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「子どもの癇癪は親のせい」と思うママほど癇癪を悪化させる

    伴走支援させていただいているCさん。
    お子さんの激しい癇癪に悩んでいます。

    子どもの癇癪が起こる度に、できる限り子どもの気持ちに寄り添おうと努力しているのに、子どもの気持ちは収まるどころか、ますますエスカレート。
    そうなる度に、こんなに子どもに歩み寄ろうと頑張っているのに…
    と伝わらない悲しみやイライラが膨らみ、結局怒って怒鳴り散らしてしまう。
    そして一連の対応の後にはきまって、
    「自分がこんな風に子どもに対して怒鳴ったり怒ったりするから、子どもの癇癪がどんどんひどくなっていくんだ」
    と自己嫌悪に陥ってしまいます。
    また、子育てをサポートしてくれているCさんの親からも
    「あなたがそうやって怒ってばかりいるから孫の問題行動が増えるんだ」
    と言われてしまい、
    気持ちがどんどんとしんどくなってしまう。


    子どもが癇癪を起こすのは親の育て方が悪いせい?

    Cさんのように、
    子どもに問題行動が出ると「私の育て方が悪かったからだ」と思ってしまう(場合によっては、他人から指摘される)のは、誰しも経験がありますよね。

    私も子育てを始めた頃は息子が癇癪を起こしたり、泣き喚く度、
    「自分の対応や育て方が悪いせいだ」
    と思っていました。
    さらには、教育者の立場で我が子に癇癪を起こさせるなんて、母親だけでなく教員としても失格だ…と。

    ですが、こんな私の捉え方を一変させる出来事がありました。

    特別支援学校に勤めていたときのこと。
    それまでとても穏やかに過ごしていたのに、トイレや移動など、本人の活動が切り替わる度にとてつもない癇癪を起こす生徒がいました。

    そしてこの生徒の癇癪は、側にベテランの経験豊かな生徒対応が神様のように上手な教員がついていようが、そうでない教員だろうが、一切無関係に起こっていました。

    「子どもが癇癪を起こすのに大人の対応は関係ない。これはこの子にとっての自分の思いを表現する手段なんだ」
    というのがその時の気づきでした。

    子どもの癇癪をどう捉えるか

    癇癪も表現方法の一つです。

    もちろん社会的には不適切な行動として分類されるかもしれませんが、癇癪を起こしているその瞬間、その子にとってはそれが大切な「伝達手段」になっていること。
    ここを考えないまま、目の前の癇癪という、子どもの行動だけに注目し対応してしまうと、
    どんどんこじれてしまいます。

    また、周囲がどれほど手を尽くしたところで、
    本人の発達特性上「癇癪を起こしやすいタイプ」の子もいます。(ここをちゃんとわかってほしい)

    癇癪への対応を考える上でのポイントとしては、

    • 「ゼロにする」のではなくゼロに近づけていくプロセスのが大事

    • 回数よりも一回あたりの「試合時間」が短くなると、お互いハッピー

    • 癇癪をおさめる=子どもが伝えようとしているメッセージを解読する

    世の中には、冒頭のCさんの親御さんのように
    「子どもが癇癪起こすなんて、親の関わり方や育て方が悪いせいだ」
    という人はいます。
    学校現場にもいます。

    「生徒に癇癪なんて起こさせるなよ。それを上手くコントロールするのが教員の腕の見せ所だろ」

    みたいな先生です。
    ま、はっきり言うと

    ウッセーわ!黙っとれ!! 

    って感じです(笑)

    こういうことを言っちゃう教員は、
    「センスない教員」の典型だし、
    「うちの子、一度も癇癪なんて起こしたことありませんよ?」
    という親御さんももちろんこの世にはいらっしゃることでしょう。

    でもそれはたまたまあなたがそういうタイプのお子さんに恵まれたというだけのことです。

    “自分は人より子育てが上手だから子どもに癇癪なんて起こさせなかった”
    と解釈するのは自由だけど、子どもの癇癪一つでいちいちマウント取らんでよろし。

    それに、まだまだ勘違いしている人が多いけど、
    子育てや教育という営みは動物の飼育とは違います。

    上手に躾して服従させて(コントロールして)
    大人の思い通りになる子どもを育てる

    一部、未だにこういう子育てや教育が良しとされているフシもありますけど、ここから脱却しないまま子育てや教育をしているといずれ地獄を見ます。(目撃者は語る)

    「癇癪は自分のせいだ」が癇癪を悪化させるのはなぜか

    子どもの癇癪と向き合うときに、
    お母さんが「私のせいだ」と思った瞬間、
    脳は自分自身が「攻撃を受けた」と感じます。

    すると脳内の「扁桃体」という部分が瞬時に作動して、
    自分自身を守るためにアドレナリンを放出します。
    その結果として沸き起こるのが「怒り」や「イライラ」です。

    お母さんが一旦この「自分を守る体制」に入ってしまうと、
    子どもの感情の爆発に冷静に対応するのは極めて難しくなります。

    子どもの怒り=”自分を攻撃している・責めている”
        ↓↑
    クソー!こんなに頑張ってるのに許せん💢キー💢

    このループに入ってしまうと、子どもの癇癪のエネルギーにガソリンを注ぎつつ、自分の身を守るという体制になり、試合は長期化かつ泥沼化します。

    我が家でも、
    こだわりの強い息子は一度癇癪を起こすとなかなか収拾がつきません。

    こちらからすると
    「え、、そんなことで?!」
    と思うようなことでも、延々とそれにこだわり続ける。

    本人の不快感の大元が複雑な割に、本人の言語化スキルが未熟なところもあるので「何が嫌だったのか」を上手く伝えられないことも多い。
    こちら側も「火元」が分からないまま、その場しのぎで消化活動をしている間に、怒りの炎はどんどん燃え広がっていきます。

    初期消化に成功する日もあれば、
    延焼を食い止められず自分が炎に巻き込まれたことも数知れず🔥

    早いところ消化して生還するためには、
    息子が伝えようとしている気持ちを一刻も早く読み解かねばなりません。

    そんなわけで最近は、息子の癇癪が始まると
    脳内で「コナンのテーマソング」が流れます♪

    真実はいつもひとつ
    自分を責めてる暇があるなら
    一刻も早く謎を解け!!!

    画像
    名探偵コナンより

    あ、ちなみにこれはふざけてるわけではなく
    NLPの「アンカリング」という立派な手法。
    (これについてはまた別の記事で) 

    ということで、
    今日も子育て、本当にお疲れさまです。

    記事の中で一部ご紹介した、コーチングを活用した子育て伴走支援サービスについての詳細はこちらのページにてご案内しています。

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