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Photo bynoteofzizi

第9ç«  | 元䞍登校児が憧れの倧孊ぞ䞀人暮らしず銬術郚ずの出䌚い

    ■ プロフィヌル党章ぞのリンクあり


    ■ 前章


    ■ 初めおのキャンパス蚪問

    私は関西の倧孊ぞの進孊を決断した埌、今は亡き父ず䞀緒に珟地を蚪問し、初めお倧孊に足を螏み入れた。

    暪浜の実家から新幹線で新倧阪駅ぞ、そしおロヌカル路線に乗っお倧孊の最寄り駅たで移動した埌、歩きながら倧孊呚蟺の景色を目に焌き付けおいた。

    ロヌカル電車で、察面に座っおいた綺麗で䞊品なお姉さんは同じ倧孊の孊生だったようで、最寄り駅に着いたあず、我々の先を早足で歩いお行った。

    「自分はあの人ず同じ䞖界に入るのか」
    ただ芳察者ずしお「倖偎」にいる自分が、参加者ずしお本圓に同じ䞖界の䜏民になれるのだろうか。

    期埅ず䞍安が入り混じったような気持ちを抱きながら、珟地ぞず移動した。

    ただ冬だったので、有名なそのキャンパスの䞭倮芝生に緑はなかったが、歎史を感じさせる門構えや、デザむン性の高い芋事な校舎など、その矎しさに圧倒された。

    この蚪問の目的はキャンパスの芋孊ず、私が䞀人暮らしをする家を決めるこずであった。

    キャンパス内は冬䌑みの時期だったので、孊生は少なく閑散ずしおいたが、通りには郚掻やサヌクルの看板が立おかけられおいた。
    そこで、私はある看板に釘付けずなった。

    ■ 看板を芋぀け銬術郚の厩舎ぞ

    それは䜓育䌚銬術郚の看板であった。
    倧孊受隓のために様々な情報を調べおいた際、倧いに気になっおいた郚掻であった。

    キャンパス内の少し歩いたずころに厩舎があるずいうこずで、父ず䞀緒に蚪問した。

    数倚くある校舎の䞭で、ある棟の裏に非垞に叀い厩舎を芋぀けた。
    台颚でも来れば吹き飛んでしたいそうな、い぀から存圚しおいるのだろうず䞍思議に思うほど叀めかしい厩舎であった。

    無関係な人間が勝手に足を螏み入れるわけにもいかないず思い、厩舎の呚囲を散策した。そこで忘れられない光景を目にするこずになった。

    それは、自分の䞭で時が止たるほどの非垞に矎しい景色であった。

    真っ癜な銬䜓の芊毛の銬が朚挏れ日の䞭、蹄掗堎に䜇みこちらをじっず芋぀めおいた。
    小柄な女性郚員がその銬を手入れしおいた。

    自分は即座に心を奪われた。
    「銬術郚に入る」ず芚悟を決めた瞬間でもあった。

    埌にこの決断が、私の4幎間の倧孊生掻に倧きな圱響をもたらすこずになる。

    ■ 新生掻ぞの期埅

    圓然、銬術郚の厩舎に長時間いるわけにもいかず、その埌は父ず䞀緒に生協を蚪問し、䞍動産情報を閲芧した。

    どうやら自分の進孊先の倧孊の孊生専甚賃貞マンションがあるずいうこずで、実際にそこを芋孊するこずになった。

    キャンパスからは少し離れるが、築幎数も比范的新しく、呚蟺屈指のタヌミナル駅で䞻芁郜垂ぞのアクセスも非垞に良奜な堎所であった。
    私ず父は即座にその家に決めるこずができた。

    これは進孊先を決めおから数週間の間での出来事だった。
    私は色々ず䞍思議な感芚に远われながらも、新生掻に向けおの準備を進めお行ったのであった。

    ■ 満開の桜ず入孊匏、そしお新生掻

    春になり入孊匏がやっおきた。
    確か最初は芪ず䞀緒に入孊匏に行ったず思う。
    今ずなっおは少し蚘憶が曖昧なほど、毎日が刺激的であった。

    正門前の䞊朚道は、満開の桜で私たち新入生を迎えおくれた。
    私を含めた倚くの孊生たちは、垌望に溢れた初日を迎えたのであった。

    私は入孊匏が終わった埌、すぐに厩舎に盎行し䜓隓入郚届を申請した。同䞖代でトップバッタヌであった。

    その垰路には様々なサヌクルの勧誘が私たち新入生を埅ちわびおいた。
    父が倧孊時代、ボヌト郚䞻将であったこずもあり、正盎、ボヌト郚やカヌヌ郚ぞの関心も持っおいた。

    たた、自分が入孊した心理孊科内でもサヌクルがあり、入孊埌は耇数の組織の新入生歓迎䌚で様子を芋るこずにした。

    関西の倧孊では、孊幎毎に「䜕幎生」ずいう呌び方ではなく、「䜕回生」ずいう呌び方をする。
    そんなこずを知ったのもこの時期だった。

    私が入居したマンションには、同じ倧孊の孊生しかおらず、圓然先に䜏んでいる先茩たちがいた。
    私の䞊の郚屋では、合コンでもしおいるのか、毎日倧音量の音楜を流しながら孊生たちが酒を飲みながら隒いでいた。

    正盎、私が過去に接しおきた䞖界線ずは明らかに異なる、陜気な人達の゚ネルギヌに圧倒されるような感芚があった。

    「自分は、明らかに性質の異なるこの人たちず、同じ䞖界で生きおいける気がしないな」
    私は隒音がする階䞋の郚屋で1人、別䞖界に来たような、䞍思議な気持ちを芚えながら日々を過ごしおいた。

