
36,000円の部屋で探したもの|余白と未来【84】
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【完結編】
私を探していた日々・・
仕事は始まった。
でも、違和感は消えなかった
▪️スイミングコーチと学童の日々
ここでの私の仕事は、
前半は
スポーツクラブ、
後半は
併設されている学童での勤務でした。
まずはスポーツクラブのメインとなる
スイミングコーチの研修に入りました。
プールに入ること自体は
問題ありませんでした。
筋トレの一環で
泳ぐこともあったからです。
しかし実際に仕事としてやってみると、
その負荷の大きさに驚きました。
レッスンでは
小学生や幼児を相手にしながら、
常に全員の様子に気を配る必要があります。
安全を確認しながら、
一人ひとりの泳ぎも見て指導する。
ワンレッスン終わる頃には、
かなり疲れていました。
そして少し休むと、
また次のレッスンが始まります。
前半のスイミングが終わると昼休みです。
しかし着替えも必要で、
落ち着いて過ごせる場所も
あまりありませんでした。
昼休みが終わると、
今度は併設の学童へ向かいます。
送迎車に同乗して小学校へ行き、
その日お預かりの子どもたちを
連れて戻ってきます。
ただ、
まだ顔と名前が一致していないので、
中々見つけることができませんでした。
送迎が終わると、
子どもたちと過ごす時間になります。
これも私には難しく感じました。
学習塾のようにやることがはっきり
決まっている訳ではありません。
かと言って、
全てを子どもたちに
任せれば良い訳でもありません。
そのさじ加減がよくわかりませんでした。
▪️消えなかった憂鬱さ
何をすればいいのかわからない。
だから言われたことをこなす。
そんな毎日でした。
新しい環境で感じるストレス自体は、
これまでも何度か経験していました。
最初は大変でも、
環境に慣れることで解決する。
いつもはそんな感じでした。
しかし今回は少し違いました。
1週間ほど過ぎても、
出勤時に電車の中で感じる憂鬱さが
消えなかったのです。
スポーツクラブの仕事を通して
体も鍛えられる。
学童で働けば、
今まで経験の少なかった
小学生と関わりスキルアップできる。
そう考えて、
自分を納得させようとしていました。
それでも変わりませんでした。
▪️風邪で立ち止まって気づいたこと
そんなある日、
仕事から帰宅した後、
スイミング研修の復習をしようと思い、
そのまま地元のプールへ向かいました。
少し体が重い気もしましたが、
熱はありませんでした。
適度に運動した方が
調子が良くなることもあります。
そう思って行くことにしました。
ところが翌日、
熱が出て咳と鼻水が止まらなくなりました。
そしてそのまま1週間
仕事を休むことになってしまいました。
配属されて1週間で休むことになり、
少し気まずさもありました。
しかしそれ以上に、
出勤時に電車の中で感じていた憂鬱さから
解放されたことにホッとしていました。
風邪を治しながら、部屋で考えました。
この憂鬱さは何なんだろう。
スイミングが体力的に大変なのは確かでした。
でも、それだけではない気がしていました。
ただ、どれだけ考えても
答えはわかりませんでした。
▪️違和感の正体は、まだわからない
体調を崩してしまったことで、
しばらくスイミングは
外してもらうことになりました。
そのため学童だけの勤務になります。
すると、
あの出勤時に電車で感じる憂鬱さはなくなり、
少し安心しました。
ところが今度は、
学童で過ごす時間が
長く感じるようになりました。
時短勤務でありながら、
1日が長い。
帰り道では、
やっと終わったという感覚でした。
正直、自分でも
何が原因なのかわかりませんでした。
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