
7Sに基づくHRM分析視点の振り返り
Human Resource Management(人的資源管理)は、4大経営資源であるヒト、モノ、カネ、情報の中で、ヒトが唯一の可変資本であり、組織づくりの努力次第で事業を成長させられることから重要度が増しています。
本記事では、マッキンゼー・アンド・カンパニー社が提唱する戦略(Strategy)、組織構造(Structure)、組織運営(Systems)、人材(Staff)、組織風土(Style)、スキル(Skills)、社員の価値観(Shared Value)の7つの観点で組織の問題を分析するフレームワークを用いて、過去記事を振り返ります。
ハードのS:組織構造に関する要素
①Strategy(戦略)
視点)組織の方向性、ビジョン、優先順位などが理想像に牽引できるか。
check)数字目標の進捗が好調にも関わらず退職者が増加していないか?
check)負け戦に進んでいるとの不安の声が上がってきていないか?
check)組織の変化に諦めが生じていないか?
check)市場の変化を軽視して社内に閉じた検討になっていないか?
②Structure(組織構造)
視点)権限や役割責任、指示命令系統、組織編成などが実行力を高められるか。
check)チームのために貢献した者が疲弊していないか?
check)「どうせ〜」と仕事に不満が出てきていないか?
check)役割を任せられた者が投げやりになっていないか?
check)組織が大きくなるほど、成果が上がりにくくなっていないか?
check)重要な役割でミスマッチが起きていないか?
③Systems(組織運営)
視点)制度や目標管理、評価、ルール、システムなどがモチベーションを引き出せるか。
check)自信を喪失しやすい環境になっていないか?
check)チームの成果に無関心な人が増えていないか?
check)顧客から不満の声が増えていないか?
check)ネガティブな退職理由が増えていないか?
check)組織で決めた目標がないがしろになっていないか?
check)燃え尽き症候群に陥っている人がいないか?
check)目標がマイナスに作用していないか?
ソフトのS:人に関する要素
④Style(組織風土)
視点)リーダーシップ、文化、社風などが人の考え方を前向きにできるか。
check)心身の不調が多くないか?
check)排他的な文化になっていないか?
check)組織に否定的な声が出ていないか?
check)組織で決められたルールが軽視されていないか?
check)一定の勤続で退職が続いていないか?
check)判断を誤ったと感じる場面が多くないか?
check)成長意欲が減退している人が多くないか?
check)ネガティブオピニオンが増加していないか?
⑤Skills(スキル)
視点)競争優位性、能力開発などが人の成長を加速させられるか。
check)指導が拒否されている場面がないか?
check)ポジティブな思い出が忘れ去られていないか?
check)キャリアに対する不安の声が出ていないか?
check)努力量に対して成果が出ずに苦しんでいるメンバーはいないか?
check)メンバーの育成できていないと感じることはないか?
check)成長が停滞しているメンバーがいないか?
⑥Staff(人材)
視点)人材、人事配置、登用、キャリアロードマップなどが最大パフォーマンスを引き出せるか。
check)意図を持って人事配置ができているか?
check)職場内で目の前の機会に対するコミットメントが弱いと感じる場面がないか?
check)抜擢に不平不満が出ていないか?
⑦Shared Value(社員の価値観)
視点)MVVや理念、メッセージングなどが組織のベクトルを合わせられるか。
check)非協力的な雰囲気が漂っていないか?
check)チームの活気が弱くないか?
check)個々人のベクトルのズレが大きくないか?
※HRMの起点となる採用力について下記にて整理しています。