メインコンテンツへスキップ
見出し画像

【音/性能比較】ギター用ノイズゲート / ノイズリダクション【Vanish】

    この記事で音を比較したアンプシミュレーターに付属しているノイズゲート(ノイズリダクション)の性能を比較します。

    比較対象

    • Vanish

    • Guitar Rig 7

    • Amp Locker

    • Garage Band

    • Audacity(オフライン処理)

    無料で使えて、且つノミナル(ゲイン無し)の設定がしやすかった製品に絞りました。割愛した製品については ↓ です。

    • BIAS FX / Tonocracy:Guitar Rig と同等か少し劣るくらいの印象

    • AmpliTube:無料版では使用不可

    • bx_rockrack:試用期間が終わって使用不可

    セッティング

     入力 → ノイズゲート → アンプシミュレーター
    各々のノイズゲートは、減衰がなるべく自然になるように調整してあります(Vanish はデフォルト設定のままです)。

    比較音源

    1 弦 12F 単音のロングトーンです。

    Vanish のノイズゲートはオフライン処理並の性能があるのが分かっていただけるかと思います。
    Audacity は設定を詰めればもう少し改善できそうですし、もっと優秀なノイズリダクションもあるとは思いますが、Vanish はリアルタイム処理でこの性能が出せているというのがポイントです。

    Amp Locker と Garage Band については、急峻にゲートが閉じてしまうため、今回のようなロングトーンに対しては実用レベルではなさそう(スレッショルドをどう設定しても、ブツっと切れるか、ノイズが思いっきり入るか)でした。

    画像
    青:ノイズゲート無し、赤:Guitar Rig、黄:Vanish

    上の図はサステイン部分(2 ~ 4 秒)の周波数特性です。
    一番左のピークが 1 弦 12F の基音で、それ以降は基音の整数倍の周波数にピークが立っています。

    Vanish(黄色)はピークとピークの間がギザギザせずに滑らかに繋がっていて、ノイズ成分が少ないことが分かります。

    ノイズゲートの開発について

    ノイズゲート/ノイズリダクション機材遍歴

    私は Rocktron の Hush シリーズを長年愛用しています。
    iSP Technologies / Decimator X なども試しましたが、市販されている製品の中では Hush のかかり具合が私には一番しっくりきます。 

    自己紹介の記事 にアンプシミュレーターの機材遍歴が書いてありますが、POD X3 Live の頃は Rocktron / Hush The Pedal、AxeFX Ultra / II に乗り換えた後は Rocktron / Hush Ultra をセンドリターンに入れてずっと使っていました。

    独自アルゴリズムの開発

    バンド活動をするようになり、AxeFx 単体を 2U のケースで持ち運ぶために、(AxeFX の)エフェクトブロックで Hush に近い効果を構成できないかと実験するようになったのが、今思い返せば私のエフェクト開発の第一歩でした。

    私はある楽器メーカーでエレキギターの開発を担当していたことがあり、その時に弦振動に関する研究もやっていました。
    その経験を活かしてエレキギターの減衰特性に最適化した独自のノイズゲートを Axe の中で構成してずっと使用していたのですが、それをベースにプラグインの DSP として設計し直したものを Vanish / Vanny へ搭載してあります。

    Vanish / Vannyではノイズゲートは常に ON でスレッショルドのみ操作可能です。ご興味を持っていただけた方は、是非 ↓ からダウンロードして試してみて下さい。


    あなたへのおすすめ