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生活保護費では買えないもの。それは一生物の希望でした。


こんばんは。ゆうです。

このnoteでは、毒親の性的虐待等から生き延びた私が、心の傷や精神疾患で働けなくなったことで、生活保護などのさまざまな制度と向き合いながら、少しずつ人生を取り戻していく過程をありのまま綴っています。



今回は、虐待サバイバーの私が、
また一つ、許しを得た物語を書きました。


▼先日、私のもとに届いた「7つの奇跡」について書きました。

もし、生きづらさからの回復を諦めない私の挑戦が、
世界の見方が変わるきっかけになったら嬉しいです。


届いたのは、モノではなく「許し」でした


ほしギフ(Amazon欲しいものリスト)。


それは、
闘病中の私が「これがほしい」という
商品を登録していたサービスでした。

そのリストに登録していたもの7つの商品が
自宅に全て届きました。

そして、リストが空になったのを見た時。


私は、嗚咽して泣きました。



どうして、嗚咽するほど泣いたのでしょうか。


最初は、

泣いているのは
「嬉しいからだ」と思っていました。


「私のことを想って、わざわざ
 ほしいものギフトを送ってくれた人がいる」

ということが、
本当に本当に嬉しかったからです。


でもその涙は、

それ以上に、もっと深くて、

もっと切実な…

自分でもうまく名前をつけられないような感情でした。

『嬉しい』の奥に隠れていた、幼い私の叫び」


…

嗚咽しているうちに、

虐待されていた子どもの頃に戻って
泣いていることに気づきました。


でも、

フラッシュバックと、
似ているようで
少し違いました。


どうして私は、
こんなに泣いているんだろう?

嬉しくて、感動して、
泣いているだけのはずなのに。




たぶん。

私が泣いていたのは、

ただ生きていることが、
ただ罰を受けることなく愛されることが、

「許されている」ように感じて、

安心して泣いたんだと思います。


誰かが、

私のことを考えて、

「これを贈ろう」

と思ってくれた。


そして、その気持ちが、
実際に私のところまで届いた。

その商品たちは、

「もう、やめて」

と思うくらい

自分の望んでいることが、何度も何度も、
起きました。


でも、昔は

「もうやめて」 という言葉では
 足りないくらい辛い虐待‥

つまり、
自分が望んでいないことが起きていました。


もしかしたら、
それが一周回って重なったのかもしれません。


あの頃の私は、
誰も助けてくれる大人に出会えませんでした。


だから

「この世界はみんな敵だ」

そう思うしかできないほど、
心を閉ざしてきました。



でも、だからこそ

「会ったこともない人から、
 大切にしてもらえること
」に触れて

「この世界は本当は優しさでできている」


ことを、ちゃんと実感したのかもしれません。



「私は罪な存在ではなかった」と気づくとき


号泣しながら、心の奥から、
こんな言葉が出てきました。


「私は、罪な存在ではなかったよね?」


辛かった過去に戻って泣いていた私は、
さらに胸がいっぱいになりました。

でも、これまでなら、
言えない言葉がさらに出てきました。


「うん。あなたは、罪な子じゃないよ。」


”私は、罪な子ではない”

