
愛倫(ふりん)私の想い・・伝えます。(mimi作)
私は、あなたとやり直したかったわけじゃない。
最初から、 あなたに連絡しようと思っていたわけではない。
本当に偶然だった。
久しぶりに同級生と会って、 昔話をしていた時だった。
「そういえば、あいつの結婚式に出たよ」 そう言われた。
「え? いつ結婚したの?」 聞いて驚いた。
私が結婚したのと、 ほとんど同じ頃だった。
そうなんだ。 あの人も結婚したんだ。 ただ、それだけだった。
昔付き合っていた人。 高校生の頃から、 4年くらい付き合っていた人。
でも、 もうずっと昔の人だった。
それから話を聞いているうちに、 「でも、離婚したんだよね」 と言われた。
「え? 離婚したの?」 さらに、 「確か、二年くらい前に再婚してるはずだよ」 と聞いた。
その時、 ふと思った。
あ。 ちょっと話を聞いてほしい。
それだけだった。
当時の私は、 離婚を考えていた。
でも、 誰にも話していなかった。
何をどうしたらいいのかも、 よくわからなかった。
離婚届を出せば終わり、 という話ではない。
これからどう動けばいいのか。
何を準備すればいいのか。
誰に相談すればいいのか。
何もわからなかった。
だから同級生に言った。 「ちょっと話したいことがあるから、連絡取ってもらえないかな」
でも相手には奥さんがいる。
突然、 昔の彼女から連絡が来れば、 変な誤解をされるかもしれない。
だから同級生が、 「じゃあ、僕から連絡してみるよ」 と言ってくれた。
そして、 「連絡取れたよ。電話してみて」 それが始まりだった。
恋なんて、 一ミリも考えていなかった。
本当に。
電話をすると、 「どうしたの?」 昔と変わらない声だった。
私は話した。 「実は、離婚を考えてるんだけど……誰にも言ってなくて」 「相談する人もいないし、手続きもよくわからなくて」 そんな話をした。
私にとって彼は、 昔の恋人というより、 昔から私を知っている人だった。 男友達。 たぶん、 そんな感覚だった。
高校生の頃から長く付き合っていたから、 私のことも、 昔のことも知っている。
だから、 話しやすかった。
それだけだった。
彼は高速道路を使って、 何時間もかけて会いに来てくれた。
ありがたかった。
私は自分のことを話した。
彼も、 これまでのことを話してくれた。
最初の結婚の話。
仕事変わって介護の仕事を始めた頃、 玄関でぎっくり腰になったこと。
動けないほど痛かったのに、 当時の奥さんは、 それを見ても何もしてくれなかったという。
結局、 自分で救急車を呼んだ。
「あの時、この人とはもう一緒にいられないと思った」 そう言った。
それが、 離婚を決めた大きな理由だったらしい。
私は黙って聞いていた。
そして、 今の奥さんとの話になった。
研修に行くたびに顔を合わせていた人。
「また一緒ですね」 そんなところから、 話をするようになったらしい。
お互いバツイチ。 それで、 少しずつ仲良くなった。
そのうち、 彼女の家へ遊びに行くようになった。
でもある時、 彼女から言われた。 「このままずるずる来られるのは嫌」 「結婚するつもりがないなら、もう来ないでほしい」
それで彼は、 「じゃあ、結婚しよう」 と思ったらしい。 そう聞いた。
結婚生活は幸せだと言った。
結婚記念日には、 一棟貸しの温泉旅館を予約して、 サプライズで連れて行った。
花を贈る。 ケーキを買う。 何かあるたびに、 プレゼントをする。
奥さんは喜んでくれる。 「うまくいってるよ」 そう話した。
私は、 「よかったね」 と言った。
もちろん、 本当にそう思う気持ちもあった。
幸せなら、 それでいい。 でも、 心の中では、 別のことも思っていた。
あ~。 またやってる、 と。
この人は、 昔から優しかった。
女性が喜びそうなことを、 よく知っている。
花。 プレゼント。 旅行。 優しい言葉。
そういうことをすれば、 女性が喜ぶということも知っている。
たぶん本人は、 それを「愛すること」だと思っている。
でも、 私は知っていた。
この人は、 いざという時に逃げる。
昔、 私が別れたいと言った時、 彼は何度も聞いた。
「なんで?」 「何が嫌なの?」 私は、 「優しすぎるところが嫌」 と言ったらしい。
本人は、 その言葉をずっと覚えていた。
ほかの女性と付き合っても、 「優しいよね」 と言われるたびに、 私の言葉を思い出して傷ついていたらしい。
再会して、 初めてそれを聞いた。
でも私は、 心の中で思った。