    ■ 銬術郚での特殊な日垞

    そしお入孊匏の数日埌から、銬術郚の仮入郚が始たった。
    その圓時、銬術郚は毎朝6時から掻動を開始しおいた。男性郚員は週に数日、銬を管理するためロヌテヌションで厩舎に宿泊する仕組みでもあった。

    仮入郚員である新入生は、少し遅い時間からの集合でよかったのだが、それでも圓時の私に想像したこずのない、未知でハヌドなスケゞュヌルだった。
    最初はただ原付バむクに乗っおいなかったので、始発電車で郚掻に向かう毎日だった。

    詊乗䌚などで銬に乗せおもらったり、先茩達の緎習芋孊や、緎習埌に䞀緒に銬の手入れをするなど、少しず぀銬ずの距離感を近づけおいく日々。

    䞀般的に、倧孊生はモラトリアムの時代ず蚀われるこずが倚い。瀟䌚に出れば自分のやりたいこずもできない。だから倧孊生のうちにやりたいこずをやっお楜しもう。
    そういった考え方の孊生たちは倚いず思う。
    入孊匏の埌、私が実際に出䌚った同䞖代の孊生たちの倚くも同じだった。

    そんなタむミングで、敢えおこのような時間的拘束が厳しく、生きおいる動物を取り扱うずいう責任の重い郚掻で掻動をする先茩たち。

    毎朝6時から始たる掻動。緎習だけでなく泊たり蟌みでの䞖話もあり、それでも孊業をおろそかにしないこの人たちは、䞀䜓どのような人たちなんだろう。

    「もし4幎間、この組織に所属するこずができれば、心身ずもに匱さを持った自分を、鍛えるこずができるのではないか」
    「自分が匷い人間になるこずができるのではないか」

    私は仮入郚の掻動の䞭で、銬術郚の先茩たちぞの憧れにも近い、そのような気持ちを抱くようになっおいった。

    私は自由よりも、䞀定の厳しい芏埋のもずで自分を高めたいずいう欲求があったのかもしれない。

    ■ 心理孊科の孊生ずしお

    䞀方、私の本業は心理孊科の孊生ずしおの孊業であった。
    銬術郚の䜓隓入郚ず䞊行しお、私は心理孊科の授業にも出垭し始めおいた。

    銬術郚に入るこずも非垞に䟡倀のあるこずであったが、圓然それよりも、本来の目的だった心理孊科の授業の方が私にずっおは重芁であった。

    心理孊科は文孊郚に属しおいるため、男女比は3察7ほどであった。法孊郚ず察照的な構造であった。

    ただれミが存圚しない孊幎のため、専攻する語孊の教宀毎にクラス分けがされおいた。
    私は、医孊ず同じように心理孊もドむツ語が倚く䜿われるのではないかず勝手な掚枬をしおおり、第2倖囜語はドむツ語を専攻した。

    心理孊科の授業は、その歎史を孊ぶこずからのスタヌトだった。

    「心理孊で人の心を読むこずはできないのではないか」「どちらかずいえば、心理孊ではなく、脳科孊などの方が人の考えなどを理解するこずに぀ながるのかもしれない」

    実は入孊前から心理孊科に぀いおの勉匷を少し始めおおり薄々気づいおはいたのだが、私は授業を聞きながら、早々に「少し間違えたかもしれない」ず、そのような思いを匷めおいった。

    察人サポヌトのような実践的な孊びを求めおいた自分にずっお、歎史や統蚈などを孊ぶこずに察し、事前に想定しおいたものずギャップを感じおいたのだった。

    圓時の自分が期埅しおいた心理孊像ずは異なっおおり、自分のニヌズず孊問䜓系ずのズレを感じた自分が果たしおこの孊科で真剣に勉匷するこずができるのだろうかず、正盎少し䞍安な気持ちからのスタヌトずなった。

    前章でも觊れた通り、私にずっお倧孊ずは再出発の堎ずしお捉えおもいた。
    い぀のタむミングであったずしおも、再出発ずは、理想通りに開始できるわけではなく、期埅ず違和感を同時に抱えながら進むこずなのかもしれない。
    今振り返れば、この時にそのような䜓隓をするこずができたこずは収穫だった。

    私はこの時点で、理想の再出発ず、珟実の再適応が別物であるこずを孊ぶこずができたような気がする。

    再適応ずは、倉化した環境に察しお、自分の立ち䜍眮を調敎し続ける䜜業であるずいうこずだず、今はそう感じおいる。

    そしおこの埌、孊業だけではなく、銬術郚での掻動、そしおNPOを通じた䞍登校児童支揎の掻動などを含め、倧孊生掻を通じお様々な経隓を経おいくこずになる。

    その続きは、たた次の章で曞いおいきたい。

    #䞍登校
    #元䞍登校
    #人生蚭蚈
    #圓事者の芖点

    ずある元䞍登校経隓者ずしお、䞍登校・人生蚭蚈・キャリア・家族に぀いお、実䜓隓ず構造の䞡面から曞いおいたす。

     
     

    Shun

     
     
    小5〜䞭2で玄4幎間の䞍登校を経隓。倧孊卒業埌、瀟䌚人ずしお15幎以䞊生掻をしおいたす。珟圚は海倖単身赎任䞭。䞍登校圓事者・支揎を受けた偎・支揎する偎、様々な立堎で文曞を曞いおいけたらず思っおいたす。 ※皆様からのコメントも、お埅ちしおおりたす。

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