
メキシコ怪異禄 第三怪異「チュパカブラ肉」
メキシコには、肉屋では売ってはいけない肉がある。




チュパカブラとは
チュパカブラは、1990年代ごろから中南米を中心に語られるようになった怪異・未確認生物です。名前はスペイン語の chupar「吸う」と cabra「ヤギ」に由来し、家畜、とくにヤギや鶏などの血を吸う存在として噂されてきました。
地域や語り手によって姿は異なり、爬虫類のような怪物として描かれることもあれば、毛の抜けた犬やコヨーテのような姿で語られることもあります。メキシコでも都市伝説、民間伝承、冗談、恐怖話のあいだを行き来する存在として知られています。
この漫画では、そのチュパカブラを「怪物」ではなく、どこか貧しく、腹を空かせ、子を探しているかもしれない存在として描きました。怪異というより、メキシコの路地裏に染み出してしまった、もうひとつの生活の影のようなものです。

また次の怪異でお会いしましょう。