違う。 そこじゃない。 私が別れた本当の理由は、 優しすぎたからではない。 何かあった時、 一番大事なところで、 いつも自分を守る人だったから。
普段は優しい。 頼もしいことも言う。
「俺についてこい」 みたいな顔もする。
でも、 本当に困った時。 何か問題が起きた時。 私が一番そばにいてほしい時。 この人は、 自分を守る。 逃げる。 私はそれが嫌だった。
この人と一緒にいたら、 いざという時、 私は一人になる。
そう思った。 だから別れた。
でもその時の私は、 それを正面から言えなかったのだと思う。
傷つけたくなかった。 だから、 「優しすぎるから」 とだけ言った。
その言葉を、 彼は何十年も本当の理由だと思っていた。
再会してから、 彼の気持ちが少しずつ私の方へ向いてくるのがわかった。
でも私は、 戻るつもりなんてなかった。
昔の続きを始めるつもりもない。 男女の関係なんて、 考えていなかった。
私は、 友達になれると思っていた。
昔、 長い時間を一緒に過ごした人。 何でも話せる人。 たぶん私にとっては、 唯一、 気兼ねなく話せる男友達。
そのくらいの距離でいられると思っていた。
でも、 彼にとっては違った。 そこが、 一番大きなズレだったのだと思う。
彼は、 だんだん奥さんのことを話すようになった。
最初は幸せな話だった。
でも、 少しずつ愚痴が増えた。
私は何度も思った。 奥さんを見てあげて。 ちゃんと、 奥さんと向き合って。
あなたは結婚したんだから。 私ではなく、 今あなたの隣にいる人を見なさい。 そう思っていた。
だから何度も、 「奥さんを大切にして」 と言った。
「せっかく再婚したんだから、仲良くしたら?」 とも言った。
でも、 彼にはそれが伝わらなかった。
そして、 私は忘れられない言葉を聞いた。
奥さんは病気を抱えている。 あと何年生きられるかわからない。
だから、 その時が来たら一緒になってほしい。
待っていてほしい。 その言葉を聞いた瞬間、 背筋が冷たくなった。
怖かった。 この人は、 何を言っているのだろう。
奥さんは今、 生きている。
あなたと一緒に暮らしている。
あなたを夫だと思っている。 その人の人生が終わった先に、 自分の次の幸せを置いている。
しかも、 それを私に待っていてほしいと言う。
私は、 言葉が出なかった。
そしてその時、 昔と同じものを見た気がした。
あ~、 やっぱり。 この人は変わっていない。
自分が寂しい。 自分がつらい。 自分が愛されたい。
自分が幸せになりたい。 そこが、 いつも一番先にある。
奥さんがどう思うのか。 私がどう思うのか。
そこより先に、 自分の気持ちがある。
だから、 失敗するんだよ。 心の中で、 そう思った。
私は、 彼を嫌いだったわけではない。
だから連絡を取った。 だから話もした。 だから会った。
でもそれは、 恋ではなかった。
昔付き合っていた人だからこそ、 今なら友達になれると思っていた。
若かった頃とは違う。 お互い人生を経験して、 いろんなことを乗り越えて、 今なら普通に話せると思っていた。
でも、 無理だった。
男女は、 一度恋人になったら、 必ず友達に戻れないとは思わない。
でも、 少なくとも私たちは無理だった。
私は、 「昔を知っている友達」 として彼を見ていた。
彼は、 「今でも好きな昔の恋人」 として私を見ていた。
最初から、 立っている場所が違っていた。
だから最後は、 申し訳なかったな、 と思った。
私が連絡しなければ、 こんなことにはならなかったのかもしれない。
相談なんて、 別の人にすればよかったのかもしれない。
でも、 あの時の私は、 彼なら話せると思った。
それだけだった。
まさか、 昔の恋がそこに残っているなんて、 思ってもいなかった。
そして今でも思う。 花を贈ることも。 ケーキを買うことも。 旅館を予約することも。 もちろん、 優しさだと思う。 愛情でもあると思う。
でも、 本当に大切なのは、 そういう時ではない。
何もない日。
面倒な日。
相手が弱っている時。
自分に都合が悪い時。 逃げたくなる時。 その時に、 隣にいられるかどうか。
私は、 そこを見ていた。
昔から。 そして彼は、 最後まで、 私がなぜ別れたのかを知らなかった。
「優しすぎたから」 ずっと、 そう思っていた。
違うよ。 あなたが優しかったから、 別れたんじゃない。
一番大事な時に、 私ではなく、 自分を守る人だったから。
私は、 あなたと別れたんだよ。
今回は、音声録音して文字を起こし記事にしました。
これが、私の思う彼女です。AIの記事と比べてみてください。
chatGPTの記事です。
