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愛倫(ふりん)私の中の主人(mimi作)妻の立場

    では、この企画の最後妻の立場から見えた景色(mimi編)です。


    一度、結婚に失敗した。

    離婚した理由を、 今さら誰かに話したいとは思わない。

    ただ、 もう一度結婚したいかと聞かれたら。

    たぶん私は、 「別にしなくてもいい」 と答えていたと思う。


    離婚した時、 家は私のものになった。
    仕事もある。 看護師として働いているから、 生活にも困らない。


    一人で生きていくことはできる。 むしろ、 誰かに振り回されるくらいなら、 一人の方が気楽。 そんなふうに思っていた。


    老後の不安が、 まったくなかったわけではない。


    病気をした時。 動けなくなった時。 もし私が先に倒れたら。

    もし、 最期の時に誰もいなかったら。
    そんなことを考える夜はあった。


    でも、 だからといって、 誰でもいいわけではなかった。 


    彼とは、 研修で何度も顔を合わせた。
    「また一緒ですね」 最初は、 そんな軽い会話だったと思う。


    話してみると面白かった。 よく喋る。 人を笑わせる。


    距離を縮めるのが上手い。 そして、 優しい。


    私も離婚経験者。 彼も離婚経験者。


    お互い、 若い頃のように、 結婚に夢だけを持っている年齢でもない。

    だからこそ、 話しやすかったのかもしれない。


    そのうち彼が、 家に来るようになった。

    一緒に食事をして、 テレビを見て、 笑って。

    一人で暮らしていた家に、 男性の声がするようになった。


    それは、 思っていたよりも楽しかった。

    彼も、 離婚して一人暮らしをしていた。


    寂しかったのだと思う。 特に夜は。 私もきっと、 誰かがそばにいることに、 少しずつ慣れていった。


    でも、 何か月か経った頃。 私は考えた。

    このまま、 ずるずる続けるの? 彼は来たい時に来る。


    私は迎える。 食事をして、 一緒に過ごす。


    でも、 この先は? 私はもう、 若い頃のように、 「好きだから、それでいい」 とは思えなかった。


    一度離婚しているからこそ、 曖昧な関係が嫌だった。


    それに、 この先の人生も考えた。


    ずっと一人でいいと思っていたけれど、 もし、 一緒に笑える人がいるなら。


    もし、 そばにいてくれる人がいるなら。 それも悪くない。
    そう思った。


    だから私は言った。

    「結婚するつもりがないなら、もう来ないでほしい」 


    彼は、 結婚を選んだ。
    私は嬉しかった。


    この人は、 私と一緒に生きていくことを選んだ。 そう思った。

    二度目の結婚。 今度こそ、 穏やかに暮らせるかもしれない。 


    結婚してからの夫は、 優しかった。

    記念日には、 サプライズをしてくれる。

    花も買ってくる。 ケーキも買ってくる。

    何かあると、 プレゼントをしてくれる。


    こんな人、 今までいなかった。


    こんなに私のことを考えてくれる人、 他にいなかった。

    たぶん私は、 そう思った。

    愛されている。

    私は、 そう信じていた。 

    でも、 一緒に暮らすというのは、 記念日だけではない。

    旅行だけでもない。

    花をもらう日だけでもない。

    朝起きる。 仕事へ行く。 帰ってくる。 ご飯を食べる。 洗濯をする。 掃除をする。 疲れていれば、 機嫌が悪い日もある。


    何も話したくない日もある。

    夫婦になるというのは、 そういう「何もない日」を、 何年も一緒に過ごすことだと思っていた。

     
    結婚して二年。 三年。 いつ頃からだっただろう。


    夫が、 スマホを見る時間が増えた。

    何かを打っている。

    私が話しかけても、 返事が少し遅い。


    スマホを見ながら、 笑っていることもあったかもしれない。

    私は、 何となく気づいていた。 

    この人、 何か違う。

    でも、何も聞かなかった。


    この穏やかな生活を壊すことをしたくなかった。

    ある日、 仕事から帰ると、 洗濯物が取り込んであった。


    夫は家にいた。
    私は仕事から帰ったところ。


    だから、 何気なく言った。

    「どうせなら、畳んでくれたらいいのに」 責めたつもりなんてない。


    むしろ、 ごく普通の言葉だったと思う。


    家にいるなら、 ついでに畳んでくれたら助かる。


    夫婦なら、 そんなことくらい言う。


    でも、 夫にとっては違ったらしい。

    夫は、 「せっかく取り込んでやったのに」という表情をした。

    「ありがとうもない」 そんな顔だった。


    私の何気ない一言が、夫の気持ちを逆なでしていたように見えた。


