
📔一期一会~数字に追われる年末、心が求めたのは“数式のない数学”だった
こんばんは、バッツです。
今日は事務所の「仕事納め」――
とカレンダーには書いてあります。
でも実際は、“中間報告会”のようなものです。
お昼には所長が寿司をとってくれました。
「これで今年も一区切りだな!」
……いや、区切れません。
机の上には源泉徴収票の束、
メールには「年調データの修正お願いします」の通知。
酢飯の香りより、数字の匂いが勝ってます。
午後からはみんなで大掃除。
電卓を拭いて、プリンターの中を覗いて、
「これで気持ちよく新年を迎えられるな!」――
と思いきや、
掃除を終えた机に再び書類の山が積まれる。
“有限”と思っていた業務量が、まさかの“無限級数”でした。
税理士事務所に勤めてから、
季節感という概念が薄れました。
教師時代は「冬休み=解放」だったのに、
今は「冬休み=戦場」。
年末年始も、頭のどこかで常に“控除漏れ”を探しています。
そんな“年末調整のループ”を抜け出せないまま、
今日も事務所をあとにしました。
疲れ果てて、いつものように寄ったコンビニ。
レジ横の蛍光灯がまぶしくて、目を細めたその瞬間――
一冊の本が目に飛び込んできました。

……なんて静かなタイトルだろう。
かつて数学教師だった自分が、
思わず手に取っていました。
方程式も証明も出てこない数学。
数字に追われる日々の中で、数字のない数学に救われる――
皮肉だけど、ちょっと美しい気がしました。
まだページは開いていません。
でも、忙しい年末年始の隙間で、
この本が“心の確定申告”をしてくれるかもしれません。
今年もいろんな数字と向き合いました。
でも最後に必要なのは、
きっと“人の気持ち”という、
数式にできない答えなんだろうなと思います。
ではみなさん、どうか良いお年を。
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