
glorious days~父とわたしたちの時間⑫主治医の説明
【お読みいただく前に】
このシリーズには
医療現場での実際の様子や
看取りや葬儀に関する
具体的な描写が含まれます。
読んでいてつらくなりそうな方は
ご自身のタイミングで
そっと閉じてくださいね
夫に留守番してもらい、
母と病院に向かった。
土曜日だったけど、
主治医が病状について
説明してくれるとのことだった。
ちょうど、
父の会社員時代の
同僚の方と、
父がとてもかわいがっていた
後輩の方が
面会に来てくださっていたので、
主治医の話は、
わたしひとりで聞くことになった。
検査結果からの
だいたいの内容は
母から聞いていたけれど、
主治医は
とても丁寧に説明してくれた。
入院してから、2週間。
脳梗塞は入院時と比べて
広がってはおらず、
落ち着いている。
先日の検査で、
S状結腸がんが
肛門付近に見つかり、
大動脈近くのリンパにも
転移していることがわかった。
(この時点では、
膀胱や腸腰筋付近の転移のことは
言われなかった)
下血はがんからの出血と思われ、
出血を止めることはできない。
輸血をしても、栄養を入れても、
出血してしまうので
効果的ではない。
出血があるため、
脳梗塞の治療も
(血液を固まりにくくする薬)
難しい。
今は、
最低限の点滴をしている。
看取りの段階に入っている。
お母さんからは、
延命措置も希望しない、
栄養も入れなくていいと
言われている。
(さすが、
元看護師の判断)
今後は、
身体がむくんできて、
点滴も入らなくなってくると
思われる。
痰がからんでいるのは、
もしかして肺転移?と
気になったので聞いてみたが、
肺転移は確認できていないとのこと。
・・・やっぱり、
厳しい状況だな。
もって、
3月いっぱいかな、と
思っているんです、と
わたしは、主治医に伝えた。
「うーん・・・
1週間かもしれないし、
1ヶ月かもしれないし、
なんとも言えませんが、
今は、低空飛行ながら、
安定はしているんですよね。
当院の緩和ケア病棟に
あたってみることもできますし、
ご自宅の近くに
転院することも
検討できますよ」
看護師さんにも、先生にも
よくしてもらってはいるけれど、
家から車で1時間は
やはり、母の負担が大きいので、
転院できる状況であれば、
家から近い病院への転院を
考えたいです、
そう主治医に伝え、
病院のケースワーカーの方に
繋いでもらうことになった。