    少しずつ、夫の優しさの形が見えてきた。


    優しい。 確かに優しい。 花を買ってくる。 ケーキを買ってくる。


    旅行にも連れて行ってくれる。


    でも、 私が本当に欲しかったのは、 そういうことだけだったのだろうか。


    私が疲れている時、 黙って何かしてくれる。


    私が不安な時、 一緒に考えてくれる。


    面倒な話から逃げない。 嫌なことが起きた時に、 ちゃんと向き合う。


    私は、 そういうものを求めていたのかもしれない。


    もしかすると、 私は夫の中で、

    「喜ぶと満足する女」 になっていたのかもしれない。


    花を買えば喜ぶ。 ケーキを買えば喜ぶ。 旅行に連れて行けば喜ぶ。

    サプライズをすれば、 「愛されている」 と思う。


    確かに、 私は喜んだ。 でも、 それだけで夫婦は続かない。


    愛は、 イベントではない。 日常だ。 

    私は看護師として働いていた。 責任のある仕事だった。


    彼も、 介護の世界で仕事を続け、 ケアマネとして働いていた。


    お互い、 それなりに社会の中で生きてきた。


    一度離婚して、 また結婚した。

    周りには、 「今度はうまくいっている」 と幸せそうに話していた。

    だから、 簡単には離婚できない。


    また失敗したと思われたくない。


    二度目もダメだったと思われたくない。


    意地。 プライド。 見栄。 そして、 まだ残っている情。 いろんなものが、 絡まっていく。 


    でも、 一緒に暮らすことも、 だんだん苦しくなった。


    この家は、 もともと私の家。 私が離婚した時に残った家。


    彼が来て、 一緒に暮らすようになった家。


    なのに、 今は夫婦らしい会話もない。 同じ家にいるのに、 夫婦ではない。


    だったら、 せめて家賃を入れて。 私は、 そう言った。


    「ここ、私の家でしょ」


    それは、 お金が欲しかっただけではない。


    あなたは今、 何の立場でここにいるの? 夫なの? 同居人なの? その問いだった。


    夫は、 その頃、 家の外へ行くようになった。


    何をしていたのか、 私は知らない。 もうどうでもいい。

    性欲が満たされない。 寂しい。 

    だから外へ行く。

    それで、 妻はどうなるの? 夫婦って、 そういうものだった? 


    たぶん私は、 だんだん気づいていった。

    この人は、 優しい人なのではなく、 「優しくしている自分」が好き。


    相手が喜べば、 自分も満たされる。 「ありがとう」 「嬉しい」 「こんなことしてくれる人いない」 そう言われることで、 愛されている自分を確認する。

    でも、 相手から不満を言われた時。

    責められた時。

    面倒な現実が出てきた時。

    その優しさが、 急に消えてしまう。

     
    私は、 花が欲しかったのではない。

    ケーキが欲しかったのでもない。

    温泉旅館に泊まりたかっただけでもない。

    もちろん、 全部嬉しかった。

    でも、 私が本当に欲しかったのは、

    私が病気の時。

    弱っている時。

    面倒な時。

    機嫌が悪い時。

    可愛くない時。

    そんな私でも、 隣にいてくれる人だった。 


    本当に大切なのは、 嬉しい時に隣にいる人ではない。

    自分にとって都合の悪い時にも、 逃げずに隣にいる人なのだと。

    私は、 花束よりも、 そっちが欲しかった。

    自分なりに、AIと私の作品を比べてみました。
    一番違うのはストーリーです。
    私は、人間って、わかっていても、綺麗ごとじゃない。
    本音の部分が垣間見る。
    うまくいくことといかない事がある。
    それは、仕方ない。それを表現したい。
    でも、AIって、綺麗にまとめたいみたいです。
    終わり方を綺麗に、美しい心の人間で終わらせたい。
    そこが違うと感じています☝️

    私自身が創作した小説は下の二つです。ここに投稿している記事と合わせて三話で一つの作品です。男性からみた景色。女性からみた景色。妻からみた景色です。
    楽しんでいただけたら、私も嬉しいです。AIの記事も入れているので読み比べてください。


    こんなのが出来ました😊☝️☝️☝️

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    元気になったから、こもさんと食べに行きました💖
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    空を見上げて星を眺める。 砂浜でイカ釣り漁船の灯りを追う。自然体で、ありのままで生きていたい。 「愛する」ことの意味を、遠回りしてやっと知った。 深い闇の中に、明かりを見つける話を書いています

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