🌈【人生後半でやりたいこと365】#018 山城を10城登る
■人生後半をもっと楽しむ|山城10城を自分の足で登る、歴史と絶景の旅
人生後半は、「残り時間」を数える時期ではなく、
「これからの楽しみ」を増やしていく時期です。
365日、一緒に「やりたいこと」を増やしていきませんか。
人生は、まだまだ面白くなります。
今回は、「人生後半でやりたいこと365」のひとつ、
「山城を10城登る旅」をご紹介します。
山城とは、
山や丘陵などの地形を利用して築かれた城のこと。
平地に建つ城とは違い、
天守や建物が残っていない場所も多くあります。
その代わり、山の斜面や尾根には、
曲輪、土塁、堀切、切岸など、
敵の侵入を防ぐための工夫が今も残されています。
自分の足で山道を登り、
その遺構を探しながら歩く。
そして山頂に立ち、
かつて武将たちが眺めていたであろう景色を見る。
「歴史×登山×絶景」――。
山城探訪は、
体を動かしながら歴史を楽しめる、大人の冒険です。
■山城10城を巡る3つのスタイル
いきなり本格的な山城に挑戦する必要はありません。
自分の体力や経験に合わせて、
少しずつレベルを上げていくのがおすすめです。
① 整備された山城から始める
最初は、比較的アクセスしやすく、
観光地として整備されている山城から始めます。
例えば、岐阜城は金華山ロープウェーを利用でき、
山頂から濃尾平野を一望できます。
竹田城跡や備中松山城なども、
「天空の城」として知られる人気の山城です。
まずはこうした有名な山城を訪れながら、
曲輪や石垣、堀切などの見方を覚えていきます。
1城目より2城目。
2城目より3城目。
少しずつ山城の面白さが分かってくるはずです。
② 地域を決めてまとめて巡る
山城は全国各地にあります。
戦国時代の激戦地だった信州や甲州、北陸、近畿などには、
魅力的な山城が数多く残っています。
「今回は信州の山城」
「次は近畿の山城」
というように地域を決めて巡れば、
旅のテーマも明確になります。
1泊2日や2泊3日の旅行にして、
無理のない範囲で1日1城を基本にするのもよいでしょう。
城だけでなく、温泉やご当地グルメを組み合わせれば、
旅の楽しみはさらに広がります。
③ 本格的な山城へステップアップする
山城に慣れてきたら、
少しずつ本格的な場所にも挑戦してみます。
麓から主郭まで山道を歩き、
尾根や斜面に残された遺構を自分の足で探します。
・大きな堀切。
・急斜面を利用した切岸。
・敵の進入経路を限定する虎口。
山の地形そのものが、
巨大な要塞だったことが見えてきます。
「なぜ、ここに城を造ったのだろう」
「敵が攻めてきたら、どう守ったのだろう」
そんなことを想像しながら歩けば、
普通の登山とは違う楽しさを味わえます。
■山城探訪を楽しむ5つのポイント
① 「城巡り」ではなく「登山」と考えて準備する
山城探訪で最も大切なのは、安全です。
観光地として整備された城とは違い、
舗装されていない山道や急斜面を歩くことがあります。
滑りにくいトレッキングシューズや履き慣れた運動靴、
動きやすい服装を基本にします。
両手を自由にできるリュックに、
水分、雨具、手袋、必要に応じて虫よけなどを入れておくと安心です。
地域によってはクマなどの野生動物への備えも必要になります。
「ちょっと城を見に行く」という感覚ではなく、
軽登山をするつもりで準備することが大切です。
② 山城を歩きやすい季節を選ぶ
山城は、
季節によって歩きやすさが大きく変わります。
一般的に楽しみやすいのは、草木が少なくなり、
遺構を確認しやすい晩秋から早春です。
木々の葉が落ちると、
夏には見えなかった土塁や堀切が姿を現すこともあります。
一方、夏は暑さに加えて、
草木が生い茂り、虫などへの注意も必要になります。
ただし、冬季は積雪や凍結が発生する地域もあります。
季節だけで判断せず、
訪問前には天候や登山道の状況を確認しておきましょう。
③ 「縄張り図」を見ながら歩く
山城探訪を何倍も面白くしてくれるのが、
縄張り図です。
縄張り図とは、
曲輪や堀、土塁など、城の構造を示した図のこと。
何も知らずに歩けば「ただの山の凹凸」に見える場所でも、
縄張り図と照らし合わせると意味が見えてきます。
「ここが堀切か」
「この土塁で敵を防いだのか」
「この細い道を通らなければ主郭へ行けないようになっている」
そんな発見が増えていきます。
山の中に、
かつて存在した巨大な城の姿が少しずつ浮かび上がってくる。
これこそ、山城探訪の醍醐味です。
④ 日没よりかなり早く下山する
山城では、時間管理も重要です。
木々に囲まれた山中は、
街中より早く暗く感じることがあります。
初めて訪れる場所なら、午前中から登り始め、
十分に余裕を持って下山する計画がおすすめです。
「あと少し見たい」と思っても、
暗くなる前に戻ることを優先します。
念のため、
ヘッドライトや小型ライトをリュックに入れておくと安心です。
山城では「無事に帰る」までが城巡りです。
⑤ 日本100名城・続日本100名城と組み合わせる
「どの山城から登ればいいのだろう」
そんなときは、
日本100名城や続日本100名城から選んでみるのも1つの方法です。
案内板や登城ルートが比較的分かりやすい城もあり、
スタンプ集めと一緒に楽しめます。
すでに日本100名城や続日本100名城を巡っているなら、
「山城10城制覇」も同時進行できます。
1回の旅で、2つの目標が少しずつ進んでいく。
それも長く続ける楽しみになります。
■10城登れば、10の絶景と10の物語が残る
山城の魅力は、
山頂に到着した瞬間だけではありません。
息を切らしながら登った坂道。
途中で見つけた石垣。
山の中に突然現れた大きな堀切。
そして、主郭から見下ろす城下の景色。
そのすべてが旅の思い出になります。
平地から山を見上げたとき、
「あの山の上まで、自分の足で登ったんだ」
と思えることも、山城ならではの達成感です。
最初から10城すべてを決める必要はありません。
まずは1城。
次に2城目。
体力や経験に合わせて、
少しずつ増やしていけばいいのです。
10城を登り終える頃には、10の絶景だけでなく、
10回の小さな冒険が自分の中に残っているはずです。
歴史を知るだけではなく、
歴史の舞台まで自分の足で登ってみる。
まずは身近な山城を1つ探すところから始めてみませんか。
人生は、まだまだ面白くなります。
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