
【睡眠時無呼吸】スリープスプリントを装着したら、ヨダレで大覚醒した話
たなかは爆睡の王になりたかった。眠れる人たちが羨ましかった。
「朝までぐっすり!今日もスッキリ♡」という人を、ハリセンでしばき倒したかった。
だが、もう大丈夫だ。
たなかはアップデートした。
スリープスプリントをGETしたのだ。
妻を説得し、20,000円もかかった……。
さぁ、口に装着し、スタンバイ・OKだ。
「たなか、これより無呼吸の討伐へ向かう。」
ベッドに向かう足取りは、魔王を倒すべく夕日に向かって力強く歩み出す、勇者のそれであった。
スリープスプリントのためにアイーンした記事はコチラ↓↓
新たな問題が発生!
たなかの通う内科医いわく、スリープスプリントは睡眠時無呼吸症候群を100%改善するものではないらしい。
人それぞれ喉や舌のつくりは微妙に違うので、合う・合わないがあるのだ。
まぁ、当然の話だろう。
たなかの場合は、以前は週4回ほど無呼吸の日があったけど、スリープスプリントを付けてからは、週1~2回にガクンと減った。
使ってみて分かったが、たしかに100%の改善ではなかったし、効果の波も大きいと感じている。
だが、バイオハザードで脳天を撃たれるゾンビのように、全身から負のオーラを出していた頃に比べたら、100億倍はマシである。
そして、何度も試すうちに分かってきたが、現在のしゃくれ具合ではまだパワー不足な面もあった。まだまだ伸びしろがあるということだ。
「フフフ……まだまだ、魔改造(ただの調整)する余地がある」
選ばれた者しか使えない「CPAP」という最強の無呼吸対策グッズ。
たなかから見れば、まさに「ロトの剣」だ。
それに比べれば、スリープスプリントは凡人向けの無呼吸対策グッズである。「こんぼう」といったところだろう。
それを何回も調整してきた。
もうただの「こんぼう」ではない。
ロトの剣には届かないが、今は「こんぼう」→「鋼鉄の剣」くらいになっているはずだ! ※よく分からない人はドラクエすべし。
「今日もよろしくね♡」とスリープスプリントを口にはめ込み、すこやかな眠りに落ちた……。
そして一つ、問題が起きた。
夜中にふと目が覚めて、枕元を見る。
「なんだ、このヌメリは……??」
たなかは身構えた!
ガバっと身体を起こし、慌ててベッドサイドのランプに手を伸ばす!
明かりの灯った枕元を見て、たなかおじさん大ショック!
「Oh、ジーザス!顔も枕もヨダレまみれだ……」
なんてこった、40代のおやじが垂れ流す、おのれの唾液にまみれる気持ち悪さで目を覚ますとは。
2度寝どころか、大絶叫&大覚醒である。
手にしたはずの「鋼鉄の剣」は、自らにダメージを加える「諸刃の剣(もろはのつるぎ)」でもあったのだ。 ※よく分からない人はドラクエすべし。
「なるほど、こんな問題も起こるのか……」
何事も、やってみないと分からないものである。
40代になってなお、学びがあるのだ。
たなかは、とりあえず起きて寝室をぬけた。
洗面台の照明をつけ、鏡をみる。
眩しくて薄目+寝グセ+ヨダレ+アイーンという、強烈な4コンボの顔をみて、「ブス乙www」と笑った。
頬には一筋の涙が伝っていた。
解決策は今のところテープしかなかった
【大惨事・ヨダレ事件】
その理由は、なんてことない。
しゃくれた下顎のせいで、うまく口が閉じられず、横向き寝になった拍子に溜まった唾液がいっせいに流れ出たのだ。
たなかは困り果てた。
対処法としては「口閉じテープ」を貼る以外に、いまのところ見つからない。ひとまず、その夜はスリープスプリントを外して眠った。
まずはじめに、テープは小林製薬の「ナイトミン」を使用した。口コミが上々で、有名どころという安心感もあった。
しかし、パッケージが推奨する「唇の中央1箇所」を止めても無駄だった。中央1箇所だけでは、口の横がガラ空きだからだ。
かといって、唇の両サイドに2枚を貼る方法では、唇の中央部が開いてしまうし、実際にそこから口呼吸になっていた。
……そういや、【1本の矢はすぐに折れても、3本まとめれば簡単には折れない】どっかで聞いたセリフだ。ドリフターズだったかな。
そして、たどり着いた先は中央+左右の3個所をテープで貼る方法だった。
「おぉ、コレいいじゃん!」
こうして、【たなか三刀流】が爆誕した。
しかし、さらに問題が起こった。(ゲンナリ)
テープの出費を全力で抑えたい
ナイトミンは確かに肌にやさしい。
しかし3枚貼りをするには、値段がやさしくないのである。
ナイトミンは21枚入りで700円近くもする。毎日の消耗品としては、そこそこの値段だ。
おとなしく一晩1枚ずつ使えば3週間はもつのだが、【たなか三刀流】の消費スピードはその3倍である。
つまり一週間しかもたない。一月4週間として2800円もする。
無意識下で「これが文庫本だったらBOOK OFFで……」とまた考え出す。趣味あるあるだ。
そこに、妻の口から妙案が出た。
【妻】
「肌にやさしい医療用テープ使えばよくない?」
2年ぶりくらいに、妻が『神』に見えた。
妻の背後に海があらわれ、それが真っ二つに割れたのが見えた。
お世話になったナイトミンをさっさと海に沈め、家にあった「肌にやさしいばんそうこう」を薬箱からひっぱり出した。
これは非常に低刺激で、かつ簡単に手でカットできる神アイテムだ。
値段も200円程度と神がかっている。お近くのドラッグストアで購入可能という手軽さも神。まぶしすぎる。
たなかの肌は弱く、すぐにかぶれる。しかし、この商品は過去に使ったことがあり、肌にまったく問題ないことは実証済みだった。
テープの長さは7m。一回で使う長さは4cm×3個所なので、60日弱は使えることになる。なんと、30日で100円くらいだ。
【たなか三刀流の1ヶ月の消費】
ナイトミン:2800円
肌にやさしいばんそうこう(神):100円
その差は歴然だった。
グッバイ、ナイトミン。愛してる、ニチバン!!
おわり
こうして、たなかのスリープスプリントを使う日々がはじまった。
スリープスプリントを使ってみた感想は↓↓の記事を参照だ。
思えば睡眠時無呼吸症候群に対して、いろいろなことを試してきたものだ。
それらも全て紹介していく予定なので、ともに無呼吸で悩む同士はもちろんのこと、ポテチ片手に暇をむさぼる方々にもぜひ、ご一読いただきたい。
たなかのしゃくれた顎には、縦3つの神テープ。
さらにアイマスク+耳栓という、睡眠ガチ勢のフルアーマー装備だ。
ある意味で変態っぽい姿をした夫を見て、妻は毎晩「ブッサwww」と思っているに違いない。
だが、人は人。たなかはたなか。
そして今日も、たなかは変顔のまま、深い眠りにつけたらいいな~と願うのであった。