
【北欧フィンランド旅 #4】旅と編み物とわたし
非日常を楽しみつつも暮らすように旅をしたい私にとって、欠かせないエレメンツのひとつが、編み物だ。
プロフィール冒頭にも書いているけれど、私のライフワークは、料理と編み物、そして犬(=愛犬)との暮らし。それが旅ともなると、料理は泊まるところによるし、犬(=俺🐶)は旅行中お留守番ということも多々ある。そんななか、いつでもどこでも一緒にいられるのが編み針と毛糸なのである。Always with yarn🧶
10日間、ダルメシアン・チャレンジ
今回は旅の前からすでに編み狂モード・スイッチON。
旅にでることを知ったのが出発の11日前。Otto氏から正確にフィンランドに行くことを告げられたのは出発の3日前だったけど、北欧のどこかということだけは予想していた。フランスは4月なのに謎に25度近くまで気温が上がっているなか、北欧の国々ってばまだまだ北フランスでいうところの真冬の気温と見受けられる。
そんなときにふと、脳裏をよぎったのが、冬のソルドで仕入れていた、PhildarのLéoという毛糸。まだ寒いうちに編もうと思って買ったのに、Mocotknitの新作わんこセーターにばかり取り組んでいたら、いつのまにか外は夏模様。秋口まで待つ心づもりで、大量の編み待ち毛糸が入っているカゴの中に放り込んでいた。
「これ、いつ編むの?今でしょ!」
心の中の林先生、ボンジュール。

前日には内陸の街へ出発しなくてはならないので、残されている時間は10日。編んでいくうちに柄がでるので、柄を生かすためにパトロンはシンプルイズベスト。2作連続になるけれども、ロイヤルブルーに引き続き、No Frills Sweaterのダルメシアン柄を編もう。
ロイヤルブルーのセーターと同じく、今回もトップダウン方式でひたすら編み進める。前回ちゃんと細かくノートをとっていてよかった。、noterらしくノート取るの、大好き。わざわざパトロンを読まずとも自分のノートだけで完成型まで持っていける。

でも、編み目をカウントするのが非常に困難な糸


ゲージを合わせるために4mm針でだいぶきつめに編んでおります



もうこのままダルメシアンになろうか?
一度はじめてしまうと、水風船に針で穴を刺したかのごとくアドレナリンがブシャーっと溢れ出る。他にもやらなくちゃいけないことがたくさんあるけど、それも(適当に)こなしつつ、こちらを最優先事項で取り組んだ結果、9日で編み上げた。首元リブ・ラグラン含む胴体で7日。腕で各1日といった配分で。
よくやった私!喜びもつかのま、blocage(ブロッキング=水通し)をしないと着心地がイマイチなことが多いので、編み上がってすぐ、バスルームで夜更けの水通し。これで心置きなく出発できるぜと余裕をぶっこいて翌朝、ほぼほぼ乾いたっぽいなと思って着てみると、おや?おやおや??丈がかなり短い。腕はまあ元々短いしまあちょっと短いところでちょうどいい感じなので許容範囲としても、胴体。四十路、デニム合わせでへそが見えるのは困る。

俺疲労
ここで諦めるのは簡単だけど、ここまできたらとことんやりきらないと気が済まない性質。泣く泣く胴体のリブを解いて、リブを編み足すことにした。本当はリブを全部解いてリブ前から伸ばしたいところだけど、さすがに時間がたりない。
本来なら、旅行のパッキングに集中しなきゃいけないタイミング。でも「フィンランドの旅にこれを着ていく!」という執念が勝った。これがまた糸の性質上解くのもまた針にのせるのも困難で、結局数センチ無駄にすることになったが(涙)、さらにリブをながーく編んで、またブロッキングして、今度はへそ見え回避丈におさめることができた。

ダルメシアン柄のおかげで、編み目がそんなに目立たないのでリブの配分がだいぶバグっていることはなかなかわかるまい。

こんな10日間ダルメシアン・チャレンジ、リール動画にまとめてますのでこちらもよかったら覗いてみてくださいな。
編み旅、はじまる
さあ、執念で編み上げたセーターを着て、いざ出発。まあ、フィンランド旅シリーズ♯1でも書いたけど、出発日は25度近く。軽いハプニングもあって、着用早々まさかの滝汗!
今回の旅のおともに選んだのは、PetiteknitのSophie Scarf。去年の冬、ニット界隈でめちゃくちゃ流行っていたデザイン。
大きなショールはすでに持っているし、肌寒いときにこれくらいの首巻きがあると便利そうだなと思ったのと、なんといってもサクッと移動中に編むのにぴったりだなと。最近Petiteknitのシンプルミニマムなデザインが好きすぎる。すでに編みたくて買ってあるパトロンが3つくらいある。千手観音様、どうか、追加の編み手をください……できれば1日48時間も。

毛糸はLangYarnのメリノ、DropsのKid-silk


ヘルシンキの街歩きでも、カフェタイムに隙あらば編む。

クルーズ船でいくエストニア・タリンへのショートトリップ。人生初の船編みを。

……ほら、やっぱり腕がちょっと短い(笑)




家に帰るまでが遠足です、帰りの機内でも編みは続く。ホワイトの糸がなくなったので、ダルメシアン糸のあまりとグレーのアルパカ糸を引き合わせて同じくSophie Scarfを編み始めた。


ホワイト&ダルメシアンクロワッサン🥐
出発前のラウンジに始まり、飛行機内(定番)、カフェ(当然)、そして今回は人生初の船編みも実現できた。非日常な旅を通して、編み物のある日常が豊かになる。逆もしかり。
Travel. Knit. Repeat.- 旅して、編んで、また旅して。さあ、次はどこで編もうか?
この旅の編み物リールはこちらから🧶