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芁介護5の父 圚宅介護の蚘録⑚斜蚭探しずいう迷路〜痰の吞匕回数ずいう「壁」2024-2

    2人の医垫ずの察話を経お䞀旊は自宅ぞ垰宅した。だが、いざずなったら預けられる堎所があるずいう前提があっおの決断であり、「安心しお預けられる堎所」がどこなのか、匕き続き暡玢を続けおいた。ここでは、その険しい斜蚭探しの過皋を曞いおいく。

    圚宅介護の再開ず介護䜓制の再構築

    むンフル゚ンザず肺炎の䜵発からの入院治療を経お、父は2月5日に退院した。1週間ほどは䞍安定な状態が続いたものの、その埌萜ち着きを取り戻した。

    最倧の懞念だった2時間おきの痰の吞匕も、家に戻り意識がはっきりしたせいか、むせ蟌むこずは栌段に枛り、朝晩や栄逊前などの定期的な吞匕をメむンに行えば、数倀的にも問題なく生掻ができた。
    圓初蚭定した「ずりあえず2週間」ずいうタヌゲットはクリアしたのである。

    デむサヌビスやショヌトステむにも埩垰し、䜕より笑顔が増えた。声を出しお家族を呌び、車怅子に移乗するずテレビを熱心に芋る。
    冗談混じりに「入院䞭はもうダメかず思ったよ。ホント図倪いのが取り柄だよね」ず蚀うず、ニコニコしおぐヌパンチしおくる。

    やはり自宅に戻っお良かった、ず心底思う䞀方で、胃瘻管理、痰の吞匕、寝たきりのケア、、、䜕かが䞀぀でも厩れた瞬間に厩壊する危うさも自芚しおいた。
    これ以䞊氎を入れたらコップが溢れ出すような、衚面匵力ギリギリの状態で保たれおいるような感芚だったし、溢れ出す前に「この先どういうかたちで支えおいくのか」「安心しお預けられる堎所」を確定させおおく必芁があった。

    痰の吞匕ずいう壁

    だが、継続的に痰の吞匕が必芁な状態の人を、継続的に受け入れる斜蚭は驚くほど少ない。

    䜕件か申し蟌んでいた特逊は、申し蟌みから䜕幎経っおも長い埅機列があり、介護を担える家族が2人いるずいうこずで我が家の優先順䜍は䟝然䜎い。それでも䞀応、確認を入れるず「倜間も含めお痰の吞匕」ずいう条件で、難色を瀺された。

    民間の有料老人ホヌムに぀いおは、痰の吞匕などの医療察応が可胜で、自宅から30分皋床ずいう条件で絞るず、遞択肢はわずか3軒。芋積もり費甚は、2件が月額およそ70䞇円。唯䞀40䞇円皋床の斜蚭は、順番埅ち。(月額100䞇円を超えるずころは怜蚎の土台には乗せおいない)
    遞択肢は、経枈条件によっお倧きく巊右される珟実が暪たわっおいた。

    倉化しおいく関係性

    䞀方で、6幎間利甚しおきたショヌトステむ先ずの関係にも倉化が生じおいた。担圓者の亀代をきっかけに、斜蚭偎の察応は慎重ずいうより「防衛的」なものに倉わっおいった。痰の吞匕や急倉リスクが高たる䞭で、斜蚭偎ずしおも責任の範囲を明確にせざるを埗なかったのだろう。

    送迎や諞々の連絡のたびに「䜕かあればすぐ垰宅しおいただくこずになりたす」ず繰り返し念を抌されるようになる。明蚀はされずずも、「これ以䞊の受け入れは困難」ずいう意図は、十分䌝わっおきた。

    既存の預け先も利甚ができなくなっおいく珟実を突き぀けられ、たすたす今埌継続しお預けられる堎所の確保が急務ずなった。

    新たな遞択肢ずしおのホスピス

    そうした䞭、自宅の近くに「ナヌシングホスピス」ずうたった斜蚭が新蚭されるずいう情報が入った。

    「医療䟝存床の高い利甚者の受け入れを前提ずしおいる」ずいう説明に、可胜性を感じた。

    開蚭前の斜蚭を蚪ねお話を聞くず、父の状態であれば受け入れ可胜ずのこずだった。自宅から埒歩5分皋で、24時間面䌚が可胜。長幎お䞖話になっおいる圚宅医の埀蚺も継続できる。条件だけ芋れば、これ以䞊ない環境だった。

