
🌹**【願い】**第四章(8) 夢
これは、暗闇のどん底から、
色々な人に助けてもらいながら、
自分自身で這い上がってきた
”エナ”
という一人の女性の物語です。
自分を否定し、暴力を経て、
誰にも相談できない子育てのしんどさ、病気…
それでも人は
__心から幸せだと感じられるようになる__
エナの ”生きて” きた道
『願い』全五章
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続き↓
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そんなある日、子供たちが二人で楽しそうに遊んでいたので私は家事に集中していました。
食器を洗っていると、また喧嘩をしてる声が聞こえてきました。
どうしたの何があったの、と言っても聞いてくれない。
やめてと言ってもやめるわけがない。
まもるが怒ってる声、えみが泣きじゃくる声にだんだんイライラしました。
だんだんだんだんイライラしました。
「もうーーやめろっつってるやろー!!」
私は大声で怒鳴っていました。
そして二人を、
押し倒しました。
イライラする。
こんなにイライラするのに、自分の部屋で一人になって落ち着きたいのに子供は泣いて追いかけてくる。
一人にもさせてくれない。
子供が癇癪を起こして思いきり殴ってきたって、どれだけ理不尽なことを言ってきたって、大人の私はイライラしちゃいけない。
怒っちゃいけない。
大人の私が手を出したら、大声を出したら全て私が悪くなる。
でもそうしないとこの状況が収まらない。
じゃあ私はどうしたら良いの…
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落ち込みながら寝たその日、
夢を見ました。
真っ白な部屋。
大きな窓からは明るい光が差し込んでいる。
部屋の隅っこにはお母さんが好きな、大きな観葉植物が置かれている。
その部屋には、私と二人の子供たち、そしてお母さんがの姿が。
私は子供達に怒鳴っていました。
広い部屋の中を引きずっていました。
すごく怒っていました。
怒りの感情がすごかった。
するとお母さんが
「やめて!」
「えな聞いて!」
と止めようとしてきました。
私はもっと逆上して、お母さんを床に押さえつけました。
「なんで何も聞いてくれへんかったお前の言うこと聞かなあかんねん!!」
「お前の言うことなんてきくかーー!!」
起きて泣きました。起きたら泣いてたじゃなくて。
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夢とはいえ、初めてお母さんに対しての怒りの気持ちを出した気がしました。
やっと、気づいてあげられた気がしました。
少しは自分に優しくなれる気がしました。
…イライラしてごめん。
怒ってごめん。
こんなママで、本当にごめんね。
だけど、まもるとえみには、すごくいろんなことに気づかせてもらってる。
本当にありがとう。
そして結局のところ、めちゃくちゃ可愛いの。
何億回でも言うよ。
大好きやで。
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