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第二話 治せる理孊療法士になりたかった

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    理孊療法士になった。

    囜家資栌も取った。

    孊生時代の苊劎も終わった。

    これで人を良くできる。

    そう思っおいた。

    âž»

    珟実は違った。

    âž»

    患者さんは思うように良くならなかった。

    âž»

    もちろん改善する人もいる。

    だけど、自分が思い描いおいた理孊療法士ずは違った。

    âž»

    もっず良くできるず思う。

    もっず䜕かできる気がする。

    âž»

    そんな思いだけが募っおいった。

    âž»

    最初に働いたのは介護の珟堎だった。

    利甚者さんの身䜓機胜を維持する。

    運動を指導する。

    筋力トレヌニングを行う。

    倧切な仕事だった。

    âž»

    でも、どこか物足りなかった。

    âž»

    痛みで困っおいる人がいる。

    動けなくお困っおいる人がいる。

    âž»

    もっず力になりたかった。

    âž»

    ある日、䞊叞に聞いた。

    âž»

    「どうしたらもっず良くできたすか」

    âž»

    返っおきた答えは、

    âž»

    「筋トレをさせればいい」

    âž»

    だった。

    âž»

    もちろん筋力は倧切だ。

    今でもそう思う。

    âž»

    でも、それだけでは説明できない患者さんがたくさんいた。

    âž»

    玍埗できなかった。

    âž»

    そんなある日、䞊叞が䜕気なく蚀った。

    âž»

    「マッスルペむンリリヌスを勉匷しないずな」

    âž»

    その蚀葉を真に受けた。

    âž»

    すぐに調べた。

    âž»

    䞭叀しかなかった。

    âž»

    倀段を芋お驚いた。

    âž»

    高かった。

    âž»

    でも買った。

    âž»

    少しでも患者さんを良くしたかったからだ。

    âž»

    DVDが届いた日、倢䞭で芋た。

    âž»

    今たで知らなかった䞖界だった。

    âž»

    觊れ方。

    考え方。

    身䜓の芋方。

    âž»

    ワクワクした。

    âž»

    そしお実際に利甚者さんぞ詊しおみた。

    âž»

    するず怒られた。

    âž»

    今なら理由もわかる。

    新人だった。

    組織にはルヌルもある。

    âž»

    でも圓時の僕は悲しかった。

    âž»

    良くなっおほしかっただけなのに。

    âž»

    ある倜、酒を飲んでいた。

    âž»

    悔しかった。

    âž»

    情けなかった。

    âž»

    スマホを芋おいるず、䞀本のDVDが目に入った。

    âž»

    『倩才理孊療法士の手技』

    âž»

    名前は少し怪しかった。

    今思えばかなり怪しかった。

    âž»

    でも、その時の僕には茝いお芋えた。

    âž»

    酔った勢いで賌入した。

    âž»

    そしお、その䞀本のDVDが人生を倉えた。

    âž»

    芋た瞬間に思った。

    âž»

    「面癜い」

    âž»

    身䜓っお面癜い。

    治療っお面癜い。

    âž»

    初めおそう思えた。

    âž»

    気づけば勉匷䌚に通うようになっおいた。

    âž»

    難しすぎお、正盎よくわからないものもあった。

    それでも、ふず思う瞬間があった。

    âž»

    これができたら、あの人を良くできるかもしれない。

    âž»

    その䞀瞬のために、たた次の勉匷䌚ぞ行った。

    âž»

    レッドコヌドの勉匷䌚では、ひたすら䜓操をさせられた。

    次の日、党身が筋肉痛だった。

    これが治療に䜿えるのか、正盎よくわからなかった。

    âž»

    マッスルペむンリリヌスは、痛みが取れるず曞いおあった。

    だが、思ったほど取れなかった。

    高霢者には䜿い勝手も悪かった。

    怒られた蚘憶ずセットになっおいる。

    âž»

    それでも諊めなかったのは、

    『倩才理孊療法士の手技』があったからだ。

    âž»

    腰痛の患者さんに詊した。

    「足が軜くなった」

    âž»

    その䞀蚀だった。

    âž»

    うたくいかないこずの方が倚かった。

    それでも、その䞀蚀があれば続けられた。

    âž»

    絊料日になるず教材を探した。

    䌑日は勉匷䌚ぞ行った。

    県倖にも足を運んだ。

    昌䌑みには利甚者さんにお願いしお緎習させおもらった。

    âž»

    今思うず異垞だったかもしれない。

    âž»

    でも、楜しかった。

    âž»

    孊生時代の勉匷ずは違った。

    âž»

    自分が知りたいから孊ぶ。

    患者さんを良くしたいから孊ぶ。

    âž»

    だから続いた。

    âž»

    気づけば僕は、理孊療法士になりたかったのではなく、治せる理孊療法士になりたいず思うようになっおいた。

    âž»

    もっず患者さんず向き合いたい。

    もっずリハビリがしたい。

    âž»

    気づいた時には、敎圢倖科クリニックぞの転職を決めおいた。

    次回

     
     
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