
休職1日目。一番辛かったことを思い出して、涙が止まらなかった【40代キャリア迷子の再出発 #2】
※この記事は連載「40代キャリア迷子の再出発」第2話です。
▶ 第1話:休職を言い渡された日。私はようやく“限界”に気づいた
#2
休職した次の日。
まずやったのは、とにかくずっと体が重くて限界だったので
数ヶ月も行けずに月額料金だけ払っていたホットヨガへ向かった。
身体を動かすとだいぶスッキリして、少し呼吸がしやすくなった。
その後、駅前で久しぶりにフォーを食べた。
休職前は昼休みらしい昼休みなんてほぼ取れなかった。
夕方、パソコンをにらみながら片手でなにかつまむような生活だったから、一人ランチが沁みた。
そこでふと思った。
「休職中のこの気持ちを、書いて残しておこう」
その後100均によって、ノートを買った。
洒落たノートじゃない方がいいと思った。とにかく、思いのままに書き殴りたいから。
そして、そのまま図書館へ向かった。
図書館は、いつでも私の「駆け込み寺」だ。
数年前にも、精神的に追い詰められて会社を1週間ほど休んだことがあったが、その時に逃げ込んだのも図書館だった。
本は読まないけど、静かで開放的で、私の尖った神経を癒してくれる場所なんだ。
勉強をしてる学生さんの隣で、さっき買ったノートを開き、
今の気持ちをわーっと書いた。
日々いろんな想いを消化できないまま、ずっとずっと走っていた。
毎日自分を押し殺して、120%で頑張っていた。
書いているうちに、特に辛かったことが浮かんできた。
今年の春、息子のあっちゃんが保育園を転園した。
慣らし保育があったのに、もちろん私は1日も休めなかった。
そのため、午後は自宅まで実家の母に来てもらって、
1階であっちゃんと遊んでもらい、私は2階で仕事をしていた。
1階から聞こえる、母とあっちゃんの楽しそうな声。
私はその声を聞きながら、2階でパソコンに向かっていた。
あの時の2階にいる自分を、私はどうしても許せない。
本当は、1階に降りて3人でのんびり遊びたかった。
あっちゃんも、母も、世界で1番大好きな2人なのに。
だけど私は、
「いま仕事してるんだから、静かにしてて…!」
——心の中でそう思ってしまっていた。
それはまるで、楽しそうな二人の口を塞いで、あたかも自分の仕事の方が大事なんだ!というとても暴力的な気持ちだった。
“仕事ができない人”だと思われることが怖くて、
家族より他人の評価を優先してしまったあの日の自分が、どうしても許せない。
あんなに無邪気で純粋な愛しい二人なのに?
これを書いている今でも、下から聞こえてくる二人の笑い声を思い出すと、泣きそうになる。
その声に混じらずに、パソコンの前に向かっていた自分。
ノートを書きながらだらだらと泣いていても、誰も気にしない。
涙はどんどん出てくる。
ああ、図書館って、いいなあ、静かで。
ずっと辛かったけど、泣く暇もなくて、そこで初めてちゃんと泣いた気がする。
その日、気がついたら毎週追い詰められていた“全体会議”の時間だった。
「あ、もうあの会議に出なくていいんだ」
そう思った瞬間、もう二度と会社に戻りたくないし、会社の人と会いたくない、と心底うんざりしている気持ちになった。
そう思っているうちに、そろそろあっちゃんのお迎えの時間が近づいていた。
休職1日目は、そうやって静かに終わった。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
次回は、休職中なのに休めなかったことを書く予定です。
40代の休職から転職と、子育て、自分の再構築について日々書いています。
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