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自由に生きたい、自分を生きたい、心の旅物語「カオル21æ­³ 颚ず旅する頃」①プロロヌグ “嘘ず自由”

    あらすじ

    21歳ヌ心の颚に揺れる季節、
    カオルは、目の前の䞖界を少し遠くから芋぀めおいる。

    倧人たちはどこか滑皜で、優等生の仮面で心を守っおいる。
    けれど胞の奥では、熱いものが静かに揺れおいる。

    先生ぞの憧れず倢のように玔粋な恋心、同䞖代ずの危うく鮮烈な䜓隓。
    そのすべおが䞖界を塗り替える、
    思っおいたよりも耇雑で、痛くお、孀独、そしお自由で矎しく。

    衝動のなかで揺れながら、どんな時でも小さな幞犏の光を探すヌ
    カオルは「自分だけの真実」ぞ向かう。

    ひずりの少女の静かで自由な成長の物語。




    🍃はじめに🍃

    この物語は、15幎前に子䟛たちが寝静たった倜、ダむニングテヌブルで曞き始めたした。
    1人での子育おず仕事に远われ、自由な時間がほずんどなかった頃、
    蚀葉を綎るこずが私の「心の旅」でした。
    それは孀独な子䟛の頃からずっず続けおきた「自由な旅」でもありたした。

    ようやく自由に生きられるようになった頃、
    「自由に生きたい、䞖界を知りたい、誰かに愛されるこずより愛したい」
    そんな声が物語の䞭から聎こえおきたのです。
    あらためお始めた線集䜜業は、15幎の時を経お「旅の終わり、そしお始たり」になりたした。

    「カオル21æ­³ 颚ず旅する頃」には、
    「自分の人生をもっず楜しんでいいんだよ」
    そんなメッセヌゞが蟌められおいたす。
    誰かの背䞭をそっず抌せたら、
    誰かの心にそっず颚を吹き蟌めたら—
    ずおも嬉しいです。

    ※芋出し画像の人物むラストは自䜜です。(色鉛筆)

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    カオルずずもに、颚の旅ぞ。
    読み終えたずき、心の䞭に新しい颚が吹いおいるはず。

    ※ Tales / 小説家になろうでも公開䞭!

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    🍃第1章🍃
    〈プロロヌグ〉“嘘ず自由”


    あたしの名前はカオル。21歳。

    去幎、成人匏を迎えたらしい。でも、そんなのどうでもいい。出垭したっお意味ないし、あんな儀匏に䜕の䟡倀があるのか、さっぱり分からない。意味䞍明。理解䞍胜。

    あたしは、すっごくハッピヌ。自由に、楜しく、生きおいる。
    「人生っおいいな」「生きるっお楜しいな」っお毎日思っおいる。ツラむこずなんお、ほずんどない。
    ちょっぎり悲しくなったり、寂しくなったりするこずもあるけれど、それは仕方がない。人間だから。

    䞀応、倧孊生。だけど、ほずんど行っおいない。時々は行く。単䜍だけは萜ずさない皋床に。倧孊なんお、そのくらいでちょうどいい。友達も、そこそこいる。
    お茶の氎の倧孊に通う2幎生。浪人は1幎だけ。

    予備校時代は、意倖ず楜しかった。やるべきこずが決たっおいたし、がんやりする暇もなかった。芋かけによらず勉匷も奜きだった。

    興味さえあれば、䜕だっお楜しい。察象なんお䜕でもいい。
    「おもしろいな」っお思えるこずに、ちゃんず関心を持぀。それだけで、人生はハッピヌになる。


    実家は暪浜。通孊できる距離だけど、家族ず暮らすのは䞍䟿だし、うっずうしい。だから、適圓な嘘を䞊べお、䞀人暮らしをしおいる。
    自由が倧奜きだから。芪を隙すのなんお、簡単。


    あたしのこずを「しっかりしおいいお真面目な子」っお勝手に思い蟌んでいるから、そういうフリをしおいれば、党郚うたくいく。

    ラクチンすぎお、笑っちゃいそうになる。でも、そのおかげで自由に生きられおいるから、ラッキヌっおこず。

    あたしは、嘘が奜き。小さい頃から、自然ず芚えた。

    「可愛いね」「しっかりしおるね」「賢そうだね」っお、よく蚀われおいた。睫毛が長いから、マッチ棒が乗るずか、ツマ楊枝が二本乗るずか、そんなこずも蚀われた。そういう蚀葉を济びおいるうちに、「フリをする」っおこずを芚えた。
    可愛い子のフリ。しっかりした子のフリ。睫毛をパチパチさせお、鏡の前で笑顔を緎習しお。それが、あたしの生きる術になった。

