バトンが回って来た。子供の頃の文月が喜んでいる。
とりはらさんから、「ペイフォワードプロジェクト」バトンを頂きました。
3人の書き手さんを紹介するという企画です。
色々迷った挙句、私の中の「子供」の琴線に触れるような物語や詩を発表されている方を選ばせて頂きました。
発表されている作品のうちひとつを選んで、その一節をご紹介します。
あと、勝手にイラスト描きました。子供の文月もww
私はこんなんじゃない! と思うかも。あしからず。
とりはらさん
まずは、
漫画家とりはらさんの紹介から。
最近、商業連載を勝ち取った、真の実力者です。そして努力の人。
なにより、どこでも読んだことがないような、オリジナルで展開の読めないストーリーのマンガが、本当に面白いのです。
とりはらさんは、もくもく会をほぼ毎日開催されています。私は時差の関係で、23時~の会に時折出没しています。
皆さんも一緒にどうですか?
後回しにしていた案件が、面白いほど進みますよ。
盆緑さん

紅白の鯨幕に提灯、実に派手派手しく、片や既に盛りを過ぎつつある染井吉野は、村芝居の幕切の紙吹雪のようにはらはらと花弁を散らしているのだった。
「頭の中だけ常に古い時代にタイムトラベル中」の盆緑さん。この世界観、泉鏡花の一節のようで、たまらなく好きです。
幼少時の記憶の破片を、美しい文字(と秀逸なルビ!)で揺り起こしてくれる盆緑さん。
昭和なコラムや、突っ込みどころ満載の江戸川乱歩作品の分析も最高です。
小学生の頃、少年探偵団シリーズは怖くて少ししか読めませんでした。たまに無理な設定が可笑しくて、「これってどうなの?」と一緒に突っ込める人が欲しかったのを憶えています。
キヌアさん

どこまでも続く高揚感に気が遠くなりそうになったところでやっと、全てを投げ出して解放の波に巻かれる。
大人の恋。丁寧に選び出された言葉に、胸がキュンキュンします。
キヌアさんの物語や詩を読むと、大人のお話なのに、子供の頃に夢想していたことを、ふと思い出すんです。
詩形式の物語に、気取ったり驕ったりすることなく、ぽんと率直な心のままで言葉を紡ぐことの出来るキヌアさんは、素敵な方だなと思います。
硝子鳥さん

そこには、かつての母はおらず、 曼殊沙華と同色だった母の豊かな髪は銀白髪となり、美しかった白妙の肌も衰え、髪と同じ色だった瞳も蘇芳色に燻み、光を失っていた。
硝子鳥さんの、クールで不思議な物語や詩に幻惑されています。
熱帯林にスコールが降った後で、立ち込めた霧。言葉の突風が吹き、その霧が突然はれた時のような、うわぁぁ~という鮮やかな終わり方が心憎いです。
果てしなく遠くの世界の先に、多くの人が忘れてしまった美しい世界が続いていることに気づかせてくれる作品です。
盆緑さん、キヌアさん、硝子鳥さん、これからも楽しみにしています。
#ペイフォワードプロジェクト
(この企画を続けて頂いても、ここで止めて頂いても、それは各人にお任せします。ご無理のないようにお願いします!)
