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夏の最後の1枚、コットンで編むMay Be Lily Tank

レモンイエローがテーマだった今年の夏。
Maggie Cardigan(by Petiteknit)というシンプルな夏用カーディガンを編み、その後はシルク糸でシンプルなキャミソールも編んだ。

シンプル、シンプルと続いたところで、7月の終わりにはそろそろデコラティブなものが編みたくてうずうずしてきた。

そんな私が「夏の最後の1枚」に選んだのが、Macimilleの May Be Lily Tank である。レモンイエローで編んだLimoncello Tankと同じ、南仏のデザイナーCamilleの作品だ。

ポンポン&レースがてんこもりのデザインで、たまに背中のチャックから顔を出してくる乙女心を大いにくすぐられた。この方のデザインはいい具合にフェミニンでフレンチシックなのがとてもいい。ファン。いつかテストニットとか参加してみたい・・・!

デザインが気に入っているのもあるけど、それともうひとつこれを選んだ理由が、毛糸。指定糸のLang Yarns(スイスの老舗メーカー)のQuattroという糸。色はまさにこの見本どおりのアイボリー。編み物を初めてはじめての夏にモンマルトルの手芸店で買ったものだけど、かぎ針で編むウェアなんかを作ってみるもまったく気に入らず、解いてそのまま。Amélie Teeのボーダーに埋め込んでみたり、ちょこちょこと小物に使ったりはしていたけど、まだ2玉分くらい中途半端に残っていて、なんとかして使い切りたかったのだ。

このボーダーに紛れ込んでいるアイボリー

Limoncello Tankも気に入っているので、おかわりしようかなーとためしにこのQuattroで編んでみたのだけど、うーん、、レースモチーフ部分が主張しすぎている感じで好みではないな。

しかも2玉でこれしか編めず、完成するまでに後2玉足したら重くなりそうな予感しかしない

それならば、指定糸がちょうどあるのだから、同じ色をいくつか買い足してデザインも気に入ったMay Be Lily Tankに挑戦したほうがよかろう!

・・・ここでひとつ壁が。過去の私ったら、毛糸のエチケットを捨ててしまったらしく、正確な色番号がわからない。ネットショップで検索すると、おそらくそれっぽい候補が2つあるのだけど、PCの画面でみる色って実際に違ったりするし、イマイチ自信なし。本当、良い子は毛糸の帯はちゃんととっておこうね。約束だよ。

隣町にある個人経営の手芸店ではたしかLangの毛糸を扱っていたなあ、Quattroの取り扱いはなさそうだけど、ダメ元で聞いてみるか・・・と、糸の切れ端を持っていき、これと同じものが欲しくて・・・と相談したら、それだけ注文してくれるとのこと!神様!個人経営はこういうところがフレキシブルでいい。なるべくこういうお店でダイレクトに買いたいものだ。

ピッタリの色番号で注文してくれた
注文してくれた御礼に、多めに3玉、さらにチャオグーのレース針も買った

毛糸が届くまでの間にスワッチは編めていた。こういうモチーフの入るスワッチって測り方がイマイチわからないのですがね。相変わらずキツ手なので少し詰まっている感じだから本番は針を上げようかしらね(3.5mm→4mm)。

パターンでは、このポンポンは棒針のまま編むようにあるけど、私はかぎ針で、ちょっとだけアレンジを入れて編む。Mocotknitでポンポンを研究して編みまくった甲斐があったというもの。
あと、編み始めはi-cordをつくってから本体を編んでいくパターンだけど、私はあと付けi-cord作戦。

複雑そうなモチーフも、一度慣れてしまえば、編み図をみなくともいける。輪編みでぐるぐるいければ楽ちんだけど、このデザインは前開きでボタンがつくのでひたすら往復編み。また、パターンではクロップド丈でかなり短めの身丈の仕上がりだけど、さすがにお腹が冷えるので1モチーフ分足したロングバージョンにした。

