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創作大賞2025感想文 : 大塚ぐみさん ~好きなエッセイトップ6~

    noteの街では、毎日さまざまな声が聞こえる。
    色んなクリエイターが、「今日はこんな記事あるよ~」とワイワイガヤガヤ騒がしい。

    この街に降り立ってすぐの頃は、右も左も分からなくて、とにかく大きい声のする方にフラフラと立ち寄っては、そこで話を聞く毎日だった。

    SNS初心者のわたしは、まるでパッケージから出したばかりのスポンジのように、様々な意見をグングン吸収していった。そこでは、noteの伸ばし方とか、記事の読まれ方、収益化のノウハウなどを学んだけれど、何か足りないって感覚がどこかにあった。


    だんだん耳が慣れてきた頃、ワイワイガヤガヤの中で、ピタッと周波数の合う声がいくつかあることに気が付いた。

    その人たちの作品は、優しくて、ユーモアにあふれ、心の温度を2度か3度上げてくれるものだった。出会った瞬間、noteって楽しいと思えた。

    そんな作品の中で特に輝いていたのがこちら。
    大塚ぐみさんのエッセイだった。


    初めて読んだ時、衝撃だった。
    え? これプロよね? え? ちがうの? 普通のお母さんなの?! うそでしょ? うそやろー!! 天才やろー!!!

    読みながら何度もニヤニヤして、こんな面白い文章がタダで読めていいわけあるか! と謎にキレて、初めてチップを送ったのも良い思い出だ。

    今記事を見直しても、コメントも何も残っていない。いきなり初対面の人にお金だけ送るって、だいぶ正気を失っていたようだ。


    そんな大塚ぐみさんの感想を書いて、今年の創作大賞感想祭りを締めたい。


    さて、『ぐみ祭り(自主開催)』を始めるに当たって、どの作品の感想を書こう?


    今年は電子書籍の出版でお忙しかったと思う。


    新作は出せなかったと仰っていたが、十分強すぎるラインナップがズラリと並んでいる。こうして見ると壮観だ。



    ……とりあえず、何も考えず全部読んでみた。


    と言っても既に読んでいたものがほとんどだったので、「あぁ、これやっぱり好きやな」って言うのから、「あれ、この作品こんな感じだっけ?」と印象が変わったものもあり、やはり読んでいて楽しい。

    せっかく感想を書くのだから、ここは「おもしろい!」「ブラボー!!」だけじゃなくて、特に推せる(愛せる)作品の感想を書きたい。


    思うがままに好きな作品を選んでみた。1、2、3、4、5、6……。


    え? ちょい待って。6作品って多くない?


    さすがに『ぐみ祭り(自主開催)』はいえ、6作品も感想書かれたらぐみさんも暑苦しくて溶けるだろう🫠

    そもそも、本題に入ってないのに既に約1000字。
    まったくどうかしてる。




    5分考えた。




    ……ま、いっか😆



    6つに絞れただけでも自分を褒めたい。これ以上は無理だ。うん、全部書こう🥹




    フード部門


    まずはこちらのいくら丼。

    ぐみさんのフードエッセイが素晴らしいのは、

    ・ご自身で作っている
    ・とにかく美味しそう
    ・家族への愛が感じられる
    ・ぐみさんが楽しんでいるのが伝わる

    この辺りだと思う。その意味で、どのエッセイを読んでも全てK点を優に超えてきているのは間違いない。

    その中で何故これを選んだのかというと、ぐみさんの食べたい欲が特に強いから☺️


    いつもは子供たちを導く食の女神も、いくら丼を前にすると1人のいくら好きになるらしい。

    この抑えきれない感じが好きだ。
    何より、いくら丼が大好きだ。今年の秋は自分も自家製いくらに是非挑戦してみたい🥹



    +++



    そして、フード部門からもうひとつ。


    今回のラインナップでこれがもう一番好き。

    初めて読んだ時のトキメキが全く色あせていないことを再認識できた。
    修造(親しみを込めて呼び捨てしてます)最高🥰

    ぐみさんの頭の中で、修造がスマッシュしたり、元気なくしたりと、とにかく忙しい。

    ご主人のプリンの頼み方ひとつで、ここまで膨らまして面白くできるのは、やっぱりぐみさんしかいない。自信を持って推せる作品。もう一度言う。これ最高🥰

    +++


    エッセイ部門

    エッセイ部門からは4つ。


    まずは偽装結婚というワードが強すぎるこちら。

    ぐみさんが3人でルームシェアを始めた時のエピソード。当時の写真もあって、妙に雰囲気のある若者たちだと思ったら最近別のエッセイで合点がいった。

    お1人は絵を描いていたそうで、おそらく3人はお互いの感性をバチバチ影響させ合って過ごしていたのだろう。

    ある意味ぐみさんの原点があるのかな、なんて想像しながら読み進めると、いつのまにか夫婦のカタチに収束する。


    パートナーの白髪に夫婦の時間を重ねる。
    その感性が素敵
    🥹


    +++


    ぐみさんと言えば、お子さんたちへの愛があふれるエッセイも外せない。特にこの2つが好きだ。



    とにかくぐみさんのお子さんへの目線が優しい。
    そしてユーモアに溢れている。

    宇宙への興味の入口に立った長男くんに、海遊びが忘れられない末っ子ちゃん。

    親の気持ちに余裕が無いと、ちょっと対応が面倒だったり、「はいはい」で済ませてしまいかねないことを、ぐみさんは丁寧に拾い上げて、慈しむように水を与え、見たこともない可愛らしい花を咲かせてくれる。

    朝ごはんも美味しそうだし、こんなに愛を注いでくれる大塚家の子供になりたくて仕方ない☺️



    +++


    そして最後の紹介。これはぐみさんご自身のエッセイだ。



    猫好きのぐみさんが、猫の聖地である田代島に行った時のお話。このエッセイは、いつものぐみさんのくすっと笑わせてくれる文章とは違う。とにかく辛かったご自身の気持ちと向き合い、その時触れた人の優しさに涙しながら書かれた作品だ(きっと)。

    だから、読むとストレートに胸に届いて、気がついたらこちらも涙を流していた。

    私の顔は正常な形を保っていなかっただろう。そうだ、涙って、こんなふうに嬉しいときにも出るものだっけ、と思った。

    「猫の楽園、砂の宿」より抜粋

    ここ読んで、あぁそうだよねって一緒に泣ける。

    こういう飾らないエッセイが大好きだ。もっと書いて欲しい。



    +++



    エントリー作品を全部読んで、やっぱり好きだなぁという思いにどっぷり浸っている。

    注目記事にも何度も選ばれ、ユーモアも交えながらキレイに整った文章を書けるぐみさん。

    でも、個人的に好きなのはその向こうまで突き抜けた作品。


    収まりきらない感情が、にょきっと足を出していたり、その中を修造が走り回っていたり。


    やっぱりそれこそが、大塚ぐみの真骨頂だと思うし、わたしが初めて買った壺なんだと思う。



     
     
    ティッシュ字検定TWE師範 | 岩男を笑わせろ杯特別賞 | モノカキングダム2024優勝 | 第六回灯火杯 変態道でも祝っちゃうで賞 | 京大薬博士の読むサプリ| #なんのはなしですかを文芸ジャンルにする |

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