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なれるなら、なりたいけどな、金八先生に。。。

    『3年B組金八先生』
    J:COMで、よく配信されている。

    進学、恋愛、家庭内問題、いじめ等。
    学校生活の中で、必ずトラブルが起きる。

    そのたびに、
    道を外れそうになる生徒が出てくる。

    周りの大人が「こいつはダメだ」と、
    ブチ切れている中で、
    金八先生だけは、全力で
    その生徒を庇い味方をする。

    男女関係なく自宅に泊めて、悩みを聞く。
    一緒にご飯を作って食べる。

    そして、少し空気がほぐれた頃に、
    「俺も昔は悪かったんだよ。
    粋がってタバコ吸って、悪さもしたよ。
    でも3Bのみんなには言うなよ」なんて笑う。

    その時の先生が、
    未来のお前に期待するって言ってくれた。
    だから、俺は今のお前を許すんだ。と言う。

    こんなことをされたら、そりゃ裏切れない。
    「金八先生のために!」と俺ならなる。

    人が人を変えるって、
    多分、こういうことなんだと思う。

    正しいことを言うだけじゃない。

    相手の人生に入り時間を使って、
    何度失敗しても付き合う。
    本気で背負う覚悟で向き合う。


    金八先生は、その生徒を、
    マンツーマンでサポートする。

    学校生活のパーソナルトレーナーだ。

    ライザップ張りのサポートである。
    だから生徒も変わる。


    でも、コレを、
    実際の会社の管理職に置き換えて
    考えてみると、無理でしょ。になる。

    部下全員の金八先生にはなれない。

    「部下に寄り添え」
    「一人ひとりと向き合え」
    「メンバーの成長を支援しろ」
     
    自分の仕事ができることはマストで、
    部下の話を聞いて、
    悩みを理解して、適切な仕事を与えて、
    失敗したらフォローして、
    モチベーションが落ちたら励まして、
    キャリアについて一緒に考える。
    しまいには、転職先まで支援する。

    オマケでプライベートの事情まで、
    察してあげる。

    どんな部下からも好かれる上司。

    いやいやいや、無理でしょ。
    少なくとも、俺には絶対に無理だった。

    人を本気で育てるというのは、
    とんでもなく手間がかかる。

    一回の1on1で人が変わるわけじゃない。
    研修を受けさせたから変わるわけでもない。

    その人がなぜ仕事をしないのか。
    何につまずいているのか。
    家庭で何かあったのか。

    そこまで見て、付き合って、
    失敗して、また付き合う。

    無理。

    でも金八先生は、それをやる。笑。
    ライフワークかの如く。

    1日200時間ぐらいの時間軸で回ってて、
    寝なくても大丈夫なタイプな気がする。笑。


    だから、少し視点を変えて、
    「人はサボる」を前提に設計を考えてみる。


    別に、信用できないと、
    言いたいわけじゃない。

    ・みてなきゃ、多少、抜く。
    ・疲れていたらサボる。
    ・評価されなければ、やる気はなくす。
    ・苦手な仕事は後回しにする。
    ・面倒なことから逃げる。
    ・怒られそうなら隠す。

    そんなもんだと思っておいた方が楽。

    「育成すれば何とかなる」
    を前提にしすぎない方がいい。
    ※潰れた会社からの経験則です。

    大事なのは育成の前に、採用だ。

    「今はできなくても、
    入社してから育てればいい」

    もちろん、それも必要だ。

    でも、何でも育成で解決しようとすると、
    現場に金八先生が必要になる。

    だったら最初から、

    ・その仕事が比較的得意な人。
    ・その環境が苦にならない人。
    ・会社が求める働き方と、その人が自然にできる働き方が近い人。

    今、出来ない事は、今は出来ない。
    コレを受け入れるべき。

    そして未来でそれを現実のものにするために、
    採用と、配置と、仕事の作り方を考えていく。

    そんな会社の方が、働く人も、上司も、
    少し楽なんじゃないかと思う。


    金八先生が、女子中学生を、
    家に泊めた回がある。※第8シリーズ参照。

    進路相談をしていた、と。
    勿論、金八先生は変な事はしない。

    親と揉めた女子生徒が訪ねてきて、
    泊めただけ。

    でも、そりゃあ疑われるだろうよ。
    社会から、世間から叩かれる。
    当たり前だ。

    でも、生徒、職員室の同僚の先生、
    卒業生、金八先生を知ってる父兄は、
    全力で金八先生を守る。

    金八先生から、
    全力の気持ちを配ってもらった人達が、
    今度は逆をやる。

    金八先生を全力で守る。
    周りの声を無視して。

    伝わってる。
    金八先生が今までやってきた事が。

    「部下全員の金八先生にはなれない」
    実際、無理だと思う。

    だから採用を考える。
    配置を考える。
    仕事の作り方を考える。

    人の善意や、
    誰か一人の熱量だけに頼らなくても、
    回る会社を作った方がいい。

    でも、金八先生みたいな事を
    やってみたいと思う気持ちぐらいは、
    胸の奥には秘めておきたいと思う。

    いつまでたっても。

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    なれるなら、なりたいけどな。
    金八先生に。

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