胴体が編めたら、背中部分をi-cordでとじて、右胸と左胸に分けて減らし目をしながらさらに上に編み地を育てていく。

肩紐もi-cord。短めの両端針を使うと小回りがきくのでいいですね。

暑くなかったので、テラスで気分転換アイコード
誰かきた
お嬢も気になるよね🩵

とりあえず一度編み終わったので、水通ししてみる。

水通し前

水通し後。ピンで固定して編み地を張るようにとパターンにあったので、一度そのようにしてみたところ、本来80cm前後に収まるはずの横幅がなんとなんと102cmまで伸びてしまって顔面蒼白。ぶかぶかどころの騒ぎじゃないわ、これは一大事!ゲージの取り方がやっぱりよくなかったのー?まさかの最初からやり直し??

水通し後、両端をピンで固定してみる
編み地はこんな感じでピンッと

ひとりで消化できなかったので、Geminiに話しかけてみたら、とにかく落ち着いて。本来のふんわりとした厚みを出したほうがよく、ピンで留めずに自然な状態で乾かせばOKだからと。気を取り直してピンを取り除き、自然にクシュっとさせてみたら、82cmくらいまで落ち着いた。ほっ。

ピンを外して、自然な状態に
たしかにこっちのほうがモチーフが立体的できれい
夏は外に出すと一瞬で乾くからいいね!

乾いた後も修正作業がつづく。上の写真でもわかるように、背中のi-cordがなんだかうねうねしてしまっている。そういえばここのi-cord、針を変えずに編んでしまっていたことを思い出したので、一度半胸分と背中のi-cordをほどいて、針を小さく(4mm→2.5mm)して、かなりピンっとするようにi-cordを編み直した。そこまでの大工事じゃないから余裕。背中のi-cordが決まったら、肩紐を取り付けて、最後のボタンつけに。

大きめの手芸店でボタン選び
今回は白系のシンプルなものをチョイス

パターンでは、丈ロングバージョンのボタンは8つとあるけど、小さめのボタンをたくさん並べたほうが絶対かわいい(かつ、間隔が狭いほうが下が見えないから実用的)ので、ボタンは10個つけることにした。

この間隔も微妙にずれたりして何個かやり直した。やれやれ

ボタンの位置がきまったら、最後にボタンのループをかぎ針で編んで、糸始末をして、ようやくできあがり!


コットンで編むMay Be Lily Tank、完成。

正面
背面
ボタンは主張しすぎずでも存在感はあって、絶妙なチョイスができた
編み地はこれくらいに落ち着いた

これ、とってもお気に入り。

4玉ぎりぎりで編み切れたので、そこまで重さも感じず、何よりコットンなので肌触りがよい。可愛すぎる?とも思ったけど、着てみたらほかのアイテムが基本的に地味なので全然そんなことなかった。真夏の極暑時には1枚で着てしまっているけど、おでかけのときはさらっとカーディガンを合わせてしまえばOK。色がアイボリーなのでどんな色と合わせてもいい。

Maggie Cardiganとともに

レモンイエローとの相性、よし。

ロイヤルブルーのカーディガンとともに

昔からお気に入りのロイヤルブルーカーディガン(ケイトスペードの既製品)とも合わせてみたら、これがまたすごくいい。夏もロイヤルブルーは積極的に着たいね。

UVカットパーカーとともに

ユニクロのUVカットパーカーは薄くてさらっとしてていいよね。ん?肩にかけたらUVカット効果ないのでは・・・?

要は黒と合わせてもOKということです


それにしても、数年前に買って、何を編んでもしっくりこなくて、半端な状態で眠っていたQuattroが、最後にはこんなにお気に入りの1枚になったのだから、編み物はわからない。

そんなわけで、2026年夏の最後の1枚はMay Be Lily Tank。北フランスの短い夏もそろそろ終盤だけど、最後の最後まで着倒す所存であります。両手には秋冬のメリノとモヘアを抱えながら。

外は暑けれども、手には冬糸

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