
🌹**【願い】**第四章(9) 偶然と呼ばれる偶然
これは、暗闇のどん底から、
色々な人に助けてもらいながら、
自分自身で這い上がってきた
”エナ”
という一人の女性の物語です。
自分を否定し、暴力を経て、
誰にも相談できない子育てのしんどさ、病気…
それでも人は
__心から幸せだと感じられるようになる__
エナの ”生きて” きた道
『願い』全五章
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その夢を見た日から、私の中でぶわっと何かが変わりました。
「感謝感謝やで」
この言葉の意味を、深い場所でさわれたような気がしました。
その感覚に自分の力だけじゃない、何か大きなものを感じていました。
その後もやっぱり、案の定、いやわかっていたけど、子供たちにものすごくイライラすることはあって。でもそれまでとは何かが違う。
ある時、また二人の喧嘩にイライラが抑えられずに私は怒っていました?
どうしてもイライラする。
そのまま子供達は眠り、可愛い寝顔を見ながらもまだイライラが抜けない。
こんな自分も嫌になる。
でも、言いたくないけど、全然言いたくないけどがんばって
「ありがとう」
と一言つぶやきました。
その後、六階の部屋の中から何気なく見上げた窓の外の景色。
すると夜空に浮かぶ雲がにっこり笑った顔の形になっていて。
その顔が“大丈夫だよ”って言ってくれてるみたいで少しだけ涙が出ました。
それからの私は、いろんな事に対して深いありがたさを感じるようになりました。
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春に行った風鈴祭をしていた神社。
「強く生きる手助けをしてください」
そう祈ると大きな風が吹き、
___リンリンリンリンリンリンリーーン
風鈴の優しく強い音で神社の中が埋め尽くされた事。
夏には皮膚がひどくなっていて。
お出かけもあまりできず、今年は大好きな花火が見れなくて、少し残念だったなと感じていました。
そんな中体調が良い日にたまたま出かけた先で見つけた秋の花火。
その街で開かれている小さな花火大会でした。
体はやっぱりしんどくて。
でもキラキラと私の心まで流れ落ちてくる光たちが
”がんばってね”
そう応援してくれてくていました。
いつだったか、毎日雨が降っていた時、その度にかかっている大きくてキレイな虹。
そしてある時には、その虹が一つ増え、大きな大きな二重の虹になっていました。
六階の窓から見たその虹は、まるで自分の下に住む人たちを優しく守ってくれているようにそびえ立っていました。
そんな一つ一つの偶然が、私の心にはとても温かい勇気になっていました。

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