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子育て講座を受けたら余計に子どもにイライラした話

    自分のしんどい子育てをなんとかしたくて、SNSで見つけた有料の子育て講座を受けたことがあります。

    「もっと子どもに優しくしたい」
    「怒らないお母さんになりたい」
    「もっといい関わり方があるなら知りたい」

    そんな気持ちで受講しました。
    だから当然、講座を受けたら今より子育てが楽になると思っていました。

    ところが。

    講座を受けたあと、私は以前よりも息子にイライラするようになりました。

    「正しい子育て」を知ったのに、できない


    講座で教えてもらったことは、とても勉強になりました。

    子どもの気持ちを受け止めること。
    否定せずに話を聞くこと。
    怒るのではなく、気持ちを言葉で伝えること。

    「なるほど、こうすればいいのか」

    と思うことがたくさんありました。

    でも、家に帰って実際に息子を目の前にすると、できない。

    余裕があるときはできても、疲れていたり、急いでいたり、何度言っても同じことをされたりすると、

    「もういい加減にして!」

    となる。

    そして怒ったあとに、

    「あんなに勉強したのに」
    「ちゃんとやり方を教えてもらったのに」
    「なんで私はできないんだろう」

    と、自分を責めるようになりました。

    知らなかったときよりも、

    「正しいやり方を知っているのに、できない私」

    になってしまった。

    学べば学ぶほど苦しくなることがある

    子育てに悩んでいるお母さんの中には、本当にこちらが驚くほど勉強されている方も大勢いらっしゃます。

    子どもの発達について調べたり、
    アンガーマネジメントを学んだり、
    自己理解を深めたり、
    子育て講座を受けたり。

    私のところに相談に来てくださる方の中にも、そういう方が少なくありません。

    「何も知らないから困っている」というより、

    もう十分いろんなことを知っている。

    それなのに、実際の子育てではうまくいかない。

    だから、

    「まだ私の知らない方法があるんじゃないか」

    と思って、また次の本を読んだり、講座を探したりする。

    でも、本当に必要なのは、
    これ以上「正しい子育て」を学ぶことではないのかもしれません。

    「正しい方法」が、
    自分たちに合うとは限らない


    子育ての知識を学ぶこと自体が悪いわけではありません。
    私自身、これまで学んできたことに助けられたことはたくさんあります。

    ただ、子育てって、

    「これをすればうまくいく」

    という方法を知っただけでは、どうにもならないことがあります。

    子どもの性格も違う。
    親の性格も違う。
    育ってきた環境も違う。
    苦手なことも違う。
    大切にしたいことも違う。

    そして何より、

    同じ出来事でも、なぜそこまでイライラするのかは、人によって違います。

    子どもが言うことを聞かないと腹が立つ人もいれば、子どもが泣いている姿を見ると苦しくなる人もいる。

    子どもが学校に行かないことで不安になる人もいれば、周りから「ちゃんと育てていると思われなければ」と苦しくなる人もいる。

    表面に出ている問題は同じでも、
    その奥にあるものは一人ひとり違います。


    だから、

    「こういうときは、この声かけをしましょう」

    だけでは解決しないことがある。


    「知っているのにできない」には理由がある

    上手くいっていなかった頃の自分を思い出してみると、その原因が常に自分の努力不足にあると思っていました。

    もっと意識しなきゃ。
    もっと自分を整えなきゃ。
    もっとちゃんと子どもの気持ちを受け止めなきゃ。

    でも、自分のことを深く見ていくうちに、

    「できない」には、
    ちゃんと理由があることが分かってきました。

    自分がどんなときに反応するのか。
    なぜその言葉にこんなに腹が立つのか。

    なぜ子どもの行動を「私の育て方の結果」だと思ってしまうのか。
    なぜこんなに「ちゃんとした母親」でいようとしているのか。

    そこを一つずつ見ていくと、
    「もっと頑張らなきゃ」ではなく、

    「ああ、だから私はこんなに苦しかったんだ」

    に変わっていきました。


    これまで学んできたことは、
    無駄じゃない

    もしも今、
    子育てについてたくさん勉強してきた。
    自分のこともそれなりに分析してきた。
    講座やカウンセリング、コーチングなどを受けたこともある。
    それでも、まだ同じことで苦しくなる。

    そんな状態だったとしても、
    これまでやってきたことが無駄だったわけではないと私は思っています。

    むしろ、

    それだけ本気で、自分の子育てや人生と向き合ってきた

    ということだと思うんです。

    ただ、もしかすると今は、

    「もっと知る」

    という段階から、

    「私の場合は、何が起きているんだろう?」

    を見ていく段階に来ているのかもしれません。

    一般的な正解をさらに増やしていくのではなく、

    あなた自身のこと。
    あなたのお子さんのこと。
    あなたがこれまで生きてきた中で身につけてきた考え方。

    そういうものを一つずつ見ながら、

    「じゃあ、私たち親子の場合はどうしたらいい?」

    を探していく。

    私のコーチングではそんな作業を大切にしています。


    子育て講座とコーチングは違う

    受講生に共通の知識や考え方、いわゆる「正解」を学んでいく講座とは異なり、
    コーチングでは

    「正解はクライアント自身が持っている」

    というアプローチを取ります。

    子育てをしていると、
    どうしても「正解」を求めたくなります。

    今自分が子どもに対してやっている声かけやアプローチは正しいんだろうか?
    今よりももっと効率よく関われる方法があるならそうしたい。

    こんな風に悩んでいるお母さんにとって、

    「○○をするだけで子どもが1日で変わる!」
    「たったの3日間で変わりました!」

    という言葉は、
    とてつもなく魅力的に感じられます。

    だから、そこに飛びつきたくなる気持ちもすごく理解できます。

    もちろん短期間で劇的に変わることもあるけれど、本来、人間の行動や思考といった習慣が変化するためには時間がかかるもの。

    私自身は、「短期間で別人のように変わること」を目指すより、気づいたら以前ほど自分を責めなくなっていた、気づいたら子どもへのイライラが減っていた、という変化のほうを大切にしています。

    もちろん、その方が抱えている悩みの大きさや、根っこの深さによって講座での学びがフィットする方もいます。
    そこも含めて、人それぞれなので、しっかりと見極めることをオススメします。

    もし、

    「もう十分勉強してきた気がする」

    「頭では分かっているのに、実際の子育てになるとうまくいかない」

    「また別の方法を探すことにも、少し疲れてきた」

    そんな感覚があるなら。

    次に必要なのは、
    新しい知識を増やすことではなく、
    今まで学んできたことも含めて、
    一度「自分の場合」を整理してみること
    なのかもしれません。

    個別相談では、
    今困っていることだけでなく、

    これまでどんなことを試してきたのか、
    何がうまくいかなかったのか、
    今どこで行き詰まっているのか、

    そんなことも一緒に整理しています。

    「私の場合はどうなんだろう?」

    と思ったら、個別相談でお話ししましょう。

    ではまた!


    最後に…
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