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【移住物語④】たくさん稼ぐ=幸せじゃなかった。草を刈り、土をいじり、気づいた心の余白

    私とパートナーはまさかの展開から何かに導かれるように千葉県大網白里市への移住が決まり、その直後に縁合って出会ったMix犬の子犬「まる」という家族が増え、いよいよ大網白里での二人と一匹の暮らしが始まりました。

    大網白里での暮らしが始まると、私の中にあった不安や焦り、悶々としていた気持ちは、不思議なことに少しずつ静かになっていきました。

    大網白里での暮らしが、私をゆっくりと変え始めていったのです。

    そしてその先にさらに驚くようなまさかの出来事が待ち受けていようとは知る由もありませんでした。

    1.移住して始まった、二人と一匹の新しい日常

    大網白里に移住して私たちの生活スタイルは一変しました。

    東京で夜型だった生活から一変、朝6時過ぎに起き、私、パートナー、まると田んぼの中を散歩するところから1日が始まります。

    そして散歩から帰って来たら午前中の2、3時間、水路や家の周りの草刈り・・・・

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    家の横にある水路の草刈り

    庭木の手入れをしたり・・・・

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    植木の剪定

    パートナーと一緒に庭の畑を耕したり。

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    庭の畑作業

    移住したのが7月だったので、朝の涼しいうちにまるの散歩を終わらせ、温度が高くなる10時過ぎには外仕事を終わらせるようにしていました。

    そして午後は家の修繕やDIYなどをしたり・・・・

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    パートナーと共に台所のDIY

    自分の時間を持ったり、買い物へ行ったりし、夕方気温が下がってからまたまるの散歩へ行く。

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    まると農道散歩

    そしてご飯を作って食べ、私は1日の終わりの楽しみ、晩酌タイムから22時にはクタクタになって寝落ちするという生活がスタートしました。

    一見すると何も生み出していないように見える時間が私にとってはとてつもなく大切な時間だったのです。

    2.田んぼの景色の中で取り戻した心の余白

    みなさんは最近、何も考えずにぼーっとする時間、ありますか?

    遮るものが何一つない広い空と、延々と続く田んぼの景色。

    その中を朝夕、まるとパートナーと共に歩く数時間。

    何も考えず目の前にただただ広がる景色を見ながら歩いていく。

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    近所の田んぼの景色(7月)

    草を刈り、土をいじり、木を切る。

    草刈りも土いじりも木の剪定もやっている時は、ほぼ「無」の状態。

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    我が家の隣接する日本庭園の草刈り

    こんな日々を毎日2~4時間、繰り返し持つようになってから、東京に住んでいた時と比べて雲泥の差と言って良いほど、心が軽くなっていました。

    自分という小さな器の中に、知らず知らず積もっていたゴミを、いつの間にか複雑に絡まり合っていた糸くずを、目の前に向き合う黙々とした作業を通して、少しずつ静かに土に還していたのかもしれません。

    そうして出来た心の余白に、私は幸せを感じられる自分を少しずつ取り戻していったのだと思います。

    3.時給1000円の生姜農家のアルバイトが教えてくれたこと

    そんな日々を過ごす中で、心も落ち着き始め、「そろそろ次の一歩を踏み出さないとな」と思い始めていた、そんなある日のことでした。

    パートナーがFacebookに上がって来た生姜農家の収穫アルバイト広告に申し込んだらすぐに連絡が来て、数度のやり取りで採用となり「友達を誘ってもOKらしいから一緒にやる?」と誘ってくれました。

    何かしら動き出さないとと思っていた矢先のタイミングだったので、四の五の考えずこの流れに乗ってやってみようと決め、こうして生姜農家のアルバイトをスタートすることになります。

    労働条件は9時から16時、休憩は1時間、時給は1000円で、仕事内容は、生姜の収穫や選別、積み込み作業などシンプルなものでした。

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    生姜を引き抜く作業
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    生姜の剪定作業
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    収穫した生姜の回収作業

    外での作業は暑かったり、体力的にしんどかったり、汗だくで泥だらけになったりと、昔でいうところの3K(キツイ、汚い、危険)でしたが、体を動かしてお金を得るという原始的とも言えるこの仕事は、自分の中にあった働き方の概念を大きく書き換えました。

    汗だくで泥だらけで働くようになって自然に
    「働くことに対する、つまらないプライドや見栄は、もういらない」
    そう思えた時、胸がすっと軽くなったのです。

    そして余計なことは一切考えず、ただただ目の前の仕事だけに集中して働くということへの充実感。

    1日の仕事が終わったときの達成感、爽快感、決して嫌ではないどっと押し寄せる疲労感。

    こんな働き方があったのかと思うと同時に、働くって良いもんだな、働ける場所があるというのは幸せなことだな、そんなことを改めて感じることが出来た時間でした。

    その頃のブログに私はこんな心境を書いていました。

    移住してから強く思うのは
    たくさん稼ぐ=楽しい
    たくさん稼ぐ=幸せ
    では絶対にないということ。

    僕は青空の下で時給1000円のバイトをしてみてたくさんの幸せを感じている。

    物質的な豊かさも大切だけれど、これからは心の豊かさを大切に生きていきたい。

    当時のブログの原文抜粋

    生姜農家のアルバイトをすることで、私は仕事や働くこと、お金を稼ぐということに対して、今まで自分の中の選択肢には無かった新たな一歩を踏み出したのです。

    この生姜農家でのアルバイトの経験が、この先の様々な仕事に繋がっていくステップとなりました。

    そして話が少し脱線しますが、実は生姜農家のアルバイトでも2つのまさかの出来事がありました。

    一つ目は生姜農家のオーナーは畑のある八街市にお住まいだと思っていたら、何と我が家のすぐ裏手、歩いてたった2分の場所に住んでいたというまさか。

    そして二つ目は一緒に働いていた女性が、後に私たちが働くことになる水産加工場で同僚として再会するまさか。

    大網白里に移住してきてから、何故かまさかの出来事の連続ですが、でもまさかはまだ続くのです。

    4.そして、またひとつの「まさか」が訪れる

    私にとってこの3か月が、この先、大網白里で暮らして行く中で、私の新たな生き方、在り方のフェーズに進む大きなターニングポイントになったのは言うまでもありません。

    これが大網白里に移住してから3か月目、2021年10月のことでした。

    ここで私も移住の流れの中で起きた様々な一連の出来事はここで終わりだと思っていましたが、時計の針を先に進めた2023年2月、私たち自身も驚くようなまさかの出来事が起きました。

    それは我が家に全国ネットキー局の朝の情報番組から取材依頼が届き、出演することが決まったのです。

    次回は朝の情報番組に何故、名もなき一市民の我が家が取材を受け、出演することに決まったのかについて書いていきたいと思います。


    最後までお読みいただきありがとうございました。

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    今回のnoteを読んで、思ったこと、感じたこと、聞きたいことなどがあれば、ぜひコメントを残していただけると嬉しいです。


    よろしければ移住物語①から③もぜひお読み下さい。

    移住物語①
    「都会暮らし53年の私が人生のどん底から移住を決意するまで」

    移住物語②
    「静岡移住のはずが、大網白里移住へ変わった不思議な1か月」

    移住物語③
    「う〇ちが結んだ運命の出会い」

     
     
    人生をリスタートしたトカイナカ暮らし案内人/移住エッセイスト/54年の都会暮らしを卒業し、2021年に千葉県大網白里市へ移住。便利な都会から心地よい田舎へ。移住と人生後半戦の日々を発信しています。

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