
【全体像】MYOGでバッグを作るために揃えた道具、ミシン経験ゼロから販売まで
ミシンを触ったのは、小学校の家庭科以来でした。
それでもバッグを作り始めて、友人に渡し、フリーマーケットで40個ほど売れて、いろんな形を合わせると60個くらい販売しました。今は自分でサンプルを作って、工場に量産をお願いするところまで進んでいます。
最初から器用だったわけではありません。むしろ、まっすぐ縫えない。ファスナーはずれる。何を買えばいいかも分からない。だから私は、技術が足りないところを道具側で埋めることにしました。
上達を待たずに、道具を先に決めた
普通は「まず練習して、必要になったら良い道具を買う」ものだと思います。自分は逆でした。最初に、あとから交換できるか、組み合わせられるかを見て道具を決めました。
プロダクトデザイナーとして、製品の性能そのものより、規格と拡張性を見る癖があります。MYOGでも同じで、専用の道具に閉じるより、工業用の規格に乗った方が、失敗したあとに手を入れやすい。
このシリーズでは、その考え方を3つの言葉に分けています。
このシリーズで書いていること
① ミシンは「規格ファースト」
ミシン経験ゼロで、なぜ工業用規格のミシンを選んだのか。針板や押さえを後から替えられることが、どう助けになったのかを書きました。
② 裁断道具は「物量作戦」
裁断道具は、一点だけ高いものを買うより、はさみ、重り、クリップを必要な数だけ置いた方が作業が止まりません。買い直しを繰り返して分かった、現実的な揃え方です。
MYOGの裁断道具、はさみからカッティングマットまで全部紹介
③ 押さえ金は「技術より装備」
ファスナーが盛大にずれたとき、練習する前に押さえ金を替えました。同じ腕前のまま、急にまっすぐ縫えるようになった。その時の話と、実際の使い分けです。
MYOGの押さえ金完全ガイド、まっすぐ縫えないなら道具に頼る
④ 道具を揃えた先で、ブランドになった
ティッシュケースから始めて、友人に渡し、販売するところまで進んだ過程を書いています。道具に約30万円かけた理由も、ここでまとめました。
最初から全部買わなくてもいい
最初に必要なのは、完璧な作業場ではありません。作りたいものを一つ決めて、ミシンと、裁断で手が止まらない分だけ揃える。それで十分です。
ただ、安い家庭用ミシンを買ってから「押さえが合わない」「針板を替えられない」と気づくと、買い直しになりやすい。私はそこを先に調べました。
うまく縫えないと、作ること自体が嫌になります。だから最初は、腕前より先に、完成しやすい環境を作る。完成したものが気に入れば、次も作りたくなる。その回数が、あとから技術を連れてきます。
これからMYOGを始める人が、最初の一歩で止まらないための入口として、この4本をまとめました。