その言葉は、たしかに、
虐待を受けていたひとりぼっちの
小さな私に届いているのを感じました。


ずっと、虐待を受けたのは、
自分が悪いからだと思ってきました。

そうでもしないと
自分の心が守れなかったのだと思います。

でも。

仮に、私に悪いところがあったとしても、
親にとって、
許せない子どもだったとしても。


それでも、
決してあれほどの虐待をしていい
理由にはならなかった。

そんな自分を守る気持ちが湧いてきました。


自分でも
不思議な感覚でした。

私は、
息を深めに吸って
もう少しだけ、

過去の自分のところへ戻っていきました。



 あのね…

「あれほど虐待されてもいい
 理由なんて、一つもなかったよ。」



――ただの不器用で、
  寂しがりな、
  頑張り屋さんな女の子だった私。

――両親の期待を、
  最初から裏切りたかった
  わけじゃなかった私。

――ただ、
  「失敗しても大丈夫だよ」
   と、信じてほしかった私。

――ただ、
  「大好きだよ」
   と、優しく抱きしめてほしかった私。


過去のちいさな私は
たくさんの願いを抱えていました。

◇


もう一度
大きく息を吸いました。

肩に入った力が
少し解けていくようでした。


そしてふと、

こんなことを思いました。


「私が私を信じてあげなくて、
 誰が信じてあげるのだろう」


自分でも、びっくりしました。


そんな言葉が、
自分の中から出てくるなんて。


なんだか、
ちょっと泣き疲れたけれど。


でも、
すごく嬉しくて、
すっきりした気分でした。


ずっと心の中にあった
呪いのような足枷
を、


少しずつ外してあげたい。


いやもう、
少しずつ、外れているのかもしれない。

そう思いました。


辛すぎた過去だけを見るのではなくて、

「今を見よう」

「失ったものではなくて、
 今あるものを数えよう」

そう思いました。



世界は敵だと思っていた私に、もう一度届いた光


かつて虐待を受けていた私には、

「もう、やめろ」

と叫んでくれるヒーローは、

現れませんでした。


児童相談所や警察が介入してきて、
私を助け出してくれることもありませんでした。


本当は必要な助けが なかったことを思うと、
どうしても惨めになりました。


だから長い間、

「この世界は、みんな敵なんだ」

と思ってきたんだと思います



でも、そんな私が、
こう言ってみました。

「ほしいものリストを載せるので、 
 応援してくださる方はいませんか」



すると、
画面越しに、
そのSOSに応えてくださる人たちがいました。


ほしいものを、ひとつ。

またひとつ。



そして、
たくさんのものが、
私のところへ届きました。


それは、
ただの商品ではありませんでした。


その向こう側に、

「あなたのことを大切に想っています」

という気持ちを感じました。



それを何度も何度も、
目の前で見たことで、

今の私から、過去の自分に伝えたくなりました。

「…ねえ。

 この世は、
 捨てたもんじゃなかったよ。」


「あなたが思っていたより、
 この世界には優しい人が

 たくさんいたよ。」


「だから、何度死にたくなっても、
 一緒に生きてみよう。」


そう伝えました。


すると、

うずくまって泣いていた小さな私は
顔を上げて、うなずいたように感じました。


私は、心の中で、
ちいさな自分を思い切り抱きしめました。


保護費では買えない、一生ものの「希望」


怒涛とも言えるくらい、
幸せがいっぱい訪れた数日間でした。


贈ってくださった皆さま。


お名前を添えてくださった方も。

この場では匿名だけど、
名前を添えてくださった方も。

匿名で送ってくださった方も。


本当に、

本当に、

本当に、

有難うございます。


いただいたものを、ひとつひとつ、
大切に噛み締めながら、
使わせていただいております。



◇


そして、
私は生活保護を受給させていただいておりますので、

今回いただいたものについても、
来月上旬にケースワーカーさんへ報告いたします。


もしかしたら、
翌月の保護費が少し減る可能性もあります。


でも…

それ以上の何万倍もの価値を、

私は既にいただきました。


だから、もし、
保護費が減額されたとしても、
私は悔いてはいません。


むしろ、
誇らしく思います。


保護費では買えない希望を
いただいたからです。



希望というと
やっぱり恥ずかしいのですが。


noteを始める前、

私は
「このままでは一生、生活保護かもしれない」と
絶望していました。

▼その時の出来事の一つを書きました

それどころか

「このままでは、いつか
 無敵の人に成り果ててしまうかもしれない」

とさえ思っていました。

社会的なつながりや財産、仕事など、失うものが何もないために犯罪を起こすことへの心理的抵抗感が極めて低い人

無敵の人とは

でも、今回の奇跡を通して
その絶望は、確かになくなりつつあります。




皆さんからいただいたお気持ちを、
大切に、これからの活動に生かしていきたいと、

強く、強く、思いました。



兄の命日に初めて語る決意


そして、さっそく。

この温かな光に触れて、
改めて勇気が湧いてきました。


ずっと書けなかった、
3歳上の兄のことです。

兄は自死しました。

来月10月7日は、
その兄の七回目の命日
です。


毎年この時期は
しばらくスーパーに行けなくなるほど
動けなくなるほど苦しいことが多いのですが、


「兄のことを、
 もう一度、言葉にしてみよう」


と思えています。



全て書けるとは思いません。


兄の命日である10月7日、


noteでは初めて、
兄が亡くなったこと。

そして、
私のささやかな願いについて。

詳しく語ってみようと思いました。


おそらく、
これらもシリーズものになると思うのですが、


私の経験が

大切な人を亡くした人たちと
温かい繋がりを作るきっかけになるよう

想いをこめて書きたい思います。

◇

今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
いつもスキやコメント、本当に本当に、励みになっています!

最近、そっとマガジンに追加くださる方もちらほらいて、本当に感謝です。

気温や天気の差が強い最近ですが、
どうかますますご自愛くださいね。


ゆうでした。


ほしギフという名の、小さな私にも届いた7つの光。
北斗七星をイメージしました。

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