
【ギリシア哲学】『エリス学派/エレトリア学派まとめ』
パイドンからメネデモスへ渡る前の流れ
〖はじめに〗
エリス派は、ソクラテスの弟子パイドンに始まる流れです。
古代の伝承では、この系統は当初エリス派
と呼ばれ、後にメネデモスの時代から
エレトリア派と呼ばれるようになったとされます。
つまりこれは、別々の二学派というより、
パイドンにはじまる流れが、後にメネデモスのもとで別の名で呼ばれるようになったものとして見るのが自然です。
この学派について残る情報は多くありません。
そのため、思想内容を詳しく再構成するより、まずはどのような流れとして伝わっているかを見る方が自然です。
① エリス派の出発点
出発点にいるのはパイドンです。
パイドンはソクラテスの弟子として知られ、後代にはエリスの学派の始まりに位置づけられました。
ただし、今回の主題はパイドン個人ではありません。
大事なのは、彼の名で始まる流れが、次の世代へ受け渡されていたことです。
