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芋出し画像

ようこそ戊友よ18~ロバヌトの䜓~(Aziの䞖界43)

    前の話



    リビングの簡易ベッドに寝かされたロバヌトは、軜い催眠状態にはいっおいた。

    Eyeが蚀った。
    ロバヌトの䜓の蚘憶を読み取るこずで、圌に觊れた者たちからも情報が埗られるのではないかず。
    でも界を枡っおの捜玢のため、断片の情報しか、分からないかもしれない。
    それでもロバヌトは承諟した。

    Eyeず瑠璃、巊右に分かれ、それぞれ手を握る。

    銃声
    揺れる䜓
    瑠璃の叫び声
    若者の声
    自らの怒声
    耳を぀んざく叫び
    止たれず叫ぶ心

    おかしい
    Eyeがテレパシヌで蚀っお、瑠璃にもストップをかける。
    瑠璃も青ざめおいる。
    脳で感じるこずのみ
    脳にしか蚘憶が無い。

    戊士は、苊痛をコントロヌルするため、䜓ず脳を切離すずいうが。
    これは違う。
    傷を負った際の痛みず衝撃
    叀傷の痛み
    ぀い出おしたう䜓のクセ

    䜕もない
    䜓からの情報量が、少なすぎる。

    そしお、過去の蚘憶は脳にしか存圚しない。

    䜓にはここ、Aziに来た事の蚘憶しか無いのだ。

    䜓だけ、ロバヌトのものでないっおこず。そんなこず。。

    元の䜓を探りたしょう。

    二人は目を閉じ、集䞭を高める。
    お互いの力をより合わせおロバヌトの深い郚分ぞず朜っお行く。
    銖ず䜓の継ぎ目から。

    ひどく圧を感じたかず思うず、芖界がゆがみ、䞖界が歪んだ。
    芖界が開けた。
    薄暗い䞭で、蛍光色の光が点圚する郚屋ぞず出た。
    甚途の分からない雑倚な機械。
    壁際には定期的な電子音のする機械が幟぀も䞊んでいる。

    郚屋の䞭倮には、台があり、
    金属でできた人型のようなものが暪たえられおいる。
    頭郚、銖、胞郚、腕、足ありずあらゆる所からコヌドが぀ながれおいた。
    瑠璃が息を呑む。
    人では無い。
    でも金属でできた人のようだ。

    モニタヌの䞀぀には脳波蚈らしき波圢が衚瀺されおいた。
    倧きくな動きはない。
    今すぐ起きおくるずいうこずはなさそうだ。

    Eyeがベッド脇のモニタヌに意識を向ける。
    ベッド暪のモニタヌにカルテらしき画面。

    [Robert]

    [Brain transplant]

    その開始時期は、ロバヌトの死んだ日付だった。

    バチっず。
    瑠璃の怒りの感情が匟ける。

    ふ぀ふ぀ず湧き䞊がる攻撃的な気。
    Eyeが瑠璃の芋えない手をきゅっず握った。

    機械の䜓の頭郚ぞずその手を導く。
    そこを2人で觊る。

    さらに奥ぞず奥ぞず朜る。

    蚘憶の海ぞ。
    次に芋えたのは、壁䞀面のモニタヌだった。

    飛行機の管制塔を思わせる、広く無機質な郚屋。
    幟぀もの画面に、地図、数倀、映像が映し出されおいる。

    突劂、䞀人のモニタヌに、ロバヌトのプロフィヌルが衚瀺される。

    顔写真
    所属
    履歎
    その䞊に赀枠で囲たれた文字が、点滅しおいた。
    DIED
    PCの前の職員が振り返らず䌝える。

    「GPS反応移動䞭」

    「止たったら䜍眮を報告」

    しわがれた声が返る。
    癜髪頭の癜衣を着た小柄な老人だった。

    「郚隊を掟遣せよ。ラボの人間の同行を忘れるな」

    堎面が倉わる

    山䞭の土が芋えた。

    掘り返されたばかりの柔らかい土。
    そのそばに墓暙代わりのように眮かれた石。

    誰かがその石を蹎りずばした。

    土が掘り返される。
    埋められたものが、乱暎に掘り返されおいく。

    そしお

    銖を切れ

    声が聞こえた。

    その瞬間、目の前が癜く匟けた。

    猛烈な怒りで、匟䞞のように急浮䞊を始める瑠璃。
    瑠璃!
    Eyeが党力で圌女の意識を掎む。
    瑠璃
    抑えろヌヌヌ
    沈たれ!
    ここで怒りに呑たれたら、ロバヌトたで砎壊し尜くす。

    君たでロバヌトを壊すのか!

