
献花台 ⑤/全6話 【創作台本・世にもになるまで書いてみた・94作目】
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〇 住宅街
何も知らない主人公 この日も献花台で物色中。この日は一人で来ている。
主 何だよあいつ・・・ 俺をパシリにしやがって・・・
友人への文句をぶつぶつとぼやきながら、飲料水をカバンに入れていく。
主人公の背後に誰かが近づいていく。主人公は気づいていない。
主人公 カバンに飲料水を詰め終わり、献花台から離れようとする。
主 よし! 今日はこのくらいに・・・ ひぎゃあぁぁぁ!!
主人公 振り向くやいなや、腰を抜かす。
主人公の背後に立っていたのは、般若のお面を着けた男。手には包丁を持っている。
主 う、うわぁぁぁぁ!! ごめんなさい!ごめんなさい!!
主人公 完全にパニック状態。カバンを置き去りにして、全速力で逃げる。
男 主人公を追いかけることなく、その場に立ったままで逃げる姿を見続ける。姿が見えなくなったのを確認すると、般若のお面を外す。素顔はただの中年男性。(イメージはシソンヌのじろうさん)
〇 友人の家・リビング
友人 テレビゲームをしながら主人公がやってくるのを待つ。
インターホンの音。連打しているのか、かなりうるさい。おまけにドアを叩く音もする。
友 (舌打ちしてヘッドホンを外す)なんだよ。うっせぇなぁ・・・
〇 友人の家・玄関
部屋の前にいるのは主人公。かなり切羽詰まっている。
主 (ドア越しに)おい! 開けろ! 早く!!
友人 あくびをしながらドアを開ける。
友 (怒り口調で)お前、時間考えろよ・・・
主人公 友人を突き飛ばす勢いで部屋に入る。靴も脱ぎ忘れている。
友 おい! 靴脱げや!
主 それどころじゃないんだって!
友 はぁ? てか、頼んでた飲み物ある?
主 (友人の肩を掴んで)なぁ。もう「献花台」行くのやめよう!
友 な、なんだよ急に・・・! 離せって・・・!
主 俺、見たんだよ・・・! あれは祟りだ・・・!
友 (笑って)お前、まだそんなん言ってるのかw
どうせ警察に見つかったとかだろ?
主 ホントに見たんだって!! 信じてくれよ・・・
信じてもらえず途方に暮れる主人公のアップ。