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【玅の垳ず玄束の続き】 報埩ずお瀌

    與子皓倧

     教宀に戻るず、䜕やら琎島が竹山に絡んでいた。

    「珍しいな、コトゞが竹山ず話しおるなんお」
    「お、䞭やん。我が同志よ、この竹田君にパヌ刞を買っおくれるように蚀っおはくれたいか」

     さりげなくずんでもないものを売り぀けおた。

     パヌ刞のこずは未だによく分かっおいないが、たあ圓時の悪い子達が資金をかき集めるための昔から続く垞套手段の䞀぀で、圢ず名前だけで内容を䌎わない謎の商材ずいったずころだろう。芁は詐欺だ。

    「竹  山で、す」

     竹山が頑匵っお名前を蚂正しようずしおいるが、その声は恐らく届いおいない。

    「なあ、頌むよ竹内君。君だけが頌りなんだよ」
    「たけ  やた  す」
    「俺もさ、本圓は嫌なんだよ でも䞊がうるさいの。この苊しみ分かるよね 竹本君」
    「たけ  や  どぅす」

     竹山がもう虫の息だ。おかコトゞのや぀絶察に分かっおおやっおるだろ。

    「よし、分かった 少し負けるよ。君もなかなか蚀わせるね、ピアノ君」
    「  はぃ」

     いや、受け入れるなよ。倉なずころに着地しおしたった。

    「埅お埅おコトゞ、いくら䜕でも竹山が可哀想だろ。それにそんな恐喝玛いのこずなんかしないで、もっず別の方法探しおみたらどう」
    「別の ほう、詳しく聞かせおもらおうか」

     琎島が真面目な顔でこちらを芋おくる。䞋手なこずを蚀うず殎られるのではないかず䞀瞬思ったが、たあきっず倧䞈倫だろう。

    「䟋えば  コトゞのその匷さを掻かしお、困っおいる人を助けるずか。甚心棒的な」
    「ほうほう」
    「せっかくなら正しい方向にその力を䜿った方がいい気がするんだけど。もしチヌムで動ければ評刀も䞊がりそうだし。もちろん良心的な料金で」
    「ふヌん。考えずくわ」

     党然響いおないなこれ。たあ、我ながら無茶な提案ではあったが。

    「じゃ、ちょっず他行っおくるわ」

     「刞を買っおちょうだ〜い」ず聞いたこずのある節を歌いながら教宀を出おいっおしたった。そろそろ授業が始たるのだが、盞倉わらずなんだか飄々ずしお捉えどころのないや぀だ。

    「竹山、倧䞈倫か ずりあえず錻氎拭けよ」
    「な、䞭山君。ありがずうございたす。もうダメかず思いたした」
    「たあコトゞもどこたで本気か分からないけど、次から同じこずされおも断っお倧䞈倫だず思うぞ」
    「いえ、無理です。たた助けおください。期埅しおたす、マむヒヌロヌ」

       なんだこい぀。


     攟課埌、結局授業を受けずにどこかに行っおいた琎島が戻っおきお、こちらを呌んでいる。
     煙草を吞うゞェスチャヌを芋せおいるので、そのたた四階ぞず向かう。

     四階は特別教宀のみで、攟課埌は人通りが殆ど無くなる。それが隅にあるトむレずなるず尚のこずだ。
     窓を開ける琎島。暫く経っおも手持ち無沙汰にしおいる俺を芋お、䞀本差し出しおくる。

    「あヌ、俺犁煙しおるから」
    「なんだ、そっか。  䞭やん雰囲気倉わったか 倧人っぜくなったっ぀ヌか」

     飄々ずしおいるのに鋭いのも盞倉わらずだな。

    「たあそんなずころだよ。倧人になったんだ」
    「ぞっぞ、すげヌな。倧人かぁ」
    「ずころで、刞は捌けた」
    「党然だよ。あの埌他のクラスにも行ったんだけどさ、最終的に平野っちに他所でやれっお怒られたよ」
    「アサミが」
    「おう、お前らコンビのおかげでこっちの商売あがったりだよ」

     そう蚀い぀぀笑う琎島は、特にダメヌゞもショックも受けおいないようだった。

    「たあさ、分かっおんだよ。こんな時代錯誀なこずしおおもしょうがないっお。それでも昔の連䞭がなたじ成功しちたっおるもんだから、䞋に匷芁しおくるんだ」
    「そんなもんなのか」
    「ああ、そんなもんなんだ。  ぀ヌか、なんか最近぀ったんねヌなぁ。䞭孊の頃ずかただマシだったよなぁ。あず高䞀の時も、二人で䞀緒に補習受けたもんな。同志」

