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話 䞍定の迷宮

    前ぞ

     前方からドワヌフず゚ルフの男が行く手を遮るかのように珟れる。

     ここに来るたで䜕床か他の冒険者ず遭遇しおいたがそい぀らは明らかに違う雰囲気をたずっおいた。

     盎埌に背埌からもさらに人の気配。

     俺たちの前埌を塞ぐ人は䟋の堕萜冒険者だろう。

    「トラベラヌ、埌ろを頌む」

    「分かりたした」

     堕萜冒険者たちは無蚀で襲いかかっおくる。脅しの蚀葉を投げ぀けおこない。

     無駄だず知っおいるんだ。ここたで朜れるのは最䜎でも、゚ヌス玚だ。熟緎の冒険者が脅し䞀぀で金品を差し出すはずもない。

     俺が盞手する二人は、ドワヌフが盟ず剣を構えながら突進しおくる。䞀方、゚ルフはその堎を動かず杖を構える。

     盟圹が俺を抑え、埌ろの奎が魔法で仕留める぀もりなのだろう。

     俺はアビリティを胜力看砎目的で䜿っお、ドワヌルず゚ルフが持぀スキルを芋る。

     ドワヌフは転移の魔法や氎䞊歩行の魔法が䜿えるようになる〈移動〉スキル、魔法䜿いは魔法に远尟性胜を付䞎する〈远尟〉スキルをもっおいた。どちらもレアスキルだ。

     〈移動〉スキルは転移の魔法が厄介だ。魔力消費が銬鹿みたいに倚いので、個人の魔力量じゃメトルの移動が限界だが、至近距離での戊いで䜿うのなら問題ない。

     もちろん゚ルフが持぀〈远尟〉スキルも無芖できない。

     短距離瞬間移動するドワヌフず远尟する魔法を攟぀゚ルフ。どっちを倒すべきだ

     俺ぱルフを先に仕留めるこずにした。

     峰打ちで気絶させる。そうなれば流石に戊えないだろう。

     しかし、攻撃しようずした瞬間に魔法䜿いの姿が消え、同時にドワヌフが珟れる。

     俺が繰り出した攻撃はドワヌフがあっさり防埡しおしたう。転移の魔法で自分ず仲間の䜍眮を入れ替えたんだ。

     俺の剣を受け止めるドワヌフの顔には揺るぎない勝利の確信がある。

     咄嗟に振り向くず、゚ルフが杖から炎の魔法火球の型を発射するのが芋えた。

     ドワヌフが転移の魔法を䜿ったのは、仲間を守るだけでなく、俺を攻撃するためでもあった。

     あえお埌衛を攻撃させた䞊で、前衛ず䜍眮を入れ替える。そうする事で埌衛は敵を埌ろから攻撃できる。

     敵の魔法は远尟性を持぀。俺はできる限り匕き぀けおから仁也さんの魔剣で切り払おうずしたが、敵の魔法操䜜技術は想像よりより高かった。

     火球は剣を避けお俺に盎撃する。小爆砎が生じお党身が炭化した。

     あの゚ルフ、勘が鋭い。仁也さんの魔剣の胜力を知らないのに、俺が魔法を斬ろうずしたのを芋お、そういう事ができるず即座に看砎した。

     さすがに゚ヌス玚冒険者盞手に略奪しおいるだけはある。

     俺は再び゚ルフを攻撃する。

     たたドワヌフが自分ず仲間の䜍眮を入れ替えるが、その瞬間に俺は振り返るず同時に剣を投げる。

     剣は俺の背埌に回った魔法䜿いめがけお䞀盎線に向かう。

    「そんな小现工で」

     ゚ルフは圓然避ける。だが、”それで良い”んだ。すでにアビリティでドワヌフから〈移動〉スキルをコピヌしおいる。

     俺は転移の魔法を発動させ、自分ず剣の䜍眮を入れ替える。

    「なに」

     たさか自分たちの戊法を真䌌されるずは思っおも芋なかっただろう。奎らは驚きで䞀瞬動きを止める。

     䜍眮が入れ替わったこずで、俺が投擲した剣はドワヌフの足に突き刺さる。

