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1話「俺専用」ノリで参加した仲間内プライベートサウナ

    ひかる→ひ
    さやか→さ

    グループLINE
    友【今日、女子の友達さそっていい?】
    ひ【何人くらい?】
    友【『ひかる』いるから人選ちゃんとしろよ】
    友【写真とかも気をつけとけよ】
    ひ【…すんません】

    ひ【それなら俺もひとり連れてこかな】
    友【え?ひかるが女子連れてくんの?】
    友【それちゃんとした子なん?】
    ひ【大丈夫】

    友【ますます今日、外で話すなよ】
    友【了解】

    ーーーーーーーーーーーーーーーー
    ひ「これからサウナ行きません?」
    さ「いいですね、ちょうど行きたいなって思ってた」
    そんなノリから誘われた私さやか
    サウナなんて男女別だから一緒行ってもかわらんよ、と思ってた私
    仲間内なんて聞いてないし、高級プライベートサウナ!
    完全予約の整体サロンを経営してる私の店に月一でメンテナンスしにくるお客さん、アーティストのひかるくん
    だんだん仲良くなって、砕けたタメ語くらいにはなってきた
    いや、軽く
    「サウナ好きなんですよ」と話してたものの、まさか実現するとは
    でもそりゃそうか、芸能人だもんな、普通のところは行かないか

    みんな話しやすい同世代の男女

    もうこれはたんたんとサウナを楽しむしかないな、、、

    と思ってたけど、ずっと一緒にいてくれてる

    逆に気を使わせちゃったな。。。

    ひ「飲み物取ってくるね、ちょっとまってて」
    さ「はーい」

    と、、そのすきに男の友達が近づいてくる

    男「ねえねえねえ!ひかるとどういう関係なの?まさか彼女?」

    あ、もうお酒飲んで楽しくなってる系の人、、、

    さ「ひかるくんが整体のお客さんなんです」
    男「えー!そんな小柄な感じであの大きい人押せるの?」
    さ「わりと力あるんですよ〜ほら、二の腕とか!」
    二の腕差し出す
    男「触っていいの?え!全然ふわふわじゃん!かわいい〜」

    ひ「…ちょっと」
    後ろから低い声

    あれ?なんかめっちゃ機嫌悪そう

    ひ「そういうのやめて」

    さっきまでにこにこしてた男の子も顔色変えて
    男「あ、サウナ行ってこよ〜」
    …逃げた

    ・・・・・・・・・
    沈黙が続く

    さ「え?めっちゃ怒ってる?なんかあった?」
    ひ「怒ってない」
    さ「いやいやいや顔怖いよ〜」
    空気に耐えられなくなって手を掴む

    ひ「そういうの、、やめて」

    え?触られるのそんな嫌なのか?
    さ「あ、ごめん、いやだった?気をつける」

    ・・・・・・・・・
    沈黙

    さ「私もも一回サウナ行ってこよ〜」
    これは一度逃げとこう

    立とうとした瞬間、手を掴まれる

    ひ「あいつのことが気に入ったの?」
    さ「…ん?」

    どいつ?だれ?急に?なんの話?
    予想外の問いに一瞬フリーズ

    ひ「触らせてたじゃん」

    あぁ!あれ?

    さ「いやいやいや、あれは二の腕だし、特に意味はないというか、こんなに二の腕出してることもないからちょっと軽くノリというか!」
    無駄に口数が増える
    まさかそんなことに怒っていたとは

    ・・・・・・・・・

    さ「…えっと、私がひかるくんの腕掴んだのも怒ってたんだよね?」
    触ることがダメなのかな?
    でも、今あなた私の腕掴んでますけど、、、?

    ひ「それは怒ってないし、そもそも怒ってない」
    ひ「…あいつのこと気に入ったから、触らせてたのかなって考えてて」
    さ「…」

    ぎゅ

    掴まれた手を掴み返してみる


    ひ「そういうの、誰にでもするってこと?」
    今度はちょっと泣きそうになってる?

    えええええ、!
    ちょっと待って落ち着いて、思考が追いついてない

    しぼりだした答え

    さ「……じゃーもう他の人にはしない」

    時計の音がやけに響く

    ひ「…あーごめん!なんか今日浮かれてた!みんなの中にいるさやかさんを独占できてた気になってたわ」
    ひ「ごめん、忘れて」
    ぱっと手を離し、反対向く


    さ「……二の腕さわってみる?」

    次の答え、自分でも何言ってるかわからないけど、たぶんそこじゃないんだろうけど、それしか言えない

    ひ「…俺専用にしてよ」

    さ「…うん」
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    つづく
    2話水風呂で冷えた脳

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