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🔢「今の時代にそろばん教室?」──データで見る“そろばん”と“プログラミング”教育の意外な関係

    はじめに:「え、今でもそろばん!?」という驚きから

    こんにちは。元高校数学教師のバッツです。

    私は10年前まで高校で数学を教えていた身で、数字や論理を扱うことにはずっと親しみがあります。
    とはいえ、子どもの頃にそろばんを習った経験はありません。
    算数や数学はなぜか得意で好きだったので、「そろばんって必要なの?」と考えたことも正直あります。

    そんな私が最近、現在の税理士事務所の職場で同僚の話を聞いて驚きました。

    「うちの子、そろばん教室に通ってるんですよ」

    思わず、「え、今の時代に!?」と声が出てしまいました。

    パソコンもスマホも当たり前。仕事では電卓を叩くよりもExcel関数を使うほうが速い現代。
    “手で珠をはじく”学びにどんな意味があるのか──。
    気になって調べてみると、「そろばん教室」と「プログラミング教室」の意外な関係性が見えてきました。

    データで見る現状:そろばん教室は本当に減っている?

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    教育市場調査研究所(2025年10月)による最新レポート【出典:経済センサス活動調査・全国珠算教育連盟データ】によると、全国のそろばん教室は以下のように推移しています。

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    教育市場調査研究所「そろばん・プログラミング教室の市場変遷レポート2025」

    35年間でおよそ3分の1にまで減りましたが、2020年代に入ってからは“下げ止まり”が見られます。
    2024年の「子どもの習い事ランキング」(複数調査の総合結果)では、そろばんが第6位にランクイン。
    特に中学受験対策としての需要が高まっています。

    再注目の理由は次の3つです。

    • 算数のスピードと正確さが上がる(受験塾でも評価)

    • 集中力・忍耐力が育つ(アナログ作業の価値)

    • 「手で考える」感覚がデジタル時代に新鮮

    AI・電卓・アプリがあふれる今だからこそ、「手で考える時間」が教育的価値を持ち始めています。


    一方で爆発的成長:プログラミング教室の台頭

    一方で、子ども向けプログラミング教室の増加はまさに教育市場の急上昇トレンドです。

    教育市場調査研究所・GMOメディア・船井総研の共同調査によると、2013年に全国で約750教室しかなかったのが、2025年には約13,500〜14,000教室(推定)に達しました。
    わずか12年間で約18倍
    の拡大です。

    市場規模も急拡大しており、

    • 2013年:約6.6億円

    • 2018年:約90億円

    • 2025年:352億円(予測)

    • 2030年:1,000億円超(予測)

    という勢いです。
    (出典:教育市場調査研究所、コエテコ byGMO、船井総研レポート)

    成長の背景には明確な政策転換があります。

    • 2020年:小学校プログラミング教育の必修化

    • 2025年度:大学入学共通テストに「情報」科目導入(決定)

    これにより、プログラミング教室は「受験対策」としての位置づけも獲得しました。

    授業内容も進化し、単なる“ゲーム作り”にとどまらず、

    • 論理的思考の育成

    • 問題解決力の訓練

    • チーム開発・創造力の育成
      といった「21世紀型スキル」教育へと変化しています。


    “伝統”と“革新”が同時に存在する教育市場

    ここで、そろばんとプログラミングをデータで並べてみます。

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    教育市場調査研究所「市場変遷レポート2025」

    数字だけを見ると“プログラミング圧勝”ですが、実際はそう単純ではありません。
    両者はむしろ補完関係にあります。

    近年では「そろばん × プログラミング」のハイブリッド教育を掲げる教室も登場。
    指先で考える力と、論理で構築する力を両立させるカリキュラムが注目されています。


    それでも「そろばん」が生き残る理由

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    調査によると、そろばん教室が一定数を維持している要因は次の3つです。

    1️⃣ 中学受験層での需要拡大
     計算スピードが得点力に直結するため、受験塾でもそろばん経験者が有利。

    2️⃣ デジタルデトックス教育としての再評価
     “手を動かす学び”が集中力・忍耐力を鍛える効果として見直されている。

    3️⃣ 幼児教育との親和性
     珠を弾く動作が、手先の発達や数感覚の形成に良い影響を与える。

    つまり、そろばんは“時代遅れ”どころか、「デジタル時代にこそ必要なアナログ教育」として再定義されつつあるのです。


    教育者・保護者への示唆:「どんな力を育てたいか?」

    元数学教師として一番感じるのは、「正解を出す力」よりも「考える力」が大切だということです。
    電卓やAIが瞬時に答えを出す時代に、人間に求められるのは“思考のプロセス”です。

    • そろばんは「数を感じる力」を育て、

    • プログラミングは「数を使いこなす力」を育てます。

    この2つは対立ではなく、思考の両輪。
    お子さんの性格や興味によってどちらを先に学ぶかは違っても、「どんな力を育てたいか」を軸に習い事を選ぶことが何より重要です。


    元数学教師バッツの結論:学びの本質は“思考の型”にある

    税理士事務所で働くようになって改めて感じるのは、“便利な道具”が増えるほど、人が考える時間は減っていくということ。

    だからこそ、思考の基礎体力をつける教育がますます重要になります。

    そろばんも、プログラミングも、突き詰めれば「考える型を育てる教育」。
    手で考えるか、コードで考えるか──その違いだけです。

    どちらを選ぶにしても、「正解を早く出す」よりも「筋道を立てて考える」ことを楽しめる子どもを育てたい。
    それが、元数学教師としての私の願いです。


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    元数学教師×税理士事務所勤務のAI活用コンサルタント。 「難しい」を「使える」に変えるのが得意。 1週間でテンプレ12本・月10h削減を実現。 中小企業のAI導入を支援します。

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