぀぀、残り少ない䞭孊生生掻を楜しもうずする空気が流れおいたようです。そしお、あっずいう間に卒業匏の日を迎えたした。

    緊匵した面持ちで敎列し、䌚堎に入っおくる嚘の姿。
    それを芋ただけで、私の胞には熱いものがこみ䞊げおきたした。
    名前を呌ばれたずき、嚘は小さく、けれどもしっかりずした声で
    「はい」
    ず返事をしお、卒業蚌曞を受け取りたした。

    たった䞀蚀の、短い返事。
    しかし、朝起きられなかった日々や、校門を前に匕き返したあの日々を知っおいる私にずっお、それは䜕にも代えがたい、圌女の「再起」の蚌明のように聞こえたした。

    匏が終わるず、お䞖話になった先生方は慌ただしく去っおしたい、ゆっくりお瀌を䌝える時間は持おたせんでした。嚘も友達ず写真を撮っおいたしたが、郚掻などの繋がりがないため、少し手持ち無沙汰な様子もありたした。それでも、この堎所にいられたこず、みんなず䞀緒に卒業を祝えたこずが、ただただ嬉しかったです。

    この孊校には、嚘ず同じように䞍登校や盞談宀登校を経隓した子たちのために、別の時間垯で改めお卒業匏を行う配慮もありたした。
    もし嚘が䞭3でも動けずにいたら、その優しさにどれほど救われただろうず思いたす。最埌たで枩かく芋守っおくれた孊校には、感謝の蚀葉しかありたせん。

    2 埌茩たちぞの「告癜」ず、確かな自信

    卒業匏の前に、嚘は孊校から
    「受隓䜓隓蚘を埌茩たちの前で話しおほしい」
    ず頌たれたれおいたした。

    嚘は、䜕を話そうず困惑しおいたした。そこで、
    「内申点が足りなくおもなんずかなったこずずか、話しおあげたら勇気が出る子もいるんじゃない」
    そう提案するず、嚘は意倖なこずを蚀いたした。
    「䞭2たで孊校に行っおなかったっお蚀うのも、ありだよね。」

    圓日たで䜕のメモも䜜らず、ぶっ぀け本番で壇䞊に立った嚘。
    垰宅した圌女は、少し埗意げな顔でこう蚀いたした。
    「先生には『メモも甚意しおないのはあなただけだよ』っお呆れられたけど、意倖ずちゃんず話せたよ。䞍登校の話たでしお驚かれたけどね」

    そういえば、この子は昔から本番に匷い子でした。声は小さくおも、どこか肝が据わっおいお、舞台床胞がある。忘れおいた圌女の「匷み」を、こんな圢で思い出すこずになるずは思いたせんでした。

    埌日、次幎床の䞭3の保護者の方から「今幎は英怜2玚を目指す子がすごく増えおいる」ず聞きたした。嚘が語った「䞍登校でも、内申がなくおも、自分の歊噚を䜜っお道を切り拓いた」ずいう話が、誰かの垌望に繋がったのなら、これほど嬉しいこずはありたせん。

    3 「矎しい」問いず黄金比

    䞭孊を卒業し、高校の入孊匏を埅぀たでの、ふわふわず萜ち着かない春䌑み。 高校からは、少し倉わった宿題が出おいたした。 数孊の課題プリントに蚘されおいたのは、たった䞀行。

    「〇〇の解は、矎しいか」

    哲孊のような、あるいは芞術のような問いに、嚘は最初、面食らっおいたした。けれど図曞通ぞ行き、関連する本を䜕冊も読み蟌みながら、圌女なりに䞀生懞呜「答え」を探しおいたした。囜語も瀟䌚も、指定された本を読み耜る毎日。

    入孊埌、嚘はこの宿題に぀いお同玚生ず話したそうです。 ある䞀人の同玚生は、その問題の䞀行をわざわざ四角い枠で囲んでから、こう答えたず蚀いたす。
    「この四角は黄金比ではないから、矎しくない」

    問題そのものもナニヌクですが、それに察しお自分なりの切り口で解答する同玚生の存圚に、嚘はたた面食らったようです。
    「すごいよね。面癜い孊校だよね」
    ず笑う嚘の顔を芋お、私は思いたした。
    嚘は、自ら望んだ、刺激的な「新しい䞖界」に入っおいくのだず。

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