     そしお俺自身ぱルフのみぞおちに拳を叩き蟌んで昏倒させる。

     ドワヌフず゚ルフを倒した俺は、それぞれにケヌブルを投げ぀ける。

     ただのケヌブルじゃない、こういうずきのためにトラベラヌから枡された特別補だ。

     それは意志を持぀かのようにスルスルず動き出すず、たたたく間にドワヌフず゚ルフを瞛り䞊げた。

     犯眪者甚の自動捕瞛ケヌブルず蚀っおたか。なんだか魔法みたいだが、圌女の䞖界にずっおはれっきずした科孊技術なんだろう。

    「そっちはどうだ」

    「もう片付いおいたす」

     トラベラヌが蚀う通り、圌女に襲いかかった連䞭も瞛り䞊げられおいる。

     それから俺たちは捕たえた堕萜冒険者を街の兵士に匕き枡すために䞀旊地䞊に戻り、改めお探玢を再開する。

     正盎なずころ殺さずに枈んでホッずした。

     すでにむレギュラヌの圱響で殺人に察する抵抗力が薄れおいるが、なおのこず分別は぀けたかった。

     出来たらこの埌も人殺しせずに冒険を続けたい。そんなこずを考えながら地䞋階に到達した。

     階から階は仕掛けが厄介な゚リアだった。

     䜕箇所かが扉で遮られおいお、別の堎所にあるスむッチを抌さないず開かないようになっおいた。

     その結果、最短距離で次の階ぞ行けなくなっおしたい、かなりの手間をかけさせられた。

     その䞊で、䞀぀目魔物がくっ぀いた匷化アむアンゎヌレムずも戊わないずいけないので、階に到達するたで日も掛かった。

    「ここから先が完党未螏砎階局か  」

     䞍定の迷宮の攻略を始めお日目。酒堎などで集めた情報によれば、階から先はトリプル゚ヌス玚冒険者ですら螏砎出来おない。

    「油断しないでくださいよ」

    「分かっおいるよ」

     釘を差しおくるトラベラヌに俺は答える。

     䞋手を打おば死ぬのは圌女だ。半ば抌し付けらた仲間の呜ずいう責任。逃げられる責任は背負う前に逃げるが、䞀床背負ったからには腹をくくるしか無い。

    「眠も仕掛けもない」

    「ええ」

     䞊の階以䞊の陰湿な仕掛けや凶悪な眠を譊戒しおいたが、意倖にもそれらは䞀切なかった。

    「たあ、眠が無いならそれに越したこずはないか」

    「果たしおそうでしょうか。䞍芁だから無いのでは」

     迷宮は人の䟵入を拒むよう動いおいる。にもかかわらず眠が䞍芁ずいうこずは、配眮されおいる敵が極めお匷力だずいうこずになる。

    「なるほど、さっそくお出たしのようだ」

     ガシャンず金属がこすれ合う音ずもにそい぀は珟れる。

     敵は䞀人。鎧をたずい剣ず盟を持぀姿は人のように芋えるが  

    「たた堕萜冒険者  っおわけじゃないよな」

     人型だが人間ではなかった。病的に真っ癜い肌で、顔面には目玉があるだけで口も錻もない。そしお背䞭からは䞀本の觊手が生えおおり、その先には顔ずは別の倧きな目玉が぀いおいた。

     觊手の目玉は芋芚えがある。䞊にいた熱線を発射する魔物ず同じ目だ。

    「人造生物バむオロむドの䞀皮でしょう」

       そこはホムンクルスっお蚀っおほしいな。もっずこう、異䞖界ファンタゞヌの情緒を倧事にしおほしい。

     盎埌、盞手が觊手の先端を向けおきた。

    ●Tips
    第䞊行䞖界
     考知郎が冒険しおいる異䞖界。
     第䞊行䞖界ず同様に、ずある■■■■■■■を■■する人々の■■■■■の圱響を受けお、異䞖界ずしお存圚するための䞊行䞖界である。

    次ぞ

     
     
     
    䞻にMTG関係の蚘事ず自䜜の小説を投皿しおいたす。