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富裕層の孤独。高級車内に漂う「家族の距離」|実録|

    こんにちは、とひみかです😊

    私の職業は、通訳案内士。

    私の主な仕事は、
    「富裕層のアメリカ人を、観光案内する」こと。


    京都観光の移動中、
    運転手付の黒のハイヤーの車内。

    私が担当する富裕層のお客様に、
    ときどきこういうご家族がいます。


    子供たちは、
    イヤホンをしながらスマホ。

    ご主人は、仕事の電話とメール。

    奥様は、
    車の窓からぼんやりと静かに
    外の景色を眺めているだけ。



    富裕層家族は、子供たちも
    小さな頃からたくさんの海外旅行に出掛けている。

    なので、子供たちはちょっとやそっとじゃ驚かないし、感動しない。

    だって、世界中の絶景を、
    小さな頃から見慣れているから。


    ヒドい時は、京都観光中すら、
    イヤホン装着。

    ご主人は、日本に来ても
    まだ仕事に追われている。

    ガイドの私が奥様とお話しするように努めますが、

    彼女は私と話しに来たのではありません。

    楽しい時間を家族と過ごすために、日本に来たのです。


    自分の子供だったら、
    はり倒すけどな。
    私が全額支払った海外旅行でイヤホンされたら、二度と連れてこない。いや、そもそもイヤホンをするような子には育ててはいない。

    など、
    いろいろ思いながらも、
    私にはどうすることもできません。


    そのイヤホン取らないと
    ママが寂しそうだよ。


    その電話、日本に来る前に
    部下の誰かに引き継ぎ
    できなかったんですか?


    心で思うだけでいつも
    何もできない無力な私。



    京都では、ハイヤーなど使わずとも、電車で楽しそうに移動し、
    観光する外国人の家族を、
    たくさん街中で見かけます。

    こちらの家族の方が、
    はるかに幸せそうに見えてしまいます。

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    無名大卒・英語力ゼロ、専業主婦で子育て中の34歳から国家試験に挑戦し、2年後に合格。 15年間関西を中心に、世界の超富裕層をガイドしてきましたが、アラフィフの今、大きな違和感。 通訳案内士卒業を目指す、 京都在住の現役通訳案内士です。

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