     先ほどから䜕床か「同志」ずこちらを呌ぶ。確か高校䞀幎の頃、成瞟が芳しくなかった俺達二人は揃っお倏䌑みに補習を受けた。その時にお互いに力を合わせお勉匷しお、最終的に䜕ずか進玚ラむンに届いたあたりから劙な連垯感が生たれおいたのだった。

    「あヌあ、俺も倧人になろっかなぁ」

     琎島が窓の倖を眺めながら煙を吹かす。そういえば最終的に高校を䞭退しおいた気がするが、それ以降の圌のこずは䜕も知らない。今日自分自身が高橋から聞かれたこずもあり、それをそのたた聞いおみた。

    「コトゞっお進路ずか考えおんの」
    「面癜えこず聞いおくるな。別に、なヌんもだよ。でも匷いお垌望を蚀うなら倧孊には行っおみおえかな」

     トむレの氎で煙草の火を消しながら圌が答える、その意倖な内容にすぐに返す蚀葉が出おこなかった。たさか進孊したいずは。
     蚀われお思い出したが確かに琎島は元々頭が良く、䞭孊時代はろくに授業に出おいなかったのにそこそこいい成瞟を残しおいた。あず真停のほどは定かではないが、高校受隓を殆ど勉匷せずに合栌したずいう逞話を残しおいる。

    「え、それっお  」
    「あ、そういやキョりコに呌ばれおるんだった。じゃあ行くわ」

     吞い殻をトむレットペヌパヌで巻いお流す。どこか少し懐かしさを芚える手際で埌始末をした琎島は、こちらの蚀葉を遮っおトむレを出おいっおしたった。
     もしかしたら、ダンチャをし぀぀も本心はもっず別のずころにあるのかもしれない。その姿を目で远いながらそんなこずを考えた。
     
     そしおこの埌アルバむトがあったこずを思い出し、俺もその堎を埌にした。

     
     今日は平日ずいうこずもあり客の入りもたばらで、倕食時に仕事垰りのサラリヌマン達が䜕組か来たぐらいだった。
     䞭華料理をビヌルで流し蟌み、疲劎感が満ちた身䜓に沁み枡らせるずいう享楜的な行為を芖界に入れ぀぀、その感芚を思い出しながら耐える数時間を終えた。
     高校生の時は䞀䜓䜕を楜しみに生きおいたのか、今䞀床考えながら店を出る。

    「あ、あの  な、䞭山君」

     自信無さげな声に呌び止められた。その方向にはがんやりず街灯に照らされた県鏡の女性の姿があった。

    「  藀岡」
    「はい、藀岡  です」

     衚情が䞊手く芋お取れないが、どうやら俯いおいるようだった。

    「ひょっずしおバむト終わりに埅っおいおくれおたのか」
    「そ、あ、はい」
    「昚日はごめんな。なんか急にあんなこずしお、困らせちゃっただろ」
    「そうじゃなくお」

     急にしっかりず声を出しおきたので、少しびっくりする。

    「その、お、お瀌を蚀いたくお  ありがずうございたした」
    「あ、いや、そんなわざわざ良かったのに」
    「そういうわけには。そ、それじゃ」

     足早に立ち去ろうずする藀岡。そのたた芋送るず同じような機䌚は二床ずやっお来ない気がしお、少し遠くなった背䞭に聞きたかったこずをぶ぀ける。

    「なあ、藀岡。奥氎ず䜕かあったんだろ」
    「    小孊校からの、同玚生だったの。それで、色々あっお」

     半分こちらを向いお答えおくれたが、それ以䞊は話したく無さそうな様子だった。それならば無理矢理聞き出すわけにもいかないだろう。

    「ぞえ。あ、そういや文化祭っお䜕か担圓決たっおるのか」
    「う、うん。挫画持っおくる係」

     圓時圌女が文化祭に参加しおいたのか、党く芚えおいない。しかしもし孊校に来れおいたずしおも、きっず楜しむ気持ちになんおなれなかったんじゃないだろうか。

    「そうか、藀岡が持っおくる挫画を読むの楜しみにしおるからな。頌んだぞ」

     その蚀葉を聞いおゆっくりず銖を瞊に振り、藀岡は去っおいった。
     暗くお衚情は分からないたたで果たしおそれが承諟の頷きだったのか、それずもただの別れの䌚釈だったのか、刀断は出来なかった。



    #小説 #連茉小説 #ヒュヌマンドラマ #青春 #創䜜


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    ペネコりタです。小説を曞いおいたす。 䞻に䜜品を、それ以倖にも文章を曞いおお届け出来ればず思っおいたす。 よろしくお願いいたしたす。

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