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え、何が?反映さん。 #02 汐留、初出勤

    出勤すると反映さんが開店準備をしていた。
    「おーおはよう、汐留」
    「おはようございます」
    僕は小さく頭を下げた。
    「よし、ちょっと早いけど開店するか。じゃあ、ついてきて」
    僕は反映さんについていく
    「客が来るまでこの和室でくつろいでていいよ」
    反映さんは座布団に腰を下ろしてテレビをつけた。そして湯呑みにお茶を入れ、煎餅を食べ始めた。僕は座布団に座り、テレビを眺めた。画面の中では全身タイツを着た小太りの中年男性が汗だくでチャーハンを食べていた。シーンが切り替わると、その男性が両手を膝に置いて座り、サウナでじっと堪えていた。スタッフロールが流れ始めた。
    「あ、そうだ。大事なこと言い忘れてた」
    反映さんはテレビを消した。立ち上がって押し入れへ向かい襖を開けた。
    「ここに毛布あるから。よかったら使って」
    反映さんは毛布を抱えて、座布団へ戻った。僕も毛布を取りに行く。僕が座布団に戻ると、反映さんは仰向けで漫画を読んでいた。お腹に毛布がかけられている。しばらくして反映さんがクククと笑った。
    「いや、メガネのままでいいだろ」
    独り言だった。僕は足が痺れていた。
    反映さんは「ああ、腕が疲れた」と言って、うつ伏せになった。肩に毛布をかけ、後ろに投げ出した両足を空中でパタパタと動かしている。僕は立ち上がった。反映さんは不意に眉を寄せ、ページをパラパラとめくり返す。
    「え、まじかよ。こいつがまさかのアレなのか?」
    反映さんは「あー」と言いながら姿勢を変え、横向きになった。
    僕は体育座りをした。
    「よし、そろそろだな」
    反映さんは店内に戻りシャッターを下ろした。
    「お疲れ、汐留」
    家に帰り、バックに履歴書を入れた。


     
     
    まあ、なんとなくやってます。

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