
私らしく生きること 〈#1-1自分らしく生きる旅のはじまり〉
はじめに
この連載は、3歳の子どもを育てる写真家である私が、5人の自分らしく生きる女性たちの人生の転換期や、アイデンティティ、価値観が揺れた出来事、キャリアチェンジのきっかけを丁寧に取材してまとめたZINEの内容を、デジタル化したものです。
仕事や育児の合間を縫って、京都、茨城、長野、神奈川、東京へと「"自分らしく生きる"ヒントを見つける旅」に出かけた私が見つけてきたものを、写真と言葉でお届けします。
episode1 岡部友理子
#1-1 自分らしく生きる旅のはじまり
#1-2 私が私らしくいることが大事
#1-3 ワクワクする方の声を聞いて手に入れた動く家
#1-4 できることから一歩でも半歩でも進む

Profile
キャンピングカーに住むコーチ
岡部友理子
1979年生まれ。武蔵野美術大学卒業後、フリーのイラストレーターとして活動。28歳でIT企業にデザイナーとして就職。2020年に副業でコーチングを始め、1年後に独立。2022年にキャンピングカーを購入し、翌年から全国を旅しながら働いている。現在は小田原に移住し、自然豊かな土地を生かして活動している。
#1-1自分らしく生きる旅のはじまり
はじまりは五月。新宿から湘南新宿ラインに飛び乗って、一時間半。最初の撮影地は神奈川県小田原のキャンプ場だった。
だんだんと景色は郊外へと変わって海が見えてくると、東京で仕事をしている自分を置いてきたような、ちょっぴりわくわくした気持ちになった。不安と楽しみ、どっちも本当の気持ち。自分の気持ちに正直に進む女性たちの、生き方を伝えたい。その心に従って進んだ旅路の先に、どんな景色が広がっているのだろう。

私を満面の笑みで迎え入れてくれたのは、自分の身長の二倍以上の大きさのキャンピングカーを乗りこなす、友理子さんだ。身近な人も私も「ゆりさん」と呼ぶ。
ゆりさんは、「キャンピングカーに住むコーチ」として小田原を拠点に活動。日本全国をキャンピングカーで移動しながら一対一のコーチングを提供している。オンラインやキャンプ場での対面のセッションに加え、ワークショップや企業向けの自然体験研修、登壇も行う。

今日の行き先は、ゆりさんがキャンピングカーでコーチングを行う海沿いのキャンプ場。普通の車よりも一段高い目線で道路を走っていくと、曇り空が開けて海が見えてくる。「晴れていれば海がキラキラして最高なんですよ」と大きなハンドルを片手に話すゆりさんは、エネルギッシュでかっこいい。


コーチとは「その人らしく生きることを支援する仕事」だという。昔から人が好きでよく人生相談をされていたゆりさん。太陽のような明るい笑顔に、相談したくなる気持ちがよく分かる。「その人の中にあるものを引き出せて、人生を前向きにする支援ができたら、どんな自分になれるだろう!」そんな自分になりたくて、ワクワクしながらコーチングの世界に足を踏み入れたのだそう。

心の声に耳を澄ませ、ワクワクを行動に変え続ける。その生き方のヒントに触れる旅が、ここから始まる——。

次回 エピソード1-2 「私が私らしくいることが大事」
更新日は、5月31日(日)
全編をZINEとしてまとめたインタビューフォトエッセイを販売しています。
ZINEのご購入はWebショップから↓

全140ページ フルカラー
著者/撮影/デザイン : 鷲頭有沙
