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【睡眠時無呼吸】スリープスプリントを作るために、全力で顎をしゃくらせた話

    たなかは「爆睡」をGETするために、病院に駆け込んだ。

    この腐りきった眠りをアップデートし、爆睡王となるのだ。
    さぁカモン!CPAP療法!!

    しかし、不運(?)にも出された判定は「軽度」の睡眠時無呼吸症候群。
    まずはじめに、スリープスプリントを作ることになった。

    「まぁ、何事も経験か。」

    凍てつく真冬の雪風の中、日々の激務と睡眠不足でヘトヘトな体を引きずりながら、たなかは歯科へと向かった。


    軽度と診断された残念な話はコチラ↓↓

    スリープスプリントとはなんぞや?

    睡眠時無呼吸症候群の対策として有名な「CPAP」と「スリープスプリント」の2つについて、超ざっくりと説明する。

    CPAPは【中等度〜重度】の人が選択できる最強アイテムで、鼻に装着したマスクから空気を送り込み、気道の閉塞を防ぐ装置だ。

    こんなの付けて寝れるか!と叫びたくなる、ダース・ベイダーのシュコ~!部分のような機器を鼻に装着する。詳しくはWeb検索でたのむ。

    次に、スリープスプリントは【軽度~中等度】の人が選択でき、下顎を前に出してしゃくらせるマウスピースのことだ。

    寝ている間に喉の奥に落ち込んでしまう舌(舌根沈下)を引き上げて、空気の通り道を確保する。

    CPAPは無呼吸症候群の対策として非常に優れるが、中等度〜重度の人しか扱えない神装備であり、高嶺の花子さんなのだ。

    かたや、スリープスプリントは金さえ叩きつければ作成でき、自分の歯に合わせて調整ができる手軽さがいい感じ。

    軽度~重度の人に合わせて、対処方法がそれぞれ違うということだ。


    スリープスプリントは専門の歯科で作る

    スリープスプリントの作成費用は、3割負担で10,000円~15,000円くらい。
    初診料その他を合わせると、20,000円前後といったところだ。

    決してリーズナブルとは言えないが、無呼吸改善のためだ。
    この出費は仕方あるまい。

    ここで一つ、難しい任務がある。

    妻の説得だ。

    たなか、出撃準備OKです!

    費用の話をした直後に、妻のジト目から勢いよく放たれたレーザー光線を、プロボクサーばりに必死にかいくぐり、接近戦に持ち込む。

    マーライオンの水のごとく妻の口から放たれる呪詛の嵐を、プッチンプリンとジャイアントコーンの2コンボで黙らせて圧勝した。

    結局、たなかの場合も初診料やレントゲン、しゃくれ調整なども合わせて、やはりトータル20,000円くらいだった。

    ちなみに、スリープスプリントはどこの歯科でも作れるというわけではないので要注意だ。

    たなかの通う歯科で聞いたところ「ウチではやってないよ!」と、蕎麦屋なのにラーメンを注文された店主のごとく言われた。
    いや、おたくの専門やろがい。

    病院によって対応は違うと思うが、たなかの場合は内科医が紹介状を出してくれたので、その歯科で作ってみることにした。

    CPAPが「ロトの剣」ならば、スリープスプリントは「こんぼう」レベルかもしれない。

    だが安心しろ、こんぼう。

    お前を究極まで磨き上げ、ロトの剣をへし折るほどの魔改造(ただの調整)を施してやるぞフハハハ……!


    紹介状を握りしめて歯科へGO!

    歯科の受付で紹介状を渡し、簡単な問診のあとレントゲンを撮り、上と下の歯型をとって、この日は終了。

    後日の通院から、出来上がったスリープスプリントの魔改造(ただの調整)が始まった。

    調整といっても、上下バラバラのマウスピースを口にハメ込み、下顎をこれでもかというくらいにしゃくらせる程度のことだ。

    しゃくった顎をそのままキープしている間に、上下のマウスピースを固定するという流れとなる。

    この、下顎のずらし具合を前後調整して、より舌根沈下を防ぐと思われる位置で固めるのだ。

    この「しゃくれキープ」がなかなかに辛い。
    下顎をずらした状態でキープし続けると、どんどん顔がダルくなるのだ。

    しかし、もう一つ、辛いことがある。

    下顎のダルさ以上に、かわいい歯科衛生士の前で「全力のアイーン」をする40代のおやじという、痛シュールかつ変態的なこの状況が辛いのだ。

    早く終わってくれ!と願うときほど、時間は長く感じるものである。
    こんなにアイーンしたの、いつぶりかな……。

    「できました~」という声で我に返り、アイーンですっかり凝り固まった顎をさすりながら、お礼を言ってスリープスプリントを持ち帰った。

    デスクワークに戻っても、たなかの顎はしゃくれている感じがした。

    お待ちかねの完成品

    まず最初に仮固定をして、一週間はそれを付けて眠る。問題があれば、再びアイーン調整をして、さらに一週間付けて眠る。

    それを何度か繰り返し、問題が無くなったら、しっかり固定して完成。

    実際の画像がこれだ。

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    ようやくGETした「こんぼう(魔改造エディション)」

    寝る前に口にはめ、朝起きたらはずし、歯ブラシでスリープスプリントを軽く磨いて、洗浄剤を入れて漬け置きする。

    たなかの歯科では、入れ歯ケースを一緒に売ってくれた。
    その中にお湯+錠剤を入れて洗浄するのだ。

    洗浄剤はリテーナー・マウスピース洗浄剤で検索すると商品がたくさんヒットするが、お近くのドラッグストアで手に入るもので十分。

    ちなみに、たなかが使っているのはコレだ。


    おわり

    できあがったスリープスプリントを、しげしげと眺めて思う。

    「20,000円あったら、BOOK OFFで文庫本いっぱい買えたな。」
    趣味あるあるだ。

    妻もきっと「ちょっといい化粧品が買えたのに」と思っているだろう。
    ベリーすまぬ許せ。

    夫が睡眠不足で不機嫌なのも嫌だろう?な?
    妻に視線を合わせようとした。

    しかし、妻から「ジト目ビーム」が出ているのを察して、たなかは思わず顔をそらした。


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    疲れやすく、考えすぎる40代の男、たなか。『どうすればもっと穏やかに生きられるのか』をテーマに、睡眠改善・運動・自律神経・集中力・デジタルデトックス・読書などを綴ります。 © 2026 その辺のたなかさん

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