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『踊る大捜査線』からみえた“組織”の話。

    『踊る大捜査線』の新作が、
    2026年9月18日(金)に公開される。

    新作の前に、見直しを始めた。
    J:COMで。笑。

    ⸻

    気付けば、この作品を30年近く見ている。

    昔の私は、完全に青島目線で観ていた。
    現場で正しい事が上層部の保身で出来ない。

    「事件は会議室で起きてるんじゃない。
    現場で起きてるんだ。」

    あの言葉にスカッとしていた。笑。

    ⸻

    ただ最近、少し見え方が変わってきた。

    昔の「青島正しい」から、
    室井さん側の苦しさが気になった。

    特に、シリーズ1と2。

    ・現場(個人)の青島。
    ・組織の上層部の室井さん。

    現場(個人)VS組織

    この二人の信念が、
    クロスする所がポイントで、
    めちゃくちゃ面白い。

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    最近、改めて思う。
    組織とは、本来かなり強いシステムだ。

    ・縦のライン。
    ・指揮系統。
    ・責任範囲。

    全部ハッキリしている。
    だから、組織は個人より強い。

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    が、その“強固なシステム”を、
    権限者が自己保身に使い始めると、
    組織は一気に歪んでいく。

    問題を解決する為のシステムが、
    逆に足枷になる。

    ・組織が目的を見失い保身で動き始める怖さ。
    ・組織でやるからこそ、胸に秘めるぐらいで
    良いから信念は持ってなきゃいけない。

    『踊る大捜査線』は、
    仕事は目的を達成する為に、
    組織を使って進めてくモノって大前提の
    ズレや歪みを描いてた。

    ⸻

    作品の中で、でてくる室井さんの
    「自己判断で動いてくれ。責任は私が持つ。」
    って言葉。

    現実では簡単に言えるモノじゃない。笑。

    もし失敗したら、自分も終わる。
    つまり“自分も辞める覚悟”でいるって事。
    それに部下が優秀で信頼出来ないと言えない。

    無能な部下に、
    自由だけ与えたら、
    ただの崩壊になるから。

    だから室井さんが見てた青島って、
    ※個人的見解です。

    ・暴走気味。
    ・感情で動く。
    ・危なっかしい。
    ・でも、最後は人を見捨てない。

    そこを信頼していたように思う。

    逆に、青島も“リーダーが本気なら、
    組織も悪くない”と作品の中で言っていた。

    ・責任を背負う上司
    ・動ける部下
    ・お互いの信頼

    だから、『踊る』って、
    単純な現場礼賛じゃなく、
    この、かなり危うい均衡が成立した時、
    組織は強いって表現してる。

    ⸻

    では、私が、以前勤めていた、
    潰れてしまった会社ではどうだったか?
    ※お約束気味で、すみません。

    あの会社には、
    潰れた時の経営陣の一つ前の世代が、
    強烈に優秀な経営陣だった。

    次世代との差が大きすぎた。
    だから、次世代に引き継ぎしても、
    会話が成立しなかった様に思う。

    結果、引き継ぎになってなかった。

    そして、その世代が抜けた後、
    少しずつ空気が変わった。

    肩書きは経営でも、
    責任感、先を読む力、実務力等、
    全てが弱くなった。

    例えるならば、全員が“従業員”になっていた。
    “会社から経営者”がいなくなった感じだった。

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    ・全体を見る人。
    ・責任を背負う人。
    ・決断する人。

    「責任を持って本気で取り組む人」
    それが消えていった。

    だれた空気感の中でも、
    しっかりやってた人が、
    投げやりになっていった。

    ある意味、当然な結果だった。

    適正な能力を持ち合わせてない人間が、
    ノリで雰囲気を出す訳だから。

    ⸻

    すると、会社なのに、
    個人商店の集まりみたいになった。

    ・自分の部署は守る。
    ・自分の評価だけは大事にする。

    でも、会社が潰れたら、
    自分の部署も評価もなくなるという、
    当たり前すら解らない集団になっていた。

    ⸻

    逆に、本当に強い組織って、
    微妙な均衡を保っている。

    上司も、毎回毎回クビをかけて、
    命懸けではやれない。※やる必要ない。笑。

    部下がヘボなら成立しない。

    ⸻

    だから結局、
    上手くいっている組織って、
    二つしかないのだと思う。

    ・上司も部下も空気を読んでいるか。

    ・部下が優秀で上司もそれを理解し、
    バランスみながら、まとめているか。


    どちらかだと思う。 

    ⸻

    じゃあ、上司だけ異常に優秀で、
    部下が全然ダメな場合は?

    組織にならない。
    普通、成立しない。

    「こんなの付き合ってられない」と、
    優秀な上司達は空気感が同じに、
    組める人達にアウトソーシングする事も、
    出来るから。

    社会に出たら困った事を全て受け止めて、
    話を聞いてくれて、機嫌を取ってくれる
    金八先生みたいな上司はいない。

    少なくとも、私はみた事がない。

    ⸻

    潰れてしまった私が以前、勤めてた会社は、
    潰れた時の経営陣の一つ前の経営陣が、
    退いたときで、終わっていたのかもしれない。

    だって、その一つ前の経営陣が、
    もし、アウトソーシングを選択肢をしていたら、その時点で終わっていた訳だから。


    運動会のリレーで例えるならば、
    一つ前の経営陣が1走から3走まで走り、
    次世代にバトンを渡した感じ。

    そもそもリレーになってない。笑。

    今、思えば破綻してた。
    ダメだ、こりゃ。笑。

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