
私らしく生きること 〈#1-2 私が私らしくいることが大事〉
episode1 岡部 友理子
#1-1 自分らしく生きる旅のはじまり
#1-2 私が私らしくいることが大事
#1-3 ワクワクする方の声を聞いて手に入れた動く家
#1-4 できることから一歩でも半歩でも進む

#1-2 私が私らしくいることが大事
「感性とか感覚とか、本当の自分の気持ちに繋がれるのって、やっぱり自然の中が抜群だなと思ってます。海見てね、『明日の仕事これだ』じゃなくて、『海いいな、好きだな』の方が出てくるんです」。

ゆりさんにとって、自然の中にいることは大事なこと。小田原の海がよく似合う。コーチとして独立する前は会社員としてデザイナーをしていたゆりさん。楽しく働いていたけれど、水曜日になるとパワー切れを起こして午前休で休んだり蕁麻疹がでることもあったんだそう。今のパワフルなゆりさんからは全く想像できないエピソードだ。

コロナ禍真っ只中の2020年に結婚。ずっと外に出られないまま、以前のパートナーとゆりさんのお母さんの三人暮らし。夫婦関係がうまくいかず、家庭内別居の状態に。いろんなことを試みたけれど状況は良くならない。別れた方がいいのか、やっぱりこの人なのか、でももう新しい生き方をしたい…いろんな声があった。そこで、ゆりさんがまず自分の心に従って選んだのが「旅」だったのだ。
「きっと私が私らしくいることがこの関係性にとって大事なんだと思って、とにかく元気になろう、自分を取り戻そうと思って旅に出ることにしました」。
そうして、自然の中に行くようになってから抜群に元気になったゆりさん。「『こんなに私、エネルギーあったんだ』という感じでしたね」。

旅をして、自分と繋がって気づいたことは?と聞いてみる。「やり切った感というか。2年という短い結婚生活だったけど、お互いやれることはやったしここにずっと留まっているよりはもう違う生き方をしたいなって。その時やっぱり旅が好きだったから、もっと制限なく旅をしたい。 コーチングならネットさえあればどこでもできる。そっちの方に意識が向き始めたのが大きな変化ですかね」。
その後、コーチング資格の取得に必要な100時間の実践セッションをわずか半年で達成。翌年2021年には「HAPPY COACHING COMPANY」として独立。「旅するコーチ」として活動を始めた。

人生には転機と呼ばれるものがあるけれど、ゆりさんにとっては、「心に従って旅をした」ことが転機だったように私は思う。その結果、旅して暮らしたい生き方が見つかった。結果、以前のパートナーとはお別れの道となったけれど、何かが終わるからこそ、始まるものがある。そう、キャンピングカーとの出会いが待っていた。

次回 エピソード1-3 「ワクワクする方の声を聞いて手に入れた動く家」
更新日は、6月7日(日)
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著者/撮影/デザイン : 鷲頭有沙