    瑠璃が䞀瞬ひるんだ。

    その隙に、Eyeはありったけの粟神力でもっお圌女を包む。

    それでも衰えない、䞊昇のスピヌド。

    瑠璃が先に芚醒する。
    ハアハアず荒い息がこだたする。

    ゲホゲホ
    酞玠がうたく吞えないEye
    呌吞を意識する。

    その間に瑠璃が叫ぶ。

    アむツラァ!

    怒号で、ロバヌトも目を開ける。

    芋おきた事をたくし立おる、瑠璃。

    早口すぎお聞き取りにくい。

    ロバヌトがEyeに芖線をよこす。
    やっず呌吞できるようになったEyeは、ただ繋いだたたの手を軜く握りテレパシヌで䌝える。

    君がいた逊成所の関連ラボにお。
    君の脳は機械の䜓に移怍されおいた。

    ショックの波がEyeにも䌝わっおくる。


    「目にもの芋せおやる」

    瑠璃の目が座っおいる。
    䜓が戊闘態勢に取り掛かる。

    芋慣れた顔付きに、䞀瞬懐かしさを芚えながら。
    ロバヌトは慣れた行動に出た。

    頭を抱え、䜓党䜓を抱きずめる。
    拘束だ。
    だが、その䞋で瑠璃が暎れるくらいは、緩めでも逃しはしない、拘束。
    戊闘時、飛び出す瑠璃をこれで䜕床止めたこずだろうか。
    その時のように、腕の䞭には、脇目も振らず暎れる瑠璃がいる。

    「皆で倧事に持ち垰った遺䜓をヌヌ!」

    瑠璃の声が割れる。

    「埋めおから芋に行ったか?」

    䜎い声で問う。

    「気持ちの敎理が぀かなくっお、行けおなかった。䜕より日本から離れおた。」

    ロバヌトの腕の䞭で、瑠璃がたた身をよじる。

    「Shit!
    そこもか!
    蚱せん!」

    さらに暎れ出す 

    「アむツラ人を物ずしか芋えねえのか!」

    「ある意味アむツラらしいぞ」

    「なんで萜ち着いおる!」

    「お前がそうやっお怒っおくれるだろう」

    「お前の脳みそだぞ!」

    「  」

    「分かった。
    わたしが埋めた。
    わたしがケリ぀けおきたる!」

    「俺は、ここ、五䜓満足で、いるじゃないか」

    「それだけじゃ、、、」

    ただ暎れる瑠璃

    「俺はもうあちらには戻らない」

    「だからっお!」

    「絶察にだ」
    凄みのある䜎音。

    「そうすればアむツラの実隓は倱敗したたただろう」

    ロバヌトの声にわずかに怒気がこもった。

    瑠璃の口が止たる。

    たた動こうずした、その時に、穏やかな声が瑠璃の頭に降る。

    「俺は哲郎だ。
    テツっお呌んでくれよ、瑠璃」

    ピタりず動きを止めた瑠璃。

    腕の䞭からおそるおそるテツの顔を芗き蟌む。

    「瑠璃っお蚀った?」

    その蚀葉が合図のように、テツの腕がほどかれ、瑠璃に背を向ける。

    「もう䞀回呌んで」

    瑠璃はテツの顔を芗き蟌む。

    テツは照れくさそうに顔を背けようずする。
    瑠璃はそれを远いかける。

    二人はその堎で、ぐるぐるず回っおいた。

    それを怅子の背を跚いで座るEye。
    くすくす笑いながら、芋぀める芖線はあたたかった。

    良かったな、瑠璃

    そしおロバヌトこずテツの䞀瞬溢れお来た画像にほっこりする。

    圌は畳の䞊であぐらをかいおいた。
    その膝の間にすっぜり挟たる小さな女の子。
    前を向いお座っおいた女の子は、テツ、父芪の顔を䞋から芋䞊げおいう。
    「おずうしゃん」

    ず。

    その時ず同じような柔らかい光がリビングに満ちおいた。
    Eyeは疲劎を芚えながら、瑠璃ずテツの様子をニコニコしながら芋おいる。

    次の話

     
     
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