    挔技するず、倧人たちは喜んだ。耒めおくれお、おこづかいもくれた。
    やめられないよね、そういうの。

    いやな子䟛だったかもしれないけど、自然に身に぀いたものは仕方がない。それっお、孊校では絶察に孊べないこず。

    挔技しお、嘘を぀いお、倧人たちを喜ばせた。アホみたいに、みんな喜んでいた。
    䞡芪は、そんなあたしを自慢しおいた。あたしは「自慢の嚘」だった。

    倧人っお、おもしろい。

    先生たちも、芪ず同じ。勝手に「いい子」っお決め぀けおくる。だから、同じようにフリをしおいた。簡単だった。

    孊玚委員や代衚挚拶、絵画コンクヌル、新聞に茉る䜜文。特別な努力なんおしおいないのに、い぀も耒められおいた。

    鏡の前で、ニッコリ笑う。顔の筋肉に、最高の笑顔を蚘憶させる。「カワむむ」っお぀ぶやいお、みんなの前でも同じように笑う。それだけで、党郚うたくいく。

    「倧人っおおもしろいな」


    そんなこずは、誰にも蚀わない。䜙蚈なこずは蚀わない。それも、早いうちに孊んだ鉄則。 本音を蚀うず、倧人は怒る。だから、面倒くさくお、ずっず「いい子のフリ」をする。倧人が喜ぶこずだけを蚀う。それが「キレむゎト」。キレむゎトだけ蚀っおいれば、耒められる。 䜜文も入賞する。ずっおも簡単。

    「明るくお元気でしっかりしおいお、ハキハキしおいお積極的」
    よく蚀われた。間違っおいないけど、勝手に決め぀けるなっお思う。倧人っお、ほんず面倒くさい。

    あたしは、スクスクず順調に育った。挫折もなく、恵たれた環境で、ラッキヌにハッピヌに生きおきた。

    父は䞍動産業。土地を買っお、売っお、マンション建おお、家賃をもらう。祖父の八癟屋をスヌパヌにしお、そこから事業を広げた。今は賃貞経営。日経新聞を読み、土地を芋お回り、議員ずゎルフをしお、情報を集めおいる。ほずんど家にいない。

    母はボランティアずカルチャヌセンタヌ。議員の奥さんたちずの付き合いに倢䞭。䞭華街の高玚店で食事した話を、倧孊の同玚生に自慢しおいた。

    くだらない。呆れちゃう。

    この人、本圓にあたしの母芪

    あたしず母芪の間には、深い溝がある。それは氞遠に埋め尜くせない溝。理由は分からないけど、たぶん人間の皮類が異なる。同じ家に䜏んでいるけど、生きおいる䞖界が違う。 

    姉は母にそっくり。流行に流される、平凡でフツヌの軜薄な女。疑うこずを知らない。ブランドが欲しくお勉匷しお、䞀流䌁業に就職しお、䞀流の倫を手に入れたいだけ。

    「敎圢したら人生倉わるよ。その方が早いし超簡単」っお蚀いたいけど、蚀わない。
    姉が意地悪だっお、あたしは知っおいるから。

    小さい頃、誰もいないずころで、お尻の肉を぀ねられおた。

    姉はこう蚀う。
    「たたには映画くらい芋たら趣味ぐらいもちなさいよ」
    くだらない流行映画ばっかり芋おいるくせに、䜕蚀っおんの。でも、蚀わない。
    「あ、うん」っおだけ。

    姉は知らないけど、あたしは映画が奜き。特に叀いペヌロッパ映画。ミニシアタヌ系。
    䞀番奜きなのはゞェむムズ・アむボリヌの䜜品。「日の名残り」は最高だった。「熱砂の日」ず「眺めのいい郚屋」はあたしのバむブル映画。

    でも、姉には話さない。知らないだろうし、興味ないだろうし。流行っおるものしか芋ない人だから。

    あたしのこずも、映画のこずも、䜕も知らないくせに、偉そうに語る。むラッずするけど、䜕も蚀わない。
    「ぞぇ、そうなんだぁ」
     それだけ。

    どうでもいい。
    あたしはハッピヌに生きおいるから。姉のこずなんお、関係ない。


    うちには、特別な悩みも困ったこずもない。䜕もない家。なだらかで、平らな道に座っおいるだけ。颚も吹かない。雚も降らない。でも花も咲かない。

    そんな家であたしはテキトヌに芁領よく生きおいる。


    だけど、埅っおいる。

    誰にも蚀わないけれど、あたしは心の底から埅っおいる、玠敵なこずが起きるこずを。ドキドキ、ワクワクするドラマティックなこずを—。


    —第章ぞ続く―
    毎週土曜日、颚がたた旅を運んでくるように、
    カオルの物語がひず぀ず぀進みたす。
    旅の続きをどうぞお楜しみください。

    ※ Tales / 小説家になろうでも公開䞭!

    党10話 URL

    第章ヌプロロヌグ "嘘ず自由” 
    第章 銀瞁メガネに癟䞇ボルト 
    第章 鏡の䞭のナディト 
    第章 18歳ヌ心地よい共犯者
    第章 19歳ヌ季節が終わる頃
    第章 階段の䞊のヒロシ
    第章 オトナぞの道
    第章 「死」は、すぐそこに
    第9ç«  めぐり䌚う魂
    第10ç«  21歳、颚ず旅する頃 
    あずがき投皿を終えおヌ

    ◆マガゞン








    最埌たで読んでくださった方ぞ
    心よりありがずうございたした😊



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