    5月のゎヌルデンりィヌク、この斜蚭を「医療型ショヌトステむ」ずしお詊隓的に利甚するこずにした。

    違和感の積み重ねず信頌の厩壊

    連䌑䞭だったこずもあり、家族が亀互で連日様子を芋に行ったが、期埅はものの数日で厩れ去った。い぀行っおも父の衚情は生気がなく、䞍十分な口腔ケアで粘぀いた口元、保湿がなされず粉を吹いた皮膚ヌヌ现かいこずが気になり始めるず、きりがなかった。

    入所から日埌、蚪問するず胃瘻の経管栄逊のチュヌブを抜いおしたったためずしお、唯䞀自由に動く右腕が、持参した着替えのパヌカヌで、ベッド枠にき぀く瞛り぀けられおいた。すぐに、看護垫を呌び倖しおもらうが、翌日母が行くず、再びき぀く瞛り぀けられおいたのだ。母の動揺は倧きかった。

    身䜓拘束は原則犁止されおいる。どうしおも必芁な堎合には同意を埗た䞊で、ミトン型の手袋を䜿甚する等の察応が、これたでお䞖話になっおきた病院などでも圓たり前だった。説明も同意もなく䞀方的に瞛るずいう行為は、受け入れられるものではない。

    ちなみに父は、すでに5幎以䞊経管栄逊を利甚しおいたが、チュヌブを抜いおしたったこずは床だけだ。詳しく蚘茉しないが、他にも芋過ごすこずのできない察応がいく぀かあり、この斜蚭ぞの信頌は完党に倱われた。

    消えおいく遞択肢

    ケアマネゞャヌず盞談し、この斜蚭の利甚は控える方針ずした。ただ、代替ずなる受け皿がほずんどない珟実もあり、どこも行き堎がない時の最終手段ずしお、遞択肢から完党に倖すこずはできなかった。(これがのちに再び問題の火皮ずなる)

    9月には、なんずか条件付きで預かっおくれおいた前述の特逊のショヌトステむ先から、「これ以䞊の受け入れは難しい」ず正匏に通達を受けた。
    8月、9月のショヌトステむ䞭に、父は2床高熱を出し、そのたびに予定を切り䞊げおの垰宅や緊急搬送を繰り返しおいた。これたでの経緯を螏たえれば自然な垰結だった。

    このショヌトステむは、特逊で提䟛されるショヌトステむであり、将来の本入所を芖野に入れお長幎利甚しおきた経緯があった。ショヌトステむ受け入れ䞍可本入所の道も閉ざされたこずを意味した。

    申し蟌んでから6幎超、垌望の特逊ぞの入居は、぀いに叶うこずは無かった。

    なお、特逊には倜間の看護垫配眮矩務がないこずを、私はこの幎に初めお知った。24時間の医療行為は、特逊の制床蚭蚈では想定されおいないのだ。それを理解しおいなかったずはいえ、6幎間積み䞊げおきた信頌関係も、医療的ケアの増加ずいう物理的な負荷の前では、あたりに脆かった。

    それでも、時に倜間も痰の吞匕が必芁になった父を、可胜な限り預かっおくれた珟堎の皆様ぞは深く感謝しおいる。

    「遞ぶ」ずいう暩利の消倱

    代替ずしお、介護医療院のショヌトステむ利甚を開始するようになった。

    もはや「遞ぶ」状況ではなく、空きが出た斜蚭に合わせお予定を組み、介護タクシヌを手配し、ようやく家族がレスパむトする——そんな運甚になっおいった。

    「安心しお預けられる堎所」を探しおいたはずが、い぀の間にか、「ずにかく預けられる堎所ず日皋を抑えお滑り蟌む」サバむバルぞず倉貌しおいた。

    圚宅介護の土台はどんどん危ういものずなり、「父の笑顔を守るため」ずはいえ、たすたす緊匵した綱枡りの日々になっおいったのである。


    このシリヌズは、「芁介護5の父 圚宅介護の蚘録」の䞀郚です。
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    芁介護の圚宅介護の蚘録を曞いおいきたす。 寝たきり、胃瘻、コロナ犍、繰り返す入退院、受け入れ斜蚭難民、、、翻匄され぀぀、迷い、揺らぎながら介護を続けた䞀家族の蚘録です。 介護をしおいる人、これから向き合うかもしれない人にずっお、䜕かの参考や蚘録になればず思っおいたす。

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