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【結局どっち?】靴下を履いて寝るのは、足にいいのか悪いのか?

    こんにちは!
    靴下工房Toréを運営しているアクルです。

    これまで大手アパレルOEMの現場で、中国工場と一緒に数百万足の靴下を作ってきました。

    このnoteでは、その経験をもとに、普段あまり意識されない靴下の仕組みをできるだけ分かりやすく書いています。

    靴下はとても地味な存在ですが、実は身体・工業・文化が交差する、なかなか奥の深い世界です。

    今日は、「寝る時の靴下」問題です!


    正反対の声がある

    「足が冷えて眠れないから、靴下を履いて寝る」
    「靴下を履いて寝ると、かえって足が冷える」

    不思議なことに、寝るときの靴下については、この正反対の声が両方あります。

    どちらかが完全に間違っている、という話ではありません。
    人によって、どちらも起こりえます。

    そして、その分かれ目は「靴下を履くかどうか」ではなく、「どんな靴下を履くか」にあります。

    順番に見ていきましょう!


    足を温めると眠くなる、これは本当

    まず、足を温めること自体は、入眠にとってプラスに働きます。

    人は眠りに入るとき、体の内部の温度——深部体温が下がっていきます。

    その深部体温を下げるために、体は手足の血流を増やして、皮膚から熱を逃がします。

    寝る前に手足がぽかぽかしてくるのは、体が熱を放出して、眠る準備をしているサインです。

    つまり、足が冷えきっていると、この熱放出がうまく進まず、寝つきにくくなります。

    「冷えて眠れない人」が靴下を履いて寝つきやすくなるのは、ここに理由があります。

    足を温める、という方向は間違っていません。

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    足があったかいと眠りに入りやすい

    それでも「逆効果」になる人がいる

    問題は、ここからです。

    足を温めるつもりで履いた靴下が、逆に足を冷やしてしまうことがあります。

    原因は、大きく二つです。

    ひとつは、締め付け。
    口ゴムやリブがきつい靴下は、足首やふくらはぎを圧迫します。
    熱を逃がすために血流を増やしたい時間帯に、その血流や放熱の邪魔になってしまいます。

    もうひとつは、蒸れ。
    布団の中は思いのほか暖かく、足は汗をかきます。
    厚手で通気・放湿の悪い靴下は、その汗を抱え込みやすく、繊維に湿気がこもります。

    湿った靴下は熱を奪いやすく、時間がたつと足先の冷えにつながってしまいます。

    「温めようとして履いたのに、朝起きたら足が冷たい」

    これは靴下が悪いのではなく、寝るときに向かない靴下を選んでいる、というだけの話です。

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    温めるつもりが、逆に冷やすことも

    製造側から見た「寝るとき用」の条件

    作る側の視点で言うと、寝るための靴下には、日中の靴下とは違う条件があります。

    ポイントは三つです。

    口ゴムが、ゆるいこと。

    足首に跡が残るような締め付けは、寝るときには要りません。
    むしろ、ふわっと乗っているくらいでちょうどいいです。
    締め付けのない「ゆったり口ゴム」や、レッグウォーマーが向いているのは、この理由です。

    厚ければいい、ではないこと。

    保温は厚みではなく、空気の層でつくられます。
    分厚くて汗を抱える靴下より、適度な厚みで湿気を逃がせる靴下のほうが、結果的に足は冷えません。

    素材が、湿気を抱え込まないこと。

    汗を吸って、外へ逃がす。
    この吸湿と放湿のバランスが効きます。
    綿は肌あたりがよい一方で、汗を多く吸うと乾きにくくなります。
    寝るときには、ウールやシルク、あるいは吸湿と放湿のバランスを考えた混紡などがよいでしょう。

    要するに、日中の「しっかりフィットする靴下」とは、設計の方向が逆なのです。

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    締めつけない、湿気を抱え込まない

    だから、「履くか履かないか」ではない

    寝るときの靴下は、良い・悪いで割り切れるものではありません。

    足を温める方向は正しいです。
    けれど、締め付けと蒸れがあると逆効果になります。

    大事なのは、履くかどうかではなく、何を履くか、です。

    もし「冷えて眠れないから履いているのに、朝には冷たい」という人がいたら、靴下をやめる前に、ゆるくて、薄すぎず、湿気を逃がすものに替えてみてください。

    それだけで、足の感じ方は変わるかもしれません。

    なお、靴下を替えても冷えやむくみがずっと続くようなら、体質や別の原因のこともあります。
    気になるときは無理をせず、専門家に相談してみてください。

    とくに、糖尿病や末梢の血管の不調、強いむくみ、足にしびれや傷がある場合は、締め付けのある靴下を自己判断で履き続けないほうが安全です。

    着圧タイプを寝るときに使うときも、一度医師に確認してください。

    足元のことを少し気にかけることで、眠れない人が眠れるようになったら嬉しい限りです。


    最後まで読んでいただきありがとうございます。

    靴下工房Toréでは、「派手ではないけれど毎日履ける靴下」をテーマに靴下を作っています。

    Xでは、靴下の仕組みや量産の裏側についても発信しています。興味があればぜひのぞいてみてください。

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    くつ下を作って販売しています/ 1日平均1000足/ 小売店様に卸も/ 量販業界20年/ お仕事のご依頼お気軽に/ 靴下マニア1人社長/ 元大手OEMで数百万足/ 量販業界のリアル/ 2022年起業/ 足のことを考えた毎日履ける靴下 『Toré』2026年よりスタート/

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